雑誌『美的』2022年2月号(2021年12月22日発売)
特集「冬のちま悩み解決ノート」(P164~169掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されました。
毎年冬が来る度に繰り返す細かい悩み。かかと、指先、髪...少しだけ気になっているそのお悩み、賢者の知恵をお借りしてこの冬こそ解決!
■顔のお悩み
【ちゃんと保湿しているつもりなのに止まらない...。冬ならではの顔の乾燥トラブルをまるごと解決!】
・「唇の端っこが切れてなかなか治りません...」
解決:胃の不調も原因のひとつ。ビタミンB2・ビタミンB6の補給が必要です。唇には皮脂腺がないため、連続した口角も乾燥すると割れやすくなります。また、胃の疲れや胃炎、飲酒量増加などの不調により、口角炎を起こすことも。バランスの良い食事やビタミンB2・ビタミンB6の補給、十分な睡眠を心がけましょう。
当院では、乾燥肌やアトピー肌の乾燥集中ケアとして、『ケミカルピーリング』や『プラズマシャワー』、『水光注射(水光プラス)』などをご提案させていただいております。
ピーリングと聞くとさらに乾燥するように感じられるかもしれませんが、『ケミカルピーリング』はフルーツ酸によって皮膚の角層をごく薄く溶かし、表皮のターンオーバー(代謝)がスムーズになり、細胞間脂質や天然保湿因子などのバリア成分を作る力が整うため、表皮の水分量が増加。角質細胞間脂質や天然保湿因子(NMF)が十分に作られると、肌のバリア力がアップします。瑞々しく美しい肌になるだけでなく、しなやかで強い皮膚に変わっていきます。また、角栓や酸化皮脂を溶かすので毛穴のつまりを解消します。さらに、ピーリングすることで角質からの治療薬、美白剤、美容液の浸透が高まる為、治療効果アップが期待できます。
『プラズマシャワー』は高い殺菌効果で肌フローラを整え、針を使わずに高分子の薬剤を導入し、コラーゲンを再生するスイッチを入れる新しいジャンルの導入系マシンです。皮膚表面では強力な滅菌作用、真皮では線維芽細胞が刺激され、コラーゲン・エラスチンの産生が高まり、肌にハリや弾力をもたらします。単体でも高い効果を得られますが、結合している細胞接着分子を一時的に切り離すことで、施術後に塗布する薬剤の吸収を飛躍的に高めることが出来ます。お悩み・目的に応じた成分を効率よく肌の奥に浸透させ、さらに仕上げに、細胞の修復や再生を促す密着性の高いパックを行い、素肌の美しさに一層磨きをかけます。
どちらも痛みはなく、ノーダウンタイムで気軽に繰り返し受けられるので、大事なご予定前のスペシャルケアとしてもおすすめです。
また、韓国の有名人の間で人気の施術『水光注射(水光プラス)』。自動注入機『ダーマシャインプロ』を用いて美肌効果の高い薬剤を短時間でお顔全体に注射できる肌質改善治療です。乾燥肌が気になる方、肌萎みやちりめんジワが気になる方、加齢によって毛穴が目立ってきた方、お肌にツヤを出しキメを整えていきたい方、プルプルもちもちした肌質をお肌全体に叶えたい方にお勧めです。施術直後は針の跡に沿って、小さなプツプツとしたデコボコが少し目立ちますが、ほとんどの場合、1~2日程度で自然に消腿します。目周りや施術を多く重ねた部位には、2~3日間針痕が赤く残ることがありますが、メイクでカバーできる程度です。
■足&脚のお悩み
【つらい冷えや見て見ぬふりをしがちなむくみ。先手のケアで今年の冬はもう悩まない】
・「足の指が赤く腫れて痛痒いです。これはもしかして霜焼け(しもやけ)?」
解決:霜焼けは治すのが大変です。日ごろから対策をしておきましょう。霜焼けは昔の病気という印象があるかもしれませんが、原因は冷たい空気にさらされていることなので、最近でもあり得る事です。保温性の高い靴下をはくなど対策をしつつ、かゆみなどを感じた時は早めに皮膚科を受診しましょう。
・「すねが粉を吹きます。夜、保湿をしていても朝には白くカサカサになります。」
解決:すねは最も乾燥しやすい部位です。洗いすぎず、朝晩2回のたっぷり保湿を習慣にしましょう!乾きやすいすねは朝晩2回の保湿が必須です。吸湿発熱線維は肌を乾燥させやすいので、シルクやコットン製のインナーを選択しましょう。
・「ブーツを脱いだ時に蒸れたにおいが気になっています。」
解決:まずはしっかり洗うことです。物理的ににおいのもとを拭うこと。足汗を吸うように靴下を履くのがおすすめです。また、1日1回、足をきちんと洗浄することも予防として大事です。足はかなり汗をかくので、薄いタイツ1枚では吸収しきれません。その汗が雑菌の作用により悪臭を発生させるので、物理的に拭い去るのが良いでしょう。毎日同じ靴を履かず、ブーツ内部に乾燥材などを入れて乾燥させることも大切です。
ぜひご参考になさってください。
雑誌『MAQUIA』2022年2月号(2021年12月22日発売)
特集「マスクの中で鼻テカ、蒸気が上がっておでこテカ。冬でもテカる人を救いたい!」(P98~101)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。
■マスク生活が当たり前になった昨年、冬でもテカリを気にする大人が急増中。朝晩のケアで根本解決を目指し、メイクでサラ肌をキープ。テカリのお悩みから、あなたを解放します。
Q.大人のテカリ、何が原因?年齢とともに皮脂腺は衰えていくと聞いたのに、どうしていまだにテカリは現役?
A.現代女性の肉体的、精神的ストレスによって皮脂腺が活性化しています。
Q.インナードライの可能性あり?テカテカと油っぽいのに、肌が硬くなって潤いが足りていない感覚も。肌内部の水分不足をカバーするため、余分な皮脂が出てきている?
A.インナードライという状態にエビデンスはなく、肌内部の水分不足を補うために皮脂が増えるわけではありません。皮脂量は普通~多めで角層の天然保湿因子や細胞間脂質が不足していると、テカるのに乾くと感じるようです。
Q.マスク生活になったらテカリが気になる。昔はマスクをすると肌が乾燥しなくていいと思っていたのに、毎日つけるようになってから、口・鼻周りはもちろん、額もテカる。
A.ずっとマスクをつけていることで皮膚温度が高い状態が続き、温熱ストレスを契機に皮脂腺の活動が活発に。ニキビの悩みも増えていきます。
■テカリの原因である皮脂は蒸れやストレスで増加する
テカリや皮脂トラブルは暑い季節のイメージですが、冬でもテカリを訴える人が増えてきているようです。実は皮脂の分泌量は、年間を通して大きな変化はないのです。冬でもマスク蒸れや吸汗発熱インナーの着用などにより温熱ストレスがかかると、皮膚温が上がって皮脂の分泌量が増加することが分かっています。さらに大人女性の場合、自律神経やホルモンバランスの変化による影響も大きいです。激務などで交感神経が優位な状態が続くと、末端の血流が滞る、肌代謝が鈍くなるなどの要因で、肌にも影響がでます。男性ホルモンの活性を高める酵素の発現がもともと遺伝子的に高い体質では、皮脂量が増えやすい場合もあります。ちなみに遺伝子検査「DNA BEAUTY」という検査もございますクリニックにお問合せください。
■夜のスキンケア編
テカリ肌は汚れを落とすことばかりに注力しがちですが、与えて育むケアも大切です。酸化した皮脂を取り除き、栄養を取り込める環境にしましょう。肌と向き合う時間は心の緊張も和らげ、乱れた肌の皮脂バランス改善にも役立ちます。
Q.クレンジング・洗顔はゾーン別に時間差で?
A.選ぶべき洗顔料は、皮脂汚れをきちんと落としつつ、内部の潤いの流失を防ぐ保湿成分が配合されているものがおすすめです。皮脂分泌が多いTゾーンや小鼻、あごから泡をのせて洗いはじめ、頬は最後に広げて洗い流しましょう。
Q.オイルリッチなこってりクリームは、毛穴が詰まる?テカリ肌ともっと上手に付き合うためのプラスα
A.最近の化粧品の油分や保湿剤で毛穴が詰まることはありません。重めのクリームに抵抗があるようなら、軽い使用感の保湿コスメを選びましょう。
Q.テカリ肌に効果的な美容施術は?
A.皮脂腺の機能を抑えるマシン治療『スカーレットS』がおすすめです。針刺激による創傷治癒効果と高周波(RF)の熱効果を融合させた最新式のリフトアップ治療器、ニードルRFと呼ばれるジャンルのマシンです。機器の先端にセットされている25本のマイクロニードル(極細電極針)から、真皮~皮下組織に直接RFを照射することで、針の傷とRFが刺激となって創傷治癒反応が起こります。コラーゲンが新生され密度が高まることで肌にハリと弾力をもたらし、毛穴の開き・小じわ・たるみ・ニキビ跡などの肌トラブルを総合的に改善。しぶといニキビにも効果的です。
針の深さとRFの照射強度を調整し、一人ひとりの肌状態に合わせた若返り治療が可能ですので当院おすすめ施術の1つです。
Q.テカリ肌と相性のいい成分は?
A.角層の代謝と皮脂分泌をコントロールするビタミンB2とB6、抗酸化効果の高いビタミンC。テカリや肌質改善目的なら、B2は20mg以上摂るなど、十分な量が重要です。皮膚科で処方してもらくと確実です。
Q.インナーケアでオススメは?
細胞間脂質の材料となるセラミドやコラーゲン、青魚や亜麻仁油に含まれる良質な油も良いです。腸内環境は肌とも密接に関係しており、便秘しがちな人は角層の水分量が低いという研究もあるので、乳酸菌が含まれるヨーグルトや発酵食品もお勧めです。
■朝のスキンケア&メイク編
Q.テカる鼻やおでこに油分のふたは必要ない?
A.皮脂膜が担う水分保持力はあまり高くなく、肌が潤いを保てるか否かは細胞間脂質(セラミドなど)の合成能力にかかっています。皮脂テカ部分は油分というよりも、セラミドなどの保湿成分を補うことを意識してみると良いでしょう。当院の『セラミドバリアクリーム』は、テカリが気になる方でも使いやすい軽やかなクリーム。バリアを整えるセラミドを味方に付けましょう。
Q.乳液はメイク下地で代用してもいい?
A.乳液などの保湿ケア機能も兼ねた下地は便利に思えますが、やはりメイン機能は下地であり、保湿力は不足しがちです。保湿効果を過信せずに乳液やクリームまできちんと使用した方が仕上がりも美しいです。
是非ご参考になさってください。
WEB『美的.com』(2021年12月15日掲載)
特集「女医に訊く#178デリケートゾーンのにおいが気になる!おりものシートや膣洗浄液を毎日使ってもいい?」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。
下着を脱いだときや性行為の前、自分のデリケートゾーンの臭いが気になったことはありませんか?デリケートゾーンの臭いの原因とケアについての記事を監修しました。
■デリケートゾーンは酸っぱい臭いがする?
他人と比較できないデリケートゾーンの臭い。なんだか酸っぱい臭いすると気になったことがあるという方もいるのではないでしょうか。内性器の構造は、子宮の先に卵管があり、その先はいきなり腹腔内につながっています。つまり、常に雑菌や病原菌によって侵される危険を抱えているのです。そこで、デーテルライン桿菌という乳酸菌の一種が常在していて、
粘液の成分をエサに増え、膣内は常に酸性に保たれています。そのため、酸っぱいヨーグルトのような臭いがしますし、膣内への異物侵入を防ぐためおりものが出ているので、いつも濡れている状態で保たれています。
■おりものシートや膣洗浄液を使うのはNG?
