雑誌『VOGUE JAPAN』2017年11月号 (9月28日発売 掲載ページP237)
特集「本気で美髪!頭皮とヘアのアンチエイジング。」に、当院の育毛治療「Dr.CYJヘア
フィラー」が紹介されました。
「Dr.CYJヘアフィラー」は、世界初の毛髪再生ペプチド化合物を含んだ、最新の育毛治療
。7種類の機能性ペプチドを頭皮に注入することで、発毛を促進するだけでなく、脱毛の
抑制に関する遺伝子の発現を促すことが新しい点です。
2週間に1度のペースで4回繰り返し、眠っている毛根にアプローチ。実感としては、新毛
が生えることで、まず毛の立ち上がりに変化があらわれます。
生え際が気になる30~40代の方は、特に早めの反応が期待できます。
自動注入器を用い、34Gという極細の3本針を使用して少量ずつ注射することで、短時間で
正確に漏れなく注入できる上に、麻酔クリームを塗布するので、痛みは軽め。
髪は夏に傷み、秋に老けるといわれ、まさにいまこの時季が分かれ目。大人の髪や頭皮に
何が起こっているかを知り、正しいケアで髪の老化を食い止めましょう。
育毛治療に関しては、当院HPで詳しくご紹介しています。
是非ご一読ください。
雑誌日経ヘルス特別編集版『健康情報』2017年秋号(掲載ページP12~13)
特集:「白髪と薄毛対策に、頭皮オイルマッサージ+自宅で染めるヘアカラーの選び方・使い方」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
※「健康情報」は、明治安田ライフプランセンター(株)が発行し、健康保険組合員および共済組合員に配布される小冊子です。
白髪と薄毛は、見た目年齢をぐんと上げる原因です。両方の予防に有効なのは、髪を育てる毛根を元気にすることです。そして気になりはじめたら"早めのケア"ことが大切です。プロ直伝のオイルマッサージと、自宅での白髪ケア方法をご紹介します。
◎白髪も薄毛も、毛根の働きの低下が原因でした!
白髪:遺伝や加齢、栄養障害のほか、甲状腺疾患などでも起こるが病気が完治すれば戻ることもあります。
薄毛:30代から増え、女性の場合、閉経後の加齢変化で加速し、ストレスや出産などで急激に脱毛する「急性休止期脱毛」などもあります。
【白髪・薄毛の3大要因】
①栄養不足
食事でとった栄養は全身の臓器にまず分配され、髪に届くのは最後です。髪のためにも十分な栄養補給が重要です。
⇒対策:食事の改善!
特に、細胞分裂やコラーゲン合成に関わる鉄・亜鉛・ビタミンC・ホルモンや酵素・髪の原料になるたんぱく質を意識して摂取しましょう。また、色素細胞を活性化する、カルシウム・メラニンの原料であるチロシンというアミノ酸、メラニン合成に不可欠な酵素のチロシナーゼの働きを促す銅、たんぱく質の代謝に必要なビタミンB・Eも大切です!
②頭皮の凝り、血行不良
凝りやストレスなどで、頭皮の血行不良になると、毛母細胞に酸素や栄養が十分に届かず、増殖・成長の妨げになります。
⇒対策:マッサージで血流をアップさせます!
③頭皮の過剰な皮脂
過剰な皮脂は酸化して、頭皮の炎症やニオイのもとになりますが、不足すると乾燥の原因になります。加齢やストレスでも皮脂は増えます。
⇒オイルで頭皮ケア!
【髪のボリュームが減る、白髪が気になる......髪のエイジングをストップ!】
中高年になると、薄毛が気になる人が多くなります。男性で多いのはAGA(男性型脱毛症)で、髪は毛周期と呼ばれるサイクルで成長し数年で生え変わりますが、男性ホルモンの影響で成長期が短くなり、薄毛が進行します。実は女性にも、男性ホルモンの作用で薄毛になる『FAGA(女性男性型脱毛症)』があり、主に遺伝が関わっています。
もう一つ女性の薄毛で多いのは、生えている本数が減る「慢性休止期脱毛」です。毛周期の中の休止期が長くなり、新しい毛が育たず薄毛になってしまいます。
白髪の原因は色素をつくるメラノサイト(色素細胞)の機能の低下と、メラノサイトを供給する色素幹細胞の枯渇にあります。基本的に治療は難しいのですが、メラノサイトが休止して白髪になっている場合は、色素幹細胞が残っていれば黒髪に戻る可能性があります。
薄毛、白髪は加齢や遺伝も大きく関るがまずは栄養状態を整えることが大切で、同時に頭皮環境を整えて毛根の働きを高めることも大切です。栄養補給と頭皮のケアは、早く始めるほど老化予防に効果的です
【薄毛は、毛周期の「休止期」が長くなったり、「成長期」が短くなって起きる】
髪は、「成長期」・毛根が短くなる「退行期」・毛母細胞が消えて新毛が生まれる「休止期」・新毛が成長し古い毛が抜ける「新生期」の毛周期サイクルを繰り返して育ちます。毛球部には毛乳頭を囲むように毛母細胞とメラノサイトが並び、「成長期」には毛包幹細胞から供給された毛母細胞が、毛乳頭から栄養を受け取りながら分裂・増殖を繰り返して毛を伸ばします。「慢性休止期脱毛」は休止期が長くなり、本数が減ります。AGAおよびFAGAは男性ホルモンの影響で毛母細胞の分裂・増殖が低下し、成長期が短くなり細毛になるのです。
【白髪は、毛根にある色素幹細胞の枯渇やメラノサイトの機能低下が原因】
色素の元となる色素幹細胞は表皮のバジル領域という部分に蓄えられており、ここで生まれたメラノサイトが毛母細胞周辺まで下りてきて分化します。色素幹細胞が枯渇したり、毛球部のメラノサイトが休止したり、チロシナーゼの働きが不十分な場合に白髪になるが、色素幹細胞が残っていれば黒髪に戻ることもあります。
当院人気の育毛・発毛治療の詳細はこちらをご覧ください。7種の機能性ペプチドを含むヘアフィラー注入、毛の成長を促す成長因子などを注入する育毛水光プラスなど、確実な発毛を促します。
是非ご一読下さい.
雑誌『VoCE/ヴォーチェ』2017年11月号(9月23日発売 掲載ページP252)
特集「プロが太鼓判を押す、鉄板メニューから最新治療まで!2017ベスト美容サロン×クリニック」に当院のフォトフェイシャルM22がノミネートされ紹介選ばれました。
恒例の『VOCEベスト美容サロン×クリニック』2017年度は当院の照射治療ではトップ3の人気を誇る『フォトフェイシャルM22』が選ばれました!
フェイシャルM22は、ルミナス社の最新IPL(光)照射機器。
8種類のフィルターの中から、患者さまの肌質にあった最適なものを2種選択し、シミ(肝斑)、くすみ、ちりめんジワ、赤ら顔、ニキビやニキビに伴う赤みや色素沈着といった様々な肌トラブルを一気に改善します。特に当院では、フィルターの選択、エネルギーの強さ、パルス幅(照射時間)、パルスディレイ(休止時間)など細かい照射設定を医師が行い照射するので、その豊富な知識と技術のコンビネーションが人気です。
定番メニューだからこそ、確かな技術が重要!ぜひ目利きの美容賢者が選んだ技術を体験してください。
雑誌『美的』2017年11月号(9月23日発売 掲載ページP92~93)
大特集:女の価値は唇で決まる!「唇美人になるために必要なこと、全部!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
みずみずしく、ふっくらとしたカーブを描く麗しい唇は、女性だけに与えられた特権です。この秋は、その唇をさらに魅力的にしてくれるたくさんのリップが登場します。今選ぶべきリップ、もともとの唇を輝かせるケア、美容賢者が出会った運命のリップなど、とことん唇とリップケアにこだわった特集です。
もともとの色、形、薄さや厚さ、この季節ならではのシワや荒れ、エイジングによる口角の下がり、しぼみ等...素の唇の悩みやトラブルも解決し、もっとリップメイクが映える唇に鍛えましょう!
【唇のこと、ちゃんと知っていますか?】
知っているようで知らない、唇の構造。なぜ乾くのか、年齢と共にどう変わっていくのか...きちんと知った上で正しいケアをしましょう。
◎唇の山(鼻にかけての溝は"人中溝")
・よくある悩み...「形がぼんやりしている」
唇の"山"の谷が浅くてのっぺりしている...という悩みが多いようです。リップライナーで形を縁どるのがおススメです。いわゆる上唇の"M"字形の部分が、"唇の山"です。西洋では、天使の持つ弓矢に似ていることから、『キューピッドボウ』と呼ばれます。そして鼻下から"M"の谷部分にかけての縦2本の溝を東洋医学では"人中溝"といいます。メイクにおいては、この唇の山のラインをしっかりとると、きちんと感とエレガントさがグンとアップします。加齢で山が平らになっていくので、若々しく見せるためにも知っておきたいテクニックですね。
◎口角
上唇と下唇をつなぐ部分。よく動かす箇所なだけに、炎症を起こす、色がくすむなど、トラブルが起こりやすい部位です。また、口角が上がっていると幸せそう、下がると不機嫌そうと、印象を左右する重要なパーツでもあります。
・よくある悩み...「くすみ」
刺激を多く受ける口角はとてもくすみやすい部位です。乾燥・紫外線対策をし、メイクの際にコンシーラーなどでカバーをしましょう。
・よくあるトラブル...「口角炎」
食べ物や唾液の刺激によって、炎症を起こし、赤みや腫れを生じる疾患です。亀裂が入り出血を繰り返すこともあります。また、胃炎など消化機能の状態が悪いと口角炎を生じやすくなります。
◎唇の構造は肌と同じく、表皮と真皮に分かれています。
表皮には皮脂腺・汗腺がほぼないため皮脂膜がほとんどできず、角層は非常に薄く、水分保持機能も低く、バリア機能も脆弱なため、外的ストレスを受けやすいという特徴があります。表皮下の真皮内では、毛細血管・線維芽細胞・コラーゲンやエラスチンなどが存在します。唇が赤いのは血管内のヘモグロビンの赤色が薄い角層を通して透ける為です。肌と同様、表皮の保湿・UVケア、真皮のコラーゲンケアが重要です。
≪日々の保湿・UVケア、エイジングケアが重要≫
唇はほかの皮膚に比べて角層が薄く、バリア機能が脆弱なため、乾燥や紫外線にとても弱いパーツです。ダメージを受けると"口唇炎"という、唇の湿疹を引き起こします。酷くなると赤く腫れたり亀裂が入って出血したりする症状を起こしやすいため、リップクリームで保護する必要があります。ふっくらとした健康的な唇のためには、保湿及びUVケアがカギとなります。
アトピー要因がある人は特にあれやすく皮もむけやすいので、より注意が必要です。むやみになめたり触ったりせず、抗酸化作用のあるビタミンE配合のリップクリームでケアすることがおすすめです。
≪もっと唇のコト、知りたい!≫
Q1、唇の形や色は年齢と共にどう変化しますか?
