プロファイロと他の施術比較

ヒアルロン酸注入(ヒアルロン酸フィラー・架橋あり)との違い

そもそもヒアルロン酸は天然のコラーゲンブースター(バイオリモデリング製剤)です。従来のヒアルロン酸は、ジェル状態を1~2年保ち、加齢による骨や脂肪の萎縮を改善したり、靭帯のゆるみを強化することによってシワや凹みを改善したり、リフトアップ効果を狙っています。さらに、慶田院長の注入テクニックでは、同時にヒアルロン酸製剤が足場となり周囲の組織を再構築させるため、臨床的な効果実感は製剤が完全に分解された後も2~3年後まで続き、長持ちすると評判です。ただし、架橋タイプのヒアルロン酸製剤は、萎縮が顕著な部位に限定して控えめに注入しないと、「ヒアルロン酸過剰注入症候群(Over Filled Syndrome)」を引き起こします。慶田院長は注入のアセスメントと注入量を最小限に最大の効果を発揮するように医師のトレーニングと啓発にも尽力しています。

そこで、ヒアルロン酸の組織再構築作用のみを最大限に発揮すべく開発されたのが、『プロファイロ』です。従来のヒアルロン酸製剤がボリュームアップ+組織再構築の作用であるのに対して、プロファイロは、組織再構築のみに特化させた「肌そのものが若返る」再生治療に近いコンセプトで開発された次世代型のヒアルロン酸です(最強のバイオリモデリング製剤)。肌本来の力を強力に活性化し、天然のコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった肌の若返りに必要な細胞外基質を増生させ、老化した脂肪層まで若返らせる点が、今までのヒアルロン酸注入と全く異なる新しい点です。肌を育てて元気にするということから、別名「肌育注射」などと呼ばれています。また、架橋剤を用いていないので、アレルギーの発生率がほぼゼロと非常に低い点も特徴です。ただし、プロファイロはボリュームを出すような効果は薄いため、頬のコケなどボリュームを補いたい場合や輪郭形成には、『ヒアルロン酸注入』を併用するのがおすすめです。プロファイロ注入と併用することで、ヒアルロン酸注入量は最小限にしながら、自然な若返り効果をもたらすことができます。

スネコス注射との違い

『スネコス注射』は、非架橋の低分子ヒアルロン酸と6種のアミノ酸を特許比率で配合した製剤です。ヒアルロン酸は単独よりも、複数のアミノ酸と特殊比率で配合することで相乗的に効果を発揮します。どちらも第三世代のヒアルロン酸として注目され、ハリ弾力の維持に欠かせないコラーゲンやエラスチン増生して、年齢によって衰えた皮膚の構造を再構築する「肌育治療」というコンセプトは同じです。大きな違いとして、『プロファイロ』は脂肪層まで浸透して、皮膚全層にわたりアンチエイジング効果が得られる点があげられます。角化細胞を活性化して、ターンオーバーを促進、脂肪細胞も再生して老化した細胞を若返らせるといった効果があります。

ただし、プロファイロはある程度の粘度と硬さがあるため、BAP注入法ではブヨに刺されたように1~2日間しこります。目周りの細かいシワやくぼみ目に注入した場合、むくみや軽い重さが3~4日間持続するのでダウンタイムが長めです。一方、スネコスは、プロファイロよりも柔らかい製剤で、目元をはじめどの部位にも注入でき、直後の小さく蚊に刺されたような膨らみは1~3時間で消えてしまいます。瞼のむくみも1日程度と短く、窪み目治療に推奨できます。1本が2.6mlと多く、一度に広範囲にメソ打ちで注入するため、額、眉間、目尻などの小じわや目の下のクマなどを改善する働きが期待できます。初期治療はプロファイロ注入が2回であるのに対してスネコスは4回必要です。それぞれにメリットがあるので、スネコス注射とプロファイロ注入を同時に行うのも人気です。

プロファイロ注入:ブヨに刺されたようにしこりや腫れが長めに出るが脂肪組織まで若返らせる。初期治療1エリア2回。
スネコス注射:大量に蚊に刺されたように浮腫むが3時間で消え、1本で広範囲に注射可能。初期治療1エリア4回。

