ヒアルロン酸注入(他院の修正)と他の施術比較

レディエッセ注入との比較

レディエッセは、ハイドロキシアパタイトハを主成分とした注入剤の一種で、鼻筋を通す、顎を形成する、額を高く形作るのに用いられます。注入してから1~2年程度で吸収されて持続期間が長い点、鼻筋など細く作りやすい点、比較的仕入れ原価が安い注入剤である点が好まれ、多くのクリニックで使用されています。銀座ケイスキンクリニックでは、レディエッセを使用しておりません。最大のデメリットは、溶解酵素が存在しないことです。レディエッセに限らず、鼻や顎やシワにフィラーを注入した後、元に戻したいとご希望される方が稀にいらっしゃいます。ヒアルロン酸の場合、ヒアルロニダーゼというヒアルロン酸分解酵素を注射すれば、数時間でほとんどのヒアルロン酸を溶かして元に戻すことができますが、レディエッセの場合は溶解剤が存在しません。万が一、血管内に注入されて塞栓を生じたり、細い動脈を圧排して血流障害が生じたりした際もヒアルロン酸フィラーなら24時間以内の適切な処置で壊死を免れることができます。これは何よりも重要なことです。さらに、レディエッセはヒアルロン酸に比べ、硬く白色の物質であるため、目の下や法令線などの柔らかい部位に注入すると、硬いしこりになって凸凹したり、白く透けたりしてしまうことがあります。このような場合、吸収されるまで1~2年の間、待っていただくしかありません。また、注入したフィラーの周囲にバイオフィルムが形成され感染症が遷延した場合、ヒアルロン酸製剤であれば溶解することで、抗生剤の反応が良く早く治りますが、レディエッセは溶解できないため治療に難渋する可能性があります。同様の理由で、溶けない注入剤も使用しません。ほとんどの方に良い治療であっても、一部の方に不可逆的障害が生じる可能性がある施術は選択しないというのが、当院の理念です。

他院施術のヒアルロン酸溶解注射をお断りする可能性が高い場合
ヒアルロン酸注入後、時間が経過すると、周囲の皮膚組織に変化が生じます。また、固い製剤をスペースの少ない組織に注入すると皮膚が伸展し、溶解後にシワやたるみ、予想外の形態変化が出現する可能性もあります。そのため、下記の場合は溶解注射をお断りする可能性がございますので、あらかじめご理解ください。なお、適応が無いと判断した場合も、診察料は発生いたしますのでご了承ください。

1. 鼻筋、涙袋形成、上まぶた、バストなどボディへの施術例。
2. 注入したヒアルロン酸の製剤名が不明の場合。
3. 溶解注射後に生じるシワやしぼみ感を受け入れられない場合。(程度には個人差があります。)
4. 溶解注射後にタッチアップ注入や引き締め治療をお受けいただくことが出来ない場合。

ヒアルロン酸注入(他院の修正)のポイント
特徴

注入治療needle.png治療効果★★★★★痛み★★☆☆☆ダウンタイム★☆☆☆☆

効果
■ヒアルロン酸注入後のしこりの修正※痛みやダウンタイム、効果には個人差がありますので、あらかじめご了承ください。

ヒアルロン酸注入(他院の修正)のワンポイントアドバイスワンポイントアドバイスせっかく、綺麗になるために、ヒアルロン酸注入を受けたのに・・・「凸凹して失敗だった」「しこりが残っている」「違うシワが出来てしまった」とお悩みになり、当院にご相談にいらっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。ヒアルロン酸注入は、ヒアルロニダーゼという分解酵素修正が可能な施術です。シワや凹みを消し、肌質まで若々しく変える「ヒアルロン酸注入」という素晴らしい治療を怖いものだと思ってしまうのは本当に残念なことです。ヒアルロン酸注入には、解剖学的知識と肌質の見極め、正しい部位に注入するテクニックや経験に加え、美的センスが必要です。また、安全性の高い製剤を選び、ヒアルロン酸注入のメリットと限界を知った上で、患者様がご希望されても過剰な注入をしないといった医師のポリシーが求められます。美しさは他者と比較するものではなく、その方の骨格と顔立ちによって微妙なバランス感覚が求められます。ぜひ当院にご相談いただき、ヒアルロン酸注入の魅力を再認識してください。

ヒアルロン酸注入(他院の修正)の施術の流れflowドクター診察、カウンセリング施術前に、担当する医師が骨格や肌質、肌年齢などの診察を行います。ヒアルロン酸製剤の残存状態を確認し、溶解適応の有無について見極めます。理想とする状態について細かく伺いながらカウンセリングを行い、ヒアルロン酸を追加注入する部位や量など治療プランを決めていきます。注意点やアフターケアについても詳しく説明いたしますので、ご不明な点や不安なことがあれば遠慮せずにご質問ください。

flow同意書記入スタッフより治療内容・施術後の注意・治療費・治療スケジュールなど詳細をご案内させていただき、同意書にサインを頂戴します。この間に麻酔クリームを外用しますので、痛みに弱い方もご安心下さい。

flowヒアルロン酸溶解酵素注射34Gナノニードル(極細針)を使用し、一滴ずつ丁寧に注射いたしますので、痛みはもちろん、施術後の内出血などのダウンタイムもかなり軽減されています。過剰な溶解を避けるため、初回は少量の注射に留めますので、ご安心ください。

flow終了ヒアルロン酸フィラーの溶解注射をした部分を10分程度冷却し、施術は終了です。直後のスキンケアやメイクは治療部位を避けて優しく行ってください。当日夜のスキンケアは施術終了後最低2~3時間空け、刺激のないクリームを優しく塗る程度としてください。翌日には通常のスキンケアとメイクが可能です。当日は飲酒、激しい運動、長風呂など、血流を上げる行為は避け、早めにご就寝ください。

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