A1、厚みが薄くなり、くすみが進行します。
加齢や紫外線の影響と共に、真皮内にあるコラーゲン量が減少し、唇の幅に変化はないものの、厚みがなくなり縦ジワが増えしぼんだようになります。また、口周りの筋肉の劣化で口角も下がり、血液中のヘモグロビンと酸素の結合量が低下することで色もくすみます。ハリ感アップを促す専用美容液でケアをしたり、マッサージやエクササイズで筋肉を鍛えましょう。
Q2、唇にもUVケアは必要ですか?
A2、必要です!紫外線の影響を大きく受けます。
バリア機能が脆弱な唇は、紫外線からの保護が必須です。紫外線の影響で軽い炎症が生じると、そこから乾燥が激しくなり、口唇炎につながるおそれもあります。UVカット効果のあるリップクリームやリップ下地などを活用しましょう。
Q3、唇のエイジングケアにはどんなものがありますか?
A3、基本的な保湿やUVケアのほか、ヒアルロン酸注入などがあります。
まずは保湿やUVケアが第1です。その上で専用美容液の使用、マッサージやエクササイズもおすすめです。美容医療としては、ヒアルロン酸注入が一般的です。ヒアルロン酸注入は体内にある成分なので、アレルギーの心配もほぼありません。シワやしぼみを改善し、ぷるんとしたボリュームのある唇になります。大きくしないで曖昧なリップラインをはっきりさせるなど、経験ある医師に任せればデザインも自由自在です。
※当院の「ヒアルロン酸注入(唇形成)」
唇の上下左右の形を整えるなどバランス調整も可能で、その方に似合う理想の唇になれる人気のメニュ―です。効果は、目安として半年~1年間ほど持続します。
是非、ご一読ください。
雑誌『リンネル』2017年11月号 (9月20日発売 掲載ページP138~141)
特集「原因を知って、肌にやさしい習慣を 夏から秋の揺らぎ肌を健やかに」
に慶田院長の監修記事が掲載されました。
一気に涼しくなる9月下旬。秋は肌の調子が悪くなる『揺らぎ肌』でお悩みの方が増えます。原因と対策を、院長が皮膚科専門医として解説しました。
夏のあいだこんなことをしていた人は要注意
□暑さで食欲が出ず、あまり食べなかった
□食事がさっぱりしたものに偏って、脂質やたんぱく質をとらなかった
□涼しい部屋で過ごしてばかりで、運動不足
□暑さやクーラーのかけすぎで安眠できず、寝不足だった
□旅行やレジャーなど、イベント続きで疲れが残っている
□日焼け対策が万全でなく、焼けてしまった
□汗をかくことが多いので、1日に何度も洗顔していた
□ベタベタするのがいやで、保湿ケアを簡単に済ませていた
秋になるといつの間に揺らぎ肌に!
べたつくからと顔を洗いすぎたり、運動不足、寝不足、日焼けに、食欲減退...。無意識に行っていた夏の生活の積み重ねが揺らぎ肌の原因になっているかも。
特に食事の影響は思ったより大きいもの。暑さからタンパク質や油ものを避けすぎていると、肌も栄養不足になってしまいます。秋からもう一度、生活習慣を整え直しましょう。
夏のあいだの疲れや不摂生が肌にあらわれます
夏は暑いうえに、レジャーなどのイベントなどで忙しく、疲れがたまる人は多いでしょう。その疲れは、体だけではなく肌へも影響しています。それが、湿度が下がってくる9月からの乾燥になり、ゆらぎ肌へとつながるのです。
肌の表面にある角層が整っていれば、肌は密なバリア状態を作っており、見た目に美しいだけでなく、外部からの刺激を受けにくく、強く保たれます。けれど、夏は角層が乱れる要因がたくさん。紫外線やエアコンの乾燥など外部的要因はもちろん、睡眠不足や疲労、栄養不足などによっても、肌の再生力が弱くなるのです。
特に、バリアの元になるセラミドなどからなる角質細胞間脂質や天然保湿因子(NMF)は、いったん失われてしまうと、回復させるには時間がかかります。そうすると、バリア機能が衰えて、肌の調子が悪くなり、いつも使っている化粧品でも、ひりつきやかぶれなどを起こすことになるのです。
近年、こうした微細な炎症が、肌の老化につながるという研究もされています。秋の揺らぎ肌を回復させ、これからの乾燥や寒さにそなえましょう。
<日々の習慣を見直して、季節の変化に負けない素肌力をつけましょう。>
弱っている秋肌をさらに傷めているのは、クセになっているスキンケアかも? 見直してみましょう
●ゆらぎの原因01
時間をかけて丁寧にクレンジングすると肌がつっぱる
汚れ落とし兼マッサージでゆっくりクレンジング...それが傷めるもと!
↓
●見直し習慣01
やさしく洗う、落とすで、不要な汚れのみを除去
クレンジングは1分間を目安にさっと落とすことが鉄則です。
汚れや汗、いらない角層は落とさなければいけませんが、時間をかけすぎるのは肌に負担をかける大きな原因です。クレンジングを長時間顔にのせていると、肌に必要な皮脂や、角質細胞間脂質も落としてしまいます。クレンジングはメイクと乳化したらすぐに洗い流すこと。時間は1分間が目安です。また、洗顔料をしっかり泡立てずにこすったり、クレンジングをケチケチするのは絶対NG。なお、洗い上がりにツッパリ感が残るものは、落とし過ぎなので、洗顔方法も見直しましょう。
●ゆらぎの原因02
加齢によって体も肌も夏の疲れが長引きがち
老化が進むと体だけでなく、肌にも元気がなくなります。
↓
●見直し習慣02
肌も体もいたわるエイジングケアを
年齢肌を感じたら、食事や睡眠にも気をつけましょう。
年齢が高くなるほど、角質細胞間脂質や天然保湿因子が失われやすくなるので、乾燥を自覚するようになります。こういった肌の老化によるバリア機能の低下も、揺らぎ肌の原因に。また、若々しさをたもつための抗酸化力も、40歳前後でがくんと落ちます。抗酸化力はバランスのよい食事や疲労回復などによって高められるので、夏バテが長引かないようにメンテナンスを。
しわやくすみなどには、エイジングケア用の化粧品を。最近では、揺らぎがち敏感肌でも使えるものが増えています。
●COLUMN
何気ない習慣が老化を早めているかも!?肌をこするたびに加齢が加速
意外にも肌に刺激になっているのが、メイクブラシの使いすぎ。
ブラシの毛がチクチクあたるのは、肌をいためる原因になります。毛先が柔らかく肌触りのよいブラシを厳選して、チークなどにさっと使うのにとどめて。ファンデーションのブラシ塗りは、ブラシを何度も肌に滑らせることになるので、敏感に傾きがちな人は控えましょう。
●ゆらぎの原因03
涼しくなって紫外線を夏ほど気にしなくなった
日差しがやわらいだからと日焼け止めなしで外出はNG!
↓
●見直し習慣03
肌にやさしいUVケアアイテムを年中入念につける
うっかり塗り忘れが命とり。涼しい日や曇りの空でも一年中ガードを!
紫外線のピークは7月ですが、UV-A波は、年間を通して地上に降り注いでいます。秋以降もUVケアを続けることで、紫外線はもちろん、大気汚染などのダメージからも肌を守ることができます。敏感肌用なら肌への負担も少ないので、自分の肌に合うものを選んで使い続けましょう。
●ゆらぎの原因04
化粧水は保湿アイテムを軽くつけるだけになっている
汗でベトつくからと、少量をぱぱっとつけるだけでは保湿不足。
↓
●見直し習慣04
しっとりするまで、丁寧に重ねづけを
手のひらに多めにとって、何回かに分けて手で押さえるようつけて。
べたつくのがイヤだったり、高額化粧品だからケチケチ使いだったりして、量は少なめに...では、効果は半減してしまいます。お手頃価格でも、肌にあっていれば問題なし。たっぷりの量で保湿をするのが大切です。
化粧水は、手のひらに500円玉大をとって、両手でなじませてから、軽く押さえて。目のまわりや小鼻は、力の入りにくい薬指の腹を使いましょう。
●揺らぎ肌の原因05
化粧水をつけても肌が乾燥してピリピリする
いつもの化粧水ですらしみる敏感肌状態になっている?
↓
●見直し習慣05
敏感なときはバームでフタをし、回復後は乳液やクリームで保湿を
ピリピリするときは、ふだんのお手入れは休止して休ませる。
涼しくなり、肌が乾燥してピリピリしたり、化粧水がしみたりしたら、いったん通常のお手入れはストップ。また、シートパックなど水溶性で肌にしみこむようなものは、逆効果です。こういうときは、肌に「フタをする」エモリエント効果の高いものを直接塗って、肌を落ち着かせることに専念します。ワセリンやバームなどがおすすめ。
ただし、バーム類は刺激からは守りますが、肌内部のうるおす力は低いので、回復してきたらクリームや乳液など、モイスチャライジング効果の高いものに変えましょう。
●揺らぎ肌の原因06
肌あれのとき、高機能そうなクリームや美容液を多用する
肌を回復させようと、あれこれ手を出すのは、かえって危険。
↓
●見直し習慣06
肌に合うシンプルな基礎化粧品ラインのみで充分
困ったときに頼れる、信頼できるラインを見つけましょう。
肌が乾燥して、敏感になっている時こそ、化粧品は同一シリーズのラインづかいがおすすめ。肌がゆらぎがちなときに高機能な美容液やパックで過度にケアをすると、肌への刺激が増えてしまします。いろんなメーカーのものを使っていると、かぶれた時も原因が何かわからないうえに、合わない成分にあたって更に荒れてしまうリスクが高くなるからです。
季節の変わり目や肌の調子が悪いときは、このラインなら大丈夫、というものを知っておいて、切り替えられると安心です。
●揺らぎ肌の原因07
体や顔を触ったら、ひんやりと冷えているときがある
肌温度が低いと、外部の刺激を受けやすい状態になっているかも?
↓
●見直し習慣07
体が温まる食材を積極的に摂取。冷え対策も万全に
冷えによる血流ダウンで、肌も栄養不足に。しっかり食べよう!
夏の冷房や秋口の涼しさによって、冷えを感じる人も多いのでは。
人間の体は中心部の温度が35℃以下にならないように保つ機能があります。外気温が低くなっていると、体温を逃さないよう血管が収縮し、血流が悪くなります。
血流が悪くなると、体だけでなく肌までも冷えた状態になって、顔色がくすんだり、肌のターンオーバー機能が衰えたりと、揺らぎ肌の原因になることばかり。
温かい食事をとる、上着をはおるなど、体も肌も体温を逃さない工夫をしましょう。
●COLUMN
外気温の低さから肌荒れに!これからの季節の寒気にご用心
肌の調子と寒さの関係が、最新の研究で明らかになりました。
表皮細胞には肌の細胞と細胞をくっつける機能をもつ"タイトジャンクション"という構造があり、"トリップV4" という温度センサー機能のあるタンパク質がその形成に関わっています。温度が下がるとこれらの機能が衰えて、細胞の結びつきが弱くなり、バリア機能の低下の原因に。寒気に直接肌をさらさないことが予防策です。
秋風が吹くころになると、肌がカサカサ、ピリピリしたり、いつもの化粧品が合わなくなったり。そんなお悩みを解消して、健やかな肌を取り戻しましょう。
是非、ご一読ください。
雑誌『美ST』2017年11月号(9月17日発売 掲載ページP58~59)
特集『こだわりすぎて、こじらせていませんか?〝スキンケア好き〟こそ要注意!「そんな保湿はやめなさい」』に慶田院長の監修記事が掲載されました。
いいと聞けば、何でも試し、悪いと思ったら徹底排除。それを繰り返し、誤ったスキンケア法を正しいと信じ込んで疑わず実践する人が増加。でもそれって本当に肌にいいことなの?理にかなっている?いつの間にか自己満足なっていませんか?