酸っぱい臭いやおりものは健康である証。白いショーツが1年で黄色くなって替えるのは当たり前です。汚れるのが嫌だからといって、おりものシートを常に貼りおりものを全て吸い取ってしまうのは、かえってデリケートゾーンがかぶれたりすることもあり危険です。生理のときは仕方ないとしても、おりものシートや膣洗浄液の使用は、必要なシーン以外ではできるだけ避けた方が良いのです。
■細菌性腟炎、予防ができる?
健康な女性のおりものは乳白色〜透明で、少し酸っぱい臭いがします。しかし、病気にかかると黄色く変化し、魚が腐ったような臭いになることもあります。そのひとつが細菌性腟炎という感染症。いわゆる性感染症ではなく膣の洗い過ぎや頻回な性行為、多数のパートナーとの性行為、膣内射精などにより、膣内を酸性に保つことが出来ない時に感染します。セックスのあと腟の自浄作用が回復するまでには時間かかりますが、回復するまでの間に頻回に性行為があることで、細菌性腟炎が起こることもあると考えられているのです。悪化すると、おりものの変色や増加、膣のかゆみなどの症状が出ることもありますが、ほとんどの場合、臭い以外の症状が出ないため、気づかないまま感染している人も多くみられます。おりものは臭いや色など、正常の状態を普段から確認しておくと病気の早期発見につながります。普段と違うなと感じたら、婦人科に相談しましょう。また、細菌性腟炎はパートナーにうつるものではありませんが、膣内を酸性に保てない状態で長くいますと、ほかの感染症にかかるリスクを高めてしまいます。性感染症予防のためにも膣内のpHを保つためにも、妊娠を望んでいないならコンドーム着用がマスト。性行為やデリケートゾーンの洗い方を見直しましょう。
■裾ワキガはどうやって治療するの?
「裾ワキガ」とはデリケートゾーンや外陰部の臭いのことで、「外陰部臭症」「下ワキガ」などとも呼ばれます。ニオイのもととなるアポクリン汗腺が、女性器や陰毛部にも多数存在するために、ワキガと同じような鼻をつくような刺激臭を発することがあります。しかし、デリケートゾーンの洗い過ぎ、洗わなさ過ぎにも注意が必要です。ビデは経血や尿の飛び跳ねが気になるとき、表面のみに使用し、入浴時は小陰唇のつけ根付近など、垢がたまりやすい部分に気をつけながら、たっぷりの泡でやさしく洗いましょう。デリケートゾーン用の洗浄剤のなかには、性行為の前にいい匂いの油分を残す仕立てになっているものもありますが、それは皮膚にとっては本来不要です。専用の洗浄剤でなくても敏感肌用の洗浄剤や赤ちゃん用の洗浄剤でも構いません。弱酸性で保湿成分が添加されているものを選ぶと良いでしょう。
当院では、裾ワキガに対してもわきの下のワキガ『ボトックス(多汗症・腋臭症)』と同様にボトックス注射による治療『ボトックス注射(すそわきが・外陰部臭症)』を行っています。日本を含む東アジア人は、裾ワキガの割合自体が非常に少ないため施術頻度も少ないですが、鼻をついてクラクラするような臭い、耳垢がウェットタイプで脇の下のワキガがあり、なおかつ家族など血縁者にもワキガの方がいるという方は適応があります。まずは、カウンセリングにお越しいただき、医師の診察のもと施術を行います。
是非、ご参考になさってください。一人で悩まず、専門医へのご相談をお待ちしております。
雑誌『美ST』 2022年02号(2021年12月17日発売)
特集「"美"につまずいたとき頼りになる人39人全員集合!2022版美容スタア名鑑」(P155掲載)に慶田院長が選ばれました。
とにかく憧れる人、メークの悩みを相談したい人、肌や体のトラブルをすぐに解決してくれる人...。私たちが綺麗になるために欠かせないのは、その道を極めた美のプロたちのサポートです。美STの誇る39人「美の賢人」が紹介されています。
自ら実践を重ねた施術で芸術的フェイスラインを実現する「リフトアップの名医」として慶田院長が選ばれ掲載されています。特に慶田院長は、最新の医療機器や注射注入治療と皮膚科学的知見を自ら実践する「メスを使わない」リフトアップの達人。その自然の仕上がりが、たるみに悩む女性を引きつける理由の一つです。
銀座ケイスキンクリニックは、ナチュラルな美人顔をコンセプトに、理想の顔に導くオーダーメイドの注入・照射治療が人気です。
その中でも人気が高い施術「ハイフ」は、高密度焦点式超音波を用いて、SMAS筋膜や靭帯にエネルギーを点状で照射し、伸びた筋膜や靭帯を引き締めて顔を引き上げる施術です。皮膚の表面へ傷をつけずに、1回の治療でたるみが改善します。
当院取り扱いの『ウルセラ』は、世界で初めてFDAの認可を受けたハイフ治療機器の先駆け。その効果とマシンの格は他の機器の追髄を許しません。治療後のダウンタイム(赤みや腫れなど)がほとんどないため、治療後のダウンタイム(赤みや腫れなど)がほとんどないため、治療後から普段通りの生活をしていただけます。当院では解剖学を熟知した医師が照射します。
他にもヒアルロン酸注入トレーナーを務める慶田院長と慶田院長の技術を学んだ医師が行う『ヒアルロン酸注入』のTrue Lift(トゥルーリフト)注入も大人気です。シワを膨らませて改善するのではなく、顔の形状を支える根幹である「真性靭帯」の根元に少量のヒアルロン酸を注入し、シワ・たるみ・輪郭の崩れを根本から解決しうる新しいコンセプトの注入法です。
注入した『ヒアルロン酸』の周りに自己のコラーゲン線維が新生することが確認されており、繰り返しヒアルロン酸注入を行っている方が若々しいことが科学的にも証明されています。
この他にも様々な治療法をお一人お一人に合わせオーダーメイドでご提案しておりますので、是非一度ご相談くださいませ。
雑誌『steady』2022年1月号(2021年12月7日発売)
‶毎日のアルコール消毒&手洗いで手荒れが悪化中!!今こそハンド美人になる方法″に慶田院長の監修記事が掲載されました(P50~51)
■コロナ鍋でアルコール消毒&頻繁な手洗いが日常化した今。手荒れに悩む人が急増しています。保湿をしても乾燥が続くのは間違ったケアが原因かもしれません。まずは正しいハンドケアを学び、優秀なケアアイテムをチェックして、手先まで美しいハンド美人を目指しましょう。
読者100人アンケートで分かった「コロナ鍋で手荒れがひどくなった?」
NO 14% YES 86%
■あなたのハンドケアはOK?NG?皮膚科が教えるハンドケア見直しQ&A
気付かないうちに酷使してしまう手だからこそ、間違ったケアが手荒れの原因になることも。皮膚科医の慶田先生が正しいハンドケアを教えます!
Q.素手で水仕事をするのはよくない?
A.もちろんNG‼長時間水やお湯に触れていると、肌のバリア機能が弱くなってしまい、肌を守る保湿成分も洗い流してしまいます。やはり、水仕事では手袋をしたほうが良いのです。
Q.コロナ鍋で手荒れする人が増えたのはなぜですか?
A.過剰なアルコール消毒と手洗いの回数が増加。アルコールは脱水作用があり、肌も乾燥しやすくなります。また、石けんを使う手洗いも除菌のためには必要なのですが、角層の保湿成分も一緒に流れてしまうため、手荒れする人が増えているのです。
Q.手荒れした指はどんな状態?
A.肌のバリア機能が弱っている状態です。もともと手のひら側は角層が厚く、少量のアルコールなら手荒れしにくいのですが、大量にアルコールを使うことで指先や爪の周りなどバリア機能が弱い部分から手荒れが起こります。また、角層が厚い分ひび割れしやすいのも要注意です。
Q.手荒れが悪化したら皮膚科に行くべき?
A.手荒れは手湿疹という皮膚病ですから、早急に皮膚科医に相談することをお勧めします。ひび割れ、赤みなど、ひどく手荒れした状態は肌バリアが壊れているので、スキンケアではもう治りません。皮膚炎はきちんと治療を行わないと繰り返し、皮膚の構造変化も生じ、ゴワゴワした皮膚に変わってしまいます。
Q.お風呂や台所で皮脂を取りすぎるのも影響する?
A.YES‼台所用洗剤は油汚れを落とすためのものなので、必要な皮脂まで洗い流してしまいます。手を洗う時は手洗い用を使用しましょう。
Q.ハンドケアでも手荒れを防げる?
A.肌の乾燥程度ならスキンケアでも可能です!肌がカサつくなどの乾燥程度ならハンドクリームなどで日常的に使用するのが有効です。
Q.手洗いでも顔の洗顔のように泡タイプがおすすめ?
洗浄力が強すぎないものがおすすめです‼顔と一緒で刺激が強ければそれだけで肌への影響もあります。また、保湿製剤を添加されたアルコールジェル消毒のほうが、石せっけんでの頻回な手洗いよりも乾燥しにくいという研究もあります。消毒する場合は、手にやさしいアルコール製品を選んで使用しましょう。
Q.手を洗った後は自然乾燥がよい?
A.NO‼濡れたままにせずちゃんと拭いた方がいいです!肌が濡れた状態は乾いた状態よりもバリア機能が弱いです。また、濡れたままだと水分は蒸発することでより乾燥します。ちゃんと指の間まで水分を拭き取ることが大切です。
Q.手を洗った後は必ず保湿したほうがいい?
A.YES‼保湿は出来れば手洗いの度にした方が良いです。水洗いでもバリア成分は流れてしまうので、保湿剤を塗って肌を保護してあげましょう。
Q.保湿剤(ハンドクリーム)でおすすめなのはどんなタイプ?
A.手荒れがひどいならバームタイプがより低刺激です。バームタイプは、保湿力は低いけれど低刺激でしみにくい。セラミドやアミノ酸など水分を抱える力がある成分配合のものが良いです。尿素はピーリング効果があるので注意が必要。乾燥が軽いなら使用感を重視して選ぶなど、症状やシーンによって使い分けるのがベストです。
Q.手荒れしている人は手袋して過ごすのも有効?
A.YES‼起きている間に手袋をして過ごす時間を作りましょう。ハンドモデルの方が日常的に手袋をして過ごすように、外部刺激から守る役割があります。日常の作業がしやすいコットン素材などの手袋がおすすめです。
Q.手荒れ対策でおすすめアイディアは?
A.使い捨ての手袋をして家事をすることです。医療現場では衛生的な意味でも患者さんに使い捨ての手袋を使用します。診察の度の手洗いは手荒れの原因につながります。同様に使い捨て手袋をして家事をすれば手洗いの回数も減るはず。
Q.ハンドケアでも日焼け対策は大切ですか?
A.手荒れに直接関係するわけではないです。アンチエイジングという意味では日焼け対策も有効です。また、シミなどの予防にもつながります。
Q.アルコール成分ハンドクリームは有効?
A.アルコールの濃度が高くないと殺菌は出来ません。感染対策に除菌機能だけでは不十分です。まずは高濃度アルコールでしっかり殺菌し、その後ハンドクリームを塗るなど、殺菌と保湿を分ける方が対策として有効です。
Q.手の乾燥対策として外出時の手袋は必要?
A.冷え対策として、寒気から守る意味でも大切です。肌は冷えると乾燥しやすくなるので、外出時は防寒用の手袋をしましょう。手荒れを防ぐためにも風邪予防の面でも、冷え対策は重要です。
Q.手荒れのときはスクラブなどのスペシャルケアはNG?
