ピコウェイと他社製ピコレーザー機(ピコシュア・エンライトン)の違い
当院の『ピコウェイ』は、532nm、730nm、1064nmの3つの波長を搭載しています。狙ったターゲットに最適な波長を使い分けることで、肌の浅い層(シミ・そばかす・初期のイボ)から、深い層(あざ・ホクロ・アトピー性皮膚炎のダーティーネック)まで幅広いお悩みを解決することができます。パルス幅が246psと世界最短、つまり世界一の切れ味を誇ります。他社製の代表的なピコレーザー2機種と比較してみましょう。ピコシュアは国内承認機ではありません。波長は755nmのみで、パルス幅も550~750psと長く、熱緩和時間を超えた照射時間のため、炎症後色素沈着が出やすいです。エンライトンは国内承認を取得していますが、パルス幅が750ps~2000ps(2ns)と非常に長く、デモ機で比較した際には炎症後色素沈着が半年続き、Qスイッチレーザーと同等と感じました。
波長 | パルス幅 | ピークパワー | |
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PicoWay(ピコウェイ) | 1064/730nm/532nm | 339ps/246ps/294ps | 0.9GW/0.53GW/0.69GW |
PicoSure(ピコシュア) | 755nm | 550-750ps | 0.36GW/0.27GW |
Enlighten(エンライトン) | 1064/532nm | 750ps&2ns(ナノ秒) | 0.8GW/0.4GW |
ピコレーザー(ピコウェイ)とQスイッチレーザーとの違い
レーザーは、照射時間(パルス幅)によって熱の広がり方やターゲットとなるメラニン色素を破壊するメカニズムが異なります。
照射時間が長いと‟光熱作用(光が熱に変わる作用) "の影響が強く出て、照射時間が短いと‟光機械的作用"が主となりメラニンを破壊します。ナノ秒発振の『Qスイッチレーザー』(QSルビーレーザー/QSアレキサンドライトレーザー/QSヤグレーザー)は、光熱作用と光機械的作用の両方でメラニン色素を破壊していました。そのため熱による痛みや、強く照射するとそれに伴う熱傷や炎症後色素沈着(黒ずみ)のリスクがありました。
一方『ピコレーザー』は、Qスイッチレーザーの1000倍の速さ「ピコ秒(1兆分の1秒)」で照射できるので、熱ではなく光機械的作用が主となり、衝撃波(光音響効果)が生まれ一瞬にしてメラニンを細かく砕くことができます。つまり、周囲へのダメージを最小限にした治療が可能となったのです。さらに数あるピコレーザーの中でも、当院の『ピコウェイ』は世界最短のパルス幅を誇ります。小さなメラニン顆粒でも、確実にターゲットだけを狙い撃ちできる破壊力を持ちながら、皮膚に余計なダメージを与えないので、従来の光治療(IPL)やレーザーでは、照射によるリスク(炎症後色素沈着)もあった薄いシミにも効果的です。照射後の痂皮は薄くて目立たず、テープによる保護は不要です。また、日本人で問題となる照射後半年続く色素沈着が圧倒的に生じにくくなり、出たとしても軽く短期間で消失します。
ピコレーザー(ピコウェイ)とフォトフェイシャルM22(IPL)・ジェントルレーズプロとの違い
パルス幅(照射時間)がミリ秒単位の『フォトフェイシャルM22(光治療・IPL)』やマイクロ秒単位の『ジェントルレーズ プロ』よりも、さらに速い「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位で照射できる『ピコレーザー』は、熱によるダメージが少ないため、痛みや照射後のかさぶた、炎症後色素沈着などの副反応を最小限に抑えながら、安全かつ効率的にシミ治療を行うことができます。さらにフォトフェイシャルやジェントルレーズでは消しきれない、色調が薄いシミにも切れ味よく反応します。当院の『ピコウェイ』は、532nm、730nm、1064nmの3つの波長を搭載し、肌の浅い層(シミ・そばかす・初期のイボ)から、深い層(あざ・ホクロ・アトピー性皮膚炎のダーティーネック)まで幅広いお悩みを解決することができます。
『フォトフェイシャルM22』はIPLの代表的な機器で、沢山の波長の光が集合したものを照射します。メラニンの黒だけでなく赤みなど、異なる症状に働きかけるため、ニキビや軽い赤ら顔にも効果を発揮する美肌治療機器です。一方、『ジェントルレーズ プロ』は黒にのみシャープに反応する単一の波長755nmアレキサンドライトレーザーで、照射時間が長いロングパルスレーザーです。熱作用が毛包にひろがることで、産毛の脱毛に強い効果を発揮します。また、シミ、そばかす、毛穴の黒ずみをマイルドに改善します。