その疑問に皮膚科専門医がお答えしました。
① 乾燥が心配だから、洗顔はお湯だけ。
A.洗いすぎると乾燥の原因になるからと、洗顔料を使わないのは要注意です。夜に塗った化粧品が酸化すると刺激になる恐れが。洗顔料を用いるのが無難です。洗浄力の弱いタイプをしっかり泡立て、さっと洗えば十分です。
②ヘアケア剤が顔についた時の刺激が心配だから、スタイリング剤はオーガニックバームを毛先にだけつける。
A.確かにニキビや皮膚炎を生じた患者さんを時々拝見します。ヘアケア剤によっては肌に刺激になる可能性がある成分を含んでいるので、大量に使うのは避けましょう。
③浴室内で顔を洗うと乾燥しそうなので、お風呂は洗顔+保湿をしてから入る。
A.浴室内は湿度100%。ドライサウナなどは別ですが、基本的に室内より明らかに乾燥しにくいはず。これは心配しすぎです(笑)
④入浴中のシートパックは、絶好のスキンケアタイム。
A.お風呂では皮膚が柔らかくなっており、浸透は確かに高くなります。ただし、湿度で乾きにくくても長時間使用はNG。刺激性接触皮膚炎を起こすリスクも高くなります。決められた時間を厳守しましょう。
④シャワーの刺激が心配だから、直接顔に当てない。
A.高温+圧力はNG。もちろん刺激になります。弱流水で人肌温度以下なら大丈夫。
⑥夜のスキンケアには、たっぷりアイクリームを塗る。
A.限度を超えた大量塗りをしても効果に違いはありません。規定量を守りましょう。アイクリームはアイホールに薄く塗り重ねれば十分。目が曇る人は塗りすぎです。
⑦スキンケアの「蓋」って必要?オイル、クリーム、乳液...どれがベスト?
ケアの最後の蓋は、確かに効果的です。保湿力の高いコスメを最後に塗れば、水分蒸発の防止になるのでクリームがベストです。
<摩擦でこじらせています>
Q.マッサージや美顔器も、摩擦になるって本当?
A.マッサージでたるみケアはできません。靱帯や皮膚を劣化させたるみを進行させます。
Qとにかく摩擦が心配で、枕カバーさえ怖いんです
A. 摩擦刺激は乾燥肌を引き起こし、角質状態を乱れさせるので、キメの乱れに直結します。シミの原因にもなり得ます。枕カバーも盲点ですが、気にすべき。シルクや柔らかなガーゼなどの肌あたりのいい素材を選びましょう。
<日焼け止めでこじらせています>
Q.日焼け止めは重ねて使えば効果が上がりますか?
A.はい、1品で求めるSPFを出すのは困難です。ミルフィーユ状に丁寧に塗り重ねましょう。
Q.人により合う美白成分が違うと聞いたけど本当?
A.効果が出やすい人、出にくい人がいるのは事実ですが、割り出す方法は確立されていません。
情報過多な現代、正しい知識を取捨選択するのが難しく、誤ったスキンケアをしている方を多く見かけます。惑わされないように気をつけたいものですね。
是非、ご一読ください。
雑誌『GLITTER』2017年10月号(9月7日発売 掲載ページP115)
特集「Be Free From Anger‼ストレスフリーな生き方 いつも元気なあの人のストレスフリーな秘訣、拝見!」に慶田院長の取材記事が掲載されました。
忙しいはずなのにいつもハッピー感がある人は、自分流の気分転換法、ストレス法を持っているものです。今回、慶田院長は、モデルの道端アンジェリカさん、ラブリさん、タレントの横澤夏子さんと共に『ストレスフリーの賢者4人』として自身のストレス解消&リラクゼーション法などを紹介しています。
「今年の夏にクリニックを増床&全面改装しましたが、期限がタイトだったのでマルチタスクで処理しなくてはならない業務が目白押し。普段は少々のことでは全く動じないのですが、今回は誰かのミスで作業が滞ると流石にイライラ。怒りは自らを傷めつけるだけなので、ミスばかり見ず、支えてくれているすべての関係者とスタッフに感謝の気持ちを忘れないように心がけ、「大した事ではない」と自分自身に言い聞かせることで、感じ方は軽くなりました。怒りが過ぎ去ってしまえばすべては小事なんですよね。」
●20年以上続けているジャズダンスの レッスンでは、音楽に合わせ、体の動きと表情で表現します。振付をキャッチし様々な感情を表現することで、その時抱えている悩みや苦しみ、怒りなどすべてから解放されます。
●15歳と4歳の娘がいます。 子どものプルプルの肌を 触るとストレスが消えていくのが分かります。
●メイクは仕事モード、お出掛けモードに気分を変える大切な習慣です。少し気乗りがしない朝も、メイクに集中するうちに、気分が上がります。
●ラベンダーや柑橘類のアロマオイルを室内に焚き、好みの香水を少し付 けるとリラックスできます。院内で使用するアロマオイルは「生活の木」で購入することが多く、ラベンダーやオレ ンジスィートは院内でも焚いて癒しの空間に。
●院内には必ず生花を飾ります。水替えや生け直しする時間が癒しになります。
●ジャズとボサノバを聞くのが最高のリラクゼーション。小野リサさんのアルバムは8枚くらい持っていて「Swing Time In Honoluluホノルルの 青い空」を聴くと一気に心が軽くなります。
●夜はカモミールなどのハーブティーを。 LUPICIAのエルダーフラワー&カモミール。 ガラスのポットに入れるとお花が広がって HAPPYな気分に。
●忙しくて、マッサージする時間は取れませんが、化粧水、美白化粧品、保湿クリームは必ず顔からデコルテまで広く塗り、ボディクリームも入浴後さっと全身に。愛用のボディクリームは DELONのボディバター。 アサイー&クコの甘酸っぱい香りは、ダンスのレッスン 後にシャワールームで塗っていると友人に「この良い香り、どこの?」と聞かれます。
ストレス解消の手段は、たくさん持っているほど良いとか。皆さまもご自分にぴったりの小さな癒しのスイッチを探してみてくださいね。是非、ご一読ください。
雑誌『婦人画報』2017年10月号(9月1日発売 掲載ページP202~203)
特集:BEAUTY&Health婦人画報の美の扉「毎日30分、入り方で大きな差がつく!長寿の温浴」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
温浴とは、湯に浸かり、体を温めることによって生じる様々な生体反応を享受する入浴のことです。お風呂が大好きな日本人は、知らず知らずのうちに、温浴によって数々の健康効果を得てきました。日本人に受け継がれてきた"健康遺産"ともいえる、お風呂時間をより豊かにする秘訣をお教えする特集です。
【乾かぬ先の入浴術&ボディケア】
ここからは肌のお手入れ編です。いいことだらけの温浴ですが、じつはバスタイムは一日のうちで、もっとも乾燥リスクの高まるタイミングです。入浴で肌を乾燥させないために、注意すべきことをまとめました。
◎年々、皮脂もバリア物質も減少。乾く部分は保湿の徹底で改善します。
真冬をピークとして、皮脂欠乏性湿疹で来院する方が増えてきます。すねや腰、わき腹などの肌が乾燥し、かゆみや痛みを伴う症状です。話を伺うと、間違ったお風呂の入り方をしている人が少なくありません。
ナイロンタオルなどで強く擦ったり、洗浄力の強すぎるアルカリ性の石鹸で洗ったりすると、肌が本来もっているバリア機能が壊れて、外的刺激を受けやすい状態になります。女性の場合、25歳から徐々に皮脂分泌が減ってきます。加齢に伴い、肌のバリア物質といわれる角質細胞間脂質や天然保湿因子(NMF)も加齢とともに減少していきます。ですから、皮脂腺の少ない乾きやすい部分(肘下・膝下)の保湿を徹底するなど、若いころとは違うボディケアが必要になってくるのです。
湯に浸かるだけで洗わない、という人もいるようですが、肌質と生活環境にもよりますが、一日中家で穏やかな生活を送る人であれば、一日に一度お湯で流すだけで十分汚れは落ちます。頭、顔、外陰部や脇、デコルテなど皮脂の多い部分のみ洗浄剤で洗うなど使い分けも有効です。一方、男性に多いミドル臭は酸化した脂が原因。対策として、お湯だけでなく洗浄剤でしっかり洗いましょう。
◎入浴で肌の乾燥を加速させないためには?