A.NGです!手荒れのときは肌が炎症を起こして角栓が厚くなってくるので、原因を根本的に治すことが最優先です。肌の状態がいいときにケアをしましょう。
ぜひご参考になさってください。
雑誌『ESSE』2022年1月号(2021年12月2日発売)
特集〝美と健康の相談室VOL.37「シミ・シワ・たるみ」が3大悩み。医師が丁寧にカウンセリングするクリニックを選んで″(P137)に慶田院長の記事が掲載されました。
■今回のお悩み:美容医療に興味があります。「シミを取った」という友人がいて、美容医療が最近、よく話題に上がります。興味が出てきたのですが、どんなことができますか?
シミ、シワ、たるみ。美容医療で多い相談はこの3つです。施術にはヒアルロン酸やボトックスなど注射する方法や、皮膚にレーザー、高周波や超音波などを照射する方法など、さまざまなものがあります。初めてだと、注射やメスを使わず、施術後の腫れなどのダウンタイムも少なくて比較安心して受けられる照射系の『フォトフェイシャルM22』を選択される方が多いです。1人ひとりの肌色やお悩みに合わせて、よりきめ細かく最適な光の波長領域を選択するオーダーメイド治療なので、シミ(肝斑)、くすみ、ちりめんジワ、赤ら顔、ニキビやニキビに伴う赤みや色素沈着といった様々な肌トラブルを一台の機器で改善し、リバースエイジングとアンチエイジングを叶えます。顔全体に穏やかな光を照射する痛みの無い治療で、かさぶたや一過性の色素沈着といったダウンタイムがなく施術直後からメイクが可能。トータルなお肌の若返りを図ります。
シミをしっかり取りたいなら『ピコレーザー』がおすすめです。照射時間が「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位となり、熱によるダメージが大幅に減少したため、痛みや照射後のかさぶた、炎症後色素沈着などの副反応を最小限に抑えながら、安全かつ効率的にシミ治療を行うことができます。狙ったターゲットに最適な波長(532nm・730nm・1064nm)を使い分けることで、肌の表面にあるシミ・そばかす、イボ、ホクロ、深部になるアザやアトピー性皮膚炎の黒ずみ(ダーティースキン)の改善など、幅広いお悩みを解決することができます。
とはいっても、美容医療を初めて受けるときはなにから始めればいいのかわからないでしょうし、不安感もあると思います。ですから医師によるカウンセリングが大切。というのも、本人が「シミ」だと思っていたものが実はイボやホクロだったり、あるいは毛穴やくすみが気になると来院されたのに原因は産毛だったというケースもあります。
ですから「なにが一番気になっているのか」に耳を傾け、肌の状態を診て、適切な治療を提案していく皮膚科専門医によるカウンセリングが重要です。当日はカウンセリングのみで施術は後日ということも多々あります。
なお、受診前にホームページに目を通し、おおまかな予算は決めておく方が、治療方針が決まりやすいです。悩みが複数にわたる場合も多く、予算に合わせていろいろな治療を組み合わせることもあります。治療を一度ですませるより、数回通院した方が、効果が高いケースもあります。クリニック選択においては、皮膚を診てその状態に合った施術を提案し、作用機序や副反応も含めしっかり説明をしてくれる、皮膚科専門医のいる病院を選ぶといいと思います。
ぜひご参考になさってください。
雑誌『美的GRAND』2022年冬号(2021年12月12日発売)
特集「いつかやってみたい人のためのたるみ上げの最終兵器「ハイフ」徹底研究
」(P174~175掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されました。
■緩んでさがってくずれた顔型は、切らないフェイスリフト『ハイフ』で引き上げる!
そもそもたるみとは、顔の土台であるSMAS筋膜や顔面靭帯が伸びることで生じます。
「ハイフ」は、高密度焦点式超音波を用いて、SMAS筋膜や靭帯にエネルギーを点状で照射し、伸びた筋膜や靭帯を引き締めて顔を引き上げる施術です。皮膚の表面へ傷をつけずに、1回の治療でたるみが改善します。
【切らない美容医療の中で、「ハイフ」は最強のたるみ治療】
医療で顔のたるみを改善する手段としては、メスで切ってSMAS筋膜や脂肪層、皮膚を縫い縮めるフェイスリフトがありますが、傷が残るだけでなく、血腫や神経障害のリスク、痛みや腫れなどのダウンタイムが長いといったデメリットがあります。照射系のたるみ治療では、ほかにも高周波や光治療、レーザー治療などがありますが、これらは表皮や真皮など、もっと浅い層に作用させるものです。「ハイフ」はピンポイントでエネルギーを照射できるので、SMAS筋膜や顔面靭帯以外の層にダメージを与えるリスクが少なく、たるみを改善できるためグラン世代の本格的なたるみには、「ハイフ」による治療が最適です。
【ハイフ治療で、顔はどうなるのか?】
実際に慶田院長も、年に1~2回『ウルセラ(ハイフの代表的機器)治療』を9年程続けており、頬やフェイスラインはもちろん、まぶたを含む目周りや額、首にも施術しています。ハイフ治療後は、たるみだけではなく、二重顎・シワ・眼瞼下垂など、30代後半から始まる顔型のくずれが改善し、下を向いたときに頬が下がる感覚がなくなります。小顔効果もあるので知人から「痩せた?」と言われるそうです。
【痛くないといったらうそ。しかし出力を下げれば効果も下がる。】
肌は上から表皮、真皮、皮下組織、SMAS筋膜の順番で、痛みを感じやすいのは表皮、真皮などの上の層なので照射治療の中では「ハイフ」は痛くない部類となり、麻酔を使わないクリニックがほとんどです。耐えられない痛みを感じたら、出力を下げてもらえば痛みは消えますが、同時に引き上げ効果も落ちてしまいます。心配であれば、治療前にテスト照射が出来るか、塗る麻酔を行ってくれるクリニックを選ぶようにしましょう。
特に『ウルセラ』は効果が高い分、治療時に痛みを感じるかもしれませんが、その他の機種であれば、効果はややマイルドとなりますがほぼ無痛です。いずれもハイフ治療後のダウンタイムがほとんどなく、治療が終わったらそのままメイクをして帰れることも魅力の一つです。目回りに集中してウルセラを照射すると、軽い浮腫みが数日~1週間程度生じる場合があります。
【マスクのサイズが変わる。ハイフ治療は心にも深く効く】
20代30代など若い世代にも「ハイフ」は話題ですが、効果が顕著に感じられるは、40代以降のグラン世代。肥大化が止まらなかった輪郭が締まり、いつものマスクが緩くなったり、輪郭を隠す必要がなくなったり、髪型をショートにしたなどの声も。治療後の約2か月間は顔が小さくなり、引きあがっていく期間。日々、鏡を見るのが嬉しくなる!そんな日々を過ごせることも人気の秘密です。
【たるみ治療にアプローチする照射治療4つ】
◆ハイフ:超音波による強い熱エネルギーを真皮、皮下脂肪、SMAS筋膜に点状に多数照射することで、たるみを引き上げる。
当院おすすめ治療:『ウルセラ』『ソノクイーン』
◆高周波:高周波の熱エネルギーを、真皮からSMAS筋膜にわたり縦横斜めに照射することで、立体的に緩みとだぶつきを引き締める。
当院おすすめ治療:『サーマクールFLX』『スマスアップ』
◆光治療:広く穏やかな作用で、シミ・そばかす・ニキビ痕・赤み・ハリ感など、肌の浅い部分の悩みを改善する。
当院おすすめ治療:『フォトフェイシャルM22』
◆レーザー:波長により効果も作用機序も異なるが、シミ・ちりめんジワ・赤ら顔・毛穴・傷痕を改善したり、脱毛にも用いられる。
当院おすすめ治療:『ジェントルレーズプロ』『ジェネシス』
美容皮膚科の切らない若返り治療に欠かせないハイフを筆頭に複数の照射機器の数々。
銀座ケイスキンクリニックでは、ブランド品をラインナップしており、コンビネーション治療でナチュラルな美しさ、若々しさを叶えます。
是非ご参考になさってください。
雑誌『美的』2022年1月号(2021年11月22日発売)
特集〝冬美容フェスpart6 汗かきさん&汗かけないさんのお悩み解決!冬の汗講座″(P94~96掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されました。
■なかなか汗を描けない人、冬の室内汗のニオイに困っている人、汗悩みは夏だけのものではありません!皮膚科医おすすめの汗対策や、気になる発汗入浴剤の比較までご紹介する特集です。汗のメカニズムや自分の体質を知って、いい汗かける体へ変わりましょう!
美的クラブ126人に聞きいてみました。
Q.冬の汗に関するお悩みはありますか?
A.悩んでいない4% 悩んでいる96%
96%が冬の汗で悩んでいると回答。その中でお悩みはふたつに分かれました!
① 「冬になると全然汗を描けない派」
・末端冷え症で、布団に入ってもすぐに温まらない(学校関係・34歳)
・冷え症がひどく、冬になると寝つきが悪くなる(金融・31歳)
・運動をする習慣もなく、汗をかく機会が全くない(事務・36歳)
・お風呂に入っても、ポカポカが持続せずにすぐに冷める(営業・34歳)
②「寒い冬でも汗をかく派」
・冬は野外の寒さに備えてインナーを着こむと、屋内に入った途端一気に汗をかいてしまう(主婦・28歳)
・大切なプレゼンテーションや会議など、緊張する場面になると汗が止まらなくなってしまう(メーカー勤務・38歳)
・ニットを着たときなどにわき汗の臭いが気になる(事務・31歳)
■汗ってなんなの?汗の素朴な疑問にお答え!
Q.そもそも汗って何?何のために汗は出るの?
A.汗は体温調節のためにとても大切な機能です。汗をかき、乾くことで上昇した体温を下げます。汗には、エクリン汗とアポクリン汗の2種類があります。エクリン汗腺は唇以外の全身に点在し、サラサラで無臭ですが体表面の細菌の作用でニオイが発生します。アポクリン汗腺は乳輪周りやわき、外性器周辺にあり、黄色がかったねっとりとした汗が特長です。エクリン汗は体温調節の機能を担っています。体を動かすと体内に熱がたまりますが、汗をかくことで気化熱によって放熱し、汗が乾いて熱が下がります。このように汗のおかげで私たちは体温を一定に保っています。一方、アポクリン汗はフェロモン汗とも呼ばれ、個性的なニオイを作っています。
Q.汗の量はどうして人によって差があるの?
A.主に筋肉量、遺伝、性別、年齢、生活習慣によって汗の量に差が出ます。子供や筋肉質な若年男性で運動習慣のある人が汗量は多くなります。筋肉量が多い程発熱しやすく、汗をかきやすいからです。女性は男性より筋肉量が少なく、脂肪が多い傾向にあり、一般的には汗量は少なくなります。また、生涯汗腺の数自体は変わらないので、赤ちゃんは汗っかきです。ところが、年齢を重ねるにつれ、汗腺の機能が低下し汗をかきにくくなります。さらに日常的に運動習慣がある方は発熱し、汗を出すことに慣れている体になっています。遺伝のように自分ではどうにもできない点もありますが、筋肉量増加や生活習慣の改善など、努力できるポイントもあります。
Q.汗の量は自分で変えることができるの?
A.量自体を自分で変えることはできません。呼吸以外に体内で行われている〝代謝″を操作することは不可能です。体が必要としているから汗がでるのであって、止めることはできません。汗にネガティブなイメージがるかもしれませんが、年中汗をかけることは素晴らしいです。汗量が多いと悩む方も、無理に汗を止めようとせず、出た汗をどうするか考えましょう。ただ緊張など精神的な影響による汗は呼吸を整えることで改善できます。ゆっくり呼吸し、リラックスしましょう。一方、汗を全然かけない方は生活習慣を見直すことで汗を出しやすくすることができます。
■寒い冬でも汗かきさん
Topic1 どっと出た汗は水拭きでOK。汗臭さも消える&体温も下がる!
