膣のゆるみ・尿漏れ・GSM・女性器の治療一覧
ヴィーナスハイフ（V-HIFU)
『ヴィーナスハイフ(V-HIFU)』は、HIFUエネルギー(超音波)を膣内に照射して女性器を若返らせる治療です。CO2レーザーや高周波では届かない「筋層」にまで作用し、1～3ヶ月かけてコラーゲンが新生されると、膣壁にふっくらとした弾力が戻り、ゆるんだ膣や膣口が引き締まって、さらに膣内に潤いをもたらします。深部への効果が強力なので、尿漏れや子宮下垂の予防にも効果的です。治療後のダウンタイム(赤みや腫れなど)がほとんどないため、治療直後から普段通りの生活をしていただける点も人気の理由です。
さらに、当院では大陰唇への照射も行っています。女性ホルモンの影響を大きく受ける外陰部エリアは、閉経前後から乾燥・脂肪萎縮・皮膚の菲薄化が顕著になります。最近は、将来の介護に備えたアンダーヘアの脱毛(介護脱毛)が広まり、施術後に大陰唇の黒ずみやたるみといった、色や形の変化に気づいて愕然とする方もいます。大陰唇への照射は、皮膚を引き締め、ハリをもたらし女性器の若々しさを取り戻します。
フェミリフト・フェミタイト（ピクセルフラクショナルCO2レーザー）
『フェミリフト』とは、女性ホルモンの分泌量が減少するために起こる膣萎縮症や「GSM(閉経関連尿路生殖器症候群)」による症状をレーザー照射により改善させる治療です。GSMの不快症状は、外陰部の乾燥やほてり、痒み、黒ずみ、嫌なにおいのおりもの、性交痛に加え、尿漏れや頻尿などの泌尿器症状と多岐にわたります。
ALMA社の最新『ピクセルフラクショナルCO2レーザー』は、世界特許取得の放射状に拡散するレーザーで、膣口～膣奥(子宮口付近)まで正確かつ迅速に360度均一に全自動照射し、粘膜に点状の傷をつけます。これによりコラーゲンの収縮と新生を強力に高め、膣粘膜を再生します。血流が良くなり代謝機能が高まるので、膣内にふっくらとした厚みと潤いが戻り、GSMの様々な不快症状を改善します。閉経前後のみならず、尿漏れなどの泌尿器症状のある方、産後の腟の状態にお悩みの方にもおすすめです。
さらに、『ピクセルフラクショナルCO2レーザー』は、皮膚に傷を付けず、熱作用で大陰唇のシワやたるみを改善するノーダウンタイム治療『フェミタイト大陰唇照射』や、点状に皮膚を入れ替え黒ずみを軽減するフラクショナルCO2レーザー治療『ライトスキャン大陰唇美白照射』など多彩な照射モードも備えています。
ヒアルロン酸注入（大陰唇）
顔や首などのたるみと同じで、大陰唇の皮膚も加齢や出産、急激な体重の変化などで萎縮し、たるみます。最近は、将来の介護に備えたアンダーヘアの脱毛(介護脱毛)が広まり、脱毛後に陰毛で隠されていた大陰唇の黒ずみ、たるみ、しぼみに気づいてショックを受ける方が少なくありません。さらに、大陰唇の膨らみがなくなると小陰唇が露出するので、外見的な問題に加え、下着や椅子に擦れて違和感や痛みが出るなど日常生活に支障をきたすこともあります。
『大陰唇のヒアルロン酸注入』は注射だけの手軽な施術で、痩せてボリュームがなくなってしまった大陰唇にハリと潤いを蘇らせ、ふっくらとした状態に若返らせます。傷跡が残る心配もなく痛みもほとんどない上に、即効性と確実な効果を得られるのが人気の理由です
ピコレーザー（ピコセカンドレーザー・ピコウェイ）
外陰部の黒ずみには、『ピコレーザー』によるトーニング照射を行っています。深達性にすぐれた波長1064nmYAGレーザーは、慢性的に炎症を繰り返して肌の深部に滞留しているメラニン色素に対しても優れた効果を発揮します。効果は穏やかですが、３回程度治療を継続すると少しずつ色味が明るく改善していきます。
医療レーザー脱毛（VIO脱毛）
女性器や肛門周囲のヘア処理は大人の女性の嗜みです。最近は、「介護脱毛」という言葉も広く取り上げられるようになり、将来介護が必要になった時に備えてVIO脱毛をする40～50代の方も増えました。デリケートゾーンの皮膚は色素が濃く、火傷のリスクもあるので、皮膚科専門医が常駐していて、トラブルが起きたときにすぐに対処できるクリニックでの安心で安全な『医療レーザー脱毛』がおすすめです。塗る麻酔薬を使用するので、ストレスフリーな施術です。当院で使用する機種は、唯一厚生労働省の認可を受けた『ジェントルレーズプロ』です。痛みが少なく、減毛効果が高いうえ、気になる黒ずみも改善します。エムスカルプト（EMSCULPT）
『エムスカルプトα』の磁力を応用したHIFEM(高密度焦点式電磁)という新技術は、皮下７cm、つまり筋肉の最深部まで強力に作用します。１回の施術(30分間)で、筋肉全体を約２万回均一に収縮させます。臀部への施術では、骨盤底筋群まで振動が伝わるので、産後の膣の引き締めや尿漏れの改善にも効果的です。「尿漏れ」は、膀胱などを支えたり尿道や肛門を締めたりする働きを担う骨盤底筋という筋肉がゆるみ、そこにくしゃみ、咳、運動などでおなかに強い腹圧が加わると、起こりやすくなります(腹圧性尿失禁)。加齢とともに増加しますが、妊娠出産で骨盤底筋が緩むことによって若年者でも生じます。腹圧性の軽い尿もれであれば、骨盤底筋を鍛えるだけで治すことが可能です。
ボトックス注射（すそわきが・外陰部臭症）
「すそわきが」とは、デリケートゾーンや外陰部の臭いのことで、「外陰部臭症」「しもわきが」などとも呼ばれます。ニオイのもととなるエクリン汗腺やアポクリン汗腺が、女性器や陰毛部にも多数存在するために、わきがと同じような刺激臭を発することがあります。‟メスを使わない多汗症・わきが治療"として人気の『ボトックス注射』は、ニオイのもととなるアポクリン汗腺、ニオイを拡散させる原因ともなるエクリン汗腺の働きを弱め、ニオイと汗量を軽減させます。外性器周辺と陰毛部に注射を打つだけなので施術時間が15分程度と短く手軽でありながら、効果は半年～10か月程持続します。
院内処方外用薬・内服薬
外陰部の黒ずみは、性ホルモンの影響に加え、加齢によるターンオーバーの低下や、炎症や下着などの物理的な刺激によるメラノサイトの活性化が原因・増悪因子と言われています。日本人の場合はメラニン活性が高いので、医療機関で処方する美白内服薬による内側からのケアも有効です。美白の要ビタミンC、抗プラスミン作用のあるトラネキサム酸、抗酸化力の高いビタミンE、ハイチオールはそれぞれ相乗効果があるので美白の基本となる内服薬です。美白効果をより早く確実にご実感いただきたい場合は、レーザー治療との併用がおすすめです。
