サーマクールFLXがもたらす3つの効果
【即効性と持続性を兼ね備えた引き締め&輪郭改善効果】
主に2つの反応が起こることにより、1回の治療で引き締め効果・輪郭改善効果を得ることができます。
施術直後 コラーゲン線維の収縮による即時的な引き締め効果と輪郭改善効果
『サーマクールFLX』の高周波の熱は、真皮~脂肪組織~顔の土台となるSMAS筋膜まで広範囲に及びます。これらの構造を支えるコラーゲン線維が熱変性を起こして瞬時に収縮するので、施術直後から引き締め効果が現れます。
施術後~6か月 創傷治癒過程でおこる長期的なコラーゲン線維の収縮・増加
収縮したコラーゲン線維が修復される過程(創傷治癒)で、約6か月に渡り大量の新しいコラーゲンが生成され、太くて強度の高いコラーゲン線維と置き換わり再構築(リモデリング)されます。その結果、肌全体のハリと弾力が高まり、シワやたるみが改善します。加齢で膨らんだ組織の体積を縮めるように「縦方向」「横方向」「奥行き」の3次元的に引き締まることで、余剰部分を減らして、輪郭の崩れ・フェイスラインやあご下のもたつき・口角横のだぶつきを改善して小顔に導きます。
【コラーゲン増加によるハリ弾力の向上・美肌効果】
RF(高周波)の熱により、収縮した細胞を再生させる力(創傷治癒)が作用するため、コラーゲンが増生されるとともにハリや弾力が高まり、深層から肌が引き締まります。たるみによって大きく広がってしまった毛穴が目立ちにくくなり、滑らかな肌へと改善します。
【皮脂腺縮小による肌質改善効果(ニキビ・脂性肌)】
皮脂腺の収縮効果もあるため、毛穴の開きやニキビも改善され、キメ細やかなお肌へと変化していきます。
サーマクールFLXの進化と特徴
1.痛みが少ない・ノーダウンタイム
【バイブレーション機能の向上】
これまで垂直方向のみだった振動が、FLXでは多方向への振動に進化し、より痛みが軽減されています。治療前の麻酔は不要です。(照射時に振動を与えると痛みの感覚よりも振動の感覚の方が脳によく伝わるため、痛みを感じにくくなります。)施術後に、内出血や腫れが起こることはほぼなく、ダウンタイムもありません。
【冷却保護システム】
照射前、照射中、照射後の各段階で皮膚表面を冷却するシステムが搭載されています。高周波が照射されている間も小刻みに冷却(チップの内側から冷却ガスを吹き付ける)が行われ、表皮への熱損傷を防ぎます。この技術により、照射時の熱感が緩和され、ダウンタイムのない引き締め治療が可能になりました。痛みが苦手な方でも安心してお受けいただけます。
2.治療時間の短縮
【照射面積の拡大】
照射チップが従来のCPTの照射面3.0㎝²から、4.0㎝²と大きくなったことで、熱量が1.3倍、肌奥への熱の深達度が2.4mmから4.3mmに180%アップしました。そのため施術時間が25%短縮されています。従来のCPTの顔全体の照射400ショットが、FLXだと300ショットになり、治療時間は約30分程度です。
3.安全性に優れた確かな効果を得られる
【均一な加熱・高温が持続】
チップに装着されたカプトンフレームにより、照射した箇所全体が均一に加熱されていきます。さらに高温状態を持続することができるので、加熱効率が高まり、より強い引き締め効果が得られるようになりました。また、照射チップの四つ角にある感知センサーが皮膚にしっかり接触しているかを毎回チェックするため、より安全・確実に熱エネルギーを照射することが可能です。
【最適な出力で照射できる】
最先端のテクノロジーにより、FLXでは1照射ごとにチューニングを行い肌のインピーダンス(高周波の流れやすさ)が測定されます。これにより照射部位毎の抵抗値を正確に把握することできるので、常に最適な熱エネルギーで照射が可能です。過剰に強く照射されることがないので、鋭い痛みが減ります。
サーマクールFLX治療に関する当院のお約束
正規品を正しく使用
当院では、サーマクールFLX本体、部品(チップ)ともに正規品で新品のみを使用しております。不正改造品などは一切使用しておりません。残念なことに、低価格でサーマクールを提供している一部のクリニックでは、非正規品チップの使用やチップの使い回しをしている場合があります。もちろんメーカーが認めているものではなく、安全性は全く保障されていません。厚生労働省からも注意喚起がなされています。
サーマクールの照射チップは使用期限、照射数が決められております。繰り返し使用されたチップでの照射は、チップの誤作動や火傷のリスクが高まるだけでなく十分な治療結果が得られない場合があります。実際に、非正規品チップの使用で顔に大きな火傷を負った報告例もあります。トリートメントチップは、密封されており、患者様お一人様1個の使い切りが原則です。当院では、使用期限の過ぎたトリートメントチップの使用や、1個のトリートメントチップを複数の患者様へ使いまわすといった行為は絶対いたしませんのでご安心ください。
サーマクールFLXとウルセラのコンビネーション治療
サーマクールの他に認知度の高いたるみ治療として、『ウルセラ』があります。両機種ともに、米国FDA認可を取得しています。「たるみに効果がある」ことは共通していますが、作用する深さや熱の加え方が違うため、実はたるみへの効果の出方が異なります。