下着まで濡れる程の汗でなければ、まずさっと拭くのがオススメです。水を含ませ、軽く絞ったタオルで汗を拭き突ことでさっぱりします。水拭きすることで体に薄い水の膜ができ、その水分が乾くときに体温が一気に下がるので注意してください。肌が弱い方は、刺激の強いデオドラントシートを使うと肌あれを引き起こす可能性があるので、柔らかいタオルで軽く拭く方が良いです。外出時など、濡れたタオルを持ち歩けない時は使い捨てのシートが便利なので、場面ごとに使い分けるのも良いでしょう。
Topic2 汗かきさんに発熱アイテムはNG!体温調節しやすい服装と、発熱しない下着にチェンジ!
発熱することで体を温めるインナーは、汗を感知して熱に変える仕組みです。よく汗をかける方は必要以上に体が温まる可能性があります。汗かきさんがインナーを着たいときは、肌に優しく発熱しないオーガニックコットンやシルク製を選びましょう。肌に優しく寒さから体を守り、必要以上に体温をあげることもありません。また、タートルネックにインナー重ね着など、体温調節が難しい組み合わせもNG。首元を温めるならマフラーをつけて外出し、屋内では外すようにすると良いです!
〇当院ではメスを使わない多汗症・わきが治療"として『ボトックス注射』があります。ニオイのもととなるアポクリン汗腺、汗ジミとニオイを拡散させる原因ともなるエクリン汗腺の働きを弱める効果のあるボツリヌストキシンを利用して、ニオイと汗量を軽減させる治療です。ワキに注射を打つだけなので施術時間が10分程度と短く手軽でありながら、効果は半年~1年程持続。重度の多汗症やワキガでない方はボトックス注射だけで十分な効果が出るので、露出の増える夏の間のみでなく、冬のニットの時期など期間限定でニオイと汗を抑えたい方にオススメです。
■冬になると全然汗かけないさん
Topic1 冷え症こそ糖質制限NG。3食しっかり食べると体質は変わる!
朝昼晩、炭水化物をとっていますか?冬は特に朝ご飯をしっかり食べることで冷えは改善します。発熱やエネルギー源は炭水化物です。体を温めるためにごはんやパンを食べましょう。糖質制限をすると発熱する材料が体にない状態になるので、温まりにくい体になってしまいます。厳格な糖質制限はすぐに体重が落ちますが、やめた時に一気に脂肪が増えることが多いのでオススメできません。しっかり食べていてもまだ冷える、という人には生姜パウダーがオススメ。生のしょうがよりも温まります。
Topic2 お風呂でしっかり上げた体温は、正しいルーティンと室内環境でキープ!
まずはお風呂でしっかりと体を温めることを心掛けましょう。最近は発汗作用のある入浴剤がたくさんあるので、入浴剤に頼るのもおすすめです。お風呂に入っても熱がすぐ冷めてしまう人は部屋の環境を見直してみましょう。室温は23~24℃、加湿器は55~60%に設定するのがベストです。室温が低いと、体もその低い温度に順応してしまいます。体が冷めないよう室温を上げ、そしてお風呂で上げた熱をキープするために靴下をはき、上着を羽織るとかなり入浴後の冷えは改善されます。
是非ご参考になさってください。
雑誌『Richesse』No.38(2021年11月28日発売)
特集「ウェルビーイングな人生を美容医療と共に」(P190掲載)の頼れる女医リスト10に慶田院長が選ばれました。
【健美長寿を願う富裕層の、スマートなパートナー。ウェルビーイングな人生を美容医療と共に】
健康的に美しく、生命力が感じられる見た目を維持することは、社交上やビジネスの成功、人生の幸福にとって大切です。そのために日々の健康管理やスキンケアが必須であることは大前提ですが、賢いサポートとなるのが美容医療です。今、日本では、自然に年を取っているように見えて、いつも元気で若々しい、そんな印象を叶える技術とセンスを備えた医師が増えているからです。
美容医療を上手に活用するリシェス流の方法、幸福な生き方を探ります。
・美容医療もウェルネスの一部
健康こそ人生の幸福の土台です。生涯、アクティブに生き続けるために、何より投資すべき大きなテーマです。見た目の若々しさは、体の内側の健康と大きくリンクしています。それを裏付けるように、科学的に「見た目が若い人のほうが長生き」という研究成果も出ています。いつも元気に、若々しく見えるということは、日頃から健康管理を徹底していることを示唆しているわけです。ヘルシーに美しい見た目を維持することは、大きな意味でウェルネスと言えるのです。
ただそこで大切なのは、〝見た目の追求はほどよく"、ということです。特にそれを美容医療で、と考えるなら、「絶対にやりすぎないこと」が重要です。美や若さがもたらす幸福は大いにありますが、不自然なほど若くしたり、明らかに何かをやっていることがわかるような状態は、魅力を損ね、逆の方向に行きかねないからです。リシェスでは、いいさじ加減若々しさを追求した先に、人生の幸福が待っていると考えています。
今、美容医療は大きく進化し、「なぜかずっと変わらず若々しい印象」「同年代よりいつも元気に見える」、そんな最上級の褒め言葉が期待できる時代になりました。「限りなく自然な仕上がりで、人にばれない美容医療」は、ウェルビーイングな人生を過ごすための、前向きな選択肢の一つとして考えるとよいかもしれません。
"女性の全身の悩みを魅力に変えるプロ"として、当院をご紹介頂きました。
当院のコンセプトは『ナチュラルな切らないハッピーリバースエイジング』。慶田院長の方針で、実年齢のマイナス10~15%の見た目が自然と考えています。それ以上を求めると内面の成熟具合とアンバランスが生じて周囲がざわつくため、各世代最高の極上肌を目指すことが大切です。
照射系治療は毛穴やちりめんジワ、シミ、赤ら顔などの表皮~真皮のダメージから深層部のたるみやシワへのアプローチまで、複数の機器を組み合わせ肌の土台を高めていきます。具体的には、真皮層まではフォトフェイシャルM22、ピコレーザー、ジェントルレーズ、ジェネシスなどです。若々しさの鍵である『美しい輪郭』を叶えるたるみ治療では、サーマクールFLX、二種のHIFU、ウルセラリフトとソノクィーン、タイタン、スマスアップ、スカーレットSを複合的に作用させ、脂肪層から筋膜までアプローチします。
また手の甲やヒップへの『ヒアルロン酸注入』・ボディのザラつきや黒ずみへの『ミラノリピール(TCAピーリング)』と『ピコレーザー照射』・女性器のたるみ治療への『ヴィーナスハイフ』他、ボディ全般の治療メニューがあり、美意識の高い女性たちのお悩みを解決しております。
実際に慶田院長は、ヒアルロン酸注入はごく少量を3~5年に1回。代わりに照射系の治療と『水光注射(水光プラス)』を積極的に行っています。また『ボトックス』はいっぱい笑えるように表情を残す弱めのさじ加減で、年3回施術しています
今回のリシェスの特集記事は、まさに銀座ケイスキンクリニックの目指すところ。多幸感あふれるナチュラルな美しさ。常に医療従事者としての安全と信頼の裏打ちをバックボーンに、最新のマシンと高い注射注入技術で、女性のハッピーに寄り添う美容医療をご提供して参りたいと思います。
是非ご参考になさってください。
雑誌『MAQUIA』2022年1号(2022年11月22日発売)
特集「魔冬の乾燥に立ち向かえ!冬のうるおいにベストなケア100問100答」(P168~175掲載)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。
■肌にとってもっとも過酷な魔冬が到来。いかなる空気の乾燥、からっ風、冷えにも負けないうるおい肌を保つべくベストなケア・おすすめの解決方法を、美容の専門家の皆さんが解説しています。
Q.マスクの中は湿度が高いから、うるおいは足りている?
A.NO!それは、肌のうるおいではありません。むしろ、外したとき乾燥した外気とのギャップで乾燥が進みます。日中、乳液などでこまめにうるおいをプラスしてください。
Q.自前の皮脂は最高の美容液って本当?
YES!皮脂がつくる皮脂膜は細胞間脂質、NMF(天然保湿因子)とともに肌のバリアの要。天然の美容液です。皮脂を活かすにはちょうどよく洗うことが大事です。
Q.PM10時~AM2時までの「ゴールデンタイム睡眠」は、乾燥対策にも効果あり?
A.効果あり。特に最初の1時間半が大事!うるおい肌を育む成長ホルモンが活発に分泌。ただPM10時が難しくても、質と長さが十分になるようを心掛ければうるおいを保てます。
Q.乾燥はシワやたるみ、毛穴にもつながるの?
A.もちろん!角層の状態が悪化し肌がしぼむので、小ジワや毛穴が目立つようになります。乾燥が進むと微小炎症を招き、真皮のコラーゲンが分解され、深いシワやたるみの原因にも。
Q.肌断食は遠回りでも乾燥改善になる?
A.スキンケアの熱心さが裏目に出て、摩擦や合わない成分で肌あれしている人は、肌断食で改善することもあります。ただし何も塗らないリスクも大なのでちょうどよい保湿を行うようにしましょう。
Q.冬に乾燥する原因ってそもそも何?
A.湿度の低さと、からっ風の影響が考えられます。冬に洗濯物がカラッと乾くのは、乾いた空気とからっ風が吹くため。化粧水をチャチャッと塗った程度のお手入れですと、洗濯物のように肌も乾いてしまいます。
Q.1日のうちでもっとも肌が乾くのはいつ?
A.夕方!オフィスなど、湿度のコントロールがしにくく、朝与えたうるおいを夕方までキープできない方が多数。
Q.乾燥肌は遺伝?
A.日本人の3人にひとりは持っているアトピー素因は遺伝です。発症しなくても、うるおいを保つ細胞間脂質を生み出す力が弱く、乾燥しやすいです。
Q.冬はお湯だけ洗顔でも汚れは落ちる?
A.皮脂の量によります。ニキビがある人、皮脂多めな人は泡全顔を。Tゾーンもテカらない人はぬるま湯だけでもいいけれど、ジュレ状など泡立たない洗顔料で優しく洗うのも良いです。
Q.乾燥している時はシートマスクを毎日使ってもいいの?
A.肌がゆらいでいるときは避けた方が良いです。肌調子が良好な時は毎日でもOK。乾燥が進んでいたり、ゆらぎ肌の場合、バリア機能が落ちているので、毎日だと刺激になって炎症が進んでしまう場合もあります。
Q.Tゾーンは皮脂が出るからクリームを塗らなくていい?
A.薄く塗るか、乳液にチェンジ。皮脂が出ていても、それだけでバリア機能が十分ではないので、保湿は必要です。頬に塗っているクリームを薄く塗るか、Tゾーンだけ乳液に変更すると良いでしょう。
Q.乳液とクリームは一つでいい?重ねた方がいい?どう使い分ける?
A.どちらかだけでOK。冬でもテカる人は乳液を、乾燥が気になる人はクリームを。重ねても問題けれど、十分にうるおうものどちらか一品のみで良いです。
Q.湯船につかっている間に保湿ケアしちゃうのはアリ?
A.NGではないけれど汗で流れやすいです。また、汗で馴染みにくかったりする場合があります。湯船の中では洗い流すマスクなどにして、本格ケアはお風呂上りに行う方が効果的です。
Q.どんなコスメでも乾燥する...何が原因?
A.食べ物や睡眠など、生活の見直しが必要です。また、皮膚炎を起こしている可能性があるので、皮膚科で相談をしてください。食事や睡眠、排泄、運動、ストレスコントロールといった生活の柱が揺らいでいることも考えられます。
Q.ボディークリーム、オイル、ミルク、ジェル、どう選ぶ?
A.塗りやすさで選ぶならミルクがおすすめ。使いやすいのはポンプ容器のミルクで、次にクリームです。水分が多いジェルだと冬は物足り可能性があります。オイルは潤いよりも柔らかさやツヤを高めるアイテムで保湿力はほぼ無いことを覚えておいてください。
Q.ローション、ミルク、クリームと重ねる必要はある?
