【Q】イオン導入はどのような施術の後にするのがおすすめですか?
【A】
ジェントルレーズ、フォトフェイシャルM22、スマスアップ、タイタン、ジェネシスなど、皮膚に傷をつけない照射治療の後はもちろん、ダーマローラー、スカーレットRF(スカーレットS)、CO2フラクショナルレーザー照射など、皮膚に微細な傷をつけた後に導入すると、より大量のビタミンAが浸透するので、効率が良くおすすめです。
アキュチップなどで生じる痂疲(かさぶた)が早く脱落し、炎症後色素沈着(照射後の黒ずみ)を軽減させる効果も高いので、様々な照射治療、ケミカルピーリングと併用してお受けになることをお勧めします。アトピー性皮膚炎後のダーティーネック治療にも有効です。
【Q】ビタミンAを補うにはどうしたらよいですか?
【A】
ビタミンAの補給方法=「食べるケア」+「塗るケア」
すこやかな肌のコンディションを保つためには、つねにビタミンAを補給することが必要です。補給には内側からと外側からの2つの方法があります。内側からの補給法は、ビタミンAを豊富に含む食品、たとえばニンジン、ほうれん草などの緑黄色野菜やレバー、うなぎ、バターなどを毎日の食生活でしっかり摂取することです。もう一つは、スキンケアによって皮膚へビタミンAを補給する「塗るケア」です。
【Q】「レチノイド反応」が心配なのですが。
【A】
「レチノイド反応」(通称「A反応」)は、ビタミンAが不足している肌(新陳代謝の遅い眠っていた肌)に、急に多くのビタミンAを補給した時、肌の新陳代謝が促進されることで、まれに起こる反応のことです。これは一時的に、乾燥感や皮剥け、赤み、かゆみなどが生じます。
「レチノイド反応」は、毒性反応でもアレルギー反応でもありませんので、皮膚がビタミンAに慣れるに従い、自然におさまることがほとんどです。レチノイド反応が出るような、ビタミンAが不足している肌にこそ、ビタミンAを補うべきです。レチノイド反応が出ると最初はびっくりするかも知れませんが、落ちついた後にはとても肌の調子が良くなるのを実感していただけると思います。
ただし、実際にはビタミンA反応ではないこともあります。本当は他のことが原因で肌荒れが生じているにもかかわらず、自己診断でレチノイド反応と思いこんでいる方もいらっしゃいます。症状が強かったり、長引いたりする場合はご相談ください。