雑誌『MAQUIA』2021年8月号 (6月22日発売)
特集『蒸気と蒸れにより、マスクの下にニキビ勃発 マスクネに立ち向かえ!』(掲載P92,93)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。
長引くマスク生活により、肌トラブルに悩んでいる人は昨年に引き続き多いですが、気温の上昇とともにニキビのお悩みが増加しています。
コロナ禍の中で、マスクとアクネ(ニキビ)を組み合わせた‟マスクネ"という造語も生まれました。今回は、マスクを着けることでできるニキビの原因と正しい対処法をご紹介します。
■原因①:摩擦タイプ
マスクの着脱や表情の動きなどで、肌とマスクが擦れて角層がダメージを受けると、肌が防御反応で角層を厚くします。角質が厚くなると、毛穴の入り口がふさがれ、毛穴の中に皮脂や角質が詰まり、白ニキビが発生します。
ニキビの原因アクネ菌は、"好脂性・嫌気性菌"という特徴があるので、ここの段階で正しいケアをしないとアクネ菌が増殖し炎症が起こって腫れ痛みを伴う"赤ニキビ"に進行します。
さらにそこから症状が進行し、激しい炎症を起こすと膿疱と呼ばれる膿をともなう黄色ニキビになる場合もあり、ニキビ跡として残ってしまう可能性があるので注意が必要です
【摩擦マスクネ解消3か条】
1 角栓ケアで詰まりを除去
毛穴詰まりを防ぐセルフケアとしては、角栓のもとになるタンパク質や脂質を溶かして毛穴詰まりを防ぐ、ピーリングアイテムやパウダータイプの酵素洗顔がおすすめです。ただし、やりすぎは禁物。週に2~3回取り入れるのが効果的です。いつもより乾燥しやすくなるため、保湿も入念に行ってください。
2 鎮静+保湿でバリア機能回復
ニキビなどの肌トラブルの解消には、鎮静+保湿ケアで肌のバリア機能の立て直しが必要です。スキンケアを選ぶときは、トラネキサム酸やセラミド配合のものを選ぶのがおすすめです。
★おすすめのアイテム①:『ナビジョン TAホワイトエマルジョンⅠ』
トラネキサム酸と資生堂の独自開発成分4MSKを配合した美白乳液で、みずみずしい潤いに満ちた素肌に導きます。
★おすすめのアイテム②:『セラミドバリアクリーム』
天然セラミドを主成分にした当院オリジナルの高機能保湿クリーム『セラミドバリアクリーム』は、水分保持力や抗炎症作用が高く、テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。
3 UVやベースでワンクッション
肌が荒れている時でも、日焼け止めや保湿ベースなどで肌に一枚膜を作って摩擦を防いでください。紫外線はマスクを通過して肌にダメージを与えます。また、室内でも窓から入った紫外線があちこち反射しているため、どんなときもUVカットは心がけましょう。
■原因②:蒸れタイプ
夏の時季はマスク内に熱がこもって皮膚温が高くなり、皮脂や汗の分泌が活発になります。
さらに酸化皮脂と汗が肌を刺激することで、赤みやかゆみを伴う"マスク皮膚炎"が起きやすくなります。1時間に1回はマスクを外して蒸れを逃がし、皮膚温を下げる工夫をしてください。最新の研究では、皮脂腺のセンサーが温熱刺激をキャッチすると、皮脂分泌が過剰になりニキビを誘発することが明らかになっています。
【蒸れマスクネ解消3か条】
1 通気性が良く、肌あたりの良いマスクを選ぶ
マスク選びは「肌あたり」&「通気性」の良さがポイントです。感染症対策として人が多い場所では不織布を、黙々とデスクワークを行う時は、コットンやシルクタイプなど、場面によって使い分けましょう。
2 清潔なマスクを使用し、汗をかいたらこまめに拭き取る
マスク内の汗をそのまま放置すると、汗に含まれるミネラルなどの成分が刺激となって炎症が起こり、赤みやかゆみを伴う‟マスク皮膚炎"が起こりやすくなります。
また、過剰な皮脂は酸化すると酸化皮脂として刺激物質になり、バリア機能が乱れ、乾燥やくすみも招きます。
汗をかいた場合は、濡らしてしぼったハンカチで肌をおさえるように、汗をやさしく拭きとってください。外回りなどで、汗をたくさんかく方は可能であれば水洗顔で汗を洗い流し、長時間汗が肌の上に残らないように気を付けてください。帰宅後は、すぐに洗顔をして保湿をしましょう。
使い捨ての不織布マスクをご使用の場合は、マスクの内側にガーゼを1枚挟むのもおすすめです。汗をかいたら交換できますし、摩擦も軽減されます。
3 ポツンとできたら即ケア
乾燥や蒸れで湿疹ができたり、敏感になったりしている場合は、洗顔後は保湿クリーム1品のシンプルケアで様子をみましょう。化粧品をあれこれ使うとかえって刺激になる場合もあります。
ご自身でのケアで改善しないときは、放置せずに早めに皮膚科を受診してくださいね。
★美容皮膚科ならマスクネ(マスクニキビ)を改善し、美肌に導く様々な施術があります。
■『ケミカルピーリング』+『フォトフェイシャルM22』・・・ニキビの原因毛穴詰まりとニキビの殺菌、赤ら顔に効果的
■『プラズマシャワー(サイトプロMD導入)』・・・ニキビ菌の殺菌と炎症の鎮静
■『ケミカルピーリング』+『ジェネシス』・・・ニキビの原因毛穴詰まりと赤ら顔に効果的
■『スカーレットS(ニードルRF)』・・・皮脂分泌を抑制し、マスクニキビと脂漏性皮膚炎、毛穴開きに効果的
雑誌『kiitos』2021年8月号 (2021年6月23日発売)
特集『汗トラブルにご注意を!』(掲載P36,37)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。
本格的な夏になると汗によるかゆみや湿疹としての"汗あれ"トラブルが急増します。
汗あれ状態にならないよう、日常の汗ケアにも気などをつけましょう。
【大人の汗によるトラブルの多くがあせもではなく"汗あれ"】
夏になるとひじやひざ、首の内側、ブラの下などがかゆくなったり、ブツブツと湿疹状態になったりする人が増えます。あせも(汗疹)だと思う人もいますが、大人の場合ほとんどの人が"汗あれ"です。
<あせもと汗荒れの違い>
♢あせも...汗腺がつまって皮膚が炎症を起こしている状態で、汗腺の部分に白く透明な水泡や赤いブツブツ(汗疹)ができますが、かゆみは少ないことが多く、汗腺の数は大人と一緒なのに対表面積が小さく発汗量が多い子供に好発するのが特徴です。
♢汗あれ...汗が蒸発した後に残る塩分やアンモニアが皮膚を刺激して炎症を起こしている状態で、汗によるかぶれ(刺激性皮膚炎)のことを言います。バリア機能が壊れ、汗腺の部分だけでなくまわりにも炎症が広がり、ピリピリとした痛みやかゆみを感じます。また、子供の頃に治っていたアトピー性皮膚炎が汗刺激によって再燃することもあります。
汗をかいたままにしておくと、汗が蒸発して汗あれの原因物質が皮膚に残るので、日常のケアで炎症が起きないようにするのが最善です。
■基本の汗ケア
①汗をかいたらすぐに拭き取る
かいた汗をほうっておくと細菌によって分解され、ニオイのもとになります。
吸水性が高いタオルなどで早めに拭き取る習慣をつけ、洗い流せるときは水で洗い流すようにしましょう。肌が弱い人は濡れたハンカチなどで優しく押さえるように拭くのも効果的です。
そして、帰宅後はすぐに汗を流しましょう。身体の芯まで温めるためにもぬるめのお湯にゆっくり浸かるのがおすすめです。ただし、汗あれしている場合は温まりすぎると痒みが悪化するので、サッと入るだけにしましょう。
汗をかくと角層が厚くなり、肌がごわつきやすくなりますが、過度な角質ケアは逆効果です。その刺激が原因で乾燥を招いたり、肌に炎症が起こることもあるので、ごしごし擦り洗いは避けてください。
また、寝汗をかく夏場は、朝のシャワーも効果的です。ただし、洗浄剤を頻繁に使うのも乾燥の原因になるので、皮脂量の多い顔など以外はお湯だけで流しましょう。
②下着は汗を蒸散しやすいものを着る
女性はブラジャーのワイヤーが当たる胸のアンダーラインのあたりやショーツなどの締めつけ部分も汗あれがひどくなりやすいので、汗を吸いやすく乾きやすい素材の下着を身につけることが大切です。コットン100%やシルクなどできるだけ肌にやさしい素材を身に付けましょう。シルクは、肌に触れた時もひんやりして熱がこもりにくい上、吸湿性が高く、過剰になると水分を放出してくれるので夏向きの素材です。線維が細く、肌あたりが滑らかなので、敏感肌の方でも安心して着用できます。
③余裕のある締め付けない服を選ぶ
服は、首元や袖ぐりが大きく開き、太めのパンツやふんわりしたスカートなど、あまり肌に密着せず、できるだけ余裕のある締めつけないデザインの服を着るようにしましょう。
風が通りやすい身ごろがふわりとゆとりのあるシルエットのほうが汗対策にも効果的です。
④汗をかく日は着替えを持ち歩く
汗を吸って濡れた下着をつけ続けることも汗あれの原因になります。下着や夏のトップス類はそんなに荷物にならないので、着替えを持ち歩き、潔く着替えるのも有効です。
⑤物理的に涼しくする
自宅では冷房を使用したり、水シャワーを浴びるなど冷やす方法が沢山あります。外出先なら冷房のきいたコンビニで5分過ごすだけでも汗が引きます。そして冷えた缶の飲み物を購入して、脇や首などの大きな血管がある場所を冷やして、体全体の体温を下げ、汗を引かせるのが手っ取り早い方法です。体温が下がらない限り汗が出続けます。
■保湿して肌バリア機能を高める
実は夏でも紫外線や汗の刺激によって肌の角層が傷みやすく、乾燥している人がたくさんいます。汗あれが起きるということは、肌のバリア機能が弱っている状態なので、まずはバリア機能を高める保湿のお手入れをしっかりと行いましょう。
ヒアルロン酸、セラミド、グリセリン、アミノ酸といった保湿成分を含むモイスチャライザー使ったお手入れは、角層のすみずみまで水分が行き渡り、油膜が水分の蒸発を防いでくれます。
また、夏場は身体の保湿をしないという人もいますが、冷房などで角層の水分量は下がっているので、ボディにも保湿剤を塗ったほうがいいでしょう。入浴後は肌のバリアを守る角層の細胞間脂質などが失われ、最も肌が乾燥しやすい状態に。顔は入浴後5分以内、身体は10分以内に保湿しましょう。
保湿力の高いボディクリームで肌バリアを高めることも汗あれの予防になります。
★おすすめのアイテム
『セラミドバリアクリーム』
天然セラミドを主成分にした高機能保湿クリーム『セラミドバリアクリーム』は、水分保持力や抗炎症作用が高く、しっとり感がありながら重すぎず塗り心地がよいので、顔から体まで全身に使用している方が多くいらっしゃいます
■汗荒れの症状が出ている時は刺激を極力避ける
汗荒れの症状が出ている時は、あまりいろいろな種類のコスメを使用せず、保湿力の高い1品で潤いを補うシンプルケアに切り替えましょう。
化粧水はしみることがあるので、肌に浸透せず表面で膜を作って保護してくれるバームやオイル状のアイテムがおすすめです。
★おすすめのアイテム
『メディコルスキンリピッド15/33』
皮脂と細胞間脂質を補い、肌をしっとり保湿してくれる『メディコルスキンリピッド15/33』は、刺激を感じにくいという患者様が多いです。万年ドライ肌の方はこってりと重めなⅡの補修クリームを最後に使うのがおすすめです。
『ナビジョン TAホワイトエマルジョンⅠ』
トラネキサム酸と資生堂の独自開発成分4MSKを配合した美白乳液で、炎症を抑える効果に優れています。メラニン色素の生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぎながら、みずみずしい潤いに満ちた素肌に導きます
本格的な夏になると汗によるかゆみや湿疹の"汗あれ"のトラブルも急増します。
汗あれ状態にならないよう、日常の汗ケアにも気などをつけましょう。
もし汗あれがひどくなってしまったら、スキンケアに頼らず早めに皮膚科医にご相談くださいね。
雑誌『LDK』2021年8月号 (6月22日発売)
特集①『専門家が教える!未来の私と美肌を守る紫外線本気のガード術』(P20)、特集②『気をつけてたけどやっちゃった~!日焼けafterレスキュー隊!』(P33)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。
特集①『専門家が教える!未来の私と美肌を守る紫外線本気のガード術』
今浴びた紫外線は、今年だけではなくむしろ数年後の肌に影響します。
「少しだけなら大丈夫!」が未来のシミ、シワを確実に育てています。正しいUVケアを身につけて、肌老化を遅らせましょう。
■敏感肌は「ノンケミカル」より植物エキスをチェック!
紫外線を防ぐ成分は主に下記2種類です
♢「紫外線吸収剤」:紫外線のエネルギーを吸収して熱や赤外線などのエネルギーに変化させて放出させることで紫外線の影響を防ぎます。
♢「紫外線散乱剤」:肌表面で紫外線を反射・散乱させて皮膚を防御します。
「ノンケミカル」表記は、紫外線のエネルギーを吸収して影響を防ぐ「紫外線吸収剤」を不使用という意味です。刺激が少ないので、敏感肌などお肌が弱い方が使用していることも多いですが、「ノンケミカル」でも配合された植物エキスなどでかぶれることもあります。肌に合わない理由は人それぞれですし、植物エキスのように自然由来の成分の方が実はアレルギーを起こしやすいこともあります。そもそも、「肌にやさしい」とうたっていても、やさしさの基準はメーカーごとに異なるので、自分の肌に合うか合わないかは都度チェックが必要です。かぶれないか、目立たないところでパッチテストをしましょう。
★おすすめのアイテム:『ヘリオケア360°ミネラルトレランスフルイド』
飲む日焼け止めで知られる「ヘリオケア」ブランドから出ている日焼け止めです。抗酸化剤ファーンブロック配合で紫外線の害を防ぎます。ノンケミカルですが、ウォータープルーフでUVA、UVB、ブルーライト、有害領域の近赤外線、あらゆる光線に対応しています。
■最近よく聞くブルーライト対策ってどうすればいいの?