A.乾燥する場合は重ねで良いです。乾燥しやすい人はミルクを塗った後に乾燥部分にリッチなクリームかバームを重ねましょう。特にひざ下とひじ下、腰回りは乾燥注意ゾーン。お風呂がりで湿った状態の肌に直ぐに塗れば、ボディー用化粧水は絶対に必須ではありません。
Q.シャンプーのしすぎは、髪、頭皮を乾燥させる?
A.YES。冬に出がちな細かいフケは、洗いすぎによる頭皮ダメージが原因なことがあります。洗うのは1日1回で十分です。ベタつきや匂いが気になるなら、何度も洗うよりもシャンプーをやや洗浄力強めのものに変え、優しく泡で洗いましょう。
Q.補ったほうがいいサプリメントを教えて
A. セラミドやヒアルロン酸も内側から摂取するとより効果的です。
是非ご参考になさってください。
雑誌:『週刊女性』2021年11月23日号(2021年11月9日発売)
特集「マジメな人ほど、コスメ好きほど老いが加速。美肌女医が教える肌を殺すNG美容」(P94~95)に慶田院長の監修記事が掲載されました。
美容情報があふれる昨今、いろいろ試してみても肌の調子がよくならないとお悩みの方は必見の特集。「肌にいいと思って行っていること」すべて裏目に出ているかもしれない?正しいスキンケア方法について解説しています。
【NGフェイスケア】
1:×乾燥肌なので朝の洗顔はお湯だけ
○肌トラブルを防ぐためにも洗顔料を使おう
就寝中に分泌される皮脂は、お湯だけでは流せません。また、空気に触れて酸化してしまった皮脂は、そのまま放っておくと肌のバリア機能を乱し、毛穴が詰まり、吹き出物ができやすくなる原因にもなります。また、夜の手入れで使った化粧品の油分も皮膚の上で酸化してしまうので、翌朝には洗顔料を泡立てて優しく落とすことが大切です。新たに分泌される皮脂から作られる皮脂膜によって肌の潤いを保つことができ、乾燥しにくくなります。
■使用方法
泡立てた洗顔料を顔にのせ、やさしくなでるように20秒程度動かしてから、ぬるま湯でしっかりすすぐこと。洗顔後はタオルでやさしく水分を拭き取り、クリームで保湿しましょう。
■当院おすすめ専用化粧品
『アクセーヌリセットウォッシュ(泡状洗顔料)』200ml¥3,000(税別)
2:×収れん化粧水をパッティングして毛穴ケア
○化粧水は手のひらで包み込むようになじませる
そもそも化粧品は、失われた角層のうるおいをサポートするものなので、肌の表面にのせるだけでよいです。特に収れん化粧水は、肌の過剰な皮脂を抑えて毛穴を引き締める役割をするものなので、成分を奥まで浸透させる必要がありません。通常のスキンケアの最後にTゾーンに塗るだけで十分。過度な使用は乾燥を招き、かえって毛穴を目立たせてしまうので要注意。また、コットンでたたいても毛穴は引き締まらず、肌の奥にも浸透しません。コットンの摩擦で肌の表面を傷めることもあるので注意しましょう。
■当院おすすめ専用化粧品:潤いをしっかりキープしつつビタミンC効果でシミ・ニキビ・毛穴開きにも効果的
『巡活ローション(ビタミンCローション)』200ml¥4,500(税抜)
3:×保湿クリームをぬるときはすり込むように
○内側から外側にスッとのばす程度で十分
保湿クリームは本来、肌の表面にある角層を潤わせながら内側からの水分の蒸発を防ぎ、外界からの汚れなどを防ぐバリアとしての働きをします。しかし、この油分の膜はしっかり塗り込んでも肌の奥には届かないうえ、肌を押したりこすったりすれば刺激を与えてしまいます。その結果バリア機能が弱まり、シミやシワができてしまう可能性もあるので、塗るときは優しく伸ばすことを心がけ、塗る量も使用量を守りましょう。
■使用方法
指の腹を使って顔の内側から外側へ、やさしくのばすように塗布。目の周りの皮膚の薄い部分は薬指を使ってさらにやさしく。頬は3~4回、額やあごは1~2回なでるのが目安です。
■当院おすすめ専用化粧品:バリア機能の要、セラミドで肌の立て直し。日常使いしやすい軽いクリーム。
『セラミドバリアクリーム』30g¥5,000(税別)
4:×シートマスクは表面が乾くまでしっかりと
○長時間貼ると乾燥を招く5分を目安に
肌は濡れたままの状態が長くなるとバリア機能が低下し、逆に乾燥を招いてしまうので、シートマスクを貼りっぱなしにするのは肌によくありません。また、シートマスクにはさまざまな成分が入っているので、長時間塗布おくと、成分の浸透が高くなりすぎて、かぶれの一種である「刺激性接触皮膚炎」になることも。シートマスクは、スペシャルケアとしての使用がおすすめです。使用するときは5分を目安に、長くても15分程度に。選ぶときには、防腐剤が含まれていない個包装タイプの保湿成分がプラスされたものを選びましょう。
5:×たるみ解消のためマッサージローラーをコロコロ
○日常使いは慎重にむくみを感じたときのみ
肌の下の真皮では「コラーゲン線維」や「エラスチン線維」などのたんぱく質が肌を支え、ハリや弾力を保っています。しかし、マッサージローラーで肌を引っ張り上げるなどの強い刺激を与えるとこれらの線維が伸びたり切れたりしてしまい、やればやるほど肌のたるみや乾燥を招くことにもなりかねません。
■使用方法
ローラーは血流やリンパの流れを促す効果は期待できるグッズなので、使用するのはむくみを感じたときに3分程度、週2回を限度がおすすめです。
■当院おすすめ、たるみ&むくみ解消施術:高周波の熱と電気刺激でコラーゲンと表情筋をリバイタライズ
『スマスアップ』 頬から首:初回トライアル ¥24,000(税別)
6:×毛穴ケアのためスクラブ洗顔はまめにする
○毛穴づまり解消には酵素洗顔がおすすめ
スクラブ洗顔料をすると毛穴に詰まった皮脂をスッキリできるイメージがありますが、粒子で取れるのは"古い角質"だけで毛穴の皮脂をかき出す効果はありません。粒子の摩擦で傷ついた角質から水分が流れ出したり、バリア機能を低下させて乾燥肌や肌荒れの原因になる恐れもあります。繰り返していると乾燥しやすい肌になり、わずかな刺激でも炎症が起こりやすくなります。
肌表面の角質はちょっとした刺激でも傷つきやすいため、毛穴づまり解消には、たんぱく質や皮脂を分解する酵素が配合された酵素洗顔料がおすすめです。
■使用方法
1週間に1度がおすすめ。ただし敏感肌の人は酵素の刺激が合わないこともあるので、刺激を感じたら速やかに使用を中止してください。
■当院おすすめ、毛穴づまり改善施術:トルネード水流で毛穴の詰まりをオフ
『アクアフェイシャル』 全顔:初回トライアル ¥18,000(税別)
【NGハンドケア】
×ハンドクリームを手の甲にしっかり塗る
○乾燥しやすい指先や指の間を重点的に
手あれ防止のためにハンドクリームをつけるのは正解ですが、乾燥しやすいのは手の甲ではなく指や爪の周り。あかぎれも指先や指の関節に出現します。季節的にお湯を使うこともこれから増えるので、ハンドクリームを塗るときは指先や爪の周りを意識して塗りましょう。
■使用方法
手全体になじませたら、反対の手で指を1本ずつ包み込むように塗ります。指先や爪の周りは親指と人差し指でさすりながらなじませましょう。
≪正しいやり方に戻せば肌はリカバリーできる≫
乾燥により肌トラブルが増えるこの季節。きちんとケアしているのにつっぱったり、粉が吹いたり......現代は美容情報が溢れすぎていて、自分に合った方法を見極めるのがむずかしく、間違った美容法をあれこれ試しすぎて肌トラブルを起こした方など多くいらっしゃいます。
特に心配するのはマジメな人やコスメ好きの方で、やればやるほど健康な肌を殺すことになりかねません。SNS上でも発言の裏付けがない"NG美容"が広がっています。肌質は人それぞれ。生活習慣や遺伝、年齢などによって変わります。良かれと思ってやっていたことが老化を加速させていることもあります。
また、昔からやっていた方法が間違っていることもあります。肌のバリアの要である"角層"が入れ替わるのは、10日〜2週間。正しい方法でケアをしていれば、肌は必ずよみがえります。
スキンケアの基本はこすらずやさしく洗うことと、潤いを守る保湿ケアをすること!
質の高い睡眠や栄養バランスのとれた食事をとるなど、肌再生のプラスになるような生活習慣を心がけることも大切です。
是非ご参考になさってください。
雑誌『美ST』2022年1月号(2021年11月17日発売)
特集〝「疲れてる?」と聞かれたことがない人はワクワク上手″(P92)に慶田院長の紹介記事が掲載されました。
■休むことも仕事の一つ。考え方を上手にシフトチェンジ
・ストレス度をチェック<ストレス指数25、心拍数67>ストレスは非常に低い。
クリニックの予約日を週3.5日にしぼり、他の日は取材・原稿書き・習い事に時間を当てるなど、無理のないスケジューリングを実践しています。昔からまじめで完璧主義なところがあり、20代後半に仕事と育児の両立に疲れ果て、過労で倒れて入院してしまいました。それからは上手に手を抜くことを心がけ、できるだけ人に任せるようにしたところ、精神的にも肉体的にも余裕をもてるようになりました。平日はシッターさんに食事を作っていただいているので、週末は家族のリクエストに応えるなど自由に創作料理を作っています。
Q.平均睡眠時間は
A.平日6時間。週末8時間。平日が短い分、週末に睡眠負債をリセット。でも「寝だめ」は厳禁なので折角の休日は娘たちとのお出かけやイベントをどんどん企画しています。
Q.ソファでゴロゴロすることはありますか
A.帰宅後、ソファでひと休みすることがたまにあります。娘が寝た後にゴロゴロしながら本を読むのは至福の時間です。
Q.疲れを感じるときはどんな時ですか
A.肉体的な疲れより精神的な疲れの方が疲れを感じます。例えば、初診の患者様が多い時などは、患者様のご希望を全力でキャッチし、当院の治療方針をご理解頂くために言葉を尽くすため、少し気疲れします。
Q.疲れマネジメントが上手な秘訣は何ですか
A.無理をしすぎず積極的に休むことです。そして、オンオフを切り替えることです。
Q.コロナ禍で人と会えない時どのように過ごしていましたか
A.診療日以外の日は、好きな女性作家の小説を読んだり花を育てていました。
■慶田院長のリフレッシュ方法
【ジャズダンス】国家試験前日も踊るほど大ハマり
大学4年生でジャズダンスを習い始め、25年続けています。ジャズのベース音に身を委ね、何もかも忘れてダンスに集中する時間は最高です。ピラティスのパーソナルトレーニングは過酷な医師業での歪みを調整し、ずっと踊り続けるため。70歳まで踊り続けようと思っています。
【院内花】クリニック内の花は絶やしません
綺麗な花があると心が安らぐので、クリニック内に生花は必須です。若いスタッフに水切りや生け方のコツを伝授しています。萎れた花を取り除き、切り詰めて小さな花器に活け替えるのは癒しの時間です。
【絵画鑑賞】美的センスを磨き別世界へトリップ
子どもの頃から絵を習い大学時代は美術部でもあったので、絵は見ることも描くことも大好きです。特にモダンアートが好みで、国内外の多くの美術館に足を運んでいます。
【ドライブ】綺麗な景色を見にドライブ
時間ができるとドライブがてら、娘たちとキレイな景色を見に行きます。自然の美しさは何よりの癒しですし、リフレッシュできます。
【点滴でインナーケア】疲れを感じたら一発逆転!