<乾きやすいのは膝から下、肘から先>
体は部位によって皮脂分泌量が異なります。皮脂量が圧倒的に少ないのが、膝の下と肘から先の部分。毎日洗浄剤で洗わず、ぬるま湯洗いで十分です。反対に、頭部、顔、デコルテや背中の上部、脇などは皮脂が多く、その油が酸化して刺激となるため、毎日、洗浄剤の泡で洗うのが正解。皮脂の量は年齢や性別などの個人差があるので、肌と相談して調整することが大切です。
<乾燥の元凶は「熱い湯」と「ナイロンタオル」>
湯温の設定は、夏場は39~40度、冬場は41~42度を超えないように注意しましょう。熱すぎる湯は皮脂膜や肌のバリア物質を流出させてしまいます。入浴中の肌はデリケートで、ナイロンタオルでのゴシゴシ洗いは言語道断です。汗や皮脂などの汚れは湯でほとんど落ちます。洗浄剤を泡立てて泡でさっと拭うように手洗いするだけで十分。体を洗うタイミングは湯に浸かる前より後のほうが乾燥を防げます。
<加齢で角層は2割も肥厚。硬い部分のケア法とは>
高齢者の肌は、カサカサなのにゴワゴワ。加齢に伴い角層のアミノ酸量が低下し、皮膚のうるおいを司る天然保湿因子や角質細胞間脂質は減少するのですが、その低下したバリア機能が補おうと、角層は2~3割も厚く硬くなります。膝や肘、かかとなど特に角質が厚い部分には尿素配合のクリームを1週間ほど続けて塗るとやわらかくなります。ゴマージュなどでケアした後はより乾燥しやすくなるので、直後の保湿は必ず行いましょう。
<泡立てれば、洗浄剤の量は最小に、洗浄力は最大になる!>
洗浄剤はよく泡立ててといいますが、その理由は、泡立てることで洗浄力が格段に増すため、洗浄剤の使用量を最小限に抑えられることにあります。汚れが落ちるのは、洗浄剤に含まれる界面活性剤の働きによるものですが、肌には刺激になることもあります。よく泡立てると洗浄剤の量を控えられるので、肌への刺激が軽減し乾燥を防げます。洗浄剤は、敏感肌用のセラミドなど保湿剤配合のものや、アミノ酸系の低刺激のものを選びましょう。目安は洗い上がりにツッパリ感を感じないものが良いでしょう。
【入浴で肌の乾燥を加速させないために......】
◎洗浄剤
不要な汚れや皮脂膜はきちんと落としつつ、肌に必要なバリア物質は洗い流さない、弱酸性~中性の洗浄剤を選びましょう。敏感肌用の表示は、低刺激であるひとつの目安になります。
◎保湿剤
入浴後は速やかに保湿をしましょう。ワセリン系の蓋をするタイプのものより、ヒアルロン酸やセラミド、グリセリンなど、それ自身が水を抱え込む成分を含んだ、モイスチャライザー(乳液・クリーム)タイプがおすすめです。
◎デリケートゾーン用 洗浄剤
増えつつある外陰部専用の洗浄剤です。肌がより敏感になる婦人画報世代は、臭いをケアする香りの強いものより、低刺激でシンプルな処方のものを選びましょう。
世界でも注目されている、健康長寿を支えたのは日本独自の"温浴"習慣です。最近では、シャワーのみで済ませる方も多いようですが、健康と美の為に温浴を習慣にしてみましょう。
参考に、是非ご一読下さい。
雑誌『GLOW(グロー)』2017年10月号 (8月28日発売 掲載ページP114~115)
特集『賢い大人の"美容医療"の取り入れ方 はじめての美容医療』に当院の光治療フォトフェイシャルM22が紹介されました。
夏のダメージを受けた肌は急激に老化をたどります。ナチュラルな美しさを目指している人こそ、即効性のある美容医療を取り入れるのも賢い選択です。
美容医療は「高い」、「痛い」というイメージがありますが、それは過去の話。エステ同様の痛くない施術なのに、確かな効果が得られるものばかり。夏の疲れた肌を底上げすることで、その後のスキンケアも効果的で前向きに取り組めるはずです。
40代GLOW読者の3大悩みは、シミ、シワ・たるみ、毛穴の黒ずみ。その中でもシミは59%を占め、肌悩み断トツの1位。
シミといっても色々な種類があり、種類や濃さによって日々のケアも治療法も大きく変わります。紫外線による日光性色素斑のほか、女性ホルモンが関与している肝斑や、遺伝的要因がある雀卵斑(そばかす)、良性のイボである脂漏性角化症...などさまざま。
間違ったお手入れは逆にシミを濃くする可能性もあるため、シミこそ自分で判断せずに専門医に診てもらうべきです。美容医療のファーストステップとして、まずは専門医の正しい診断のもと、シミの特徴にあわせた治療の選択をすることが重要です。
〈40代の肌悩み、美容医療でどうにかするには?〉
●シミ⇒フォトフェイシャル
メリット:薄いシミや肌のくすみ、赤ら顔解消に効果的。同時にコラーゲンも生成されると言われており、繰り返し行うことで肌を底上げできる。
気をつける点:徐々にシミが薄くなるため、3回程度行う必要がある。
●シワ・たるみ⇒メソフェイシャル(極水光プラス)、タイタン
メリット:複合的な悩みをすべて底上げするメソフェイシャル(極水光プラス)。たるみ、引き締めに効果的なタイタンは痛みが少なく、価格も手頃なため美容医療初心者に◎。
気を付ける点:メソフェイシャルは月1回通うと効果が持続。タイタンは月1ペースで3~5回で効果が定着。
●毛穴⇒角栓除去、エレクトロポレーション
メリット:毛穴の吸引する角栓除去は美容医療の初心者に。皮膚に弱い電流を流すエレクトロポレーションは皮膚の深くに美肌成分を浸透させるマシン。
気をつける点:継続しないと効果が分かりづらい。敏感肌に傾いていると、軽い刺激を感じることも。
●くすみ⇒レーザートーニング(ジェネシス)
メリット:肝斑治療やくすみに利用されるレーザー。顔全体に継続的に使用することで、色ムラがなくなり、肌全体にツヤや透明感が出現する。
気をつける点:部位により熱い感覚がある。3~5回の治療で効果を実感できる。
〈肌悩み1位の「シミ」。種類が色々あるんです!〉
●日光性色素斑
特徴:主な原因は紫外線。くっきりはっきりとした茶色いシミ。ザラツキがあったり、盛り上がる場合は老人性いぼ。
最適治療法:フォトフェイシャル、レーザートーニング、ジェントルレーズプロ、イオン導入、ケミカルピーリング、外用薬、内服薬がおすすめ。
●雀卵斑(そばかす)
特徴:多くは遺伝が関与。活発なメラノサイトを持っている人にできやすく紫外線を浴びると濃くなる。
最適治療法:フォトフェイシャル、イオン導入、外用薬、内服薬がおすすめ。
●肝斑
特徴:額からこめかみ、頬骨あたりなどにできる、ほぼ左右対称な範囲に広がる。女性ホルモンが関係している。
最適治療法:フォトフェイシャル、レーザートーニング、イオン導入、ケミカルピーリング、外用薬、内服薬がおすすめ。
●脂漏性角化症:
特徴:別名、老人性いぼ。濃い褐色~肌色のやや隆起するざらざらした良性腫瘍。サイズは大小さまざま。
最適治療法:フォトフェイシャルなどの光治療では消えません。炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)を使い腫瘍の部位だけを削って取り除きます。
ホームケアで取れないシミには、美容医療が効果的。1点の曇りを取るだけで、見た目の印象がぐんと若くなります。今回の美容医療特集では、GLOW世代で美容施術初心者の小林美紀さんに、当院のシミ治療を体験いただきました。
慶田院長の診察の結果、小林さんのシミは日光性色素斑ではなく、女性ホルモンの乱れによ
る肝斑がメイン。さらにくすみとちりめんジワが目立つことから、照射は最新フォトフェイシャルM 22 に決定しました。
フォトフェイシャルM22 はメラニンをマイルドに壊す光の効果と、ターンオーバーの促進のダブル効果で、少しずつメラニン量を減らし、顔の色ムラを改善していきます。もちろん、日光性色素斑のような茶褐色のシミには切れ味のいいシミ治療も可能です。
―ここがポイント―
☑シミはもちろん、肝斑、くすみ、ちりめんジワ、赤ら顔、ニキビを一台で網羅
☑ダウンタイムがなく、施術直後からメイクOK!
☑ケミカルピーリングから照射、パックで約30分と短時間
↓
メスを使わないシミの最新施術はフォトフェイシャルM22
1. カウンセリング
シミの濃さはもちろん形状までダーマスコープで確認しながら丁寧にカウンセリング。
2. ケミカルピーリング
まずはケミカルピーリングを行い、角層を滑らかにし、毛穴の詰まりを解消。
3. フォトフェイシャルM22専用のジェルを塗布
フォトフェイシャルM22照射による熱を和らげるため、冷たいジェルを顔全体に塗布して刺激を軽減。
4. いよいよフォトフェイシャルM22照射
照射はすべて医師が行います。肌質にあわせて8種類のフィルターの中から最適なものを選択し、エネルギーの強さ、パルス幅(照射時間)、パルスディレイ(休止時間)など細かい照射設定を医師が行い実照射することで、より安全で効果的なオーダーメイド治療が可能です。産毛の濃い部位やシミの濃い部位では軽い熱感があります。
5. ローションパック
ジェルをふき取った後、ビタミンCやアミノ酸などを浸透させます。
6. ホームケア
肌を底上げするには、ホームケアも大切です。当院では肌状態に応じた、ビタミンC、ビタミンE、トラネキサム酸、L-システインの4種の内服薬、美白化粧品などをご案内しています。
結果は、AFTER写真を見れば一目瞭然。肌色が明るく、肝斑も薄くなり、美しくなった肌をみて気分まですっきりしたとご満足いただきました。
たった1回でもワントーン明るい肌に変化するものの、繰り返すごとに真皮のコラーゲン線維や線維芽細胞を活性化し、ハリのある素肌へと導きます。シミ、くすみ以外にも小ジワやたるみ毛穴、赤ら顔改善などトータルなお肌の若返りを図ります。
フォトフェイシャルM22の照射は、ノーダウンタイム、短時間で施術が終わるのも、忙しいGLOW世代にはおすすめです。
WEB『Beauty & Co』2017年8月15日掲載
特集「放置すると数歳老けこむかも!?肌の「夏バテ度診断」を今すぐチェック♪」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
『Beauty & Co.』 は、アラサー女子のキレイを応援する人気サイトです。仕事に恋に、オシャレに趣味に、どれも気を抜かずにキレイでいたい......そんな美的好奇心の強い女性のために、なりたい「キレイ」を手に入れるべく、美や健康の専門家の知識を活かした、すぐに試せて使えるノウハウをWEBにて配信しています。