ブルーライト(380~500nm)は、紫外線A波(UVA320~400nm)より少し長波長なので、肌の奥深くまで到達する性質を持っています。短波長領域のブルーライト(380~420nm)はUVA同様、強く酸化ストレス誘導を生じさせ、シミを増やし、真皮層のコラーゲンにダメージを与えることが分かっており、肌老化に加担しています。
昨今、ブルーライトは至る所に溢れており、スマートフォンやPCの操作中だけでなく、太陽光やLED電球の光でも浴びてしまいます。しかしながら、PCやスマホから出るブルーライトのエネルギーピークは450nm付近にあり、皮膚の酸化ストレスを誘導する領域の波長は少ないことも分かっています。また、ブルーライトは日焼け止めの重ね塗りやメイクを厚めに重ねることでガード出来るので、肌への影響は紫外線ほど気にしなくても大丈夫です。ブルーライトカット機能を備えたベースメイクも増えてきていますが、基本的に通常のUV対策と同じでOKです。UV下地とリキッドファンデなど顔料を重ねることでブルーライトカット効果が得られます。
気をつけるべきは肌よりも目です。液晶画面から発せられるブルーライトは網膜まで届き、目の痛みを引き起こしたり、最悪の場合失明に繋がることもあります。スマホやタブレットの場合、集中して液晶画面を凝視してしまうため、「まばたき」が減り、ドライアイなどを引き起こしやすくなる上、至近距離から浴び続けることになり、ダメージを増幅させてしまう傾向にあるので特に注意が必要です。とはいえ、パソコンやスマホから離れた暮らしを続けることは難しいため、普段からできる対策としては、ブルーライトをカットするフィルムやPCメガネ、ブルーライトを軽減した蛍光灯型LED照明などを利用することです。
また、最近一般的になりつつある飲む日焼け止めは、皮膚だけではなく、血管や目など、さまざまな部位の酸化ストレスを防ぐ強力な抗酸化剤です。ブルーライトによる目の疲れや痛みも楽になるので、パソコン仕事が長い方は目のためにもぜひ取り入れてみてください。
★おすすめのアイテム:『ヘリオケアウルトラD 1箱(30カプセル/30日分)』
主成分「ファーンブロック」の他、抗酸化作用の高いビタミンC、E、D、ルテイン、リコピンも配合され、様々な原因で発生する活性酸素から体を守ります。世界34カ国以上で販売されており、美容と健康に感度の高い人々の新常識となりつつある「飲む日焼け止め」です。塗る日焼け止めと併用すればUVAとUVBを完全ブロックします。実は、眼の日焼けやブルーライトの悪影響からも守ってくれるので、現代人は日に当たる当たらないにかかわらず毎日取りたいサプリメントです。
特集②『気をつけてたけどやっちゃった~!日焼けafterレスキュー隊!』
一度日焼けしてしまった肌は、簡単にはリセットできません。さらに残念なことに、どんなケアをしても、ステロイドを内服したとしても、浴びなかったことにはならないのです。ちょっとした外出でも、肌が赤くほてってしまっている時は、紫外線ダメージを受けたことを意味します。
そんな時は、メラノサイトが活性化している72時間(3日)以内のお手入れが、美肌を取り戻すカギです。
日焼け後は、スキンケアをたっぷり塗った方が良いかとのご質問をよく受けますが、化粧水や美容液が肌に浸透できる量には限界があるので、通常量で大丈夫です。たっぷり塗っても浸透しなければ意味がないので、こまめに塗り直すのがベストです。ただし、日焼けした肌は炎症中なのでしみないか様子を見ながら使用してください。
ほてっているときに積極的なケアを行うと、刺激となって炎症を悪化させるだけになってしまうので、ヒリヒリしたり赤みがあるときは、まずは冷やして炎症を抑えるのが先決です。
最初の30分は濡らしたタオル(水気を含んだタオルのほうがよく冷えます)で保冷剤を包み患部にあてます。長時間冷やし続けていると肌のバリア機能が下がるので、30分経ったら保冷剤を乾いた薄いガーゼなどで包み直し、引き続き患部を冷やして炎症が治まるのを待ちます。
ほてりが治まったら、クリームやバームなど、肌に浸透せず、皮膜効果のあるアイテムで保護しましょう。赤ちゃんから大人まで使えるワセリンを常備しておくのがおすすめです。
翌日以降、肌が落ち着いたら、水分を抱え込む効果のあるセラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸、加水分解コラーゲン、多糖類、グリセリンなどのモイスチャライザーでしっかり保湿していきましょう。また、シミや肌老化を食い止めるなら、積極的に美白やエイジングケアを始める必要があります。
ぜひ、ご参考になさってくださいね。
雑誌「MAQUIA」2021年7月号 (5月22日発売)
特集「毛穴100BOOK」(掲載P156~P157)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。
【全世代の肌悩みNo.1を徹底解消!毛穴100BOOK】
夏になると気になるポツポツ毛穴。すぐになくなる魔法はないけれど、正しいケアやメイクを活用すれば目立たなくなるもの。正しいケアを知り、毛穴を忘れる夏にしましょう!
■クリニックの毛穴施術
クリニックで行う施術はセルフケアに比べ、即効性と確かな手ごたえを感じることができます。その施術はライトなものから本格的なケアまで種類は様々です。セルフケアに限界を感じたら、クリニックでの治療も検討してみてください。自分では治せなかった根強い毛穴の悩みも、医師の的確な診断で、適切な治療法を提案します。カウンセリングに足を運ぶだけでも、自分の肌を深く知るきっかけになることもあります。
≪肌悩み:クレーター状ニキビ跡≫
「クレーター」と言われる陥没や凹凸したニキビ跡は、炎症がひどく、毛穴だけでなく周りの組織自体を破壊してしまってできた、ニキビの最終形態ともいえる症状です。
毛穴の入り口部分の角質が厚くなって毛穴を塞ぎ、皮脂が過剰に出ることで、皮脂が毛穴にたまった状態が"白ニキビ"や"黒ニキビ"です。この皮脂を餌として、アクネ菌が増殖し、炎症が起こり、赤く腫れ痛みを伴う"赤ニキビ"が出来ます。さらに炎症が進むと、化膿した"黄ニキビ(膿疱)"へと悪化します。その後、さらに炎症が進行すると「クレーター」となります。
このケースの治療法は、ニキビ跡や肌質的な開大毛穴に『CO2フラクショナルレーザー』で顔全体の凹みを底上げし、深いニキビ跡には柔らかな『ヒアルロン酸』を点状に注入します。この施術を繰り返すことで真皮から肌が再生され、滑らかな肌に替えていくことができます。肌状況にもよりますが、回数を重ね、根気強く治療を続ける必要があります。
≪クレーター状ニキビ跡の治療法≫
★『CO2フラクショナルレーザー』
▪料金:初回トライアル \52,800~/全顔(まぶたは除く)
▪ダウンタイム:1週間~10日(施術後は成長因子入りの美容液を塗り冷却。照射当日は洗顔NG)
炭酸ガスレーザーを小さなドット状に分割して照射することで、皮膚へのダメージを極力抑えながら、皮膚の自己再生機能を利用して、『新しい肌にリニューアルする』画期的なレーザー治療です。1回の施術で10~15%が新しい肌へ入れ替わり、3~6回ほどの施術で肌全体が新しい皮膚へ再構築される効果を実感できます。クレーター状ニキビ跡のように凹凸ができた肌に適した治療です。
→【施術を体験いただいた感想】
・麻酔をするがチリチリとした痛みがある。(個人差あり)
・よく見るとドット状のつぶつぶが並んでいる
・3日後くらいから、照射した部分にミクロン単位のかさぶたが
・10日後くらいに、完全にかさぶたが剥がれた.
★『ヒアルロン酸注入(非架橋製剤)』
▪料金:初回トライアル \82,500~/1本目
▪ダウンタイム:2~3日
最近出来たばかりの浅いニキビ跡は、ダーマローラーや照射治療を繰り返すことで、比較的スムーズに改善します。しかし、時間が経過したクレーター状ニキビ跡の凹凸には、効果が満足に得られないことがあります。その場合、ニキビ跡の深い凹み1つ1つにヒアルロン酸を注入し、凹みを持ち上げます。さらにその注入部は、自己のコラーゲン線維やヒアルロン酸の再生効率が良くなり、結果凹凸改善に繋がります。この注入治療には技術を要しますので、経験値の高い当院にお任せいただきたい治療です。
→【施術を体験いただいた感想】
・2週間後。確実に凹凸が少し浅くなった手ごたえあり
・3週間後。赤みが減り肌の色が明らかに白く
・凹凸もなめらかになり、肌が均一になった!
・根気とお金が必要だけどやるしかない!
・柔らかいヒアルロン酸を注入する施術との組み合わせが期待できる
毛穴と思っていたら、実は小さなニキビ痕の集合体ってことはよくあります。
まずはご相談くださいね。確実に肌は変わります。
WEB『Ozmall』(6月9日掲載)
特集「マスクが原因のニキビ(マスクネ)の防ぎ方、できてしまった場合の対策」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。
【マスク下のニキビ"マスクネ"を予防、ケアするには?】
長時間マスクをつけていることによって、増えている肌トラブル。特にニキビは悪化することもあり、悩みのタネになっています。そこで、マスクが原因でできるニキビ「マスクネ」の予防や対策について紹介します。
■皮脂の分泌量が増えやすい夏は"マスクネ"に注意
マスク生活によってニキビなどの肌トラブルに悩む人が増え、最近は"マスク"と"アクネ菌"を合わせた"マスクネ"という新しい言葉も出てきています。そもそもなぜマスクを長時間つけていると、ニキビができやすくなるのでしょうか?
それは、皮膚の温度上昇と角層の詰まり、精神的ストレスの3つが鍵になります。マスクをつけているとマスク内の温度が上がり、皮膚温も上がります。するとこの温熱ストレスをきっかけに皮脂の分泌量が増えて毛穴が開いたり、ニキビが増えたりします。また、皮脂は潤いのために欠かせませんが、過剰な皮脂は酸化すると酸化皮脂として刺激物質になります。さらに皮脂の分解産物である脂肪酸は、多すぎると皮膚の表面にある角層の炎症を引き起こします。夏は特に注意が必要です。
また、マスクのつけ外しや会話をしたときのマスクの擦れもニキビの原因になります。マスクが擦れて角層が厚くなると、毛穴の入り口が詰まりやすく、皮脂がたまってニキビの初期段階である"白ニキビ"ができやすくなります。
さらに、不快でもマスクを付け続けなければいけない状況と不安は精神的ストレスになり、ニキビを誘発することも分っています。
通気性が良く肌当たりの良いマスクを着用する、1時間に1回程度定期的にマスクを外して蒸気を逃がし、リラックスのために深呼吸するなど、マスクネ対策を行いましょう。
★おすすめのケアアイテム:『ナノメッドVAエッセンス』
シワ改善で注目を集めているレチノールですが、ターンオーバーを整えて毛穴の詰まりを解消する働きもあるのでおすすめです。
医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有で、メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、明るくつるんとした新しい肌が生まれる力をサポートします。
■濡れたハンカチの使用や水洗顔で汗を放置しないこと
マスクが原因のニキビを防ぐには、マスク着用時とマスクを外したあとのケアが重要です。使い捨ての不織布マスク使用の場合は、マスクの内側にガーゼを1枚挟んで汗をかいたら交換するようにしましょう。
マスク内で汗をかいていたら、濡らしたハンカチで肌をおさえるように、こまめに汗をやさしくふきとってください。可能であれば水洗顔で汗を洗い流すのがおすすめです。汗を放置すると汗に含まれるミネラルが肌への刺激となり、ニキビを悪化させます。帰宅したらなるべく早く洗顔しましょう。
また、マスクの着用時間はなるべく減らすことを心がけ、不必要な場所では外すようにしよう。周りに人がいない場所や換気がいい場所では、マスクを外して、マスク内の蒸れや温度の上昇を防いでください。
★おすすめのケアアイテム:『セラミドバリアクリーム』
日中、汗を濡れたハンカチなどで拭き取った後は、必ず保湿も忘れないようにしましょう。
水分保持機能が高いセラミドやヒアルロン酸配合の保湿アイテムがおすすめです。角層のすみずみまで水分が行き渡り、油膜が水分の素発を防いでくれます。
■ニキビケアの基本は、やさしく、シンプルに
マスクを外したあとのスキンケアは、肌に負担をかけないことが大切です。
洗顔の際は、洗顔料をしっかり泡立てて、泡を肌の上で転がすようなイメージで、摩擦を起こさないように洗いましょう。ニキビができているときは、いつも以上にやさしく洗うことを意識してください。
また、ニキビがあるからといって保湿を控えめにするのはNGです。コットンではなくハンドプレスでやさしく保湿しましょう。抗炎症作用があるニキビ用化粧品などはいいですが、殺菌目的のものは避けた方が良いです。肌の菌バランスが崩れて、肌荒れの原因になります。
肌トラブルがあるときは、特にシンプルケアが基本です。ただし、ニキビケアには週に2回程度の家庭用ピーリングや酵素洗顔が効果的です。ニキビの原因となる毛穴の入り口の古くなった角質をやさしく溶かす作用があるので、シンプルケアに取り入れてみましょう。
ニキビは悪化すると治りにくくなるので、こうしたケアで治らなければ、皮膚科を受診してください。マスク生活でも快適に過ごすために、ニキビの予防&ケアを心がけましょう。
★おすすめの治療法:
『ケミカルピーリング』/『アクアフェイシャル』で代謝を促しニキビの治りを早めたり、ニキビの原因菌であるアクネ桿菌を殺菌、減少させ、炎症性ニキビを早く治癒する『フォトフェイシャルM22』、悪玉菌を殺菌し、美肌成分を注入して肌状態を整える『プラズマシャワー』などがおすすめです。
美容皮膚科ならではのアプローチにより、ニキビやニキビ跡の改善に留まらず、美しい肌に導く治療やスキンケアアドバイスも行っております。ぜひご相談下さい。
雑誌『BAILA』2021年7月号 (6月12日発売)
特集『なんとかしたい!withマスクの「しょぼくれ目もと」30代は"アイケア"スタート適齢期』(掲載P150,151)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。
長引くwithマスク生活で、突如気になりだしたという声が多い"目もと"のお悩み。
目周りの皮膚は薄く、非常にデリケートなパーツです。
乾燥や摩擦の刺激、年齢などの影響を受けやすく、色素沈着や、シワやたるみなどを引き起こします。小さなトラブルをほうっておくと、「老け目」へとまっしぐらです。
5年後のためにも、今すぐアイケアを始めましょう。
【ニューノーマル時代の今、目もとエイジングはすでに始まっている!】
■まぶたがくすんで淡色アイシャドウが発色しない
アイシャドウを塗るときにチップでグリグリこすったり、乱暴にクレンジングしたりすることで、まぶたをくすませ、エイジング症状がどんどん進行します。
しっかりアイメイクをした日は、専用のポイントメイククレンザーをコットンにたっぷり含ませ、優しく滑らせて落としましょう。マスカラはコットンでまつげをはさむようにして優しく落とすのがカギです。
そして、保水力に優れたセラミドやヒアルロン酸配合のクリームなどで、目尻や下まぶたのシワの内側までしっかりと保湿ケアをすることで、角層が潤い、目元の透明感がUPしてアイシャドウが映えるようになります。
目もとの皮膚は薄くてデリケートなので、強い成分を重ねると負担になりかねません。アイケアコスメを使って、毎日しっかりと特別にいたわってあげましょう。
■上まぶたのくぼみ
眼球のクッションとなっている上まぶたの脂肪の萎縮、眼窩(骨)が痩せることなどが原因で生じます。影ができ落ちくぼむため、疲れた印象を与えたり、年齢よりも老けてみえてしまうなど、女性にとっては嬉しくない変化です。
★おすすめの治療法:『ヒアルロン酸注入』
くぼんで影になっている箇所にヒアルロン酸を注入し、自然なふくらみを与えることで、目もと全体にハリをもたらし若々しい印象に整えることができます。
■二重の幅が狭くなった
加齢に伴い、眼を開く筋肉や靱帯が衰え、まぶたの皮膚が伸びることで奥二重状態になったら「眼瞼下垂」のサインです。眼瞼挙筋というまぶたを開ける筋肉が生まれつき弱かったり、眼瞼挙筋を支配している神経に異常がある「先天性眼瞼下垂」の方もいますが、ほとんどの場合は、加齢に伴い眼瞼挙筋の末端にある「腱膜」が伸びたり、瞼板との結合が緩んだり、外れたりすることが原因です。コンタクトの長期使用、花粉の刺激や繰り返す湿疹で目を擦るなどの物理的刺激も引き金になります。
★おすすめの治療法:『ウルセラ』 /『フラクショナルCO2レーザー』/『ヒアルロン酸注入』
超音波を一点に集約させて強いエネルギーを作用させるHIFUの王道『ウルセラ』は伸びてしまった筋膜や皮膚の奥にある靭帯を立体的に縮め、強固なコラーゲン線維に置き換えることで、施術後は目が開きやすくなります。
まぶたが伸びてしまった状態の改善には、『フラクショナルCO2レーザー』照射が有効です。3~6回繰り返すと皮膚の面積を縮め、皮膚を厚くしていきます。
また、眼瞼下垂があり、額からこめかみの脂肪萎縮が目立つ場合は、このエリアの骨上に『ヒアルロン酸注入』を行うと前頭筋と眼窩靭帯が支えられ、こめかみを引き上げるような力も働き眼瞼下垂の改善が見られます。
■目尻のシワ
今はマスクで口元が見えない分、目もとで感情を表現しなければならず、笑いジワが顕著に刻まれてしまいます。表情の動きが大きくなってからたった2~3ヶ月でシワが目立つようになってきます。