広範囲に照射してコラーゲン線維を増殖・活性化させ、皮膚と中の膨らみを縮める(引き締め)効果が高い『サーマクールFLX』と、皮膚を支える土台とも言えるSMAS(表在性筋膜)に作用して下がった組織を中で持ち上げる引き上げ効果が高い『ウルセラ』を組み合わせるコンビネーション治療は、顔全体のたるみを改善して、さらなる若返り効果が期待できます。相乗効果があるので、同日照射、または期間を空けずに施術することを推奨しています。
名称 | サーマクールFLX高周波(RF) | ウルセラシステム高密度焦点式超音波(HIFU) |
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照射ターゲット(作用する深さ) | 真皮層を中心に、深さ4.3㎜(皮下組織~SMAS筋膜)付近まで広範囲に加熱します。 | 照射深度が1.5㎜(真皮深層)・3.0㎜(皮下組織)・4.5㎜(SMAS筋膜や顔面靭帯)と厳密に固定され、確認用のエコー画像を見ながら局所的に点状の熱凝固点を作ります。 |
効果 | 顔全体のボリュームを縮めるように、縦・横・奥行きの3次元に引き締め作用が働き、輪郭の崩れ・フェイスラインやあご下のもたつき・口角横のだぶつきを改善(余剰部分を減らす)して小顔に導きます。また、ハリや弾力を高まることで、たるみによってひろがってしまった毛穴が目立ちにくくなり、滑らかな肌へと改善されます。 | 外科手術でしかアプローチできなかった「SMAS筋膜)」や「顔面靭帯」にピンポイントに作用して、土台から引き上げたるみを解消します。頬やフェイスライン、眉が引き上がる(眼瞼下垂の軽減)ことで、顔の重心が上がりポニーテールをしたような上方向への変化が生じます。 |
奨併用治療
『サーマクールFLX』の治療後は皮膚全体が活性化しているため、このタイミングで他の治療を組み合わせることで、相乗効果により施術効果を高め、たるみ以外のお悩みも効果的に解決することができます。ウルセラ、ソノクィーン、タイタン、スマスアップ、スカーレットRF(スカーレットS)、ヒアルロン酸注入、ボトックス、ショッピングスレッド、カニューレスレッドなど
同日施術がおすすめの治療
ウルセラ(同日購入で15%OFF)、ケミカルピーリング、イオン導入
1週間以上間隔をあけて施術する治療
ウルセラ以外の照射治療、ヒアルロン酸注入、ボトックス、ショッピングスレッド、カニューレスレッド、ダーマペン、マッサージピール
サーマクールFLXのリスクとダウンタイム
<痛み>軽度 <腫れ>ほとんど無し <内出血>なし
通常はダウンタイムのない治療です。皮膚表面にはダメージはありませんので、メイクは施術直後から行えます。入浴、運動など日常生活の制限はありません。ただし、体質によって施術後数日間、軽度のむくみが生じる場合がありますが日常生活に支障がでるようなことはありません。施術中、熱感や痛みを我慢しすぎるとやけどの原因にもなりますので、施術者にすぐお知らせください。
サーマクールFLXの持続と効果
一般的に言われている効果の持続期間は6ヶ月~1年です。サーマクールは、コラーゲン線維を熱変性させます。熱変性したコラーゲン線維は創傷治癒により、照射後6ヶ月間にわたり修復・増生されます。その結果、コラーゲン線維が再構築されて組織全体が収縮することで、老化で緩んでしまったお肌が徐々に引き締まっていくのを感じます。2回目以降の治療は、3ヶ月経過後から可能です。
周りの方に治療を受けたことがわかる心配もなく、効果実感が高いため多くの方が1年以内にリピートされます。定期的な再治療についての間隔は、個々のケースで異なりますので、詳しくは医師とご相談下さい。また、お悩みによって推奨される併用治療が異なりますので、併せてご相談ください。
サーマクールFLXの痛み
麻酔不要の治療です。サーマクールFLXは、バイブレーション機能の進化で、治療時の痛みが軽減しました。さらに、冷却保護システムが、照射時の熱感を抑えます。通常、熱感が苦痛ではない程度に照射していきますが、口角横やフェイスライン・エラ付近など、チクチクした熱さを感じる場合があり、部位により感覚の差があります。
*連続で強く感じる場合は、施術者にお知らせください。我慢しすぎますとやけどの原因にもなります。また、施術後は真皮の温度を適切に保つため、クーリングは基本的には行わずお帰りいただきます。
サーマクールFLXの禁忌事項
下記に該当される方は、この治療を受けられないことがあるのでご相談ください。・ペースメーカーや植え込み型除細動器を挿入されている方
・激しい日焼け直後の方
・照射希望部位に未治療の感染症及び炎症がある方
・治療部位に金の糸など金属、シリコンが挿入されている方
・刺青が入っている部位
・注入直後の皮膚充填剤(ヒアルロン酸など)が入っている方
・妊娠および授乳中の方
・重度の心臓疾患、精神疾患、てんかん、自己免疫疾患、ベル麻痺の方、
・副腎皮質ステロイド内服薬を投与されている方
・施術部位にアートメイクをしている場合、色素の一部が反応する可能性があるので、施術が出来ない場合があります。必ず事前に医師に申告ください。
*安全のため、他院での美容医療の治療歴を担当者にお伝えください。
メラニンへの反応がほぼないため、日焼けし黒くなったお肌でも照射可能ですが、治療期間は副反応予防のため、日焼け止めクリームをご使用ください。治療により通常と異なる発赤、腫れ、水疱、痂皮などを形成した場合、全く予期できない副作用または合併症が生じた場合は、すぐにご連絡いただき、受診して下さい