夏は、花火、海、フェス、BBQなど、楽しいイベントがいっぱいですが、きちんと肌のケアをしていないと、肌も「夏バテ」状態になってしまいます。さらに、放置すると肌トラブルへと発展し、数歳老けこんで見えてしまう可能性があります。そうならないために、まずは夏バテ肌の原因となる生活習慣やスキンケアをしていないか、診断することから始めましょう。
【あなたは大丈夫?「夏バテ肌診断」してみましょう!】
以下のチェック項目に当てはまるものが多い人は、夏バテ肌になっている可能性が高いといえます。
☑日焼け止めは朝塗るだけで、持ち歩かない
☑レジャーも通勤用も全て同じ日焼け止めを使用している
☑スキンケアは化粧水だけで済ませる
☑暑い日は冷たい飲み物・食べ物しか摂らない
☑クーラーのきいた部屋にいることがほとんど
☑夏のお風呂は湯船につからずシャワーだけ
☑メイク用のパフやブラシをしばらく洗っていない
上記に当てはまる項目があった人は、まずその行動を見直すことから始めましょう。さらに夏バテ肌を回避するためのポイントをご紹介します。
【夏バテ肌を寄せ付けない美容習慣とは?】
夏バテ肌になる人とならない人の差は、"生活習慣の差"です。日々のスキンケアやバランスの取れた食事などを改めて意識するようにしましょう。
スキンケアに関しては、皮脂が分泌されて酸化するのを防ぐため、朝のケアにはUVコスメの前に、ビタミンC誘導体などが配合された、抗酸化系アイテムを取り入れましょう。夜のケアは、肌のターンオーバーを促すレチノール配合のコスメの使用がおすすめです。また、夏は冷房にさらされて乾燥するので、しっかりと保湿ケアをしましょう。
※当院取り扱い化粧品は慶田院長がこだわり抜いて厳選したアイテムばかりです。敏感肌でも使用できるものが多いので、ぜひご覧のうえ、スキンケア相談にご来院ください。
食生活では、抗酸化作用のあるビタミンC(ベリー系、バナナ、マンゴーなど)や、紫外線対策にもなるビタミンA(鶏や豚のレバー、緑黄色野菜)、ビタミンE(アーモンドや卵)、リコピン(トマトやスイカ)を積極的に摂るのもおすすめです。
これから秋を迎えた時に、「老けた?」と思われないように、今から生活習慣を見直し、夏バテ肌を回避しましょう。
是非、ご一読ください。
雑誌『週刊女性』2017年8月22・29日合併号(8月8日発売 掲載ページ特別付録P2)
特集『高野豆腐はこんなにいいことがいっぱい』に慶田院長の監修記事が掲載されました。
高野豆腐は、豆腐を水切りして凍結、低温熟成させて解凍後に乾燥させた保存食。豆腐が凍結して解凍するときに空洞ができてスポンジ状になるため、だし汁や味付けの調味料がしみこみやすく、さまざまな食材との組み合わせが楽しめます。栄養分がたっぷりで美容・健康効果も高い高野豆腐を、さらにバランスよく 食べるには、ビタミンA、B群、C、Dなどを含む食材と組み合わせるのが理想的です。
なお、糖質オフを考えるなら、ご飯やパンの代わりに置き換えたレシピを利用すれば効率的。
同じ100gでもご飯の糖質36.8gに対して高野豆腐は 1.7g。さらに、糖質オフになるだけでなく、タンパク質や アミノ酸など、良質な栄養分を効率よく摂取することができるので、健康的なダイエットを心がけることができます
【健康効果】
1.良質なタンパク質が豊富かつ低糖質
豆腐を凍結して作る高野豆腐は、その過程で各栄養分も凝縮されています。大豆由来の良質な植物性タンパク質を含まれるうえ、コレステロールはゼロ。しかも糖質は極めて低いといううれしい食材です。
2.現代人に不足しがちなミネラルを含む
糖の代謝を助けるマグネシウムやタンパク質の代謝を助ける亜鉛、高血圧を予防するカリウムや、マンガンも豊富に含まれています。さらに、鉄や葉酸も摂取できるので、女性に多い貧血の悩みにも◎。
3. 脂肪燃焼を促し、コレステロールを抑制する作用
脂肪の燃焼を助けるアミノ酸が豊富。しかも、豆腐を凍結する過程でタンパク質が変性し、食物繊維的動きをするレジスタントプロテインが増加。コレステロールの吸収をブロックする働きがあります。
4.イソフラボンやサポニンも豊富
更年期の女性の不調を予防する成分として知られる大豆イソフラボンには、生活習慣病予防や老化防止効果も。さらに、同じく大豆由来の成分のサポニンは、血糖値を抑えて糖尿病の予防にも役立ちます。
【美容効果】
1. アンチエイジング
高野豆腐は「若返りのビタミン」といわれるビタミンEが豊富。老化を進める活性酸素の発生を抑え、細胞の老化を防ぎます。さらに骨を丈夫にするビタミンKも一緒に摂取できます。
2.美肌や美髪をつくる
高野豆腐に含まれるタンパク質は、美肌や美髪に欠かせないコラーゲンの育成を助けます。また、豊富な鉄分は血流をよく して、肌の乾燥やくすみ、クマなどを予防するためにぜひ取りたい大事
な要素。
3. 肥満予防
糖質が少なく脂肪燃焼を促す成分が豊富なので、ダイエット中や糖質制限をしている人におすすめです。また、中性脂肪を減らして脂肪や糖の代謝を促す大豆由来の成分であるイソフラボン、レシチン、サポニンなども豊富です。
4. 女性ホルモンを助ける働き
女性ホルモンのエストロゲンと同じ働きをする成分(大豆イソフラボン)も凝縮して含まれるので、骨粗しょう症など、ホルモンバランスが崩れがちな更年期の女性の不調を予防する働きがあります。
健康にも美容にも効果の高い食品『高野豆腐』を、皆様の食生活にも取り入れてみませんか。
是非ご一読ください。
雑誌『VOGUE JAPAN』2017年9月号 (7月28日発売 掲載ページP158~161)
特集「Wrinkle Remedies 今からでも遅くない!大人のシワ対策」に、慶田院長の監修記事が掲載されました。
顔の表情は大切にしたいもの。でも不機嫌にみえたり、疲れてみえたりするようなシワを残すことは、本当に勿体ない事。今や、防ぐことも消すこともできるようになったシワを、コスメと美容医療と生活習慣の見直しで解決しましょう。
【Basic Skills 深刻化する前にマークすべき、シワケアの基本】
傾向と対策さえ間違えなければ、シワは予防も改善もできる時代。とはいえケアをしているのにシワっぽい人や、気にしすぎて逆効果なケースも。これから先シワに泣かないために、基礎知識をアップデートしておきましょう。
"シワを見て森を見ず"的な膨らませる治療に依存しない
シワ治療=ヒアルロン酸注入でボリュームアップ、もちろん効果的ですがそこには盲点が。ヒアルロン酸で膨らませた部分だけ元気になっても、それ以外の肌が緩んでいたら若々しくみえません。むしろ注入部位が悪目立ちして老けてみえることも。今の主流は、ヒアルロン酸で皮膚と骨をつなぐ顔面靱帯を補強してハート型の輪郭に補正するリフトアップ治療。
靭帯の基部を補強するように入れたヒアルロン酸製剤がコラーゲン産生を促し、再生の足がかりとなります。
また、フォトフェイシャル照射などの顔全体を活性化する穏やかな治療を定期的に受けることも効果的。
ヒアルロン酸注入(トゥルーリフトTrue Lift)
フォトフェイシャルM22(光治療・IPL)
シワは目元から始まり最後に出るのは口もと。
最初にシワが目立ちやすいのが目尻、20代後半から笑ったあとに残るシワが気になる人もいます。そして額や眉間も表情のクセで早くから出やすい部位。靭帯の緩みによるたるみで徐々にボリュームが下に移動し、たるみジワでもあるほうれい線が発生し、最後にシワが出やすいのが口元です。
表情ジワにはボトックス注射が最適で、20代のうちにスタートしたい美容医療の一つと言えます。何よりもシワが刻まれる前の予防効果が高い治療だからです。
ただし、目尻と額はまったく動かないと怖い顔になってしまいますから、浅くに注射するメソボトックス注射で表情を残し、マイルドな施術にするなど、さじ加減が必要です。逆に眉間のシワは早めにしっかり消しましょう。
ボトックス注射(表情ジワ)
ボトックス注射(メソボトックス)
子ども時代に浴びた紫外線も今の肌老化=シワの原因に。
紫外線による光老化は、シミだけでなく、真皮にダメージを与えてシワの進行を早めることはよく知られています。実は子どもの頃に浴びた紫外線の量で、大人になった時の肌老化に変化があらわれます。DNAを損傷させる紫外線。子どもの頃は抗酸化力を持つ酵素の分泌が盛んですが、大人になると活性が衰え錆びやすくなり、シワのリスクが増えます。
過去は変えられないので、少なくともこれからの徹底ブロックが不可欠です。
スムージーで朝食、菜食主義の"皮膚粗しょう症"に注意。
皮膚の再生は、内臓などの組織に行き渡ったあとの余った栄養で行われます。肌の若々しさには動物性脂質やタンパク質が不可欠。栄養状態が悪いと、脂肪組織やコラーゲン線維が少なくシワシワの"皮膚粗しょう症"になりかねません。肌の材料であるタンパク質=アミノ酸が不足すると代謝が落ち弾力は一気に低下。肉、魚、豆などのタンパク質を バランスよく摂ることが大切です。野菜中心のヴィーガンにマクロビ、朝はジュースやスムーシーで、定期的にファスティング。このようなヘルスコンシャスなそんな食生活も シワのリスクを増やす恐れがあるので、注意しましょう。
【What is your wrinkle type タイプ別、最適シワケアで若返る!】
どこにどんなシワができるかは、骨格、肌質、輪郭、表情のクセ、生活習慣で大きく変わります。自分のシワのタイプを見極めて、注意すべきことと最適なケアを知れば、シワ攻略は意外に簡単!
●type1 表情豊かな彫り深顔タイプ
☑額が広く、つるんと立体的。
☑目が大きく頬骨が高い欧米的な骨格。
☑リアクションが大きく感情表現が豊か。
☑眉を上げて目を見開くクセがある。
☑無意識に眉間にシワを寄せてしまう。
▼表情ジワは30代から!早めの一手を。
欧米人のようにメリハリのある美人顔。笑う、驚 く、怒る、と豊かな表情が裏目に出るタイプです。立体的な顔立ちは、目が小さく凹凸のない和顔に比べ老化が早く、とくに注意したいのは、表情ジワ。繰り返される表情のクセで目尻、額、眉間、口周りに深いシワができやすくなっています。
まずは筋肉の収縮を緩やかにしましょう。額や眉間のボトックス注入は早めが効果的です。喫煙や日焼けによってコラーゲンの劣化が早い人は、定期的な超音波・高周波・レーザーなど医療機器照射で真皮の強化を意識しましょう。
●type2 目が大きい痩せ顔タイプ
☑目が大きく、上まぶたがくぼみやすい。
☑こめかみや頬骨の下がこけてきた。
☑顔全体に脂肪が少なく、細面。
☑目の下の凹み、たるみが気になる。
☑体も痩せ型で体脂肪が少ない。
▼しぼんだ肌のシワシワ感を払拭!