★おすすめの治療法:『ボトックス注射』
若いうちから定期的にボトックスしている方は、圧倒的に表情ジワが少ないです。早く始めると、より結果も出やすく、さらに効果の持続時間も長くなるので、気になりだす前にスタートし、継続してメンテナンスを続けることをおすすめしています。
■目の下のたるみ・ふくらみ
眼球のクッションとなっている脂肪が手前に突出し、下方にズリ落ち、目の下にたまることでたるみに。
目まわりの骨の萎縮(左)も一因です。
セルフケアでいろいろと試されている方も思いますが、加齢による深いところの変化が原因なので、目に見えた変化は望めないことがほとんどです。
★おすすめの治療法:『ウルセラ(HIFU)』・『ソノクイーン(HIFU)』/『スカーレットS(ニードルRF)』
目の下のしぼみと軽いたるみやふくらみの症状なら、肌の弾力を回復させるHIFU『ウルセラ』や『ソノクイーン』がおすすめです。また、お疲れ見えの目の下のたるみやちりめんジワには、針の刺激による創傷治癒効果と高周波(RF)の熱効果で、たるみを引き締めコラーゲン線維を増やしハリを出す『スカーレットS(ニードルRF)』もダウンタイムが少なく効果的なので人気です。
■クマが目立つ
摩擦などが原因の茶グマ、目の酷使などが原因の青グマ、たるみが原因のへこみグマなど、クマには複数の種類があり、原因も様々です。30代になると併発することがほとんど。40代になって手遅れになる前に今すぐアイケアを始めましょう。
◆茶グマは、紫外線の影響によるメラニンの沈着やアイメイクや洗顔の摩擦などによる炎症後色素沈着でも生じます。
★茶グマにおすすめの治療法:『ピコトーニング』
◆青グマは、パソコンやスマホの画面を長時間見続けることで、目周りの筋肉が動かず、血流が滞るのも原因の1つです。生まれつき皮膚が薄く色白な人で目立ちやすくなります。
下まぶたのコラーゲン線維を厚くするような治療で改善することができます。
★青グマにおすすめの治療法:『スカーレットS(ニードルRF)』/『PRP注入』
◆たるみ・凹みグマは、皮膚のたるみに加え、コラーゲン線維の劣化で、皮膚の伸びやたるみ、細かいシワが生じ、陰影が目立って出来るクマです。たるんだ皮膚を引き締める照射系治療や、凹んだ部分をボリュームアップする注入治療で改善することができます。
★たるみ・凹みグマにおすすめの治療法:ウルセラ(HIFU)』・『ソノクイーン(HIFU)』/『サーマクールFLX』/『ヒアルロン酸注入』
さまざまな症状が混在している40代以降は、一つの治療で解決するのではなく、いくつかの治療を組み合わせコンビネーション治療で、より高い効果が得られます。
無駄なセルフケアに頼らず、美容皮膚科にご相談下さいね。
雑誌『steady』2021年8月号(7月7日発売)
特集『誰にも言えないデリケートゾーンのお悩みを解決 デリケートゾーンストレスフリー宣言』(P32、33)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。
デリケートゾーンについてのお悩みは、恥ずかしくて人にはなかなか相談しにくいですよね。だからこそ、正しい知識を身につけて、トラブルを未然に予防し、トラブルに直面したときに適切な対処をしましょう。
■VIOのムダ毛の正しい自己処理の仕方
毛抜きやワックスなど抜くタイプは肌に負担がかかるので、4枚刃やVIO専用のカミソリやシェーバーで剃るのがベター。
自己処理をする時は、ジェルやフォームを途中で流したり、シェーバーを洗ったりしやすいので、お風呂場で自己処理するのが一番いいでしょう。ただし、使い終わったシェーバーをお風呂場に置きっぱなしにしておくと、雑菌が繁殖しやすく、刃がさびやすいので、よく水気を拭き取って乾燥させ、別の場所で保管してください。また、カミソリの切れ味が落ちたら、新しいものに交換することも大切です。
ちなみに、「毛を剃ると濃くなっている気がする」という人もいますが、毛を剃ると毛の断面が大きく見えるなるため、毛が濃くなったように感じるだけで、毛の太さがが変化しているわけではないので安心してください。
■正しい自己処理の方法
① まずは長い毛をハサミでカット
毛が長いまま剃毛しようとすると、カミソリやシェーバーの刃に毛が引っかかってしまうので、毛を少しずつ束にしてねじり、皮膚ギリギリではなく、根元から1~1.5cmくらいの長さに切ってください。それを何カ所か行ってから剃りこむようにしましょう。
② 専用のジェルやフォームをつける
肌滑りをよくし、刃と肌の接触刺激を最小限に抑えるためにも、カミソリを使う場合はジェルやフォームをつけてください。カミソリはできれば4枚刃で、おろしたての切れ味のいいものを使うことが大切です。
③ まずは広い面からシェービング
椅子に座り、鏡を前に置き、まずはVラインから毛流れに沿って剃ります。肌の表面がピンとなるように、適宜、風呂桶のふちに片足をのせたりしながら剃っていきましょう。一回剃ったらカミソリを水の中で軽く振り洗いをして、刃と刃の間にはさまった毛を取るようにしましょう。
④ IOの細かい面はゆっくり丁寧に
Iラインを剃るときは、風呂桶のふちに片足をのせてM字開脚のような状態で皮膚を引っ張りながら毛の流れに沿って剃りましょう。OラインはIラインのポーズからさらに片方のお尻を持ちあげながら、先端が小さい顔そり用のシェーバーを使って剃ると良いです。
⑤ 剃り終わった後は保湿を忘れずに
シェービング後の肌は、角層も少し削れているため、肌のバリア機能が低下して、乾燥しやすい状態です。ローションやジェルだとしみることがあるので、バームやクリームなど少しこってりとしたテクスチャーのものでしっかり保湿をしてください。
■デリケートゾーンだからこそ、効果も安全性も高い医療レーザー脱毛がおすすめ
頻繁に自己処理を繰り返していると、傷口から雑菌が入ったり、刺激による毛嚢炎や黒ずみなどの肌トラブルをおこしやすくなります。また、肌が傷つき、バリア機能が低下した状態で性行為を行うと、ヘルペスや梅毒、水いぼ(伝染性軟属腫)、尖圭コンジローマなどの性感染症にかかるリスクが高まるという研究論文も発表されています。行為の直前に剃ることは避けましょう。
効果や安全性を考えると、デリケートゾーンのムダ毛処理は医療クリニックでのレーザー脱毛がおすすめです。
★おすすめの施術:『ジェントルレーズ・プロ(Gentle LASE Pro)』
当院で使用する『ジェントルレーズ・プロ』は、日本で初めて『医療レーザー脱毛』の効能で薬事承認を受けた医療機器で、デリケートゾーンなど、生理的に色素の濃い部位の脱毛も安全に短時間で照射できます。強い熱エネルギーによって毛と毛を作る器官(毛母)、毛のもとになる細胞を壊すため、半永久的に毛が生えてこなくなります。さらに、レーザーの美白作用に加え、熱作用で皮膚も引き締まるので、継続すると肌のハリと透明感が高まります。
痛みを心配される方も多いですが『ジェントルレーズ・プロ』は、照射の直前に冷却ガスが噴射されるため、痛みが格段に軽減されます。さらに、VIOに関しては、事前に麻酔クリームも塗るので、部分的にほんの少しだけ熱く感じる程度で恐れることはありません。
■VIO脱毛の形はどうする?
VIO脱毛を希望される患者様の中には、「形はどうしたらいいですか?」と減らし方をご相談される方が多くいらっしゃいます。
【 I(会陰部)&O(肛門周囲)ゾーン】
IOに関しては、清潔、臭い対策、性行為で毛の巻き込みによる痛み予防、ナプキンかぶれ予防、はみ出しリスクゼロなどを考慮し全脱毛がおすすめです。ちなみに膣口近くまで照射できるのは医療機関だけです。
【 V(ビキニ)ゾーン】
アンダーヘアをすべて無毛の状態に仕上げることを"ハイジニーナ脱毛"といいます。ハイジニーナとは"清潔"という言葉が由来となっており、海外では一般的ですが、日本では初回からご希望される方はまだ少ないです。
脱毛経験がなく、毛量が多い場合は、初回から2回目の処理まではVの毛も全て処理することを推奨しています。ある程度毛量を減らして毛を柔らかくしてから、形を整えていくのがおすすめです。
照射の間隔としては、1か月ほど毛が生えない時期があり、休止期の毛が生えそろう1ヵ月半後が次の照射のタイミングです。レーザー脱毛の施術期間中は、毛抜きはせず、シェーバーで剃るようにしてください。
個人差はありますが、3回の施術で毛量は半分以下になり、毛も細く変化します。6~8回の施術で、ほぼ無毛状態になります。ちなみにレーザーは黒い毛のメラニンに反応するので、白髪にレーザー脱毛はできません。永久脱毛を考えるなら40代までに済ませたいですね。
<脱毛料金>
Vライン 1回¥20,000 5回¥80,000(¥16,000/1回)
Vライン 全体オプション +¥3,000
Iライン 1回¥20,000 5回¥80,000(¥16,000/1回)
Oライン 1回¥10,000 5回¥35,000(¥7,000/1回)
V I Oラインセット 1回¥45,000 5回¥180,000(¥36,000/1回)
■VIOのニオイのお悩み
デリケートゾーンのニオイは、汗や拭き残した尿や便、経血やおりものが原因です。さらに下着やナプキンを長時間つけていることから蒸れやすく、雑菌の繁殖が加わりにおいやすくなります。生理になるとニオイが気になる人は、タンポンとナプキンを併用するのがおすすめです。タンポンに経血を吸わせてナプキンを使うと、表に出てくる経血の量が減るのでニオイも抑えられます。なお、タンポンは、日中は3~4時間毎、夜は起床時に必ずタンポンを交換してください。長時間入れっぱなしは感染症のリスクが高まり危険です。
また、デリケートゾーンでワキガ臭がする人は、体質による「すそワキガ」の可能性があります。通常おりものは乳酸菌の一種、デーデルライン桿菌と呼ばれる細菌により少し酸っぱいニオイがして、透明から微かな乳白色です。いつもと違うニオイがしたときに気づけるように、普段から健康な状態のおりもののニオイを知っておくことが大切です。
ニオイを抑えるための対策法としては、デリケートゾーンを常に清潔に保つことが大切です。汚れが付きにくいよう脱毛したり、ウェットティッシュで汗や汚れを拭き取ったり、夏場など汗をたくさんかいたら昼間に一度下着を替えるなどして、雑菌が繁殖しにくい環境を作りましょう。すそワキガの人は、ワキガ治療として人気のボトックス注射で、ニオイと汗量を軽減する手もあります。
★おすすめの施術:『VIOのレーザー脱毛』×『すそワキガボトックス注射』
レーザー脱毛は汗腺だけでなく皮脂腺の働きも抑制する効果があります。さらに、『すそわきがボトックス注射』は、外性器周辺と陰毛部に注射を打つだけなので施術時間が15分程度と短く手軽でありながら、におい軽減の効果は半年~10ヶ月程持続します。
■VIOの黒ずみのお悩み
デリケートゾーンの黒ずみには、ハイドロキノン、ルミキシル、シスペラといった医療機関専門の美白クリームをもらってケアするのがおすすめです。また、顔のシミ取りに使用する美白マシンのピコレーザーでメラニン微粒子を粉砕する施術は、一回でもほのかに肌のトーンが明るくなります。
★おすすめの施術:『ピコレーザー』
顔のシミ取りに使用する美白マシンの『ピコレーザー』でメラニン微粒子を粉砕する『ピコトーニング照射』は、痛みもダウンタイムも無く、3回で平均約2トーンアップします。
より早い結果を求める場合は、1~2日間は細かな点状の赤みが出ることがありますが、トーニングとフラクショナル照射を同時に行う『ピコフラクショナル照射』がおすすめです。レーザー脱毛と並行して行うこともできます。
安全なレーザー照射を行うためには看護師の高いテクニックも必要になります。デリケートゾーンの美白レーザー照射は医師の目利きと照射技術がポイントです。デリケートゾーンだからこそ、トラブルが起きたときにすぐに対処できる医療クリニックでの脱毛が安心です。お気軽にご相談くださいね。
WEB『日経xwoman Terrace』(5月18日掲載)
特集「片頭痛にボトックス注射という選択~シワも消えて一石二鳥」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。
【片頭痛にボトックス注射という選択~シワも消えて一石二鳥】
美容クリニックでの『ボトックス注射』というと、眉間や目尻など‟表情ジワの改善"に使用されるイメージが強いですが、他にも、脇汗、わきが、花粉症、肩こり、毛穴引き締めなど様々な用途があります。さらに、あまり知られていないのが、今回ご紹介する頭痛(片頭痛・偏頭痛)を緩和するボトックス注射です。原因となる病気が特にないのに、頭痛を繰り返す慢性頭痛は、15歳以上の日本人の40%にあたる約4,000万人が悩まされている「現代病」の一つです。
~私自身も「片頭痛」に悩みが~
実は、何を隠そう、私も思春期から悩んできた片頭痛持ちで、バファリンやセデス、ボルタレン座薬をポーチに常備していました。10年位前から、マクサルトなどのエルゴタミン製剤に切り替えて、発作の頻度は減ってコントロールは良くなっていますが、過労と睡眠不足、低気圧が重なると発作が起きます。実母、長女も同じく片頭痛持ちで、遺伝性もあると言われています。「片頭痛」の痛みは結石より辛いと言われるように、私の場合、目玉をえぐり出すか、18Gの針を浅側等動脈に刺して、そのまま昇天したいほどです...。
■慢性頭痛には3タイプ
① 片頭痛
・片側、あるいは両方のこめかみから目の奥あたりにかけて、脈を打つようにズキンズキンと痛む。
・体を温めたり動いたりして血流が高まると痛みが悪化して、寝込むこともある。
・発作出現からから24~48時間痛みが続く。
② 緊張型頭痛
・頭全体が何かで締めつけられるように痛む。
・慢性頭痛の中でも最も多く、子供から高齢者まで幅広い層に見られる。
・日常生活のストレスの蓄積や、過度な緊張、長時間同じ姿勢でいることなどが重なって起こる。
・筋緊張性頭痛とも呼ばれる。
③ 群発頭痛
・片目の奥やこめかみにかけて、突き刺すような激しい痛みを伴う。
・20代~40代の男性に多く、ある期間に集中して頭痛が起こる。
・アルコールがきっかけになる。
■片頭痛の治療薬としての『ボトックス注射』の歴史
実は遡ること20年程前に、シワ改善の目的で、額や眉間に『ボトックス注射』を受けた方から、「悩まされていた片頭痛が緩和された」「頭痛の頻度が減った」などの声が偶然にも複数報告されるようになりました。
その後の症例研究で、"片頭痛"に対する有効性が示唆され、2010年10月には、米国政府のFDA(食品医薬品局)により、片頭痛の治療薬として正式にボトックス注射が認可されました。それ以来、イギリスやカナダ、オーストラリアなどの諸外国でも片頭痛への使用が認められていますが、日本では、現状、保険適応外です。
『ボトックス注射』が片頭痛に効く理由が完全に解明されたわけではありませんが、現時点では、頭痛の引き金となる眉間部分の三叉神経(感覚神経)がボトックスによって緩むことや、痛みの神経に作用して緩和することなどが理由と言われています。
■片頭痛ボトックス注射の施術法
実際に注射を打つポイントは、眉間・前頭部(おでこ)・側頭部(こめかみの斜め上)です。全ての人に効果が認められるわけではありませんが、1回の注射で、約半年程度効果が持続する人もいます。
具体的には、「頭痛の頻度が少なくなって、薬なしで過ごせる日が増えた」や「痛みが軽くなった・何日も続かなくなった」などのお声が聞かれます。
先程ご紹介した慢性頭痛3タイプすべての症状に効果が確認されていますが、一番効果が認められているのが、①の「片頭痛」。中でも、月に15日以上慢性的に片頭痛が起こる頑固な「慢性片頭痛」のタイプに高い効果を発揮します。
また、②の肩や首の筋肉の凝りからくる「緊張型頭痛」の場合は、肩こりボトックスと併用することで症状を緩和できます。
■現在は「三叉神経血管説」が有力
片頭痛の原因は諸説あり(「神経説」、「血管説」など)最近では三叉神経から過剰に放出される"CGRP"による血管拡張や炎症が原因となる『三叉神経血管説』が有力視されています。いずれにしても、片頭痛発作の予兆を感じたら、もしくは生理前や低気圧接近中の時に、長時間の入浴、鍼治療、マッサージなど血管を拡張させる行動は控えておいた方が無難ですのでご注意くださいね。
■片頭痛の新薬「エムガルティ」
最新情報では、2021年4月に片頭痛発作予防の新薬、抗CGRP抗体製剤の「エムガルティ」が登場しました。高価な薬剤かつ月に1回注射する皮下注射薬ですので、万人向けではありませんが、発作頻度が多い患者様には効果に期待が高まっています。
★片頭痛ボトックス治療メニュー ※製剤により料金が異なります。
・『頭痛(片頭痛)のボトックス注射(側頭筋と眉間への注射)』
初回トライアル ¥48,000~¥56,000
・『肩こりボトックス注射』
初回トライアル ¥64,000~¥80,000
雑誌「25ans」2021年7月号 (5月28日発売)
特集「これが私の洗・顔・道!」(掲載P177)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。
【これが私の洗・顔・道!】
美肌の道は「洗う」から始まります。マスクや暑さ、紫外線などで、肌には過酷な環境となる夏こそ、スキンケアの基本である「洗顔」の見直しが大切です。洗顔法は十人十色でOKです。あなたにとっての"洗顔の正解"を見つけて更新し、クリーンで健やかな肌を手に入れましょう!