疲れが取れないと感じた時は、『NMN点滴』と『脂肪幹細胞培養上清点滴』を2週間ずらして受けています。どちらも肌老化を防ぐとともに全身疲労を軽減させ体全体を若々しくする効果があります。また、黒ニンニクは週に2回くらい3粒程度食べて元気をつけています。
ぜひご参考になさってください。
雑誌『SPUR』2022年1号(2021年11月23日発売)
特集「マスクをはずしても自信をキープ。始めよう!リップリハビリ」(P155掲載)に当院の体験取材が掲載されました。
唇に大好きな色をまとったときの高揚感、口角をキュッと上げて大笑いする気持ちよさ。マスクに覆われたままの日々では、リップメイクの楽しみも、エイジングケアの重要性も忘れてしまいそう。だから今こそ、大人の口もとに再フォーカス。マスクを堂々とはずしたくなる、美しい口もととHAPPYなマインドを取り戻すためのリハビリプランスタート!
【美容医療で速攻、口角上々リップに!】
HIFU(超音波)を用いたマシン『ソノクイーン』は、真皮層だけでなく、その下の脂肪層(偽性靱帯)やスマス筋膜(SMAS層)までケアできるのが特徴です。熱作用で肌を引き締め、数ヶ月かけてコラーゲン生成を促し、リフトアップしていきます。『ヒアルロン酸注入(唇)』で、唇がぷっくり立体的になることで鼻下の間延び感も軽減し、若見え効果も絶大です。
実際に当院でのHIFU&唇注入を行った施術の様子が掲載されています。
1:ドクターによるカウンセリング
慶田院長が、たるみの度合いや骨格にあわせて、的確な治療方法をご提案。こめかみや頬の削げ感など、思わぬ老化サインも合わせてカウンセリング致しました。
2:『ソノクイーン』を目の下から頬全体に大量照射
超音波の熱エネルギーを肌深部に与えます。痛みはほとんどないので麻酔は不要です。頬全体に200ショット×2回繰り返し、くまなく照射をしていきます。
3:たるみがちな輪郭も手厚く照射
フェイスラインからあごの裏側、もたつきやすい部分までしっかり照射を行います。照射後は少し赤みが出る場合もありますが、1時間くらいで消えていきます。
4:上下の唇に『ヒアルロン酸』を注入
外用麻酔をしっかり効かせてからスタート。唇の端(口角)に鋭針で注入口をあけ、先端の丸いカニューレ針を用いてゆっくり注入。こうすることで内出血や血流障害のリスクが抑えられます。
5:唇の山まで自然かつ綿密にデザイン
上唇の山(キューピッドボウ)や鼻下の溝部分(人中の縦線)も整えることで口元に立体感が生まれます。皮下に注入されたヒアルロン酸は数週間かけて水分を吸収し、その後適量に落ち着きながら馴染んでいきます。持ちの目安は1年半~2年ほどです。
施術後、ほうれい線の影が薄くなり、輪郭も引き締まっているが削げ感を感じることなくヘルシーな印象に変化。唇は、上唇の山が美しく立ち上がり、下唇はぷっくり。ご自身では大きな変化を感じ、急に口紅コンシャスに転じたものの、周りには注入したと気づかれない絶妙さに大変ご満足されていました。
唇のヒアルロン酸注入は、意思の技量とセンスが最も問われる部位。幼少期から絵を描き、美術館に通い続けた慶田院長の美的センスとナチュラルな仕上がりに全国、海外からも患者さんが通っていらっしゃいます。
是非ご参考になさってください。
雑誌『MyAge』2021年秋冬号Vol.25(2021年11月6日発売)
特集「素敵女医の髪&頭皮対策は?」(P94掲載)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。
髪と頭皮を健康に保つ方法は人それぞれ。シャンプー類にこだわる人、グッズを使う人など、女医の皆さんのデイリーケアが紹介されています。
【年に6~7回のヘアフィラー(注射)で薄毛の進行がストップ!】
もともと細いクセ毛タイプ。出産後30代の頃から、軽度の薄毛に悩んでいる慶田院長。原因は『FAGA(女性男性型脱毛)』、いわゆるAGAの女性版です。治療として、自身のクリニックで37歳から育毛水光プラス(メソラインヘアーという成長因子カクテルをダーマシャインというマシンで注入)を始め、42歳から年に6~7回ほど『ヘアフィラー』(毛髪の再生を促す、発毛・育毛のための注射)を施術しています。治療が功を奏し、進行せずにすんでいます。分け目に新しい細い毛が生えてきているのが分かります。
ヘアフィラーは少ない回数で効果が高く、液漏れも少ないので、5年前からはクリニックの育毛治療もヘアフィラーに変更いたしました。
白髪については、42歳以降、分け目に数本ずつ見える程度だったので根元からカットしていました。47歳になってからは本数が増えてきたので、花王のリライズを時々自宅で使っています。一般的な染毛剤でもヘアマニュキアでもヘアトリートメント剤でもなく、色素の元を少しずつ沈着させ目立たなくさせるという画期的な技術。3~4週間に一度、2日連続で行うと白髪がキラッと光ることもなく時短でおすすめです。
■当院取り扱い製品
『エルクラネル』 価格:100ml /¥10,000(税抜き価格)
エストロゲンの一種で、還元酵素の働きを妨害して薄毛を改善するアルファトラジオールが配合された育毛剤です。作用が緩やかなため、副作用のリスクがなく女性でも安心してご使用いただけます。(妊娠中・授乳中の方は使用できません。)
『ペロバームローション』 価格:60ml /¥9,000(税抜き価格)
世界初の育毛フィラー『Dr.CYJヘアフィラー』に含まれる頭髪の再生を促すハイブリッドペプチド含有の育毛・発毛促進エッセンスです。毛母細胞を活性化して抜け毛を減らし、ハリのある美髪を育てます。毎日、朝晩の使用がおすすめです。朝は整髪の前に、夜はシャンプー後頭皮が乾いた状態でお使い下さい。1日1回しか使用しない場合は夜に行いましょう。
雑誌『GLITTER』2021年12月号(2021年10月27日発売)
特集〝美のオタクたちに学ぶ、エイジレス・ビューティ″(P62掲載)に当院の施術をご紹介いただきました。
なりたいのは、年齢を重ねるほどに輝きをます美しい人。そこで、知識豊富でお手本にしたい5名の美容オタクたちに、美へのこだわりや美しさをキープするために実践しているサポートビューティを教えてもらいました。
■美容エディター:曽我 ゆう様
慶田先生の『メソボトックス』でおでこの横ジワを解消。
ボトックスは顔が動かなくなったら怖いと思っていたのですが、メソボトックスは皮膚の浅い部分にうっすらと注射するので、無表情になることはなく、誰にも気づかれないレベルです。これは慶田朋子先生の腕による絶妙な加減だと思います。また行きたいと思っています。
ボトックス注射はボツリヌストキシン製剤を表情筋に注射してその動きを止めたり弱めたりすることで、表情ジワを改善させる美容医療です。美容医療の中でも不動の大人気施術ですが、無表情や顔の歪みなどのトラブルが多いのも事実。
当院にも他院でのボトックス注射の失敗で、泣きながら『ボトックス修正注射』を受けに来る患者様がたくさんいらっしゃいます。
特に額の施術は要注意エリア。動きを完全に止めると、怖い顔になったり、眼瞼下垂が悪化したりしやすいのです。
そこで曽我ゆう様にも行ったのが『メソボトックス注射』です。真皮内に浅くボツリヌス製剤を注射し、薬剤を弱く作用させるので、シワっぽさは消えるのに眉は動き、ナチュラル。
周囲にボトックスしてるとばれずに、気になる横ジワを改善させると評判です。
銀座ケイスキンクリニックでは、お一人おひとりのシワの状態に合わせて最適な治療をご提案し、お悩み事を一緒に解決してまいりますので、お気軽にご相談下さいね。
雑誌『週刊文春』2021年10月28日号(2021年10月21日発売)
特集「最高の老後のコツ 介護を楽にする"アンダーヘア脱毛"って何だ?」(P130~132掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されています。
■将来の介護を見据えて"アンダーヘア脱毛"に踏み切る中高年が増えています。
高齢者の間で、バリア機能(皮膚表面を覆う油分)が低下した肌細胞の隙間に尿や便の成分が沁みて、ただれや痛みを引き起こすIAD(失禁関連皮膚炎)が深刻な問題となっています。ですが、アンダーヘアを脱毛しておけば、リスクの軽減が見込めます。特に女性は男性と比べて尿道が短いため、寝たままの状態で排便すると、おむつ内で便が広がって菌が入り込み、尿路感染症を患うリスクも高いです。だからこそ、拭き取りやすい状態にしておくことが重要なのです。
■どこで毛を処理すればいいのでしょうか。
医療機関しか取り扱えない高出力の脱毛器を利用する『医療レーザー脱毛』がお勧めです。医療脱毛なら、処理した場所の九〇%以上の毛は生えてこなくなります。『永久脱毛(永久脱毛の定義は八〇%以上の減毛状態)』が実現できます。
当院では、全て無くす人と、Ⅴ部分のみ残す人の割合が半々です。躊躇される人は、まずコンパクトな三角形や小判型に残してはいかがでしょうか。その後、追加で全部無くすという人もいらっしゃいます。
■「陰部脱毛」に挑戦したくなったら、何を基準にクリニックを選べばいいのでしょうか。
皮膚科専門医が常駐していて、毎回医師の診察があるクリニックを選びましょう。医療脱毛を掲げていても、安さをウリにしているところは、例えば、リタイアした高齢の内科医が名前だけ貸しているなど、専門性の低いクリニックもあります。しかし、デリケートゾーンは皮膚の色が黒いため、火傷のリスクもゼロではありません。肌質によっては一時的に毛穴が赤く炎症を起こすこともあります。そんな時、専門の皮膚科医がいれば、ステロイド剤の処方など適切な対処ができます。また、脱毛処置のついでに、外性器周りの皮膚がんチェックを受ける意味も大きいでしょう。外陰部の皮膚癌には、外陰癌、有棘細胞がん、基底細胞がん、乳房外ぺージェット病などがあり、素人には判断が付きにくいものが多いため、専門医の視診が欠かせません。
■光脱毛は、医療脱毛とは何が違うのか。
エステサロンなどの光脱毛は、IPL(カメラのストロボのような光)をメラニン色素に反応させ、毛根を弱らせていく方法です。ただ、エステ用のIPLは出力が弱く、一時的な減毛にしかなりません。永久脱毛を目指す介護脱毛には不向きでしょう。
脱毛はあくまで「医療行為」。エステで無資格者が施術するのは違法です。やけどなどのトラブルも多く、皮膚科で受けて頂くのが安心です。
■近年、若い世代を中心に流行っているワックスを直接肌に塗り、一気に剥がす脱毛法「ブラジリアンワックス」とは。
ワックスを使って抜くだけなので、毛を作る器官が残っている以上、一定期間過ぎたら生えてきてしまいます。しかもアンダーヘアは毛根が太いので出血してしまうこともある。埋没毛(毛が皮膚に埋もれる症状)や毛嚢炎(毛根を包む毛嚢に細菌が感染する症状)、湿疹などのトラブルも起きやすいので、皮膚科医としては推奨できません。
当院では、脱毛に『ジェントルレーズ・プロ』を使用しております。
『ジェントルレーズ・プロ』は、日本で初めて『医療レーザー脱毛』の効能で薬事承認を受けた医療機器で、デリケートゾーンなど、生理的に色素の濃い部位の脱毛も安全に短時間で照射を行うことが可能です。
デリケートゾーンの脱毛は、自身の快適性や皮膚の健康のため、セクシャルパートナーのため、将来の介護のためとメリットがたくさん。
是非ご参考になさってください。
雑誌 毎日新聞付録『私のまいにち』2021年11月号
特集「表情筋のセルフケア」(P12~14掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されています。