目が大きく顔の細い女優顔。もともと卵型の輪郭が、加齢や偏食で肉が削げ落ちて細面に。脂肪組織が少なく、細胞を代謝させる栄養も不十分で、密度が低くスカスカな"皮膚粗しょう症"になりがちです。その結果、頬全体に風船がしぼんだような無数のちりめんジワが発生。まずはタンパク質を多めに摂り、スキンケアで肌に栄養補給をしましょう。
美容医療では引き締めや部分的なボリュームアップはNG。 柔らかいヒアルロン酸を顔全体に細かく散らして注入し、肌に厚みを出し輪郭補正を。まぶたがくぼみ、目の下にもたるみジワができやすいので、リッチなアイケアもマストです。
●type3 脂肪たっぷりたるみ顔タイプ
☑丸顔で頬の肉付きがいい。
☑二重顎、輪郭の崩れが気になる。
☑食べること、飲むことが大好き。
☑口角が下がってきた。
☑運動習慣がなく姿勢に自信がない。
▼
下がった頬が、ほうれい線を深くする。
おばさん印象の象徴、ほうれい線。骨格の個性 や表情筋の収縮で若い頃から目立つ人もいますが、40歳前後から深く長くなるなら、頬のたるみが原因です。弾力組織の劣化だけでなく、靱帯組織が伸びて頬の脂肪を支えられなくなると、たるみが発生します。脂肪からエラスチンを分解するサイトカインが出るという報告もあり、皮下脂肪が多いとほうれい線のリスクも増えます。さらに進行すると、マリオネットラインも伸びてブルドック顔に。
肌を根本から引き締めリフトアッフするケアに加え、糖質や脂肪の多い食生活と運動不足を改善しましょう。
<ほうれい線の種類をチェックしましょう>
肌たるみ型はまず照射治療で靱帯を引き締めて。筋肉型は顔ヨガなどの運動は逆効果。すべてのタイプはヒアルロン酸注入も視野に入れましょう。
・ 上を向くと消える、肌たるみ型
・ 鼻の横の骨が凹む、骨凹み型
・ 笑うと口角が食い込む、筋肉型
・いくつかが重なった、混合型
●type4 炎症を繰り返す乾燥肌タイプ
☑水分不足の乾燥肌で、皮膚が薄め。
☑美容オタクでケアの時間が長い。
☑色白で紫外線を浴びると赤くなる。
☑筆圧が強め。強いマッサージが好み。
☑拭き取りクレンジングを愛用。
▼
刺激を減らせば、シワも減るはず。
小さな炎症を繰り返すとダメージが蓄積しシワが増えます。その原因は、まず日焼け。そして、日常のささいな刺激です。日焼けして赤くなる→白く戻る、を繰り返すと、肌が硬くごわつくようになり 修復力が低下。また、美容コンシャスほど、肌を触りすぎてダメージを与えがちです。アイメイクやクレンジングで力を入れすぎるなど、摩擦の刺激でもシワは増えます。とくに皮脂腺の少ない目周りや、首は炎症性の浅いシワができやすいもの。適切な保湿でバリア機能を整えて。肌を再生モードにスイッチし、自前のバリア成分やヒアルロン酸量を増やすフォトフェイシャルM22照射や極水光プラス(ダーマシャインで注入する水光注射)もおすすめです。極水光プラスは非架橋のヒアルロン酸2.0mlに、トラネキサム酸、極上美肌メソカクテル(FACE ANTIAGING XTRA)2.0mlを贅沢に混合した「美肌成分の極み」を真皮内に直接注入することで、肌質改善と保湿効果、シワやハリの改善効果、老化肌の改善効果をもたらします。
極上美肌メソカクテル(FACE ANTIAGING XTRA)は9種類の機能性ペプチド、28種類のアミノ酸、16種類のビタミン、3種類のミネラル類、2種類の補酵素、保湿成分等がブレンドされた高級メソカクテルです。抗酸化作用、抗炎症作用、コラーゲン線維・エラスチン線維の保護・増生作用、ターンオーバー促進作用、メラニン生成抑制作用、血流改善作用、生体機能調整作用などで健康的な肌再生に役立ちます。夏のお疲れ肌のリセットにも、部分的なちりめんジワだけでなく、刺激に負けない健康的な肌質にレベルアップする施術として、慶田イチ押しメニューです。
タイプ別のケアで、シワに悩まない若々しい笑顔をキープしましょう。
特に、美容医療の進化は目を見張るものがあります。銀座ケイスキンクリニックの施術は、周囲に気づかれない変化を積み重ねて、肌質ごと若返らせるナチュラルな仕上がりにご好評いただいています。
当院HP内で『シワを解決する治療一覧』を詳しくご紹介しています。
是非ご一読ください。
雑誌『&ROSY/アンド ロージー』2017年9月号(7月23日発売 掲載ページP26~45)
特集「じつは冬以上に過酷かもしれません、その夏肌 大人は夏こそ、保湿コンシャス」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
<「乾燥対策は、冬にしっかりすれば大丈夫でしょ!?」いえいえ、夏肌も「乾き」の大敵がいっぱい!>
夏は外気の乾燥こそ感じないけれど、それ以上に肌が干からびる危険にさらされているのです。勘違いしたまま保湿ケアを怠っていると、肌がゴワゴワ、シワシワになってしまうので要注意なのです!
●光による乾燥
遺伝子にダメージを与え乾燥=老化を促進させる
老化の原因の8割は光によるもの。肌を老けさせる光には紫外線や一部の近赤外線、ブルーライトがあり、これらに当たった瞬間から細胞の中では酸化が進行します。そのダメージは遺伝子に傷をつけるくらい深刻なもの。太陽=放射線だと思ってもらえは、その深刻さが分かるはず。紫外線やブルーライトによりメラニン生成スイッチが入り、過剰になればシミやくすみが生じます。また、これらの光により傷ついた細胞は正常な水分保持能力を失い、早くに浮き上がり剥がれてしまったり、新しく生まれ変わる肌のターンオーバー機能も狂ったりして肌が乾燥します。乾燥は肌のバリア機能が崩れている証。バリア力が低下すれば、炎症を契機にシミやシワなど老化へとつながります。
最近の研究では、太陽光中の近赤外線が、肌の水分保持や組織再生力に関与するバーシカンという成分を減らすという研究結果もでており、肌にダメージを与えるのは、紫外線だけではないことが分かっています。
●栄養不足による乾燥
夏バテからの食欲不振が肌にも悪影響を与える
暑さや湿度により夏バテ気味になると、どうしても食事の内容が偏ってしまうもの。味つけがあっさりしている、喉越しがいいなど、栄養面とは別のメリットで食事を選びがちですが、そういうもののほとんどは栄養価が低いものです。なかでも夏に顕著なのは"たんぱく質不足"に陥る女性が多いこと。生命維持に必要な臓器などが優先的にタンパク質を使用するため、充分な量を供給していないと肌や髪は慢性的にタンパク質不足になり、美しい状態は望めません。
夏に摂るべきタンパク源として、レーバーなどの肉類、うなぎ、 卵、豆類、チーズなどがおすすめです。これらには、抗酸化力の高いビタミンAとビタミンE、肌のターンオーバーに役立つビタミンB群もたっぷり含まれています。
●室内環境による乾燥
「快適」を生むエアコンで肌の乾燥が一気に加速!
多くの人が日中、長時間を過ごすオフィスは、年間を通して〝標準〟とされている〝湿度40%〟に達しているところがなかなかありません。エアコンの温度は〝28℃〟が推奨されていますが、守られているのは一部の大手企業くらいで、小規模のオフィスやデパート、特にレストランなどの店舗は震えるくらい室温を冷やしています。それに加えて夏は〝不快〟と感じる湿度を落とすため、ドライ機能を使って乾燥を促進させるのも特徴。こういった環境に長時間入れば、肌が乾燥しないはずありません。
●汗による乾燥
汗そのものは無菌でも肌を刺激する要素はあり
汗=塩基類・ミネラル系の物質は、角層の刺激になることがあります。健康な肌なら汗が付着した状態で数時間いても何も起こりませが、肌のバリア機能が低下していたり、アトピー肌だったりすると汗を刺激として受け取るため、かゆみや炎症が起こります。赤みを伴わず、肉眼では分からない湿疹として発症していることもあり、自覚していない方も多くいます。夏は外に出たり、屋内へ入ったりで、汗をかいたり、乾いたりを繰り返すもの。そうするうちに汗が濃縮され、肌あれが起こる要因も濃くなるので、こまめに濡れたハンカチでふき取りなどの対策が必要です。
●睡眠不足による乾燥
暑さで睡眠の質が下がると肌再生に影響が!
暑い季節は体力が奪われがちなので、自分が感じているよりもからだに疲労がたまっています。就寝時も気温が高いため寝苦しく、日中の疲労のせいもあって夜中に何度も目を覚ましてしまいます。これも肌再生への悪影響となり、乾燥につながるのです。ゴールデンタイムと呼ばれる22~2時の睡眠が難しくても、睡眠に入ってから3時間は妨げなくぐっすり眠ることが必要。暑さを回避するためにはエアコンの活用もありですが、肌環境においては乾燥を促進させるので冷やし過ぎは厳禁です。万全のスキンケアをする、湿度管理をするなどの対策を立てましょう。
繰り返し刺激を受けたり、炎症を起こしたりした肌はバリア機能が低下し、肌の潤い力が落ちます。そこでバリア機能をなんとかカバーし肌を守ろうと、角層が厚くなります。ただ緊急で作られた角層は機能が不完全なので、水分が浸透しにくくなり、潤い力が落ちます。この状態が続くと、潤う機能自体も低下し、乾燥がどんどん乾燥していきます。こうして、肌のターンオーバーが乱れ、夏肌の「負のスパイラス」に陥っていますのです。
夏の様々な乾燥原因による、この連鎖を断ち切るために見直すべきは、毎日のお手入れ。スキンケアの心得は、肌を正しく、清潔にすること。そのためには、【優しく落とす】【くまなく潤す】このふたつが大切。とにかく肌に刺激は大敵。せっかくのスキンケアも刺激になってしまったら台無しです。洗い方・潤し方の全てを正しく行うことが肝心です。
<ほとんどの人が「やり過ぎ」ている、クレンジング&洗顔法を見直しましょう「落とす・洗う」と乾燥の関係>
毛穴の奥まできれいにしたいと、時間をかけたり、道具をつかうほどに、キレイからは遠ざかっているかも知れません。「優しく洗う」ことがなぜ必要なのか、納得できれば実践もできます。
●むやみに洗うのではなく、何を落とすのか、考えてみる
スキンケアの3大要素は〝洗浄〟〝保湿〟〝光対策〟。そのファーストステップになるのが〝洗浄=落とす〟こと。顔の限らず人はなぜ〝洗う〟のか、落としたいもが何なのかをきちんと認識することから始めましょう。まずは、汗・皮脂・垢などの〝からだからの分泌物〟です。汗同様、自分が分泌したものでも肌はかぶれたり、荒れたりします。赤ちゃんが〝よだれかぶれ〟するのも同じこと。放置しておくとそれらは刺激となるので、1日1回は落とすべきです。次に〝外から付着するもの〟。砂ぼこり・大気汚染物質・花粉・メイク・揚げ物の油まで、様々なものが肌の刺激になります。このふたつが美肌を損なうため、朝晩のスキンケアでリセットするべき汚れなのです。
肌を洗うと、どうしても一緒に潤いも流出してしまいますが、理想的なのは不要な汚れを確実に落とし、必要な潤いはできるだけ肌に留めること。
●落としたいのは「汚れ」だけ。肌の潤いは極力残す
洗浄のポイントは、〝不要な汚れだけを落して、肌が本来持つ潤いは残す〟こと。汚れの多くは油性のため、親油性である界面活性剤を使うと良く落ちます。〝油を落すには油〟というわけです。しかし、ここで問題なのが角質層で水分保持を担っている〝細胞間脂質〟も油ということ。だから、汚れを落そうとすると自前の保湿成分も一緒に落ちてしまい、乾燥の引き金となってしまうのです。流失をゼロにすることは不可能ですが、限りなくゼロに近づける工夫は必要。〝汚れを落とす〟と〝潤いの流出〟のバランスをギリギリのところでとるために、洗浄方法やアイテム選びに気を配ってみるといいでしょう。
●洗浄剤だけで汚れの大半は落ちるのに...乾燥を上塗りするのは「洗い方」
NG!ジャバジャバ:摩擦は手やブラシだけで起こるものではありません。水圧だって同じこと。洗面所で、バスルームで肌に勢いよく水を当てることも、思いのほか肌の刺激になっています。
NG!ゆっくり:界面活性剤が肌にのっている間中、角層から細胞間脂質が溶け出してしまします。じっくり、ゆっくりのクレンジングや洗顔は、摩擦を与えていなくても肌の潤い流出に加担しています。
NG!ゴシゴシ:摩擦は角層をシェーブするようなもの。保湿クリームを塗らずカミソリでムダ毛を処理すれば角層を削ってしまいますが、あれと同じようなことが洗顔時に残っているのです。
●夏のクレンジングでちょっと気になることQ&A
Q.外出先でヨレたメイクを優しく落とすのは?
A.クレンジングではなく少量のクリームでオフ
綿棒の先にクリームをつけてヨレた部分に塗れば落ちます。同じ油分でできたクレンジングとクリームの違いは〝洗い流しが必要かどうか〟なので、ちょっとしたヨレはこれでOK。
Q.しっかりメイクした目元を優しく落とす方法は?
