特別付録「顔が5歳若返る・パーフェクトケアBOOK」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
(掲載ページP20~)
Method2:毛穴目立ち、乾燥肌を改善
【皮脂量を調整して毛穴目立ちも乾燥も改善、こすらない!触らない!3分!エアリー洗顔】
少なくても多すぎても厄介な皮脂、2タイプの肌質に応じて「取る」「残す」「補う」を使い分ければ、コントロールできます!スキンケアをちょっと変えて、自分史上最高の美肌を目指しましょう。
〇皮脂が少ないモモ肌(普通肌・乾燥肌)
・思春期のニキビが軽かった
・子どものとき、アトピーだった
・冬は、すね・ひじ・目元がカサカサになる
長所:キメが細かい、ニキビができにくい
短所:肌荒れしやすい、乾燥小ジワができやすい
〇皮脂が多いミカン肌(脂性肌・混合肌)
・Tゾーン以外もテカる
・洗顔後、10分放置しても乾燥しない
・思春期のニキビがひどかった
長所:シワができにくい、外的刺激に強い
短所:毛穴が目立つ、ニキビ・ニキビ跡ができやすい
◎お風呂で3分!エアリー洗顔
両タイプとも「こすらず落とす」がキモ!!
皮脂量を調整するカギは洗顔にあり!"こする"刺激は乾燥や毛穴目立ちを悪化させる原因になります。肌タイプ別にこすらず不要な皮脂だけを落とす方法をマスターしましょう。
皮脂の分泌量には個人差があり、皮脂量が少ない人はキメ細やかで刺激を受けやすい"モモ"のような肌、皮脂量が多い人はシワができにくく毛穴が目立つ"ミカン"のような肌になりやすいのです。ただし、ケアの仕方で今の肌タイプを招いている人も多いのです。
洗いすぎは乾燥を悪化させます。皮脂分泌にかかわる男性ホルモンは、10~20代をピークに緩やかに減るため、女性は30歳ころから皮脂量が不十分となり、乾燥傾向になります。ですから、以前と同じ洗い方では洗いすぎになりがちです。皮脂量を調整するには、スキンケアを見直しましょう。洗顔は不要な皮脂を落とすために必要ですが、洗いすぎると、肌荒れや毛穴目立ちを悪化させる要因にもなります。肌タイプにあった洗顔方法を試してみましょう。
≪肌タイプは皮脂量で判断!≫
肌タイプは皮脂の分泌量に加えて、スキンケアの状態にも左右されます。現状の肌タイプに合わせたケアをしましょう。
●乾燥肌⇒モモ肌のエアリー洗顔を
もともとの皮脂分泌量が少ないタイプ。洗顔のし過ぎや、湿度が低い時期や環境で保湿ケアを怠ったりすることなど、誤ったスキンケアが誘発している場合もあります。
●普通肌⇒モモ肌のエアリー洗顔を
皮脂が適量なタイプ。表皮の潤いが保たれ、角質細胞の生まれ変わりは正常であり、バリア機能や皮膚再生能力も保たれます。
●混合肌⇒ミカン肌のエアリー洗顔を
Tゾーンは皮脂が多いものの、頬などは水分量が少ないタイプです。丁寧な洗顔や保湿を行っているつもりが、洗い過ぎや油分過剰になっている場合も。
●脂性肌⇒ミカン肌のエアリー洗顔を
もともと皮脂分泌量が多いタイプ。クリームやオイルなど油分を多く含む化粧品を使い過ぎの場合もあります。毛穴を埋めるメイク法も悪化を招きます。
【こすらず落とし過ぎを防ぐ、モモ肌のエアリー洗顔】
◎モモ肌は1分間置くのがポイント!!
「皮脂のとりすぎ」と「こすりリスク」を防ぐのが大切です。メイク落としは、クレンジング剤が乳化するまでに十分な時間をとることが重要です。クレンジング剤をのせて1分ほど待ちましょう。入浴時なら、温度と湿度で乳化しやすくなります。こするのはもちろん、マッサージする必要もありません。
① メイク落としを顔に5点置きして広げる
ジェル、オイル、ミルク、クリームなど好みのメイク落とし剤を額、鼻、頬、顎の5点に置いてから顔全体に広げ、手のひらで温めるように、軽いタッチで広げます。
②1分放置してなじむのを待つ
そのまま1分置いて、メイク落とし剤とメイクが馴染むのを待ちます。湯船につかりながら待つのがおすすめです。蒸気による温め効果も加わり、馴染みやすくなります。
② 軽くくるくるして乳化させる
指で軽く、くるくると円を描くようにして、メイク落とし剤を乳化させます。こすっても落ちやすくはならないので、絶対に肌をこすらず、指は浮かせるようにしましょう。
④こすらないように流す
37~38℃くらいのぬるま湯で、肌をこすらないように流しましょう。熱い湯は必要な皮脂まで落ちてしまい、水は乳化したメイク落とし剤が落ちません。
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美白コスメの効果が上がるスペシャルケア
密閉ケアで即、肌が明るく!