■みんな違ってみんな良い!ワタクシ流の洗顔メソッド
今現在、美肌がまぶしい人達も、肌不調に悩まされた過去を持っているものです。美肌の持ち主がたどり着いた「ワタシ流・洗顔メソッド」を、その道のりと共に紹介します。
~当院院長「洗顔メソッド」~
『朝は泡、夜はオイル&酵素パウダー洗顔で、敏感肌も安定!』
超乾燥性敏感肌なので、クレンジング選びには本当に苦労しました。朝は泡洗顔で就寝中に分泌された皮脂や化粧油類を落とし、夜はオイルクレンジングでメイクオフします。メイクが毛穴落ちしたり、目の周りに残っていたりすると、毛穴目立ちやキメの悪化、黒ずみにつながってしまうため、化粧油と短時間で乳化し、目に染みず、すっきり洗い流せるアイテムが理想です。
自分の肌にベストな製品を探して試行錯誤しました。ナビジョンのクレンジングオイルは、洗顔力だけでなく洗い上がりも気に入り、安定感のある肌をキープでき今も愛用しています。さらに、時々酵素洗顔をプラスして角層代謝を高めています。
★『ナビジョンDRメーククレンジングオイル』
デリケートな肌に負担をかけずに、ファンデーションやマスカラ、日焼け止めなどの汚れをしっかり取り去るメイク落としです。つっぱり感のない優しい洗い上がりで、健やかな肌へ導きます。高い洗浄力があり、こする必要もなく短時間で乳化するので、毛穴の奥や目周りもメイク残りなくスッキリ洗うことができます。資生堂から販売している医療機関専売商品です。
WEB『美的.com』(5月18日掲載)
特集「【肌質改善】美容のプロに聞いた!美肌に導くスキンケア&生活習慣」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。
肌質が変わったかのように感じる美肌を作る方法をレクチャーしました。するべきこと、すべきでないことを知るために、まずは肌の仕組みから学んでみましょう。さらに、今すぐ取り入れたいスキンケアテクから生活習慣、食事法などをご紹介しています。美肌は1日にしてならずです!
■肌の「仕組み」を解説!
【美肌を育てるとはバリア機能を育てること】
① 肌の最表面にある、厚さ0.02mmの「角層」
② NMFという水性の保湿成分を含んだ「角質細胞」が緻密に並び、その隙間を脂性の保湿・成分「細胞間脂質」が埋めながら細胞同士を接着してている
③ 角層が健康だと、外敵の侵入を防ぐバリア機能が高く、潤って見た目もキレイな肌に
【バリア機能が低下するとさまざまなトラブルが発生】
① 間違ったスキンケアをしたり、食事や睡眠などの生活が乱れたりすると、角層の代謝が乱れて健康な角質細胞が育たなくなる
② 細胞間脂質も作られにくく、日常のスキンケアによる流出などで量が減り、スカスカの状態に
③ すると外的刺激が侵入し、さまざまな肌トラブルを引き起こす
■肌質を改善するための4つの『スキンケア』
【1】バリア機能を左右する「クレンジング」に注目
クレンジング料や洗顔料に入っている、汚れを落とす界面活性剤は、同時に肌のバリア機能を担う細胞間脂質を洗い流してしまうことがあります。洗浄力が強すぎないものを選び、時間をかけずに洗うことが大切です。
【2】毎日の「スキンケア」を大切に
保湿成分配合の化粧水で肌を湿らせて耕し、乳液やクリームなど油分が入ったアイテムで潤いを閉じ込めるという2ステップが重要です。化粧水だと潤いが保てない...という人には、より保湿力の高い化粧液もおすすめです。
『セラミドバリアクリーム』は「角層のバリア機能」に着目し開発した、天然セラミドを主成分とする当院オリジナル高機能保湿クリームです。分保持力・抗炎症作用が高く、角層のバリア機能が整います。ニキビや肌荒れが出来にくくなり、キメと透明感が高まります。
【3】一年中「UVケア」を徹底
朝スキンケアの後、無色の日焼け止めを顔全体から首までムラなくなじませ、ベースメイクをしましょう。スキンケアとは本来、ダメージを未然に防ぐためのものです。炎症や老化の原因となる紫外線をカットすることは、高価なスペシャルケアよりもずっと、肌の美しさを守ってくれます。
【4】肌を「こする」のはNG!
肌に摩擦は禁物です。また、血行の悪さを感じるときはホットタオルやホットアイマスクで肌を温めましょう。不要な摩擦を避けるため、スキンケアやメイク以外のときは顔を触らないように気を付けましょう。
■心がけたいつの2つの「生活習慣」
【1】「睡眠」をきちんと取ってバリア機能を修復
1日~4時間といった睡眠不足の状態が続くと、脳が酩酊状態になり、体のあらゆるパフォーマンスが落ち、うつ傾向になることがわかっています。また、日中の活動や外的刺激によってダメージを受けた肌が修復の活動を行うのは、夜の睡眠中です。睡眠時間が少ないと即時的に肌の調子が悪くなるのはもちろん、肌の修復が追いつかず、老化が進行してしまうのです。さらに、肌に悪影響を与える精神的ストレスも、睡眠不足と密接に関わっています。理想的には6~7時間ですが、無理な日は最低でも5時間は寝るようにしましょう。
【2】「運動」も大切
運動をすると筋肉量が増えて代謝が上がったり、成長ホルモンの分泌が促されたりという事実は古くから知られていましたが、最近の研究で、体操による筋肉刺激を続けることでシミやシワが減ったというデータがあります。体を動かして筋肉を保つことは、スタイル維持だけでなく美肌にも欠かせないのです。ただし朝のランニングなど太陽光の下での長時間の有酸素運動は、紫外線を浴びて光老化や酸化につながるので注意が必要です。肌のためには筋トレとストレッチ、日焼け対策を万全にしてのウォーキングがおすすめです。
■美肌に導く「食事法&インナーケア」
▪『たんぱく質と脂質』で美肌を育てる
美容意識の高い女性に食生活を伺うと、多くの方が野菜中心や糖質オフを意識しているようです。でも、肌の構成要素は主にたんぱく質、細胞ひとつひとつの細胞膜は脂質が欠かせません。食べ物でたんぱく質と脂質を補わないと、いい肌は育たないのです。さらにたんぱく質は、肉、魚、豆、乳製品など異なる種類のものをとるのがおすすめです。もちろん野菜類や主食も必要で、バランス良く食べることが栄養素を効率的に使うことにつながります。
また、発酵食品も意識して摂取しましょう。腸内環境を整えると肌の水分量が上がることが、研究によって知られています。栄養バランスを整える「サプリメント」も活用して、アミノ酸やビタミン、腸内細菌を効率よく補給することも良いでしょう。
自身のインスタグラムで美肌に繋がる、栄養バランスを考えた料理を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。(@tomoko_keida)
雑誌「婦人画報」2021年5月号 (4月1日発売)
特集「幸せを届ける究極のお取り寄せ」(掲載P64~P65)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。
【幸せを届ける究極のお取り寄せ】
日本各地の作り手たちの熱い思いがつめ込まれた「お取り寄せ」が最近話題です。人気のレストランやパティスリーなど各地から我が家に届いた美味の数々を、お気に入りの器に盛り付ければ、瞬く間に贅沢なもてなしの食卓が出来上がります。
本誌では、様々なジャンルのエキスパートが選ぶ、おすすめのお取り寄せが紹介されていますが、『美と健康のエキスパートが選ぶ究極のお取り寄せ』として、慶田院長がおすすめする一品を掲載頂きました。
■からだにも地球にもやさしい養生食
美味しいことはもちろん、誰もが安心して食べられることができて、信頼できる生産過程であることも、これからのお取り寄せには重要なポイントです。ヘルスケアや美容の観点から、おいしく食べて力が付く「薬膳的スープ」はとてもおすすめです。「薬膳」とは、季節や食べる人の体調に合わせ、食材や生薬を組み合わせた料理のことです。活力が欲しいときや、ここ一番というとき、食べて元気になるスープや鍋は百万力です。健康と環境にもやさしいという点も、お取り寄せを選ぶ際のポイントにしてみてください。
■院長おすすめのお取り寄せ
『つきじ治作 名物:水たき』~厳選した地鶏の旨みと滋養が溶けた濃厚な味わい~
90年余りの長い歴史をもつ「つきじ治作」の名物"水炊き"です。徳島県産の阿波尾鶏を余すことなく使用された、鶏のコラーゲンがたっぷりと溶けた滋味豊かな鍋です。本格的な料亭の味を、自宅で気軽にいただくことができるので、家族みんなが大好きです。
大根や白菜、キノコ類、しょうがを入れると芯から温まることができ、私は『はな』の『きぼうの生姜パウダー』をひと匙加えていただくこともあります。ごく微粉でスープにも溶けやすく、さらに体が温まって、代謝アップも期待できます。美味しくて、健康・美容にも良いお鍋です。ぜひお取り寄せしてみてください。
自身のインスタグラムでも、自宅でできる薬膳スープの材料などもアップしていますので是非ご参考下さい。(Instagram『@tomoko_keida』)
雑誌「大人のおしゃれ手帖」2021年5月号 (4月7日発売)
特集「シンプルスキンケアのススメ」(掲載P46~P49)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。
【シンプルケアのススメ】
ゆらぐ季節の肌は"化粧水"と"保湿クリーム"で大きく変わります。極力「シンプルなケア」がベターです。特に炎症を起こしているときは、バリア機能をアップする"化粧水"と"保湿クリーム"の見直しが鍵になります。この時期の「シンプルケア」を伝授させていただきました。
■この時季、大事なのは徹底した保湿!
季節の変わり目は肌が不安定になり、赤み、かゆみなどが起こりがち。女性の8割近くが"ゆらぎ肌"を感じているとも言われています。
気持ちのいい春ですが、[気温の寒暖差 ・花粉や黄砂 ・職場の部署の移動]など環境変化の多い時期です。環境変化によって、肌はストレスを感じやすくなります。肌が荒れると肌内部へ直接刺激が届いてしまい、炎症によって悪化する可能性があります。続くマスク生活によって摩擦で肌が刺激され、より肌ダメージを感じやすいでしょう。そこで大事なのは、"保湿で肌バリアを作る"ことです。ゆらぎの季節はできるだけ刺激を与えないよう、潤いを保つ「シンプルケア」にすることが重要です。バリア機能を高め、ゆらぎ知らずの肌を手に入れましょう。
■もっと知りたい。肌がゆらぐときのお手入れのこと。
[Q]保湿クリームで気をつける点は?
[A]洗顔後、一時間程度経過したときでも十分に潤うくらいの保湿クリームを塗ること!
角層の水分量を適切に保つことで美肌菌が増え、肌フローラが整い、バリア機能を高めることができます。化粧水で保水後、保湿クリームを少し多めに、しっとりするくらいの量を塗りましょう。ゆらぎの季節~夏こそ、保湿クリームは必須です。健やかな肌を作りましょう。
当院の『セラミドバリアクリーム』は"角層のバリア機能"に着目し開発した、天然セラミドを主成分とする当院オリジナル高機能保湿クリームです。水分保持力・抗炎症作用が高く、ゆらぎ肌の改善が期待できます。べたつかないので、年齢を問わず人気です。
[Q]春から夏のゆらぐ季節に気にかけるべきスキンケアのポイントは?
[A]3月から急速に増える紫外線対策に力を入れましょう!
紫外線量は4月にはピークを迎えます。寒暖差によって肌バリアが弱まっているところに紫外線の攻撃を受けてしまい、肌荒れが起こりやすくなります。外出時は日焼け止めを塗りましょう。高スペックでなくてもいいので、"こまめに塗り直すこと"が大切です。
『ヘリオケア360゜ミネラル』は飲む日焼け止めで知られる「ヘリオケア」ブランドの、塗るタイプのウォータープルーフ日焼け止めです。オイルフリーでべとつかず、ノンケミカルなので肌に優しく紫外線をカットすることができます。日焼け止めも様々な種類がありますので、自分の肌に合う優しい成分の入った商品を選びましょう。
[Q]春から夏にかけて、やってはいけないスキンケアは?
[A]スクラブ&ブラシ洗顔は刺激のもとに。なるべく控えましょう!
肌にある皮脂は、潤いの元となり、刺激や乾燥から肌を守る役割があります。それを洗顔で取り除き過ぎてしまうと、乾燥し、外部からの刺激を受けやすくしてしまいます。また、肌が荒れがちな時季の新しいコスメのお試しは、肌を刺激する可能性がありますので注意しましょう。
[Q]マスクで荒れた際のスキンケアはどうすべき?
[A]マスク皮膚炎になったら、染みるものは塗らないように!
マスクの刺激により、肌が赤くなってしまったときは皮膚科を受診することが大切。あとはシートマスクなども刺激になるので使わないようにしましょう。おすすめのセルフケア方法は、バーム系での保湿のみで傷ついたバリアの回復を待つこと。
スキンケアはシンプルに、治療は医療機関で受けるのが賢い選択です。
季節の変わり目のゆらぎ肌には肌フローラを整え、炎症を抑える『プラズマシャワー照射』がおすすめです。特に、骨髄幹細胞培養上清から作った『サイトプロMD』導入は炎症鎮静作用が高く、マスク皮膚炎、アトピー性皮膚炎などの炎症期にこそおすすめしたい薬剤です。
WEB『DIETポストセブン』(5月18日掲載)
特集「皮膚科医が教える正しいクレンジング|朝は水だけでOK?"メイクも落とせる洗顔料"の落とし穴も」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。
【皮膚科医が教える正しいクレンジング】
クリームやオイル、W洗顔不要など、様々なタイプのあるクレンジングや洗顔料。種類が多すぎるし、今使っているものが自分に合っているかわからない、という人も多いと思います。ちゃんとポイントを見分ければ、より自分に適したものを選ぶことができます。クレンジングや洗顔料の選び方をご紹介します。
■クレンジングの正しいレシピ
クレンジングの見極めポイントは、
① 化粧品が乳化(クレンジングオイルを肌になじませたあと、少量の水を加えたときに色が白っぽくなるまでさらになじむこと)し、きちんと化粧を落としきれるか。
② すすいだときに素早く、きちんと全て流しきれるか。
以上の2点が重要です。つまり、クレンジング後に水で流したときに、「すみやかにメイクとともに全撤退!」となってくれることがポイントです。皮膚表面に残っていたり、成分が角層に浸透してしまうと、その後刺激になって肌荒れの原因になります。しっかり落として、さっといなくなるのが優秀なクレンジングです。
➢ クレンジングの正しい選び方&使い方
どのクレンジングを使ったらいいか迷っていたり、不器用でクレンジングが苦手だったり、いろんな方がいますが、比較的どんな人にもおすすめなのが「オイルタイプ」のクレンジングです。オイルタイプの正しい使い方は、肌に長時間つけずに、メイクが乳化したらさっと流すことです。30秒程度で乳化しますので、ぬるま湯でさっと流しましょう。
逆にいくらこすっても落ちないものは、クレンジングとして成立していないので、メイクが落ちにくいと感じるときは、手持ちの製品を見直すのもいいと思います。メイクが落とし切れているかは、拡大鏡で毛穴残りをチェックしてみてください。
➢ 目に染みるときは注意を
クレンジングは、目に入ると染みるものが多いですが、染みるのが怖くてぎゅーっと目をつぶってしまうと、落としきれないメイクが目の周りの黒ずみの原因になります。
50代以降の患者様で目のまわりのくすみに悩む方も多いのですが、美容医療でも、下まぶたはまつげのキワまでレーザーを照射できるものの、上まぶたの施術は難しいです。
なので、メイク残りによる色素沈着には特に気をつけましょう。クレンジングはできるだけ目に染みないものを選んで、まつげの間のアイラインまでやさしく丁寧に全部メイクを落としきる、ということが大事です。こちらも、きちんと落とせたかどうかは、拡大鏡で確認しましょう。
★当院おすすめクレンジング:『ナビジョンDRメーククレンジングオイル』
デリケートな肌に負担をかけずに、ファンデーションやマスカラ、日焼け止めなどの汚れをしっかり取り去るメイク落としです。つっぱり感のない優しい洗い上がりで、健やかな肌へ導きます。当クレンジングオイルは、資生堂から販売している医療機関専売商品のため、市販のものではありません。当院で取り扱いがあるので、ご購入の際はお申し付けください。
■クレンジング+洗顔料の"W洗顔"の正解は?