最近耳にすることが増えた"表情筋"。文字通り顔の表情を作る筋肉のことを指しますが、マスク着用が日常となった今、この筋肉が衰えているのでは、と感じている人もいるようです。
【顔の表情を動かすための筋肉"表情筋"とは?】
顔と頭部には30種類以上の筋肉があり、これらを総称して"表情筋"と呼んでいます。笑顔を作るときは"笑筋"と"大・小頬骨筋"が、逆にへの字口になるときは"口角下制筋"が働いています。びっくりしたときは前頭筋が収縮して眉が上がり額にシワが寄ります。また、眉をひそめる時に動かすのは"皺鼻筋"と"鼻根筋"といったように、複数の表情筋が連動して動くことによってさまざまな表情を作ることができます。
表情筋は、年齢とともに硬くなり、また縮みやすい性質を持っています。一方、皮膚はハリがなくなりたるんでくるので、筋肉の影響が表に出やすくなり、シワが深く刻まれたり、口角が下がってきたりするのです。表情筋を鍛え過ぎるとますます筋肉の影響を強めることになるので、本来は家族や友人との会話などで表情が変わる程度の動きで十分なのです。
【安らげる時間が心や体を健やかに】
新型コロナウイルス感染拡大のため、自粛生活が長引くにつれ、本当に誰とも会わない日が続き、表情を変えることがなくなっている方がいらっしゃいます。そのような場合は、やはり意識して動かすことが必要になってきますので、今回簡単にできるセルフケアをご紹介します。「さぁ鍛えるぞ!」と頑張るのではなく、日常の生活の中で気づいたときに意識して動かしてみてください。
また、「なんだか顔がスッキリしないな」という時は、むくみが原因かもしれません。余分な水分が皮膚の下に溜まっている状態なので、マッサージをすることは流れをよくする助けになりますが、肩回しやスクワットなど、体全体を動かくことも効果的です。
一番のおすすめは、散歩に出て、(周囲に人がいないときに)マスクを外して深呼吸すること。道に咲く花やすれ違う散歩中の犬などを見て自然に笑みがこぼれることで、表情筋も自然にほぐれるはずです。感染防止の対策はしっかりしながら、心身ともに健やかに過ごせる時間を作りましょう。
■目の周りのセルフケア
年齢とともに瞼が重くなってきますが、しっかり目をあける習慣をつけましょう。
[眼をギュッと閉じる ←繰り返す→ 大きく目を見開く]
※額にシワが寄るほど開けるのはNG
■口の周りのセルフケア
口をしっかり動かすことを意識すると、活舌や嚥下の改善にもつながります。
[口を「うー」の形にする ←繰り返す→ 口角を少し上げながら「いー」の形にする]
※「いー」の時、広頸筋が浮き出るのは、やりすぎなのでNG
■目の疲れ・むくみをとるセルフケア
眉の下の骨に沿って目頭の方から外に向けて親指でそっと押していく。
■顔のむくみをとるセルフケア
顔の骨に沿って顎の方から耳に向けて親指でそっと押していく。
【姿勢を正すと表情も晴れやかに?!】
猫背で首が前に出がちな日本人。スマートフォンや新聞を読む際に、さらに前かがみに姿勢が悪くなっている人も多いのですが、この姿勢が実は表情にも悪影響を与えています。
首が前に出た姿勢になると首の"広頚筋"が伸び、これにつながる"スマス筋膜"を引っ張ってしまいます。スマス筋膜は表情筋と皮膚の間にあり、顔の土台と呼ばれているものです。これが下に引っ張られることで、同時に顔の皮膚も下に引っ張られることになり、たるみの原因となってしまうのです。
筋肉、筋膜、皮膚はそれぞれ独立したものではなくすべてがつながっているので、姿勢を正すことで体全体のバランスを改善できます。肩甲骨を寄せて正しい姿勢を意識することで、肌もたるみにくく、気分も上向きになるはずです。
【皮膚を守る基本の3ポイント】
表情筋のケアも大切ですが、それを覆う皮膚のケアも同じく大切です。気候がさわやかになっていくということは、湿度も下がっているということ。乾燥した肌は荒れやすいので、しっかりケアしていきましょう。スキンケアの基本は「優しく洗う」「しっかり潤す」「光対策」の3点です。
まず「優しく洗う」。朝洗顔は洗顔料を使わない人もいますが、皮脂が酸化すると肌に刺激を与えるので、低刺激の洗顔料できちんと皮脂を落とすことが大切です。そしてそのままでは乾燥してしまうので化粧水、乳液、クリームなどで「しっかり潤す」。最後の「光対策」は、夏以外は不要だと思われがちですが、冬も紫外線はありますし、日焼け止めを塗ることで肌の表面にバリアを張ることができますので、ぜひ男性にも使用していただきたいです。
是非、ご参考になさって下さい。
雑誌『美ST』2021年10月号(2021年8月17日発売) Part1
今月号では、3つの特集に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。1つ目の特集は‟アンチ→ナイスエイジング「私、老けた?」につけるクスリ" パッと見若い、老けてない、肌綺麗と言われたいなら、今すぐ脱グレべ肌です。
角質が肥厚した肌や水分不足で乾燥した肌は、肌表面が光りを反射しにくくなり、グレーっぽくくすみます。私たちの肌は、刺激を受けると角質を厚くすることでダメージを防ごうとするので、夏は特に紫外線の影響などで角質肥厚が起こりやすくなります。本来であれば自然に剥がれ落ちるはずの古い角質が肌に残るので、ゴワゴワカサカサするのです。
また、加齢とともにターンオーバーの速度が遅くなり、メラニン色素の排出が滞ることも原因です。さらに、細かなシワや毛穴が目立つ肌は、その影の色がグレーに見せます。くすみとは、肌の浅いところの‟影や色素"という、いわば肌のノイズを視覚的に拾っているのです。大人の肌は年齢を重ねた分、こうした肌のノイズを複合的に持っています。いろいろな色のセロファンを重ねるほど黒に近づくように、私たちもノイズが蓄積するほどグレベ肌に見えるのです。
【グレべ肌セルフチェック】3つ以上当てはまったら要注意です。
・写真を撮ったら必ず明るく加工する
・チークを入れないと血色がなく死人のよう
・若い頃より肌色が暗くなった気がする
・毛穴や小ジワが気になる
・パステルや鮮やかな色が似合わない
【グレべ肌改善策1:角質ケアを取り入れて肌をトーンアップ 】
レチノールやピーリングで角層を溶かしてターンオーバーのスイッチを入れましょう。
●拭き取りタイプ➡コットンにひたひたになる位たっぷりと液を含ませ、ゆっくりと滑らせて優しく拭き取りましょう。強く擦りすぎると肌が微弱炎症を起こして、エイジングが加速するので注意してください。当院の『GAローション』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 100ml¥4,000)は、ケミカルピーリングで使用されるグリコール酸を低濃度に調節したホームケア用拭き取り用化粧水です。加えて、乳酸・サリチル酸・クエン酸・リンゴ酸といったフルーツ酸と合わせて4%の角質ケア成分を配合しています。古い角質を少しずつ溶かしてニキビや毛穴の詰まりを防ぎ、透明感のある肌に導きます。後から使用する化粧水や美白剤の浸透を高めるブースター化粧品としてのご使用もおすすめです。
●美容液タイプ➡手のひらにとり、プレスして肌になじませます。ひりつきなど刺激あるときはお休みしてください。『WIQOフェイスフルイド』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 30ml¥8,000)は「8%のグリコール酸」を肌に良いバランスで配合しており、灼熱感を感じることなく、どんな肌のタイプの方でもご使用いただけます。お肌を低pH (弱酸性)状態に保つことで、皮膚の再生を促したりコラーゲン生成を促進し、ハリ・ツヤのある肌へと導きます。さらに、角質が過剰に厚くなることを防ぎ、使い続けるとくすみが除去され、ツルっと滑らかな肌になります。また、医療機関ならではの「純粋レチノール(ビタミンA)を0.1%」高濃度配合したエイジングケアクリーム『ナノメッドVAエッセンス』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 16g¥6,500)も人気です。レチノールが角層の深部までしっかり浸透し、ターンオーバーを促進してハリ不足による小ジワや毛穴の開き、くすみなど初期のエイジング症状を改善します。また、炎症を抑える作用のあるグリチルリチン酸2Kも配合されているので、皮膚への刺激も少なく‟ビタミンA反応"と呼ばれる赤みや皮むけは起こりにくくなっています。
●洗顔タイプ➡酵素洗顔やゴマージュ、クレイなど、角質ケア洗顔料はたっぷりと肌にのせ、決して強く擦らず、洗顔料が肌の上で転がるようになじませます。Tゾーンは優しくくるくると指先を動かしてください。ただし、やりすぎはNGです。週に2~3回取り入れるのが効果的です。いつもより乾燥しやすくなるため、保湿も入念に行ってください。
●クリニックでの角質ケア➡ホームケアで解決できないガンコな毛穴の汚れや肌のゴワつき、化粧ノリの悪さを感じている場合は、無理なお手入れを続けずにクリニックにご相談ください。ゴワつくような肌状態なら、ターンオーバーのスピードが落ちてしまっている可能性があるので、『ケミカルピーリング』『アクアフェイシャル』がおすすめです。表皮全体のターンオーバーを促し、自前の水分保持成分(細胞間脂質や天然保湿因子など)を作り出せるようになります。
【グレべ肌改善策2:美白ケアを取り入れて肌をトーンアップ 】
紫外線を浴びると防御反応で表皮の最下層(基底層)に存在するメラノサイトが活性化し、メラニン色素がつくり出されます。通常、メラニン色素は皮膚のターンオーバーによって排出されますが、紫外線による炎症で過剰に作られると表皮に溜まってシミやくすみとして現れます。いつものスキンケアに美白ケアを積極的に取り入れましょう。『ナノメッドHQエッセンス』は、ハイドロキノン(1%)とジェル状整肌成分「ナノキューブ」を配合した美白クリームです。低濃度・低刺激でありながら強力な美白効果が得られます。刺激性皮膚炎を生じにくいので、敏感肌でも安心です。メラニン色素の合成をブロックし、シミ、そばかす、肝斑、くすみ、炎症後色素沈着の原因となるメラニン色素の過剰生成を防ぎます。さらに肌細胞をみずみずしく保ち、表皮のターンオーバーを整え、肌のキメ・透明感を高めます。
●クリニックでの美白ケア➡溜まったメラニンを排出する照射治療『ピコトーニング』・『フォトフェイシャルM22』・『ジェントルレーズプロ』・『ジェネシス』がおすすめです。中でも『ピコレーザー』は、照射時間が「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位のレーザーで、圧倒的な美白力を誇るマシンです。例えるなら、岩状のメラニン色素を一瞬でパウダー状に粉砕するかのような高い切れ味が魅力です。メラニンがパウダー状になると目に色素として認識されにくくなるので、直後からパ~ンと白くなり患者様は皆さま鏡を見てびっくりされます。
ご参考になさってください。
雑誌『美ST』2021年10月号(2021年8月17日発売) Part2
今月号では、3つの特集に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。2つ目の特集は‟美ST世代の細かすぎるお悩みにお答えする「老けた?」悩みに100問100答"です。
40代50代になると日々「あれ、これって老化の兆し」とドキッとすることが多くなりますが、なんとなくそのまま過ごしてはいませんか⁈こちらの特集では、美ST世代の皆さんが普段から気になっているものの、細かすぎてなかなか聞けない加齢変化に関する疑問にお答えいたしました。