【2分美白ラップマスク】
美白シートマスクは、密着させることで有効成分の浸透を高めます。タオルスチームでやわらかくなった肌なら、より成分が浸透しやすくなります。さらに、シートマスクの上にラップを張って密閉力を高めると効果的です。ラップマスクを置く時間は、1~2分で十分です。長時間マスクを肌に密着させると刺激性皮膚炎のリスクが高まるので、長くても5分以内にしましょう。
≪用意するもの≫
美白有効成分が配合された市販のシートマスクか、市販のパック用のシートに手持ちの美白化粧水を含ませて行ってください。シートマスクを使用する場合は、商品の説明書きの使用時間や回数の範囲内で行ってください。
≪美白ラップのポイント≫
◎時間の置き過ぎは禁物!
シートマスクを長時間密着させると、逆に肌の乾燥を招くこともあります。
◎マスクの美白成分もチェック!
ビタミンC誘導体やトラネキサム酸など美白有効成分が配合されたマスクを選びましょう。
ラップマスクなら2分でOK!潤いが満ちて透明度アップ!!
●顔全体にシートを密着させる
あらかじめ化粧水で肌を整えてから、シートマスクを顔にのせ、手のひらでやさしく押さえながら密着させます。
「ポイントケア」目元ローションをなじませる!
皮膚の薄い目元が乾燥しないように、シートマスクの液を指で延ばします。
●ラップは顔の上下に分けて張る
ラップはマスクを完全に覆るよう大きめにカットし、必ず呼吸できるように鼻の穴を避けて、顔の上下に分けてはります。
●2~5分、密着!
ラップで密閉することで浸透力がアップします。5分以上は置かないように気をつけましょう。
「デコルテケア」シートマスクに残った分を首筋になじませる!
シートマスクに残った液は、保湿を怠りがちな首やデコルテになじませましょう。
●パック後はしっかり保湿
パックで肌が潤っているうちに、乳液やクリームなどの油分でなるべく早く保湿をしましょう。
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カサカサ、肌荒れ、くすみ、の原因はお風呂の入り方にあった!?
【やってはいけない入浴法】
美容の為に毎日の入浴は欠かさない!という女性は多いはずです。でも、肌に良かれと思って行っている入浴法が、実は肌に対して悪影響をもたらしているかもしれません。
≪お風呂に入ることは美肌にとってメリットとリスクがある≫
●リスク
・時間や温度を間違えると、乾燥肌を招く
・水道水の塩素が肌に刺激になることも
●メリット
・毛穴が開くのでこすらなくても汚れが落ちる
・血行を促進させて美肌度がアップ
・自律神経が整い、肌荒れやくすみが改善
やってはいけない入浴法①「全身を毎日石鹸で洗う」
⇒肌荒れ、くすみ、乾燥の原因に
毎日、石鹸で全身をごしごし洗うのは、実は肌に良くありません。体には皮脂腺が多くて皮脂分泌が多い部分と、そうではない部分があります。皮脂腺が多い部分には酸化した皮脂汚れが付きやすいので、毎日石鹸で洗っても問題ありません。ただし、二の腕や脚などは毎日石鹸で洗うと乾燥を招くので1日おきにしましょう。また、体を洗うのは入浴の最後にしましょう。体を洗った後はバリア機能が低下するので、その後に湯船につかると、細胞間脂質などが漏出して肌がカサカサになります。
●毎日洗ってもよい部分:皮脂腺が多いのは胸の上部、両脇、背中上部です。
洗浄剤をしっかり泡立てて短時間でなでるように洗い、十分にすすいでください。その他の部分は、すすぐときに流れる洗浄剤だけでも十分です。
●さらに美肌になるポイント:洗浄剤はしっかり泡立て、手のひらで洗うとしっとり肌になります。
やってはいけない入浴法②「肌がふやけるほど長くつかる」
⇒乾燥肌の原因に
やってはいけない入浴法③「髪や体を乾かすのに10分以上かける」
⇒乾燥肌の原因に
●さらに美肌になるポイント:ドライヤーは低温設定とし、出来るだけ顔に当てないようにしましょう。
肌の乾燥を進めないためには、ドライヤーの温度は低めにして、風が顔や体にできるだけ当たらないようにしましょう。
やってはいけない入浴法④「肌が弱いのに、さら湯に入る」
⇒肌荒れ、かゆみの原因に
やってはいけない入浴法⑤「入浴中にスマホを見る」
⇒肌荒れ、くすみの原因に
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【美肌と見た目年齢に関するQ&A】
Q、甘いものはやっぱり肌に悪い?
A、食べ過ぎると、糖化による黄くすみになりやすくなります。
甘い物がやめられない、パスタやパンが大好きな人は、糖質の摂取量が多くなりがちです。摂り過ぎて代謝できなかった糖が体内でコラーゲン線維やエラスチンなどのたんぱく質と結びつくと変質します。この"糖化"作用によって肌の弾力性や柔軟性が下がり、肌のたるみなどにつながります。
是非、ご一読のうえ、スキンケアにお役立て下さい。