クレンジングで化粧を落とし、洗顔料で肌の汚れを落とす"W洗顔"。きっちり汚れを落とすために、と思っていると、意外な落とし穴があります。
➢ クレンジングのあとの洗顔は必要?
ダブルクレンジング不要なクレンジング剤で洗ったあとにしっかり洗顔してしまうと、バリア成分を落としすぎて乾燥しやすくなってしまいます。どうしても洗顔をしなければ気持ちが悪いという場合は、敏感肌用の"アミノ酸系"の洗顔料をよく泡立てて洗うといいですよ。泡を顔にのせたら、ゴシゴシこすらず、泡を軽く動かすようにするだけでOKです。
洗顔料は保湿剤が入っているものを選んだほうが、肌は乾燥しづらいという研究データがあります。また、昔の洗顔料は洗顔後に肌が突っ張るものが多かったですが、最近のものは洗ったあとに肌が突っ張りにくくなっています。「乾燥性敏感肌用」などと書いてあるものを選ぶといいでしょう。
➢ 洗顔はよく泡立てて!
洗顔の際に気をつけることは、よく泡立てることです。最近は泡立たないジュレタイプのものもありますが、泡立つものはできるだけ泡立てたほうが洗浄力が増し、使う洗顔料の量が少しで済みます。
また、朝の洗顔も水だけ洗顔ではなく洗顔料を使いましょう。寝ている間に分泌された皮脂や化粧油類は、酸化すると角層の刺激になるからです。やり方は夜と同様に洗顔料を泡立てたら顔にのせて、短時間泡を動かす程度に。ゴシゴシとこするのは厳禁です。
★当院おすすめ洗顔料:『アクセーヌ リセットウォッシュ 泡状洗顔料』
大切なのは「泡立てること」と上記しましたが、この製品は泡状洗顔料のため、プッシュするだけで理想的な泡が出るのでとても簡単です。弱酸性のきめ細やかな泡がお肌のバリアを守りながら汚れをしっかり吸着します。ザラつき・ゴワつき・くすみが気になる肌に、天然多糖類とグリコール酸の成分の効果で、余分な角質を優しくオフします。低刺激性・無香料・無着色・アルコール(エタノール)フリーで、敏感肌の方も安心してお使いできます。
■メイクも落とせる洗顔料はアリ?
クレンジングと洗顔を一度に済ませることができて、便利な"メイクも落とせる洗顔料"も出ていますね。医師の目から、どんなものなのか解説します。
➢ 肌が乾燥しやすい人には不向きかも
一日の終わりに簡単にメイクを落としたい、というときならば仕方ないと思いますが、肌にやさしい洗顔料で洗うよりも、メイクも落とせる洗顔料で洗うと刺激が強く、肌が突っ張ってしまう場合があります。十分に注意して、毎日の使用はできるだけ避けましょう。
そして、皮脂量が多い人はあまり影響がないかもしれませんが、肌が乾燥しやすい人は突っ張りやすくなっているので、メイクも落とせる刺激の強い洗顔料は向いていないかもしれません。商品によって洗い上がりが変わるので、乾燥やつっぱりを感じないものを選ぶことができれば、たまに使用してもOKです。
➢ 朝も使うと肌に強い刺激があるので避けて!
朝の洗顔にメイクも落とせる洗顔料を使ってしまうと、肌への刺激が強すぎます。朝の洗顔は夜の間に出た皮脂と、基礎化粧品の中に含まれる油分を洗い流すことが目的ですから、刺激の弱い洗顔料でさっと洗うことをおすすめします。
■便利なシートや、口コミで評判のものも解説!
顔を洗うのが面倒なとき、ついつい使いがちなクレンジングシート。さらに、口コミで評判のよい水の成分でできたクレンジング、ミルククレンジングについてもお話しします。
➢ クレンジングシート
クレンジングシートは確かにラクですが、緊急時だけにしておくのがベターです。乳化剤の力というより、ついつい肌をこする力でメイクを落としてしまいがちなので、角層にひどいダメージを与えてしまいます。
使うのならば、肌にシートやコットンを置いておいて、じわっと乳化させて、さっと動かすようにメイクオフすれば、比較的、肌への刺激は少ないです。できれば、シートやコットンで顔を拭いたあとに水で洗い流して、保湿クリームを塗っていただきたいです。そうすれば、洗浄剤が顔に残らずに済んで、保湿もできます。けれど、きっとそういうものを使うときって、かなり疲れていたり、酔っ払っていたりするときだと思うので、かなり難題ではありますよね...(笑)。
➢ 水の成分でできたクレンジング
水の成分ででき拭き取りタイプのクレンジングは、確かに"拭くだけ"の中では比較的肌にやさしく、洗浄剤ができるだけ肌に残らないように作ってあるものです。
そのため、肌の弱いかたでも刺激になりにくいですが、これもやはり拭いてこすることでメイクを落とすものなので、肌への負担は大きくなりがちです。こちらもあくまで毎日ではなく、緊急用にしておきましょう。
➢ ミルククレンジング
ミルククレンジングはマイルドで肌にやさしいと言われていますが、それはほぼ毛穴が見えないような、キメの細かく、毛穴落ち(ファンデーションと皮脂が混ざったものが毛穴に詰まること)しない人向けです。
そういった人はミルククレンジングのような洗浄力の弱いものでも、メイクがさっと流れ落ちるので問題がありません。けれど、肌に凹凸感があったり毛穴が開いていたりすると、ミルククレンジングだけでは毛穴落ちしたメイクが洗い流せず、逆に毛穴を目立たせてしまったり、肌に悪影響を与えたりすることがあります。
クレンジングによる肌への負担を心配するよりも、しっかりと化粧を落としきれないほうがダメージは大きいです。まずは洗浄力を重視、なおかつ肌が乾燥しづらいものを選びましょう。
クレンジングと洗顔はスキンケアのファーストステップ。ご参考になさってくださいね。
WEB『美的.com』(4月21日掲載)
特集「女医に訊く♯154 マスクをつけているのにシミが増える!?マスクジミ予防に有効なケアとは?」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。
マスクで覆っているところは紫外線が当たらないはずなのに、最近シミが増えたように感じたことはありませんか?マスクが肌に与える影響と対策についての記事を監修しました。
■マスクをつけているのにシミが増える!?
シミやくすみのもととなるメラニン色素がつくられるのは、紫外線や摩擦などの外的刺激により、肌が炎症を起したときだけではありません。精神的にストレスがかかったときも、メラニン色素はつくられます。
そもそも肌にできるシミやくすみは、さまざまな刺激から細胞を守るために色素細胞(メラノサイト)より過剰に分泌されたメラニン色素が、皮膚に沈着して起こります。メラニン色素が増えるのは、体の防御反応なのです。ですから、ストレスがかかったときには顔がくすみやすく、肝斑がある人なら肝斑が濃くなりうるんです。シミの予防には紫外線対策に加え、こすらない、ストレスを溜めないことも重要と言えるでしょう。
■飲む日焼け止めで紫外線を徹底的にカット!
間もなく紫外線が一気に増える5月に入ります。シミ・くすみを防ぐには、塗る日焼け止めクリームに加え、飲む日焼け止めで紫外線を徹底的に防ぐことが効果的です。
飲む日焼け止めは皮膚だけではなく、血管や目など、いろいろな部位の酸化ストレスを防ぐ強力な抗酸化剤です。ブルーライトによる目の疲れや痛みも楽になりますから、パソコン仕事が長い方は目のためにもぜひ飲んでいただきたいです。ただし、飲む日焼け止めは日焼け止めの効果を補うサプリメントです。顔や実際に日に当たるところは日焼け止めをしっかり塗りましょう。
『ヘリオケアウルトラD(飲む日焼け止め)』
ヘリオケアは抗酸化作用の高い成分が理想的に配合されており、体の内から確実に紫外線と活性酸素からお肌と眼を守るサプリメントです。主成分である「ファーンブロック」は紫外線で発生する活性酸素を壊し、皮膚や眼を紫外線のダメージから守る効果があります。
日焼け防止のみだけでなく、目の保護、免疫力の向上、遺伝子保護など様々な効果が得られる画期的なサプリメントで、世界34カ国以上で販売されています。含まれる成分は安全安心な天然由来で、これまで副作用の報告も無く、安全性が高い薬のため、継続的に内服いただけます。
『ソルプロプリュスホワイト(飲む日焼け止め)』
ソルプロプリュスホワイトは医療機関専売品として発売された、日本国内製造の日焼け&糖化対策サプリメントです。紫外線などの「酸化」による肌のメラニンぐすみだけではなく、過剰な糖質がタンパク質と結びつき、肌の黄ぐすみ・しわの原因にもなる「糖化」も防ぎます。一度の服用で24時間効果が持続し、継続して服用することにより、日焼け予防効果が高まります。糖化の進行を抑る効果を持つ当製品と、ビタミンDも強化されているヘリオケアウルトラDの併用をおすすめ致します。
■マスクジミ予防に効果的な美容液は?
マスクの擦れによる炎症を抑えるということであれば、抗炎症作用の高いトラネキサム酸配合の美容液や、ビタミンCやEなど抗酸化剤の入った美容液がいいでしょう。さらに、トラネキサム酸やビタミンC、L-システインなどのサプリメントも併用して体の中からケアすると、より効果を実感していただけるかと思います。
また、肌のターンオーバーを高めるレチノールの塗布もおすすめです。レチノールは「レチノイド反応」という一時的な乾燥感、皮むけ、赤み、ほてり、かゆみ等を起こすこともあるため、苦手な人は、いきなり原液を化粧水のあとに塗るのではなく、保湿剤に対して1/4量くらいのレチノールを混ぜて1日1回使うことから始めると、刺激を感じにくくなります。
肌が慣れてきたら徐々にレチノールの濃度を高くしていくと、レチノイド反応も落ち着いていきます。肌のターンオーバーも整っていきますし、レーザーなどを照射したときの反応もよくなります。
当院の『ナノメッドVAエッセンス』は、純粋レチノールが高濃度配合されているエイジングケアクリームです。ターンオーバー促進効果が高く、一年中必要な成分です。黒ずみ軽減や毛穴開きにも効果があるので幅広い世代に人気です。セルフケアで原液を使用することに抵抗がある方は、肌のことを考えて成分を調合した製品でのホームケアをおすすめします。
WEB『美的.com』(4月14日掲載)
特集「女医に訊く♯153 マスク生活が長引くと目元のシワが増える!? シワの改善に有効な治療法とは?」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。
マスク越しのコミュニケーションは目が命です。自分の気持ちを伝えるために、普段よりオーバーに目を細めたり、見開いたり、眉をひそめたりしてはいませんか?マスク生活が与える目元への影響についての記事を監修しました。
■マスク生活が長引くと目元のシワが増える!?
マスクをつけていると、つい目がいくのが目元のシワ。笑顔の素敵な方だからこそ、「カラスの足跡」と呼ばれる目尻の笑いジワがくっきりと目立ってしまい、気にする方もいらっしゃいます。マスクによるトリミング効果(見えている部分が目立つ)もありますが、目を使ったコミュニケーションが増えたことも原因であると考えられます。
特に接客業の方などは、、口元が見えない分、目元でしっかり笑わないと怖い印象を与えかねないため、職業柄、目尻のシワや眉間のシワが急速に悪化している方も多いように感じられます。マスクから見えるところの表情筋を積極的に動かすことで、より加齢が進行してしまう可能性は否定できません。
■表情豊かな人ほどシワが深くなる!?
表情ジワは無意識にシワを寄せてしまうことが原因でできるため、意識して改善しようとしても効果はありません。それどころか、毎日の筋トレで徐々に筋肉が大きく成長し、さらに深いシワをつくってしまします。
残念ながら目元のシワは、目元を動かせば動かすほど悪化します。人によってはマスク生活の期間中、ハードに動かした分だけ折ジワが刻まれてしまうかもしれません。表情豊かな方ほど表情ジワに要注意です。気になるなら、これ以上シワが深くならないように対策を講じましょう。
■表情ジワの予防&治療にはボトックス注射が有効
このような過剰な筋肉の収縮を予防するには、ボトックス注射がおすすめです。目元の表情ジワに対するボトックスの効果は、予防と治療の2つの意味があり、絶大な効果を発揮します。若いうちから定期的にボトックスしている方は、圧倒的に表情ジワが少ないです。
さらに近年は、表情筋層に深く注射してその収縮を抑えることで表情ジワを治療する通常のボトックス注射に加え、皮膚の浅い層(真皮層)に注射して、表情筋に薬剤を拡散浸透させて筋肉の表面線維だけの働きを弱める「メソボトックス注射」という美容医療もあります。自然な表情を保ちながらシワを改善し、肌を引き締めることが可能になりました。
特に、男女ともに『人相が悪く見える』とお悩みの方も多い眉間のシワは、早くから治療しておくほど満足度の高い部位です。実は、コロナ禍以前から「子どもと過ごす時間が増える夏休みの間に眉間のシワが深くなるから」と、ボトックス注射を受けにいらっしゃる患者様も多いのです。シワが深く刻まれる前に予防しましょう。
★『ボトックス注射(眉間)』初回トライアル:¥24,000~
ボトックスを表情筋に作用させ、動きを止めたり弱めたりします。筋肉に正確に注入する必要があるので、特に高い技術力を要する施術です。
★『メソボトックス注射(目尻)』初回トライアル:¥24,000~
皮膚の浅い層(真皮層)にボトックスを注射し、開大毛穴の引き締めやナチュラルなちりめんジワの改善を叶える治療法です。
メソボトックス注射は、筋肉に直接作用する施術ではなく、メソダーム(真皮層)にごく少量注射します。ボトックスが適切な範囲に拡散し、筋肉の表面線維だけの働きを弱めることにより、「自然な表情」を保ちながら、シワを改善し、肌を引き締め、効果を得るナチュラルな若返り術です。額や目尻など、自然な表情を保ちながら、たるみとシワを改善したい部位におすすめです。
雑誌「mina」2021年7月号 (5月20日発売)
特集「週末メンテ」(掲載P104~P105)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。
【週末メンテ:気になる夏のニオイケアを万全に】
ソーシャルディスタンスを守っていても、ふと人との距離が近くなるシーンで気になってしまうニオイ。性別や年齢だけが原因ではなく、生活リズムやストレス、食事の内容、遺伝やホルモンバランスなどの様々な理由で、「ニオイ問題」は生じてしまうものです。これからの暑い季節は、汗やムレなど気になる悩みが増えるので、なおさら気をつけたい問題です。今回はそんな全身のニオイの原因と対処法について、本誌でお話させていただきました。
■ボディもお肌もココロもお手入れするための『TODOリスト』
TODO①:腸内環境の悪さが体臭の大きな原因。発酵食品を摂取し善玉菌を増やそう
体内に取り込む食品が直接ニオイに影響します。具体的には野菜をほとんど食べず、動物性たんぱく質ばかり摂取することで腸内環境が悪くなり、そのせいで便秘がちになると体臭がキツくなってしまいます。カレーやキムチ、ニンニクなど、刺激の強い食品もニオイに影響があるので、適量に調節をしましょう。また、普段から良質な腸内環境に整えるため、善玉菌が増えやすい野菜、海藻、発酵食品を多く摂るように意識しましょう。
TODO②:汗や皮脂による頭皮臭のケアは殺菌や制汗成分配合のシャンプーで!