A.コットンを2枚に割いて目元に置けば摩擦が起きにくい
ウォータープルーフのマスカラやアイラインを落とす時などは、コットンに専用クレンジングをたっぷり含ませ、2枚に割いて1枚は下まぶたの上に、1枚はまつ毛の上からのサンドイッチ戦法を。マスカラを拭う際、下まぶたに押しつけると摩擦が起きるので、コットンをはさんでおき、その上を滑らせて。最後に二つ折りにしてキレイな面でアイラインを優しくオフしましょう。
<洗顔後、化粧水の前に1ステップ挟んで保湿力アップ「潤道」を作るブースター>
毎日、一連の流れ作業のようにスキンケアをしていませんか?しかも夏は「べたべたするから」という理由で保湿不足の人が多いという現状も。でも夏の乾燥度合いを知ったら、化粧水だけで終われないはず。きちんと肌に響く、保湿ベースのスキンケアを見直しましょう。
「プレ化粧水」や「導入液」とも呼ばれるブースター。化粧水前につけることで、その後のスキンケア用品の浸透を助けるもの。お手入不足の人、日焼けなどの影響で角層が厚くなっている人は効果を感じやすいでしょう。ひと手間で潤いがアップするので、ぜひ試して。
<潤う準備ができた肌に、いよいよ本格的な保湿をスタート 大人の肌を救う、保湿重視のスキンケア>
保湿が手薄になっている夏のスキンケア、外気の高い保湿と、汗のベタつきで「乾燥してない」と勘違いしないこと。しっかり届いて潤うコスメを選べば、乾燥しにくい揺らぎにくい肌が現実可能に。
●保湿の要は細胞間脂質!整った角層は揺らぎにくい
保湿とは、肌の水分量を保つことです。角層は肌のもっとも表面にあり、皮脂膜・天然保湿因子(NMF)・角質細胞間脂質により保湿されています。この3つのうち、水分保持の役割の80%を担っているが角質細胞間脂質。角質細胞間脂質の主成分はセラミドで全体の50%。自身の角質細胞が作り出す脂質で、角層の間に水を抱え込みながら、細胞同士を密着させる作用があります。例えばアトピー性皮膚炎がある人は、そうでない人と比べると、セラミドの量は1/3しかありません。つまり、セラミドをはじめてとする保湿成分を角層にきちんと届ければ、潤いのある肌を保つことができるのです。
●夏は特に、抗酸化成分に着目したコスメ選びを
夏は美白ラインのコスメが好まれやすいのですが、これは夏に限らず通年使用していいもの。短い期間の使用では、長い目で見るとあまり効果が期待できないからです。一品だけでもいいので毎日のスキンケアに取り入れてみるといいでしょう。夏は紫外線に始まり、からだや肌が酸化の危機にさらされている季節。狙いを定めるなら抗酸化成分配合のコスメです。酸化も肌の乾燥を促進させてしまうので、保湿成分の補給とともにサビ対策と打てば潤った肌を実現する近道に。抗酸化でベーシックな成分は、〝ビタミンエース〟と呼ばれるビタミンA・C・Eですが、様々な種類があるのでぜひチェックしてみてください。
SELECT POINT
☑浸透力が高い
☑抗酸化成分配合
☑ベタつきにくい
抗酸化ベーシック成分
ビタミンA:化粧品には「レチノール」という名前で配合され、特に抗酸化作用が高い成分。脂溶性のため浸透力が高く、紫外線吸収剤として自らが壊れることで日焼けの害も生じにくくしてくれる。
ビタミンC:メラニン還元効果を持つ抗酸化成分。「黒を白にする」ほどのパワーを持つが、製品によって浸透力に差があるため、浸透力の高い分子構造のものをきちんと選ばないと期待する効果が得にくい。
ビタミンE:「サビ止めのビタミン」と呼ばれる高い抗酸化作用を持つ。ビタミンCと一緒に使用すると、相乗効果でより強い抗酸化作用を発揮。メラニン色素を含んだ古い角質もスムーズにオフできる。
日本の夏は湿度が高く、乾燥とは無縁と思っている方が多いのですが、実際のところ夏肌の実情はカラカラです。強力な紫外線、エアコンによる乾燥、さらに夏バテでエネルギーを消費してしまうと、肌まで栄養が行き渡りません。毎日のスキンケアで、夏の正しい乾燥対策を学びましょう。
ぜひ、ご一読ください。
雑誌『美人百花』2017年8月号(7月12日発売 掲載ページP139)
特集「みんなが悩む夏の3大トラブルを緊急レスキュー!汗、日焼け、メイクのヨレをその道のプロがなかったことに!!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
いまや老若男女がすべき「光対策」【日焼け&美白対策講座】
太陽の光に当たるか当たらないかで「肌の老け方」が大きく変わります。即刻本気で対策をしましょう。老化の原因の8割は太陽光による「光老化」です。無防備に浴びないよう紫外線対策をしましょう!
◎STEP1:きちんと知った上で使いましょう!UVアイテムの選び方
<日焼けの基本知識>
UV-A波とUV-B波、近赤外線、そしてブルーライトが美を損なう恐怖の光です。これらの光を浴びた瞬間から細胞の中で酸化ストレスは刻一刻と進行します。UV-Bは表皮まで届いていわゆる赤くなる日焼けやシミの原因になり、UV-Aとブルーライトは真皮まで深く届いてシワをもたらしますます。太陽光の約半分をしめる近赤外線の一部の領域はさらに奥、血管や筋膜まで届いて、たるみや赤ら顔などの肌老化に影響することがわかってきました。
<表記の読み方と日焼け止めの効果>
"SPF"はUV-B、"PA"はUV-Aをどの程度ブロックすできるかを表す数値です。いわゆる肌が黒くなるのを防ぐのはSPFで、数値は日に当たって肌が赤くなるまでの時間(平均20分)を何倍遅らせることができるかを示しますSPFは2~50+まで製品ごとに測定し表記されています。一方、PAはUV-Aのカット力を表し、+~++++まで4段階あります。
<一番紫外線を通さない色と素材>
●色
1位ブラック85.9%
2位ターキス81.6%(エメラルグリーンのような濃い水色)
3位イエロー77.8%
4位ピンク59.9%
5位オレンジ55.5%
6位オフホワイト42.3%
※紺や黒などの濃い色みの服は、それだけで紫外線を大幅にカットします。淡い色を着たいのなら、UVカットの加工生地を選びましょう。
●生地
1位ビニロン87.4%(作業着やバックに使用され吸湿性に優れる生地)
2位ポリエステル86.5%
3位羊毛82.2%
4位アセテート70.8%(絹のような光沢感があり婦人服に多い)
5位綿69.8%
6位ナイロン66.7%
※耳慣れない名前もありますが、とにかく合成繊維で目の詰まった生地はよりカット率が高くなります、是非服のタグをチェックしてみましょう。素材の種類だけでなく、厚みも大きく影響します。
◎STEP2:できるだけダメージレスで過ごすには!?効果的な24hUV対策
<朝の朝食で何を食べるかが重要>
●光を吸収しやすくなる"ソラレン"の入った食物はNG!
果物なら柑橘系やキウイ、アセロラなど、野菜ならセロリなどセリ科野菜やパセリ、パクチー、ブロッコリーの茎などがソラレンが多く朝食にはおすすめできません。食べてから2時間後に紫外線を吸収しやすくなるソラレンが皮膚や目に届くので、外を出歩く前は食べるのを控えましょう。
●朝食にチョイスすべきは抗酸化力の高い食材
ビタミンエースと呼ばれるビタミンA・C・Eやリコピン、アスタキサンチン、アントシアニンなどのポリフェノールをたっぷり含んだ食材がおすすめです。野菜ならパプリカ、オクラ、かぼちゃ、トマト、肉類なら鶏、豚のレバー、卵、鮭、果物ならいちご、ブルーベリー、リンゴ、すいかなどです。
<体の内外から紫外線を徹底ブロック>
●飲む日焼け止め
世界中の皮膚科医がおすすめする強い抗酸化作用成分ファーンブロックなどを含むサプリメントです。事前に飲めば日焼けで生じる酸化ストレスを消してくれます。
●髪のUV対策
スプレータイプの日焼け止めで紫外線や、近赤外線から髪と頭皮を守り、メイクの上からも仕上げに使用するのもおすすめです。
※もちろんしっかり塗る日焼け止めも忘れずに!!
<UVアイテムは忘れがちなところもしっかりと!!>
うなじや耳の裏、足の甲など、焼けやすいのにうっかり忘れがちな部位は2度塗りをしましょう。
<出歩くときは徹底して日陰を歩くべし!!>
外を歩くときは、建物の側(日陰)を選んで歩き、地下道がある場合は少し遠回りでもそちらを選ぶなどの日常生活では工夫をして紫外線を避けましょう。
<室内にいても油断は禁物、窓からの紫外線に注意!>
何十年も片側だけから日に当たり続けた人が、その側だけ、ものすごく老化した例もあります。実は遮光フィルムを貼っていても肌に届いてしまう光があるため室内でも要注意です。
◎STEP3:知っておくだけで回復が早まります!日焼けしてしまった時の対処法
①幹部を冷やす
日焼け直後は冷たいおしぼり+保冷剤で冷やし、少したったら、乾いたタオル+保冷剤で冷やし、肌を濡らさないようにします。
②シンプルな保湿クリームを塗る
日焼けをしたら手厚くケアというのは逆効果です。ヒリヒリが落ち着くまでは、しみない「ワセリン」などのシンプルな保湿剤が最適です。正し、ワセリンは保湿効果は低いので、炎症が治まったら、セラミドやヒアルロン酸などを含む保湿クリームに変えましょう。
③痛みが強い時は鎮痛剤
日焼けした患部が痛むようなら、やけど状態。日焼け直後とその日の夜に「ロキソニン」などの消炎鎮痛剤を飲むと炎症が早く抑えられます。
※日焼け直後に美白アイテムの乱用はキケンです!1週間ほどおいて日焼けが落ち着いてから使用しましょう。炎症中の肌はとにかく守りに徹してください。回復するまではハイスペックな美容液やパックはお預け、新しいコスメを試すのも禁止です。
すでに紫外線が強く日焼けが怖い毎日ですが、しっかりと紫外線対策をして出かけましょう!是非、参考にご一読ください。
雑誌『vikka/ヴィカ』2017年8月号(7月12日
特集「なんとなくつらい...を撃退!30代レディの不調対策ノート」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
体臭:汗自体は無臭なので夏場はこまめに拭き取りましょう。
【足がくさい人は水虫なの?】
水虫は白癬菌というカビの一種が皮膚の角層に寄生する感染症です。よく「足がくさい=水虫」と思われがちですが、実は白癬菌自体はにおいません。ですが、汗をかいた足を放置するなど、不衛生な状態でいると菌に感染してしまい、指の間などの角質が厚くなることで、蒸れてにおいが発生しやすいのです。白癬菌はヨガスタジオや温泉施設など、裸足で歩く場所ならどこでも潜んでいて簡単にうつります。ですが、菌自体はさほど強くなく、菌が足についても24時間以内に洗い流せば感染を防げるので、足は常に乾燥させて清潔に。もし、かゆみがあればすぐに病院で検査をしましょう。
頭痛、体臭、便秘などの、ちょっとした不調をズルズルと引きずっていませんか?実はそんな不調は身体からの小さなサインかもしれません。心身ともに健やかな毎日を目指しましょう。
是非、参考にご一読ください。
雑誌『MAQUIA/マキア』2017年9月号(7月23日発売 掲載ページP170~171)
特集:夏のお悩み解決美容大辞典「夏不調まるっと解決100問100答」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
この時期に感じる、体の重さやダルさ、不眠、ニオイ、代謝ダウン、汗トラブルなど、まさに日本の"魔夏"のお悩みに立ち向かい、乗り切る方法を美と健康のプロたちが指南します。
【ドキッ!私、ニオってる!?汗とニオイを解決】
Q、そもそも汗とは何か?