Q. そもそも「老化」って何?原因は?
A. 加齢に伴って起こる機能低下の総称です。「酸化」と「糖化」により全身の細胞で小さな炎症が生じ徐々に疾患として現れます。
■「酸化」とは・・・体内で『活性酸素』が発生し、それによって細胞を傷つける炎症の経路が生じることです。金属などのサビや、切ったまま放っておくと変色するリンゴも酸化現象の一つです。無防備に浴びる紫外線やストレス、喫煙、過度な運動などで活性酸素が過剰に発生すると、細胞にダメージを与え、エイジングが進行します。活性酸素から細胞を守るために肌はメラニン色素を大量に発生させ、排出しきれなかったものがシミになります。また、活性酸素は肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンなどの弾力線維を変性させ、弾力を失わせます。さらに古いコラーゲンの代謝を阻害してシワやたるみを引き起こすのです。
■「糖化」とは・・・食事などで過剰摂取し、代謝しきれなかった糖がタンパク質と結びつき、劣化したタンパク質に変わるサイクルを糖化と呼びます。肌を支え、若々しさを保つコラーゲン線維やエラスチン線維はタンパク質で出来ているので、代謝されなかった糖と結びつくと固くなり、弾力性・柔軟性が低下して皮膚がたるんだり、ゴワついた硬い肌になったりします。さらに、糖化によってできる糖化最終生成物AGEsには「褐色化する」という特徴があり、これが肌にたまると肌が黄ばんでくすみます。
Q. ズバリ、同じ40代でも、老けて見える人と見えない人の一番の分かれ道は?
A. 遠目では➡体型と姿勢で近くでは➡肌質と輪郭です。
Q. シワ体質、たるみ体質、シミ体質ってありますか?
A. 乾燥肌で痩せすぎ=シワ体質、肝斑体質=シミ体質、太りすぎできめ細かい肌=たるみ体質です。
日焼け、喫煙、大酒飲み、ジャンクフードと揚げ物、甘いものが好き、の場合はシワ、シミ、たるみ全ての体質を網羅します。
Q. コロナ禍の閉塞感、1年以上ものマスク生活が老化に及ぼす影響はありますか?
A. あります。マスク生活により、肌の「かゆみ」や「赤み」「小さなブツブツ(湿疹)」に悩む方が増えています。「マスク皮膚炎」と呼ばれるものです。夏は、マスク内の熱がこもって皮膚温高くなり、皮脂や汗の分泌が増えます。マスク内の汗をそのまま放置すると、汗に含まれるミネラルなどの成分が刺激となって炎症が起こり「汗荒れ」に。また、皮脂量が増えてニキビもできやすくなります。さらに、マスクの付け外しや人との会話で肌とマスクが擦れると、肌が防御反応で角層を厚くします。すると、毛穴の入り口が詰まるので皮脂が溜まり、白ニキビが発生しやすくなるのです。
また、シミやくすみのもととなるメラニン色素が作られるのは、紫外線だけが原因ではありません。摩擦などの炎症が起きた時や精神的にストレスがかかったときも、メラニン色素は作られます。ですから、マスクによる擦れ、コロナ禍でストレスがかかったときには顔がくすみやすく、肝斑がある人なら濃くなる可能性があります。シミや肝斑の予防には紫外線対策に加え、擦らない、ストレスを溜めないことも重要と言えるでしょう。
Q. 20代の頃は喫煙したり、日焼けしたり・・・老化を早める原因になっていますか?
A. 影響があります。喫煙は、皮膚を乾燥させ、キメを乱れさせ透明感を失わせるうえ、コラーゲンの分解が進むので、毛穴が目立ち、シワを深くすることが医学的に分かっています。副流煙を肌に浴びるだけでも肌がくすみます。タバコの煙がモクモクした場所には近づかないようにしましょう。今からでも禁煙やUVケア、日常のスキンケアを意識することで若年時の負債を食い止めることは可能です。
Q. 肌を過保護にしてはいけないと言いますが、肌悩みの多い40~50代でも同じですか?
A. むしろ過保護にしてください。肌は常に過保護で良いのです。ときどき美容皮膚科で『ケミカルピーリング』や『フォトフェイシャルM22』治療することでターンオーバーに喝を入れることをオススメします。
Q. 小鼻の赤みが年々悪化。花粉症で鼻をかむ機会も多いのですが、何か対策?
A. 毛細血管拡張です。加齢によっても悪化します。美容医療で目立たなくすることはできますが、鼻をかむ頻度が多い方は予めワセリンで保護してお値段が高めのティッシュペーパーを使ってください。
Q. おでこがフラットになってきました。年齢のせいですか?
A. 30代半ばから顔面骨の萎縮と脂肪萎縮が進行します。額やこめかみが凹み丸みが無くなると、男性的な印象となり横ジワも増えて、老け感も一気に加速します。この『萎縮』で生じるボリュームロスを確実に改善するのが『ヒアルロン酸注入』です。丸みを帯びた女性的で若々しい額を作り出します。注入層は骨上で、広く薄くなじませます。ご自身の皮下脂肪と皮膚がふんわり包むため、凸凹しません。さらに前頭筋がストレッチされ額の横ジワがよりにくくなります。
Q. 首のシワは一度刻まれたら治らないって本当?
A. 自力では困難です。枕の厚みを変えて、日常では「レチノール」を取り入れて、「保湿」はしっかりして、日焼け対策は徹底して。『ナノメッドVAエッセンス』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 16g¥6,500)は、「純粋レチノール(ビタミンA)を0.1%」高濃度配合したエイジングケアクリームです。レチノールが角層の深部までしっかり浸透し、ターンオーバーを促進してハリ不足による小ジワや毛穴の開き、くすみなど初期のエイジング症状を改善します。また、炎症を抑える作用のあるグリチルリチン酸2Kも配合されているので、皮膚への刺激も少なく‟ビタミンA反応"と呼ばれる赤みや皮むけは起こりにくくなっています。美容皮膚科では『ヒアルロン酸注入』『スカーレットS(ニードルRF)』『ボトックス注射』『水光注射』などで治療していくとかなり目立ちにくくなります。私自身も定期的に行っている施術です。
Q. マスク生活で二重あごがデフォルト化。今からでも間に合うケア法が知りたい!
A. 猫背だと広頚筋が伸びて二重顎が悪化します。運動習慣と正しい姿勢が大事です。
Q. クレンジングだけして保湿せずに寝るのと、メークを落とさずそのまま寝る。肌の老化が加速するのはどっち?
A. 究極の質問に近いですね。クレンジングだけの場合は、乾燥による皮膚炎やくすみが進行します。メークを落とさない場合は、コスメに含まれる油分などが汗や皮脂と混ざって肌に有害な過酸化脂質に変化します。すると、肌のターンオーバーが乱れるほか、表皮が軽い炎症を起こします。その炎症をきっかけとして、肌を守るために大量に産生・放出されるメラニンにより、肌がくすみやすくなります。さらに、肌の炎症は角質肥厚や乾燥も招くので、角層が乱れ毛穴が目立つようにもなり、肌の老化が加速します。
Q. ステイホーム中にゼオスキンやセルフピーリングで皮を剥いていました。肌ダメージになっていたのではと今さら心配になっています。
A. 皮膚が真っ赤になってヒリヒリするほどのピーリングは炎症から老化に進行する可能性は否定できません。アトピー性皮膚炎や乾燥肌など敏感肌の人はやりすぎないように注意。
Q. ちょっとしたささくれが悪化しやすく、しかも治るのに時間がかかります。年齢とともに免疫力が落ちたということ?
A. 免疫力よりも再生力の低下です。ニキビが治りにくい、枕でついたシワが長時間消えないのと同じロジックです。でも、ささくれから感染を生じているような場合は、局所の自然免疫の低下によるものでしょう。
Q. 人間ドック、40代女性が毎年必ず受けるべき項目は何?
A. 毎年必ず受けてほしい検査は、子宮頸がん、乳がん、腹部超音波検査、血液検査です。それに加えて2年に1度は消化器の上部、下部の内視鏡検査、頭頚部、胸部~腹部のCT検査を受けましょう。
Q. サプリメントを飲む量が増える一方です。飲む種類の適正量ってありますか?
A. 20種類までにすれば食品の延長なので問題ないです。サプリメントは薬ではないので食品の延長と考えます。ただし、サプリメントでも肝機能障害などの報告例はあるので、定期的に血液検査を受けておいた方が安心です。
Q. 鼻がなんだか大きくなってきた気がします。これも老化のせい?
A. 鼻の孔の骨の形が加齢とともに広がります。鼻の骨は軟骨です。鼻の孔の骨がひろがると鼻も横に広がり平坦化します。
Q. 突然むせることが増えました。なぜ?
A. 口腔感覚も衰えるからです。老化で舌の運動機能、咀嚼能力、唾液の分泌、口腔の感覚も鈍化するので、咽頭へ食べ物を送り込む能力が低下するなど摂食嚥下機能の障害となります。小さな老化の兆候を放っておかず、少しでも意識することが若々しさを保つことに繋がります
ご参考になさってください。
雑誌『美ST』2021年10月号(2021年8月17日発売)Part3
今月号では、3つの特集に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。3つ目の特集は‟人生100年時代の肌へ「一番整えるべきは土台です」"です。
人生100年時代と言われ始めた今、皆さんはまだまだ続く人生のために何か気をつけていることはありますか?本誌には、慶田院長を含めた美容に関わる4人の女性で行った未来のカラダ&肌のためにするべきことをテーマにした座談会の様子が掲載されています。
慶田院長は30代半ばから「戦略的に食べる、戦略的に生きる」ことを考えています。厳格な制限はしていませんが、肌をはじめ身体は食べたもので作られているので、バランスのよい食事を摂ることは特に重要です。タンパク質量が多く、抗酸化を意識した食事を作るようにしています。野菜類は下処理して常にストックして、診療や事務作業に追われ、ランチに出られないことも多いのでお弁当を用意しています。その際、意識しているのが、多品目を摂ること。食事・栄養は一品だけたっぷり摂っても効果は期待できません。不足した栄養成分があると合成がストップしてしまうので、多品目とバランスを重視する必要性があります。美容意識の高い女性は、野菜中心や糖質オフを意識しがちですが、肌の構成要素のほとんどはタンパク質や脂質なので、野菜ばかりではスカスカの肌になってしまいます。タンパク質は動物性と植物性のどちらも必要となるので、豆、魚、肉、乳製品、全てを1日に1回以上食べるようにしましょう。また、肌の保湿に欠かせないセラミドを体内できちんと産生できるように、サバやイワシなどの青魚やオリーブオイルなどの良質な油を意識的に摂取してください。
こうした「バランスのよい食事」に加え、健康的な身体と美しい肌のために欠かせないインナーケアが、「良質な睡眠」「腸内環境を整える(排泄)」「適度な運動」「ストレスコントロール」です。
この中の2~3つが崩れると、肌が荒れたり、調子が悪くなったりしてしまいます。ストレスがかかり、過緊張状態が続くと交感神経優位となり、肌再生が滞り、ニキビや肌荒れを生じます。「心が荒れると、肌が荒れる」は事実です。慶田院長の場合、読書と美術鑑賞、20年以上続けているジャズダンス、ピラティスのパーソナルレッスン、料理などが癒しになっています。美は一日にして成らず。生活習慣を整えた上で、その肌を外からメンテナンスして、さらに美しく引き上げていくのがスキンケアです。
プラスαの効果が期待できる化粧品も増えていますが、基本は「やさしく洗う(洗浄)」「しっかり潤す(保湿)」「光対策を怠らない(紫外線対策)」の3つです。革製品を扱うように、肌も毎日丁寧に無理のないお手入れを続けるのが一番です。
しかし、40代以降は一度生じてしまった加齢変化をセルフケアだけで戻すことができないのも事実です。出てきたものをどう食い止めていくのか、が問題になってくるので、たまには美容医療の手を借りてスペシャルケアを取り入れてみるのもよいでしょう。
ご参考になさってください。