30代前半までは、ラクトンという物質が加齢臭を消してくれるため、花のような甘い香りがするものです。女性は男性より皮脂量が少なく、脂臭は軽めです。でも、体温調整を司るエクリン汗腺由来の汗をかけば、誰でも汗臭くなってしまいます。特に、髪の毛に覆われてムレやすい頭皮はニオイやすいので対策が必須です。年々減少してしまうラクトンを配合した頭皮用のシャンプーを活用するのもありですが、洗い方も重要。ご自分の好みのシャンプーを用いて、良く泡立て、皮脂や汚れをきちんと落としながらケアしましょう。
TODO③:水虫や雑菌繁殖からくる足のニオイ。爪や足指の間をしっかり洗って防止
足は発汗量が多く、ムレて雑菌が繁殖しやすい部位です。足白癬(水虫)があると角質が厚くなり、強烈に臭くなることもあります。嫌なニオイを防ぐなら、通気性の良い靴や靴下を選び、汗をかいたらこまめに替えましょう。お風呂では、足指や爪の間もしっかりと洗ってください。水虫の可能性がある人は自己処理せず、早めに皮膚科医受診をしましょう。足専用のフットブラシを使うとしっかり洗浄でき、角質のケアにもなるのでおすすめです。水虫の原因菌である「白癬菌」は高温多湿の環境を好みます。梅雨時期から夏場にかけての高温多湿な時期に最も繁殖しやすいので足のケアは入念にしましょう。
★おすすめの治療法:『ジェネシス』
水虫の治療は、抗真菌薬の内服が主体になります。爪は薬剤が浸透しにくい部位であり、抗真菌薬の外用単独では治療効果が出にくいためです。けれども、肝機能障害などの基礎疾患がある場合や、他の内服薬との相互作用や併用禁忌などで内服出来ない場合は、外用治療に頼らざるを得ないこともあります。当院ではレーザー治療による温熱効果により爪白癬を殺菌させる治療を行なっております。
TODO④:口臭対策は口内環境を整えることが先決。歯磨きにマウスウォッシュをプラス
ドライマウスや口呼吸の影響で口腔内の細胞が増え、唾液が減ることで口臭が悪化します。また、歯磨きや舌ケアが丁寧にできていないと、食べかすが溜まったたり、舌垢が過剰に付着してニオイの原因になります。ガムを噛んで唾液を増やしたり、毎食後に歯間フロスで掃除するのを心がけましょう。胃腸の荒れも口臭が強烈になる原因なので、胃炎を患いがちな方は治療を優先するようにしましょう。歯磨き以外にも、マウスウォッシュをこまめに使って口臭を軽減させることを習慣にしてみましょう。
TODO⑤:"疲労臭"は肝機能の低下が原因。気晴らしの飲食はほどほどに
疲れが蓄積すると肝臓がうまく機能せず、体内でつくられたアンモニアが尿として排泄されずに体内に溜まり、汗として出るためニオイます。肝臓機能の低下は、過度な労働や加齢による疲労の蓄積、ストレスによる免疫力の低下、飲酒、肥満などが原因です。休肝日を設けてください。また、一回の飲酒量は少なめ(日本酒は1合、ワインはグラス2杯、ビールは3杯程度)に保ちましょう。定期的に運動をしたり、気晴らしの趣味を楽しむことも効果的です。夜は早めに就寝して、身体を休めましょう。
TODO⑥:デリケートゾーンのニオイはVIOのレーザー脱毛や、吸収性のいい下着選びで対策を
デリケートゾーンはムレて汗臭くなりやすく、尿や便、おりものや月経血が陰毛に絡みつくと、嫌なニオイの原因になります。体質による「すそワキガ」や子宮、膣の感染症によるおりものの悪臭にも注意が必要です。健康な女性のおりものは酸っぱいニオイがして、透明から微かな乳白色です。他のニオイや色に変化したら病気のサインかも。日頃から気をつけましょう。また、コットンなど吸湿性の良い素材の下着を選び、蒸れない衣類がおすすめです。優しく洗って清潔を保つことも基本です。
★おすすめの治療法:『VIOのレーザー脱毛』×『ボトックス注射』
陰毛は臭い物質が付着する温床となります。レーザー脱毛は汗腺だけでなく皮脂腺の働きも抑制する効果もあります。5回程度受けると、処理が相当楽になり、下着の蒸れなども軽減され快適になります。「衛生・清潔な状態」を意味するハイジニーナ脱毛(VIO全脱毛)する方も最近増えています。
さらにボトックス注射の治療を組み合わせることで、ニオイの軽減に相乗効果があります。ニオイのもととなるアポクリン汗腺、ニオイを拡散させる原因ともなるエクリン汗腺の働きを弱める効果のあるボツリヌストキシンを利用して、ニオイと汗量を軽減させる治療です。外性器周辺と陰毛部に注射を打つだけなので施術時間が15分程度と短く手軽でありながら、効果は半年~10か月程持続します。
TODO⑦:夏のフレグランスは柑橘・植物系など爽やかなものが◎
耳の後ろや手首、足首などにフレグランスをつけると、それぞれの体臭と混ざって魅力的な香りになります。自分のニオイと付き合っていく手段として有効です。
体臭の強い人は、すっきりとした香りのものを選んでみましょう。特に夏は柑橘系や植物系の爽やかなものがおすすめです。"香水"とひと口に言っても、香料の濃度によって持続時間が変わるので、シチュエーションにあったものを探してみてください。濃度が低く、香りがキツすぎないオードトワレは気軽に挑戦できておすすめです。ただし、つけ直す際は少し時間を空けましょう。
雑誌「anan」No.2247 2021年4月28日号 (4月21日発売)
特集「肌トレ&髪トレ最前線2021」(掲載P18~P27)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。
【トラブルに負けぬため、鍛えよう!「肌トレ&髪トレ」最前線2021】
マスクの下で起こる肌の変化、そしてストレスや血行不良による髪の変化...。今欲しいのは、どんな環境下でも動じない"肌と髪"。そのために必要なケア方法&アイテムをご紹介させていただきました。2021年はたくましく、すこやかな「美」を目指しましょう!
■トラブルを回避するには"保湿"が肝!バリア機能アップ大作戦!
長引くマスク生活や加速する大気汚染の影響で、これまで以上に肌の揺らぎやトラブルに悩む人が急増しています。外的刺激に負けない肌を育てるために、健康的な肌の基本であるバリア機能を見直しましょう。
◎肌の揺らぎと密接に関係する"3大トピックス"
Topic① 急増中の『マスク皮膚炎』その原因とは?
昨年から肌悩みのトップに君臨するのが『マスク皮膚炎』です。原因は、今までとは違うマスクの下のイレギュラーな環境にあります。マスクをしていると、熱がこもって皮膚温が上昇します。その結果、汗や皮脂の分泌が増え、蒸れやかぶれが起きます。そのマスク内の汗や皮脂をそのまま放置すると危険です。汗に含まれるミネラルなどの成分が刺激となって炎症が起こり、かゆみ・赤み・湿疹が生じる「汗荒れ」や、皮脂量増加による「ニキビ」などのトラブルが起こりやすくなります。
Topic② 肌の潤いを守るバリア機能とは
肌の揺らぎは、肌の角層の"バリア機能"が大きく関係しています。バリア機能とは、外界の大気汚染物質や花粉、細菌、ウィルス、化粧品類などさまざまな刺激から肌を守り、同時に肌の水分を内側に留める働きのことです。「①皮脂膜」「②天然保湿因子」「③細胞間脂質」この3つの要素から成る、表皮のいちばん外側の外界と接している角層に存在しています。
特に「細胞間脂質」は細胞の隙間を満たして角層の働きを支える、バリア機能のおよそ8割を担う大切な組織です。刺激物資、洗いすぎなどの外部からのダメージに加え、栄養不足、睡眠不足、過剰なストレスなどによっても、量や質が低下し、肌の乾燥を引き起こします。また、加齢とともに減少するので、細胞間脂質をサポートする"セラミド"を意識的に補うことが重要です。
当院の『セラミドバリアクリーム』は、天然セラミドを主成分にした高機能保湿クリームです。水分保持力や抗炎症作用が高く、ゆらぎ肌の改善が期待できます。テクスチャーも良く、幅広い世代に人気です。
Topic③ 肌の治安を守る『皮膚常在菌』に注目が。
近年、美容業界で注目されている"菌活"がスキンケアの領域にも浸透してきました。人の肌には、美肌菌を代表する「表皮ブドウ球菌」、悪玉菌と呼ばれる「黄色ブドウ球菌」、環境次第で善玉菌と悪玉菌のどちらにも転ぶ「アクネ桿菌」など、300種以上の菌が生息しています。これらをバランス良く共存させることが美肌のカギです。美肌菌を育てる効果的なスキンケアは、徹底的な"保湿です。美肌菌はしっとりした環境を好みます。
■夏のマスクはニキビの温床! その原因と症状は?
マスクの下での体温&湿度の上昇や、生活様式の変化で募るストレスなど、最近はニキビの原因が増えています。anan本誌のアンケートでわかったニキビの悩みの実態を受け、原因と対処法を伝授させていただきます。
~どんな時にニキビができますか?~
・生理前
・食生活が乱れた時
・ストレスが溜まっている時
・マスク
・睡眠不足
1. 実は、生活習慣の乱れこそニキビの最大の敵
ニキビの原因は実に様々です。食事、睡眠、腸内環境、運動習慣、ストレスコントロールの5本の柱が整っていないと、ちょっとしたきっかけでブツッと出現します。バランスのとれた食事と十分な睡眠時間、適度な運動習慣を身につけることが大切です。軽い運動やストレッチをして体の循環を高め、消化・吸収の効率アップをしましょう。便秘はニキビの大敵。腸内環境を整える食事にもこだわりましょう。
2. 蒸れ×皮膚温上昇で「マスクニキビ」も急増中
マスクの影響か、顎やフェイスラインのニキビに悩んでいる人が増えています。マスクの付け外しや着用時の会話などで肌とマスクが擦れると、物理的刺激で肌が防御反応を起こし、角層を厚くします。角層が厚くなると、毛穴の入り口が硬くなり皮脂が溜まり、ニキビの原因になります。さらにマスクをしていると呼吸が浅くなって肌に十分な血液が巡らず、トラブルが起こりやすくなります。
3. ストレスとニキビも密接な関係が
知らず知らずのうちに溜まっているストレスもニキビの要因になります。"ストレスニキビ"と言うように、慣れない生活様式などによる精神的なストレスもニキビと関係しています。ストレスを感じると、交感神経が優位になり、心も体も緊張して戦闘モードになります。体の末梢まで栄養が届かなくなり、肌のターンオーバーが乱れてニキビができやすい状態になります。
■3方向からのニキビケアで原因菌を撃退しましょう!
ニキビケア①:赤みを帯びてきたらまずは抗炎症ケア
赤く熱を帯びたニキビは炎症を起こしている状態です。いつものスキンケアを、鎮静効果のある成分を含んだアイテムにシフトしてみましょう。抗炎症作用がある成分の代表として覚えておくといいのが、「グリチルグリチン酸2K」、「ナイアシンアミド」、「トラネキサム酸」の3つです。炎症を抑えることで、ニキビを素早く鎮静する効果が期待できます。また、植物成分では「ティートゥリー」も有名です。
★当院のおすすめ:『ナビジョン TAホワイトエマルジョンⅠ』
トラネキサム酸と資生堂の独自開発成分4MSKを配合した美白乳液です。
ただし、これらの成分は人によって合う、合わないがあるので、肌に違和感があったら使用を中断しましょう。炎症がひどく、痛みを伴う場合は、一度皮膚科に相談してください。
ニキビケア②:抗酸化成分で発生予防&ニキビ痕対策を
肌老化の原因として知られる活性酸素も、過剰に発生すると肌のターンオーバーが乱れ、ニキビができやすい状態になります。「ビタミンC」は抗酸化に優れているので、ニキビや毛穴が気になる人にもおすすめの成分です。ビタミンCを補給するため市販のドリンクを飲む方もいると思いますが、糖分も多く含まれているので注意が必要です。糖質こそニキビの大敵と言えます。
★当院でおすすめ:『ヘリオケアウルトラD』・『ソルプロプリュスホワイト』
活性酸素からお肌と眼を守るサプリメントです。強い抗酸化作用に加え、美白効果も期待できるので、色素沈着によるシミやニキビ痕も軽減してくれます。また、当院では内服薬も処方しています。肌老化を防ぐために、抗酸化作用のあるサプリメントで補いましょう。
ニキビケア③:肌のターンオーバーを優しく促すケアも
ニキビレス肌の第一条件は、"滞らない肌"になることです。適正なターンオーバーを繰り返すことで、ニキビができにくい肌になります。代謝成分としておすすめなのが「レチノール」です。シワ改善で注目を集めていますが、ターンオーバーを整えて毛穴の詰まりを解消してくれる働きがあり、ニキビ痕の黒ずみにも効果的です。
★当院でおすすめ:『ナノメッドVAエッセンス』
医療機関ならではの高濃度の純粋レチノールを含んでおり、メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、ターンオーバーを整えてくれます。明るくつるんとした新しい肌が生まれる力をサポートします。
■炎症が進んだニキビのケアはクリニックでケア。
炎症が進み自分でケアをしても改善が見られなければ、保険治療でも毛穴の詰まりを解消する外用薬を処方してもらえるので、まずはお近くの皮膚科に相談をしてみてください。生理前のニキビで悩んでいるなら、婦人科で低用量ピルを処方してもらうのもひとつの選択肢です。
当院のような美容皮膚科であれば、「ケミカルピーリング」や「フォトフェイシャル」で代謝を促しニキビの治りを早めたり、「プラズマシャワー」照射で悪玉菌を殺菌し、美肌成分を注入して肌状態を整える治療法もあります。当院は皮膚科専門医が在住しており、お肌の状態から最適な治療を提案します。肌のトラブルにお悩みの方はご相談にいらしてください。
★当院でできる主な治療
・『ケミカルピーリング』:フルーツ酸で肌の角質をごく薄く溶かし、毛穴の詰まりを解消。白ニキビができにくい肌に。¥16,500(全顔)
・『フォトフェイシャル』:ニキビやニキビ痕のケアに。顔全体に穏やかな光を照射し、痛みや腫れもほとんどなし。¥30,800(全顔・初回)
・『プラズマシャワー』:プラズマがニキビの原因の悪玉菌を殺菌。細胞間を一時的に緩め、様々な薬剤を導入。¥22,000~(全顔・初回)
WEB『美的.com』(4月7日掲載)
特集「女医に訊く♯152 マスク生活で顔がたるんで、肌のハリやツヤが失われた気がします...」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。
帰宅後、マスクを外してビックリ!顔の下半分がたるんだように感じたり、肌のハリやツヤが失われように感じたりしたことはありませんか?マスクが肌に与える影響と対策について掲載していただきました。
■マスクを装着し続けると顔がたるむ!?
マスクをした影響で、大幅に顔がたるんだり肌のハリが失われたりするというのは、通常は考えにくいです。
基本的にきれいな笑顔を作るときは、口角を上げる大頬骨筋と小頬骨筋、口を横方向に引っ張る笑筋の3つを連動させます。マスクなしで人と対面するときは、見られているという意識から、これらの筋肉に軽く力を入れた状態で顔を保っていただけ。マスクで顔を覆っていると、主に目元でのコミュニケーションになるため、口元をあまり使わなくなります。今たるみが気になる人は、もともとたるんでいたか、マスクをすることで表情筋をキープする力が衰え、輪郭や口元が少したるんだように感じてしまうのかもしれません。
『ウルセラ(ウルセラシステム)』
超音波を用いて、たるみを強力にリフトアップできる「たるみ治療」マシンの最高峰です。ウルセラは治療後、約2~3ヶ月後に効果のピークがあらわれ、1年程度にわたって効果の持続が期待できます。さらに皮膚表面に傷ができることはなく、治療当日からメイクができる、ほぼノーダウンタイム治療です。マスク生活が続くこの時季、お仕事にも影響が少なく、持続効果も長いことからたるみが気になる方は是非お試しいただきたい治療です。
■顔を上げるには顔ストレッチやマッサージが有効?