Dexifarennto001.jpeg プロファイロのワンポイントアドバイスワンポイントアドバイス最近、サーマクールやウルセラ(ハイフ)の効果を実感しにくくなった」、「何が原因か分からないけれど、顔がたるんで顔が四角くなってきた」「脂肪は少なめなのに二重あごが目立つ」「首のシワが横にも縦にも出てきた」「手が老けて悲しい」「笑った時に細かいシワができて、毛穴も目立ってきた」こんなお悩みをよく耳にします。これは、加齢により、肌組織全体の構造が緩み、垂れ下がり、真皮や脂肪が萎縮しだぶついていることが原因です。さらに、「老化=不健康な状態」なので、若い頃のような再生力が低下し、適切な熱刺激・針刺激を与えても美容医療の結果が出にくくなってくるのです。実際、慶田も40代半ば頃から、『サーマクールFLX』や『ウルセラ』の効果持続時間が少し短くなったように感じ、たるみ毛穴や細かいシワの目立ちを感じていました。32歳で開業してから様々な施術を自らの肌で試してきましたが、若い頃にはメソセラピー、バイオリモデリング製剤治療の真の価値を実感できていなかったかもしれません。まさに、『水光注射』を定期的に始めたのが45歳でした。残念ながら、人間は生物学・遺伝学的には38歳で死ぬように設計されているようです。私はこれを「神様がかけてくれた魔法」と呼んでいます。私たちの体に標準搭載された抗酸化力・強力な組織修復力も、次世代に命を繋ぎ終わったであろう40歳前後で激減するため、いわゆる生活習慣病はじめ様々な疾患にかかりやすくなります。医学と栄養が発達し、寿命は100年時代になりましたが、衰えた皮膚と体でこれから50年生き抜くためには、様々な仕掛けが欠かせません。

『プロファイロ』は、顔を膨らませることなく、表皮・真皮・皮下組織までを健康な状態に若返らせ、再生力旺盛なあの頃の肌に育てなおす治療です。プロファイロの組織再構築効果を例えるなら、工場で1時間に1万個の製品を作るレーンがあったとして、機械をバージョンアップし、職場環境を改善させ、製品の原料も追加して1時間に1万5000個作れるようにするイメージです。

プロファイロ注入後は、スペックが高まっていますから、各種照射治療の効果も文字通り爆上がりします。個人的には、1回目の注入で肌のハリを感じ、2回目の注入から2週間経ったころにサーマクール照射後のように顔が揺れにくくなり、引き締まり「これがプロファイロの底力か!」と驚きました。顔や体の皮膚の老化を感じ始めた30代半ば以降の全ての方、通常のヒアルロン酸注入に抵抗がある方、アトピー性皮膚炎やニキビなどの炎症を繰り返し萎縮した皮膚にお悩みの方に心からおすすめできます。当院は基本のBAP注入法をアレンジしたオリジナル注入テクニックと照射や他の注射注入治療とのコンビネーション治療を組み立ててご提案しますので、ぜひご相談くださいね。

プロファイロの施術の流れflowドクター診察、カウンセリング施術前に、担当する医師がお肌の状態を診て、治療する範囲や回数、併用療法などの治療プランを決めていきます。注意点やアフターケアについても詳しく説明いたしますので、ご不明な点や不安なことがあれば遠慮せずにご質問ください。 flow同意書記入スタッフより治療内容・施術後の注意・治療費・治療スケジュールなど詳細をご案内させていただき、同意書にサインを頂戴します。この間に麻酔クリームを外用しますので、痛みに弱い方もご安心下さい。 flowプロファイロ注入外用麻酔クリームの効果が十分に効いてから、細い針で施術するので、刺す瞬間は部分的にチクっとした軽い痛みです。プロファイロは非架橋のヒアルロン酸製剤ですが、粘度が高く、浅層に注入するため、注入の5~10秒間独特のじわっとした痛みがあります。痛いのは一瞬で終わるのでストレスはありません。 flow終了皮内注射のため、施術直後から24~48時間程度、膨疹様のしこり(ブヨに刺されたような膨らみ)が出現しますが、時間と共にヒアルロン酸は拡散して膨らみは消失しますのでご安心ください。直後から通常通りのメイクやスキンケアが可能です。長風呂、激しい運動、飲酒は内出血と腫れのリスクを高めるので、当日のみお避け下さい。
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