ピコレーザー(ピコウェイ)とアキュチップとの違い
『アキュチップ』は、高出力でシミを除去する光治療機です。光熱作用によりメラニン色素を破壊するため、強く照射するとそれに伴う熱傷や炎症後色素沈着(黒ずみ)のリスクがありました。一方、照射時間が極めて短い『ピコレーザー』は、従来の光熱作用ではなく衝撃波(光音響効果)によって一瞬にしてメラニンを細かく粉砕します。シミを大きな岩と例えるなら、小石くらいの大きさに砕くのが限界だった従来機に対して、『ピコレーザー』は「パウダー状」の微粒子サイズまで細かく砕くことができます。細かく粉砕された色素は、マイクロファージと呼ばれるお掃除役の細胞に貪食され、体の代謝によってリンパ管を通して体外へと排出されます。メラニン色素は細かく粉砕されるほど代謝排泄されやすくなる上、パウダー状に砕かれた色素は目にも認識されにくくなるので、これまでのどのレーザーよりも短期間でキレイに色素を除去することができるのです。ピコレーザー導入後、当院では基本的にアキュチップの照射は行いません。様々な面で優れており、患者様にとってのメリットが高いからです。
ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウエイ)のポイント特徴
照射医療 | 治療効果 | ★★★★★ | 痛み | ★☆☆☆☆ | ダウンタイム | ★★☆☆☆ |
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効果
■シミ・そばかすの除去 ■ホクロの除去 ■初期の脂漏性角化症の除去 ■肝斑・くすみ・色ムラの改善 ■ボディの黒ずみ改善 ■ちりめんジワ・キメの粗さ改善 ■アトピー性皮膚炎のダーティーネック・ダーティースキンの改善 ■ニキビ跡の改善 ■毛穴開きの改善※痛みやダウンタイム、効果には個人差がありますので、あらかじめご了承ください。
ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウエイ)ワンポイントアドバイスピコレーザーは肝斑、そばかす、シミ、イボと種類を選ばず、シミ治療が出来るだけでなく、圧倒的な美白力を誇るマシンです。さらに肌のハリを高め、毛穴を引き締め、ちりめんジワも浅くなるので肌質改善効果が高く、高いリピート率を誇ります。シミとイボが混在した病変が削らずに治療できることは皮膚科医にとっても患者様にとっても大きなメリットです。
スポット照射、トーニング照射、フラクショナル照射のコンビネーションで、様々な肌悩みを解決します。アトピー性皮膚炎の黒ずみやボディの黒ずみにも高い効果を発揮しますので、誇張ではなく、導入以来4年間、朝から晩までずっと稼働しています。
当院の医師やスタッフも、自ら体験し、その効果に魅了されています。誰もが入職時より肌が綺麗になったことは間違いないので、心からお勧めできる治療です。いくら腕が良くてもレベルの低い機種の弱みをカバーしきれません。また、優秀な機器も正確な診断と診立てなくしてはハイリスク。ピコウェイはプロ中のプロ仕様の武器、ぜひ信頼できる医師にお任せくださいね。
ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウエイ)の施術の流れドクター診察、カウンセリング施術前に、担当医師がお肌の状態や肌質を診察し、治療に必要な回数の目安や併用療法などの治療プランを決めていきます。スキンケア方法のアドバイスや、治療における注意点やアフターケアについても詳しく説明いたしますので、ご不明な点や不安なことがあれば遠慮せずにご質問ください。
同意書記入スタッフより治療内容・施術後の注意・治療費・治療スケジュールなど詳細をご案内させていただき、同意書にサインいただきます。
(未成年の方の治療については親権者の同意が必要になりますので、こちらをご確認ください。)
ピコレーザーの照射ピコレーザーは切れ味の鋭いプロ仕様のレーザー機器です。トレーニングを受けた医師がシミを見極め、丁寧に照射いたします。痛みが心配な方や、10ショット以上の照射を行う方場合は、外用麻酔が十分に効いてから照射を行います。照射時は、目を保護するためのアイゴーグルで目を保護します。スポット照射後は患部の炎症を抑える軟膏を塗り、冷却します。ピコトーニング照射後は冷却後にトラネキサム酸のイオン導入を、ピコフラクショナル照射後はBENEVの成長因子美肌カクテルを導入します。
終了ピコスポット照射、ピコフラクショナル照射直後は照射部位がほんのり赤くなって少しヒリヒリした感じがあります。ピコトーニング照射後はメイクをしてお帰りいただくことも出来ますのでパウダールームをご利用ください。