表情筋をキープする力が衰えてきたからといって、過剰な顔ストレッチやマッサージするのは危険です。表情筋が発達し過ぎると、表情ジワが深くなることがあるのです。
そもそもボトックス注射は、このような過剰な筋肉の収縮を緩めて、表情ジワを解消するものです。顔のストレッチで徐々に筋肉が大きく発達すると、シワはさらに深くなってしまいます。過剰な顔ストレッチやマッサージは避け、日頃からかすかに微笑みをたたえた状態をキープするように意識しましょう。また、姿勢が悪いと顔の筋肉が下方向に引っ張られて顔がたるむこともありますから、体幹を鍛えて姿勢を改善しましょう。
『ボトックス注射(表情ジワ)』
顔のマッサージやストレッチを避けても、表情ジワは無意識にシワを寄せてしまうことが原因生じてしまうものです。表情筋は小さな筋肉ですが、毎日の筋トレで徐々に筋肉が大きく盛り上がり、さらに深いシワを作ってしまいます。このような過剰な筋肉の収縮を予防するにはボトックス注射が最適です。特に、眉間の縦ジワは、人相が悪く見えてしまう部位です。シワの原因となる表情筋にボトックスを直接注射することで、筋肉の動きを一定期間弱めます。シワを解消するだけでなく、深く刻まれるのを予防できます。男女ともにシワが深く刻まれる前の30代から始めたい「予防と治療」二つの意味がある注入治療です。
■肌のツヤが消えるのは角層の状態が悪くなった証拠!?
肌のツヤは肌のバリア状態を反映しています。肌のツヤが消えるのは、角層の状態が悪くなったというサインです。角質細胞が均一に並んでいて、水分を十分に蓄えていれば、キメが整い透明感とツヤ感が出て、ふっくらとした肌に見えます。
残念ながら角層は、マスクの影響を受けます。マスクで擦れたり、保湿成分が取られたりすると、角層が乱れて肌のツヤが失われてしまうのです。さらに、マスク蒸れで皮脂の分泌量が増えると、ニキビができたり脂漏性皮膚炎になったりすることもありますから注意しましょう。
マスクを買うときは硬い生地を避け、通気性と肌当たりのいいものを選びましょう。汗をかいたら、やさしくティッシュや濡れハンカチでおさえ、帰宅後はすぐに洗顔をして保湿をしましょう。
WEB『マキアオンライン』(4月2日掲載)
特集「皮膚科医に聞く! 背中ニキビやデコルテのブツブツの原因は? 自宅でできる対策&ケアアイテム15選」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。
いよいよ肌みせの機会が増えるシーズンが到来します。今の時期から早めのケアが、美BODYに必須な"肌の質感"を決めます。背中やデコルテのブツブツが気になって自信がない...。体にできるニキビの対処法がわからない...。そんな「体ニキビ」の原因や自宅でできるケアの方法を掲載していただきました。
■背中やデコルテなど「体ニキビ」の原因&対策をQ&Aで解説!
[Q1]そもそも顔にできるニキビと体にできるニキビは同じもの? 違うもの?
[A1] 背中やデコルテ部分などは顔と同じ流れでできます。腕にできるブツブツはニキビではない可能性が高いです。
【解説】背中やデコルテには、顔と同じように「脂腺性毛包(しせんせいもうほう)」と皮脂腺が大きく発達した"毛包"が存在するところです。一般的にいわれているニキビというのは、この脂腺性毛包において常在菌である「アクネ桿菌(アクネかんきん)」が増えて、炎症を起こした状態を定義します。よって、ニキビの種類としては、同じものといえます。
[Q2]腕のブツブツはなに?
[A2]毛嚢炎(もうのうえん)か毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)の可能性が高いです。
【解説】腕の部分は、軟毛が生えており脂腺も大きくないので、ブツブツができるとすれば、「毛嚢炎」の可能性があります。背中やデコルテ部分にできるようなニキビとは、また違ったものと考えられます。また、ザラザラしたものがたくさんある場合、「毛孔性苔癬」という皮膚病の可能性もあります。これは体質的に毛穴が角化しやすい人に生じます。
★治療法:『毛孔性苔癬集中治療』
「ケミカルピーリング」、「ジェントルレーズ」照射、「ジェネシス」照射を同じ日に行い、それぞれの治療効果を最大限に高めるコンビネーション治療です。ブツブツの原因である毛穴のつまりと角栓、ねじれて埋まったムダ毛、黒ずみを解消して、すべすべのお肌に導くことができます。「ジェネシス」の赤味軽減作用で赤黒さも改善します。いずれの施術もノーダウンタイムで、1 ヵ月~1 ヵ月半毎に3 回の治療でほとんどの方が効果を実感されます。
毛孔性苔癬は、若い世代の二の腕や背中に多く見られる難治性の皮膚病ですが、治らないとあきらめる必要はありません。見た目だけの問題のため、コンプレックスを感じていらっしゃる方も多いかと思います。ですが、若い時こそ腕や背中を思い切り出して、ファッションを思い切り楽しんで頂きたいと思いからこの治療を組み立てました。お悩みの方は当院にご相談しに来てください。
[Q3]背中やデコルテにニキビができるきっかけは?
[A3]毛穴の入り口が詰まる&皮脂量が多くなってしまったとき。
【解説】顔のニキビができるのと同じ仕組みです。ただし、きっかけとなる毛穴詰まりを引き起こす要因が少し異なります。背中やデコルテは、もともと皮脂量が多い部位なので詰まりやすく、こするなどの肌への刺激や日焼けなどに対する防御反応として、また保湿が足りない乾燥状態をきっかけに、角層が厚くなると毛穴が詰まってしまいます。その過程で、ニキビの始まりである「コメド」ができます。そして、毛穴内部にアクネ菌が好む無酸素状態が作られ、その菌が増えてしまうことでニキビの炎症が起きます。
[Q4]毛穴の入り口が詰まる&皮脂量が多くなる原因は?
[A4]生活習慣の乱れが原因になることも。
【解説】食事、睡眠、排せつ(腸内環境)、運動習慣、ストレスコントロールといった、普段の生活習慣の乱れは、肌のターンオーバーや皮脂量に大きく影響します。体を洗う際にこすりすぎたり、衣類の刺激や毛を剃る刺激も、角層を厚くして毛穴が詰まりやすくなるといった、ニキビができやすい状態を作ってしまう原因になります。皮脂量に関しては糖質過多な食事と、過剰なストレス、ホルモンの影響が大きく、バランスの良い食事は肌にとっても重要な要素です。
[Q5]しっかりケアしているのに毛穴が詰まり、ニキビができてしまうのはなぜ?
[A5]誤ったスキンケアや洗いすぎなどが原因です。
【解説】特に大人ニキビに関しては、誤ったスキンケアやこすりすぎなどが原因と考えられます。そういった刺激から守ろうとする防御反応として、角層自体が厚くなってしまうと、毛穴の入り口を塞いでしまい、ニキビができやすくなってしまいます。また、体の洗いすぎや保湿が足りず、角層の水分量が低くなると角層自身が厚くなるため、これも原因の1つといえるでしょう。
[Q6]ニキビができやすい背中やデコルテなどの正しい洗い方は?
[A6]肌あたりのいいタオル&たっぷりの泡でやさしく洗うことがポイント!
【解説】肌あたりのいいタオルを使って、たっぷりの泡を動かすようにやさしく洗うことを心がけましょう。洗浄剤は脱脂しすぎない、泡立ちがいいものを選ぶのがおすすめです。腕に関しては、皮脂がほとんど出ない部分なので、ターンオーバーを促す目的で、なでる程度に洗えば十分です。20歳を過ぎてからできる大人ニキビは、ボディにもできやすいものなので、体をゴシゴシ洗わないようにしましょう。ニキビの原因である毛穴詰まりには、入り口である角層をちょうどよく溶かしてくれる「ピーリング剤」入りのものを使うのも良いでしょう。当院の『ホームケアグリコール酸ローション』は、ケミカルピーリングで使用しているグリコール酸を家庭用に3%の低濃度に調節した拭き取り用化粧水です。古い角質を少しずつ溶かしてニキビができにくい肌に導きます。
[Q7]体ニキビの対策で1番大切なのは?
[A7]きちんとした食生活と質のいい睡眠!
【解説】ニキビの原因と密接な関係にある、食事と睡眠をしっかリと見直すことが1番大切です。食事はニキビの原因となる腸内環境の悪化や皮脂量、バリア物質量と大きく関わる要素です。睡眠不足もニキビができる原因の1つであるストレスに影響しているので、質のいい睡眠を心がけましょう。
[Q8]おすすめの食事は?
[A8]タンパク質&良質な油を摂ろう!
【解説】まず「食事」に関しては、運動量にもよりますが、3食分散させ栄養を摂ることがポイントです。特に、「たんぱく質(アミノ酸)」である豆や乳製品、魚や肉は1日のうちに全て摂りたいところです。野菜・炭水化物・海藻・油とバランスよく、そしてたくさんの種類を摂るように意識しましょう。そうすることで、腸内環境も整い、便通が良くなり、角層の水分量が高くなるので、ニキビができにくくなります。次に、細胞膜や細胞間脂質の原料である「油」は、角層のバリアを保つ役割を担っています。そのため、適量かつ良質な「油」を摂ることはニキビケアにも効果的です。反対に、過剰な糖質(ジャンクフード・スナック菓子・甘いお菓子)、チーズやスキムミルクの摂りすぎはニキビを誘発します。
[Q9]ベストな睡眠時間や就寝前のアイデアは?
[A9]7時間は寝よう! 自分なりの入眠儀式を作ると◎
【解説】暗いところでリラックスして寝るなど、熟睡感のある7時間睡眠を意識的にとるようにしましょう。就寝直前にスマホをみたり、神経を高ぶらせるような映像をみたり、仕事のメールをチェックするなどといった行動は控えた方がベター。リネン用品や室温などの環境を整え、暗く静かな部屋で1人で寝るのがベスト。また、自分なりの入眠儀式を作ると睡眠の質が向上します。
[Q10]正しいストレスコントロール法は?
[A10]日常の中でできる、リラックスルーティンを作ろう!
【解説】過度のストレスも、体ニキビの原因となります。交感神経が優位な戦闘モードが続いてしまうと、食べたものがうまく吸収されず、肌のターンオーバーが上手くいかないので、ニキビができやすくなり、健康にも悪影響が及びます。例えば、普段の呼吸をゆっくり吸って吐くだけでも緊張状態がほぐれるので、すぐに実践できるストレスコントロール法としておすすめです。休日には好きな映画を観たり、好きな香りをかぐなど、自分なりの小さなリラックス法を100個ほどリスト化するのも◎。お気に入りのカフェに行く、会社の休憩時間にコーヒーを飲む、ガムを噛む、癒し系動物の写真を見るなど、日常の中でリラックスできるルーティンを行うように心がけましょう。
[Q11]体ニキビのケアにおすすめのアイテムは?
[A11]「レチノール」入りの製品や「トラネキサム酸」「グリチルリチン酸2K」配合のものがおすすめ!
【解説】ニキビができたときは、ターンオーバーを高め、毛穴を詰まりにくくする「レチノール」や、炎症をおさえる働きをする「トラネキサム酸」や「グリチルリチン酸2k」配合のものをケアに取り入れると良いです。「レチノール」には抗酸化作用もあり、炎症後のシミも予防してくれます。当院の『ナノメッドVAエッセンス』は医療機関ならでは高濃度純粋レチノール含有で、ターンオーバーを促進します。ニキビ後の黒ずみ軽減や毛穴開きにも効果があるので幅広い世代に人気です。
[Q12]どんな肌着がおすすめ?
[A12]肌にやさしい、縫い目の少ないものを選んで。
【解説】常に肌にとってやさしいものを身に着けるようにしましょう。縫い目が目立たない、また縫い目がないような下着がおすすめです。
[Q13]夏のボディケアで大切なのは?
[A13]ボディのUV対策もマストです!
【解説】夏は体温が上がることで、皮脂量が一気に増えてしまいニキビができやすいシーズンです。また夏の時期は日焼けをしやすく、その紫外線への防御反応として角層が厚くなることで毛穴が詰まり、ニキビができやすくなります。夏のUV対策は、日焼け防止はもちろん、体ニキビ対策にもマスト事項です。塗る日焼け止めに加え、飲む日焼け止め『ヘリオケア』を併用すればUVAとUVBを確実にブロックし、有害なブルーライトからも肌と眼を守ってくれます。美容と健康に感度の高い人々の新常識となりつつある「飲む日焼け止め」は、夏の時期のアウトドアや、旅行などの外出先でも活躍するサプリメントです。
5つの柱である、食事、睡眠、排せつ(腸内環境)、運動習慣、ストレスコントロールは、体ニキビケアにとっても大切な要素です。食事の摂り方であったり、暮らし方であったり、普段の生活の中に見直せる点はたくさんあるはず。夏など肌みせが増える季節に美しいボディでいるためには、春の今の時期からケアをしないと間に合いません。今から普段の生活をしっかりと見つめ直し、うるすべ美肌をGETしましょう!
雑誌「ViVi」2021年6月号 (4月23日発売)
特集「今こそ見直そ!ちゃんとできてる?クレンジング&洗顔」(掲載P142~145)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。
【今年こそ見直そ!ちゃんとできてる?クレンジング&洗顔】
毎日なんとなく顔を洗うのが習慣になっていませんか?今すぐ"なんとなく"の習慣は卒業しましょう。クレンジング&洗顔は「肌を変える」と言われるほど大事なステップです。可愛いメイクも洋服も、触りたくなる素肌があってこそ引き立つもの。この機会に正しいクレンジングと洗顔テクをおさらいして、美肌力をUPしましょう!
■その肌トラブル、毎日のクレンジング&洗顔が原因かも?
「洗う」を怠ると皮脂が酸化し、それが角質を刺激し厚くなり、毛穴が詰まってニキビができる悪循環に陥ります。また、花粉などの抗原物質が肌に付着すると肌荒れの原因になります。毛穴の詰まり、ニキビ、乾燥、ゆらぎなど様々な肌トラブルを生まないよう、洗顔の習慣を見直しましょう。
≪肌トラブルの原因になるNG習慣とは?≫
NG①:一日中家にいたから洗顔しない
室内にいても肌は汚れ、皮脂も出るので洗顔はマストです。メイクをしたならクレンジングももちろん必要です。
NG②:クレンジングしながらのマッサージ
クレンジングしながらのマッサージはクレンジングの時間が長くなり肌への刺激になります。皮脂が溜まりやすい箇所を軽くクルクルする程度にしましょう。
NG③:ベタつくから何度も洗う
ベタつく理由は皮脂だけではありません。汗でベタベタするなら水洗顔で流れます。頻回に洗顔すると皮脂と同時にバリア機能も落ちるため、頻度は1日に2回までにしましょう。乾燥しキメが粗くなることでベタつきを引き起こすこともあります。洗浄力の高い洗顔料を使っている場合は見直しましょう。
NG④:乾燥肌だから朝はお湯ですすぐだけ
睡眠中も皮脂は分泌され、肌も汚れます。また、前夜のスキンケアでオイルを使ったらそれも酸化します。朝も洗顔料を使いましょう。
NG⑤:ニキビがあるからゴシゴシ落とす
洗浄剤はこすらずとも化学的な作用で汚れを落とします。最近は乾燥がきっかけでニキビができる方が増えています。洗うことで必要なものまで奪われるため、洗いすぎは禁物です。
■基本の『クレンジング&洗顔』をマスターしましょう
"優しく&しっかり"がカギ!肌が変わります!
① ポイントメイクを落とす
まずマスカラやラメシャドウ、落ちにくい処方のリップからオフしましょう。コットンに専用リムーバーを馴染ませ、優しく撫でるように落としましょう。マスカラはコットンでまつげをはさむようにして優しく落とすと良いでしょう。
② クレンジング剤をなじませる
クレンジング剤を指先で円を描くように優しく肌に馴染ませます。指先が軽くなったら乳化したサインです。
③ 洗顔は「指でなく、泡で」が鉄則!
洗顔料はしっかり泡立てるのが鉄則です。手が直接肌に触れることなく洗えるようこんもりと泡立てましょう。
④ 皮脂多めのTゾーンから洗おう
ベタつきやすいところから徐々に広げ、最後に目周りを洗いましょう。ベタつきが気になる箇所は30秒程度、泡をのせておくと効果的です。
⑤ すすぎはぬるま湯で!