A、体温調節や興奮、緊張のときに体から出る水分のことです。
特に体温調節のために出る汗は重要です。蒸発するときに体の熱を奪い、体温が上がりすぎるのを防ぎます。汗はナトリウムなどのミネラルで、保湿成分を含みます。
Q、運動したときの汗と、緊張などで出る汗、なんだがニオイも質も違う?
A、汗の種類が違います。
汗には2種類あり、運動や体温調節で出るエクリン汗はサラサラですが、緊張するときにはアポクリン汗も分泌し、脂肪酸を含んでじっとりし、常在菌に分解されることでニオイを発生させます。
Q、自分がニオっているのかわからない...確認方法はありますか?
A、肌に触れた手をかいでみましょう。
ワキや頭皮など、汗が出やすい部分に直接触れ、その手をかいでみましょう。湿度が高い日はニオイを感じやすくなります。ちなみに、体臭が他人に伝わる距離は20~30㎝ほどです。
Q、加齢臭とは?
A、40歳くらいから増える枯草のようなニオイです。
加齢臭のもとは、皮脂の中の脂肪酸が酸化して発生する、"2-ノネナール"という物質です。体の抗酸化力の低下に伴い、40歳くらいから徐々に増えていきます。酸っぱいような枯れたような独特のニオイで、主に体の中央ラインや背中から発生します。女性ホルモンのエストロゲンは皮脂分泌を抑える作用がありますが、更年期に近づいて減少すると、女性も加齢臭が出てきやすくなります。
Q、パーツ別のニオイに効果的な洗い方やアイテムは?
A、頭皮:耳の後ろ、後頭部の生え際を重点的に洗います。
ボディ:胸や背中の上部、脇の下をしっかりと洗います。
デリケートゾーン:専用のものを使うのも良いが、通常のボディソープをよく泡立て洗うのもおすすめです。
Q、敏感肌なので、制汗剤が使えません。
A、濡れたおしぼりで押さえてオフしましょう。
制汗剤の揮発性アルコールが刺激になることがあります。汗は洗い流すのが一番ですが、濡らしたおしぼりでポンポンと軽く抑えるだけでもすっきりします。ベビーパウダーもおすすめです。
Q、素足にパンプス、なんだかニオう。どうすればいい?
A、足裏は汗が多い部分、ストッキングを履くだけでも違います。
ただでさえ汗が多い部位で密封されて菌が繁殖します。シートなどでこまめに足を拭いて、ストッキングを履くだけでも違います。履いた靴は1日以上陰干しをしましょう。
Q、ワキは経皮吸収率が高いと聞きましたが、制汗剤を使用しても平気?
A、基底膜を通り越して体内に入る可能性はまずありません。
皮膚のバリア機能は強固で、一般的に売られている化粧品を普通に使用するぶんには、経皮吸収の心配は少ないでしょう。敏感肌を自覚している人は、肌の様子をよく見て炎症を起こしているときは避けるようにしましょう。
Q、汗くさいと思われたくないから、汗をかかないようにしています。
A、熱中症のリスク増大!
体温調節ができなくなって熱中症のリスクが増します。汗は 出すほど濃度が下がりニオイも減るので、積極的に出したほうがニオイ対策になります。
Q、汗腺は人により数が違うもの?成長により増えたり減ったりするもの?
A、個人差はありますが、赤ちゃんの頃から数は一生同じです。体表面積が少ないのに汗腺の数が一緒だから子供は汗っかきなんですね。
Q、汗をかきたくないので水分はあまり摂らないようにしています。
A、水分は必ず摂って下さい!
無理に水分を抑えるのは危険です!特に運動する時や緊張するシーンでは渇きを感じにくいので、喉が渇く前に積極的に水分を摂取する心がけも大切です。
Q、汗ジミをつくらない方法は?
A、ゆったりとしたシルエット&麻などの軽やかな服がおすすめです。
風通しの良い服を着て、汗の水分をどんどん蒸発させ、それでも気になるのなら、思い切って汗腺の機能を局所的に抑えて発汗量を減らす"ボトックス注射"を選ぶのも手です。一度注射すれば6~10カ月程度効果が継続します。
Q、汗を拭くほど、なんだか逆に汗が噴き出る気がするのはなぜ?
A、調整機能がうまく働いていない証拠です。
体温調整力が弱い証拠です。太い血管があるワキや首に保冷剤や冷たいペットボトルを当て、もう汗を出さなくてよいというサインを体に送ってください。汗を拭くときは濡れおしぼりがおすすめ。水分が蒸発するときに熱を奪って体温を下げてくれます。
Q、口臭予防には舌のブラッシングもしたほうがいい?
A、歯のブラッシングのほうがはるかに大事です。
舌の溝にニオイ物質が付くこともあるので舌磨きも良いですが、基本は歯磨きとフロスです。特に歯の間の食べカスはフロスでしか取れません。
Q、生理前は汗のニオイも強まる気がします。
A、個人差はあるが、可能性はあります。
プロゲステロンの影響で皮脂が増える生理前は、アポクリン汗がニオイやすくなる可能性があります。また、疲労やストレスで肝機能が落ちた時もニオイが強まります。
Q、頭皮のニオイを予防する方法は?
A、定期的に頭皮のディープクレンジングをしましょう。
皮脂が多い人は頭皮のディープクレンジングを定期的に行いましょう。耳の周りや首の上の生え際を重点的に洗いましょう。洗浄成分が残ると炎症が起き、頭皮の常在菌が増えることがあるので、しっかり洗い流してください。
せっかくの夏のファッションも、汗ジミや汗くささで台無しになってしまいます。涼やかな美人になるコツとして、是非、ご一読のうえ、参考になさってください。
TOKYO MORNING RADIO』7月3日、7月10日(月)OA内容
別所哲也さんがパーソナリティーをつとめる、朝のラジオ情報番組の「サンスター Pleasure Pick Up!」のコーナーで慶田院長が皮膚科専門医として出演いたしました。
「健康」と「美」にまつわるトピックスを日替わりで放送しているコーナーで、毎週月曜日は「ヘルス&ビューティー」がテーマ。2週にわたり夏のビューティーダメージに関する知識を、クイズ形式で紹介。今回が第五弾・第六弾の出演です。
7月3日OA
Q.夏の肌ケア対策で 注意したいのは、紫外線による日焼けだけではありません。
夏になると、お肌の「ある事」が加速します。その「ある事」とは、なんでしょうか?
1.「お肌の糖化」2.「お肌の黒ずみ」3.「お肌のたるみ」
A.答えは、3番の「お肌のたるみ」です。
夏になると紫外線により、お肌のたるみが加速します。
表皮の内側にある肌組織の大部分を占めている所を「真皮」と言いますが、肌がたるむ主な原因は、この真皮にあるコラーゲン線維とエラスチンがゆるみ、硬くなってしまうからです。コラーゲン線維は、肌の骨格のようなもので、そのジョイント部分となるのが、エラスチンです。コラーゲン線維とエラスチンは、ともにタンパク質で出来ていて、年齢とともに減少し、切れたり細くなったりしますが、それを助長させるのが、紫外線です。
紫外線は、真皮まで届いて、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などを作り出す線維芽細胞を傷つけ、コラーゲン線維の分解を進行させる酵素を増やします。
その結果、コラーゲン量、ヒアルロン酸量は減り、変性したエラスチンが増えるので、深いシワやたるみとなって現れます。また、二の腕の振袖のようなたるみや、ボディラインのくずれもコラーゲン線維の劣化による場合があります。
紫外線予防は、たるみ予防にもっとも有効な一手です。肌の構成要素を再生させる為には、タンパク質や、ビタミン、ミネラルなどの栄養をきちんと摂り、十分な睡眠を心がける事が大切です。紫外線に注意して、ハリのあるお肌を守りましょう。
また、夏の紫外線対策としてビタミンCを多く摂りたい場合は、光毒性物質の「ソラレン」に注意して下さい。ソラレンは、食べる、ぬる、どちらの場合も紫外線の感受性を高め、
全身のメラニン形成を活性化するためシミや、色素沈着の原因となります。
ソラレンを多く含む食品には、レモンやグレープフルーツなどの柑橘類があります。
これらは、朝食ではなく、夜食べるようにしましょう。
夏の紫外線対策として、ビタミンCを多く摂りたい場合には、ソラレンを含まない赤ピーマンや、赤キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどがおススメです。
7月10日OA
Q.夏のビューティーダメージで 注意したいのは、紫外線による日焼けだけではありません。夏に注意したいビューティーダメージは、次のうちどれでしょうか?
1.お肌の「隠れ乾燥」2.お肌の「隠れ太り」3.「隠れむくみ」
A.答えは、1番のお肌の「隠れ乾燥」です。
お肌を触るとカサカサしていたり、普段よりも硬くなったりしているように感じたら、肌に水分が足りていない可能性があります。
汗をかく夏の間は、汗のせいで肌がうるおっているように感じがちですが、エアコンの効いた環境で過ごす方が多い現代では、実際には乾燥している事があります。そのままにしておくと、秋ごろから、乾燥、くすみ、シワなどで悩む事になります。
そこで、今から、自分の肌が隠れ乾燥肌かどうかがわかる、チェックをしてみましょう。
これから言う10項目のうち、5つ以上当てはまった方は、
隠れ乾燥肌の可能性がありますので、今からしっかり乾燥対策をして下さい。
1、化粧ののりが悪い
2、肌のキメが粗く、毛穴が目立つ
3、冬の間は、肌のカサつきが気になっていた
4、ちょっとした外出や、洗濯物を干す程度なら日焼け止めは塗らない
5、肌がキュッキュッとなるくらいまでしっかり洗う
6、夏の間は、保湿クリームは塗らない
7、エアコンの効いた部屋で長時間デスクワークをしている
8、睡眠不足の日が多い
9、便秘ぎみ
10、タバコを吸う
以上です。
5つ以上当てはまったと言う方は、その項目に特に注意して下さい。
夏のお肌の乾燥対策としては、保湿クリームをしっかり塗ることをおすすめします。また、夏の間は食が細くなり、冷たいものや、さっぱりしたものばかりになりがちですが、油不足、栄養不足から肌の乾燥が進む場合が多くあります。インナーケアとして、食事のバランスを意識してみると良いでしょう。
ちなみに、暑いからといって、水のスプレーを顔やボディにかけるのは、逆に肌を乾燥させる事になります。濡らすことで肌のバリアが壊れ、水分が蒸発する時にかえって乾燥が進む可能性があります。
顔やボディは、濡らしたら出来るだけ早くタオルで肌を押えるようにして拭き取りましょう。そのあとは、保湿クリームなどで、うるおいが逃げないようにしっかり保湿してくださいね。
是非、ご参考になさってください。