すすぎは熱めのお湯も水もNGです。人肌くらいのぬるま湯で、泡をしっかり落としきりましょう。シャワーの水を顏に直接当てるのも刺激が強いので水流を相当弱めるか、手で水をすくって洗いましょう。
■自分の肌やライフスタイルに合う『クレンジング&洗顔』を探しましょう
≪クレンジング≫
・『オイル』素早くメイクを落とせます
メイクをスピーディーかつスムーズに落とせるのがオイルの利点です。指がふわっと軽くなるまで優しく乳化させましょう。
・『敏感肌無向け』クレンジングや洗顔にも優しさを
若い世代はストレス耐性が低いため肌のゆらぎを感じている人が多い印象です。より優しい洗顔を心がけて。また赤みや湿疹があるなら皮膚科へ相談しましょう。
・『拭き取りシート』"メイクをしたまま寝る日"をゼロに
疲れてクレンジングしたくない日に備え、シートタイプのメイク落としを持っておくと良いでしょう。なるべくこすらず落としましょう。
◎『ナビジョンDRメーククレンジングオイル』
デリケートな肌に負担をかけずに、ファンデーションやマスカラ、日焼け止めなどの汚れをしっかり取り去るメーク落としです。高い洗浄力があり、こする必要もなく短時間で乳化するので、毛穴の奥や目周りもメイク残りなくスッキリ洗うことができます。資生堂から販売している医療機関専売商品になります。極めて酸化しにくいオイルで、潤い成分も高いので安心してお使い頂けます。
≪洗顔≫
・『泡で出てくるタイプ』便利アイテムを上手に活用
洗顔は基本、泡で洗うものです。泡立てが面倒だったりうまくできなかったりするなら、フォームタイプを活用しても良いでしょう。
◎『アクセーヌ リセットウォッシュ 泡状洗顔料』
弱酸性のきめ細やかな泡がお肌のバリアを守りながら汚れをしっかり吸着します。肌に優しいアミノ酸系洗浄成分を配合。余分な角質を除去して肌を柔軟に整えます。ボトルをプッシュするだけでスフレのようなきめ細かい泡ででてくるので、肌に負担をかけずに泡洗顔できます。
週刊誌「SPA!スパ」2021年4月20日号 (4月13日発売)
特集「やっておくと超ラクになる「介護脱毛」」(掲載P38~P39)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。
SPA!独自の鋭い視点で、親の介護まえにすべきことをリスト化した特集です。
【親が死ぬ前にやることリスト30】
老親のカネ、介護の準備、実家や墓の整理等...。要介護になってから始めては、既に手遅れかもしれません。まだまだ元気な親でも、介護やさらに死後に向けての準備は必要です。いつかは来る「親の介護や死」にどう備えるべきかというテーマで、介護脱毛の観点からお話させて頂きました。
■やっておくと超ラクになる「介護脱毛」
アンダーヘアの脱毛を親に促すのも介護の事前準備として有効です。当院では、女性を中心に介護脱毛する40~60代の人は3年で6倍強に増えています。
介護状態ではお風呂も制限され、おむつ生活を余儀なくされます。そうなると便や尿、汗や皮脂など、アンダーヘアには様々な汚れがこびりつきます。オムツ交換の頻度は決まっているので、してから直ぐにオムツを替えてもらえることは無いからです。
汚れが毛に付着したまま放置すると、臭いやおむつかぶれ、感染症の原因となり、病変にも気づきにくくなってしまいます。ご高齢だと脱毛に抵抗のある方も多いと思いますが、脱毛して清潔に保つことは、介護者の負担軽減だけでなく、被介護者のトラブル回避にも繋がります。お互いの為になる点をふまえて、親と介護脱毛について話し合ってみましょう。
介護脱毛に際して注意すべき点として、レーザーは白髪には反応しないので、アンダーヘア脱毛はまだ黒い陰毛が残っている70代前半までに行ってください。また、脱毛サロンでは衛生面の管理が不行き届きな場合があり、脱毛治療で感染症になった事例もあります。さらに、熱傷のリスクもあります。介護脱毛はそれなりにお金のかかる処置ですが、安全のためにも医療機関を受診することをおすすめします。
『レーザー脱毛』
レーザー脱毛とは、黒色にだけ吸収される波長のレーザーを照射することで、毛根周囲に存在する毛を作り出す組織(毛乳頭や毛包幹細胞)に熱によるダメージを与えることで脱毛する医療行為です。日本人のデリケートゾーンは生理的に浅黒いので、はじめの3回で毛が柔らかくなり5回程度で、処理が相当楽になり、8回ほどの施術でほぼ毛が無くなります。下着の蒸れなども軽減され快適になりますので、将来の介護を見据えて早めに脱毛することをおすすめします。60歳以降の女性の場合、アンダーヘアの毛量も減ってくるので、上記よりも少ない回数で十分な減毛を実感いただけます。
≪VIOラインセット≫1回¥45,000/5回¥180,000(¥36,000/1回)
雑誌「up PLUS」2021年5月号 (4月12日発売)
特集「緊急ニオイリモート会議始めますっ!」(掲載P62~P65)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。
【緊急ニオイリモート会議始めます!】
ジトジト・ムシムシするなど、汗ばむ季節の到来で、女性には悩ましい「ニオイ問題」が多発しています。汗をかき、自分のニオイが気になり始める方も多い時季かと思います。解決したいけれど、なかなか人には言えないのが「ニオイ」の悩みです。この悩みの解決法について、部位別にニオイの原因から対策法までご紹介しました。周りに相談できず悩んでいる方は、ぜひ参考に御覧なってください。
■体臭はその"部位ごと"に適した対策をしましょう
コロナ禍によって私たちの「ニオイ」に関わる悩みの傾向には大きな変化がありました。リモートワークや時間差通勤によって満員電車に乗ることが減り、ソーシャルディスタンスを保つようになったので、ニオイを気にするシーンは減ったかもしれません。一方で、家族や恋人、友人などの親しい人への配慮は引き続き求められると思います。
体臭はそれぞれの部位によって原因がまったく異なります。原因が異なれば対策も変わるのは当たり前です。それぞれの原因を正しく知り、対策をして、身近に関わる人へのエチケットを心がけましょう。
清潔感が顕著に表れる「髪&頭皮」のニオイ問題
頭皮は皮脂分泌が高く発汗量も多い部位です。皮脂は酸化すると悪臭が...。汗は本来無臭ですが、常在菌の作用で汗臭さの原因になります。若い女性に多い「ラクトン」には加齢臭をマスクして感じさせなくする作用があるのですが、30代になると激減し、女性でも油臭くなります。皮脂は洗浄剤で優しく洗い、汗はよくすすぐのが一番効果的です。
汗ばむ季節にご用心!「ワキ」のニオイ問題
ワキには"アポクリン汗腺"が多く、ワキガはアポクリン汗腺由来の汗によって生じますが、遺伝で決まった体質で、耳垢がねっとりしたタイプはワキガがあります。(反対にカサカサ耳垢はワキガではありません。)汗をかいたら拭く、下着を着替える、汗を付着させるワキ毛を剃るのが有効です。
『レーザー脱毛』はアポクリン汗腺の活性を抑えるのでワキガにも効果的です。また、"メスを使わない多汗症治療"として人気なのが『ボトックス注射』です。ニオイのもととなるアポクリン汗腺、汗ジミとニオイを拡散させる原因ともなるエクリン汗腺の働きを弱める効果のあるボツリヌストキシンを利用して、ニオイと汗の量を軽減させます。この2つの治療を組み合わせると、より効果が得られます。
こまめなケアが肝心!「おくち」のニオイ問題
口臭の有無は、口腔内細菌の種類によって決まります。それに加えて、喫煙、毎回歯磨きをしない、舌苔、唾液量の減少は口臭をさらに悪化させます。最近はマスクの長時間着用で口呼吸が増え口臭が悪化したケースも増えています。規則正しい3食の食事を摂り、食べ物をよく噛むことも大切です。食後は隅々まで丁寧に歯を磨き、毎回フロスで歯の隙間のカスやプラークも取り除きましょう。その後もマウスウォッシュも有効です。舌苔が目立つ方は、優しく舌ブラシで撫でるように洗いましょう。
ニオイの主な原因は足汗!「あし」のニオイ問題
足は多汗の場合、角質に細菌が増え悪臭を放ちやすいようです。また多汗でなくとも一日中靴を履いていると、蒸れが生じる部位なので、細菌が増えてニオイが出やすい箇所です。毎日足の指の間、爪の裏などまでしっかり洗ってよく乾かすことがポイントです。毎日同じ靴を履かないことや、靴を乾燥させることも重要になります。素足ではなく靴下を着用することも有効です。
キレイをキープして優しくケア「デリケートゾーン」のニオイ問題
デリケートゾーンにワキと同様のニオイがあるなら、ワキガの外陰部版「すそわきが」です。「すそわきが」は体質なので、ワキガと同様の対策をしましょう。それ以外の場合は、尿、便、おりもの、月経血がニオイの原因です。汗をかくとニオイは拡散しやすくなります。女性器は複雑な構造なので、小陰唇の基部などにたまりやすい垢や汚れを入浴時に優しく洗いましょう。デリケートゾーン専用の洗浄液も出ていますが、敏感肌用のボディソープを使用しているなら兼用で構いません。
すそわきがの治療法として、『ボトックス注射』があります。ボツリヌス毒素の作用でニオイを拡散させる原因になるエクリン汗腺とニオイの汗を作るアポクリン汗腺の働きを弱め、ニオイと汗量を軽減させることができます。外性器周辺と陰毛部に注射を打つだけなので施術時間が15分程度と短く手軽でありながら、効果は半年~10か月程持続します。また、陰毛は臭い物質が付着する温床となるので、『VIOラインのレーザー脱毛』との併用がおすすめです。ボトックス注射、レーザー脱毛治療のいずれも、汗腺だけでなくアポクリン汗腺の働きも抑制するので、ニオイの軽減に相乗効果があります。
以上が部位別の原因&対策法になります。とはいえ、日本人は体臭が軽い方がほとんどです。その割に気にするのは、高温多湿であること、古来よりにおいに敏感な民族性によるところが大きいです。エチケットとしての清潔は保ちつつ、あまり過敏に気にし過ぎないようにしましょう。「ニオイの問題」は周囲に相談しづらい内容かと思います。当院では女性皮膚科専門医と経験豊富なスタッフが、プロの立場でニオイのお悩みも解決できるよう努めておりますので、気軽にご相談しにいらしてくださいね。
雑誌「LDKtheBeauty」2021年6月号 (4月28日発売)
特集「老けないカラダの便利帖」(掲載P177)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。
【老けないカラダの便利帖】
マネするだけでちょい老け脱出!歳を重ねるにつれ気になってくるカラダの不調や変化の悩み。そのちょこっとフケを全部リセットしましょう!
■『顔の毛穴』ハリとツヤを取り戻して10歳若返る!
メイクしてもどうしても気になるポツポツ毛穴。正しいケアで詰まらせない&広げないように意識しましょう。目立ってしまった毛穴にはビタミンCやレチノールがおすすめです。
≪老けないカラダの新ルール≫
1. 気になるとやりたくなるけど「角栓は抜かない」
角栓を無理に取ろうとするとますます悪化してしまいます。角栓は抜いてもまたすぐに溜まります。毛抜きなどの器具が肌にあたって刺激になり、防御反応として毛穴の角化が進んで、さらに頑固な角栓を作り出すという悪循環に陥ります。
2. 毛穴詰まりの敵!「早食いはしない」
甘いもの&早食いをすると毛穴が詰まります。血糖値を急上昇させる早食いや、糖分の多い食事は皮脂を過剰分泌させる原因になり、毛穴詰まりに繋がります。ゆっくりよく噛み、野菜や食物繊維を先に食べて血糖値の上昇を抑えましょう。
3. 外食が多い人は「週1は魚メイン」に
脂質が多い食生活なら質の良い油に置き換えて摂るように心がけましょう。コンビニ弁当や外食が続くとやはり肌に悪いもの。週に1~2回魚メインの食事にしてみてください。お肉を減らして、魚の質の良い油で肌荒れを防ぎましょう。
4. 寝起きの洗顔もちゃんと「洗顔料を使う」
皮脂を落とさないと酸化して乾燥します。朝もしっかりと洗顔フォームで洗いましょう。朝の洗顔が水オンリーだと、寝ている間に出た皮脂やナイトクリームの油分が落ちません。これらは酸化すると刺激になるので、朝の洗顔フォームでの洗顔は乾燥毛穴防止にも有効です。
5. 「定期的な酵素洗顔」で角栓をちょっとずつ掃除
酵素は古い角質を分解して洗い流す効果があります。角栓が気になる人は、週1~2回の酵素洗顔で徐々に角栓を溶かして小さくしましょう。必要以上に角層を刺激しないので、角層が厚くなるリスクも低いです。うるおいを守りながら余分な汚れは落とすアイテムがおすすめです。保湿も忘れずにしましょう。
6. 入念ケアをするときは「ホットタオル」で毛穴を開く
ホットタオルで毛穴奥の汚れまで落としましょう。ホットクレンジングは毛穴が開くほどの温度に達しませんが、ホットタオルなら毛穴が開きます。クレンジング後・洗顔前に蒸すのがポイントです。
7. 0~3時までの「美肌タイム」の睡眠を死守
メラトニンの分泌ピークに合わせてしっかり睡眠をとりましょう。メラトニンが活性化すると成長ホルモンの分泌量もアップし、アンチエイジング効果があります。毛穴対策にも睡眠は重要です。
8. 黒ずみ毛穴には「ビタミンCの化粧水」
毛穴に悩んでいるなら試してみましょう。ビタミンCには、皮脂の分泌量を調整し、毛穴をひきしめてくれる効果はもちろん、メラニンの生成を制御する作用と、抗酸化作用があり、角栓が酸化して黒ずむのを防いでくれます。
9. シワ改善だけじゃない、たるみ毛穴にも「レチノール」が効果的
シワ改善で有名なレチノールは肌のターンオーバーを促進する効果のあるビタミンAです。ターンオーバー促進で毛穴もふっくらします。さらにコラーゲンの生成を促進し、肌にハリと弾力をもたらす成分なので、実はたるみ毛穴のケアにも使えます。
10. 乾燥で毛穴が目立つなら「生芋こんにゃく」を食べて保湿
毛穴の原因が乾燥にあるなら、普段の食事を見直すだけでも改善の余地があります。セラミドをたっぷり含む生芋こんにゃくや、乾燥肌対策にも効果的なヨーグルトを積極的に食べ、体の中から保湿対策をしましょう。
11. 「糖質制限」をしている人は皮脂詰まりに要注意
糖質制限で肉の摂取量を増やしていたら要注意です。過剰な皮脂分泌の可能性があります。糖質をカットしたら、野菜の割合を増やすのが鉄則です。肉の量は糖質制限前と変えず、野菜の分量を増やすなど、肉と野菜のバランスを取りましょう。
12. もっと効果を出したいなら「ビタミンC入り美容液」をいつものケアにプラス
毛穴悩みが深刻なら、ビタミンC誘導体が数種入った美容液をプラスすると効果がアップします。ビタミンC化粧水より、美容成分が多く配合されている美容液をスキンケアに加えると良いです。保湿のヒアルロン酸やキメ改善効果のあるビタミンBなどが配合された製品もあります。美容液は美肌への近道になります。
【メリット1】
ビタミンCには抗酸化作用があり、メラニンの生成や皮脂の酸化を抑えて角栓が酸化して黒ずむのを防いでくれます。
【メリット2】
皮脂分泌が過剰だと詰まり毛穴の原因になります。ビタミンCが皮脂をコントロールして過剰な分泌を制御してくれます。
★『高濃度ビタミンC点滴(メガビタミン点滴)』
既に充分な量を摂っていると思われがちなビタミンCですが、私たちは毎日、大量のビタミンCを消費しています。美肌効果を得るための摂取量には、程遠いのが現状なのです。そこでおすすめなのが「超高濃度ビタミンC点滴」です。
高濃度というのがポイントの点滴治療で、従来のビタミン注射の50本分に相当するビタミンC(25,000mg)を、約30分かけてゆっくりと体内に投与します。血液中のビタミンC濃度を一気にぐっとあげることで抗酸化、メラニン活性低下、抗老化、抗アレルギー効果がさらに増し、美白・美肌効果に加え、免疫力アップ、抗がん作用と、万能な効果を発揮するメガビタミン点滴です。アメリカFDAで抗ガン効果の承認が下りたほど、高濃度ビタミンC点滴の健康効果には定評があります。