エラスチンは、コラーゲン線維(膠原線維)と共に網目構造を形成し、コラーゲン線維を束ね支えている弾性線維のことです。硬タンパク質の一種で、エラスチンを構成しているアミノ酸の80~90%はロイシン、アラニン、グリシン、プロリン、バリンの5種です。皮膚や血管壁、靱帯(じんたい)等の弾性に富む組織に多く含まれており,ゴムのように伸縮する性質があるので、あらゆる組織の柔軟性を担っています。
皮膚では、真皮に含まれるエラスチンがコラーゲン線維の網目状部分にコイルの様に巻きついて支えている事で弾性ができ、肌の弾力やはりを維持し、しわやたるみを防いでいます。加齢によりエラスチンが減少するとコラーゲン線維を支えることができなくなるため、肌の弾力がなくなり、しわやたるみの原因に繋がっていきます。
また、紫外線やストレスなどで生成される活性酸素も細胞を傷付け老化を加速させる悪影響を与えます。活性酸素を除去する酵素が40代から急激に減少するため、エラスチンとコラーゲン線維の繋がりが破壊され、肌の張りや弾力性がなくなり、深いしわやたるみが目立ってきます。特に紫外線によるコラーゲン線維やエラスチンの変性は、正常な方向へ引っ張っている弾力性を失わせ、硬くなりしわやたるみを固定化させてしまうことになります。
肌におけるエラスチン含有量は20代後半をピークに、40代以降は急激に減少することが分かっています。加齢と共に肌の張り、つや、弾力がなくなり、しわやたるみといったトラブルが現れますが、近赤外線照射のタイタンや高周波(RF)治療器スマスアップ、スカーレットRF(スカーレットS)、吸収糸(半年程で溶ける糸)を挿入するショッピングスレッドリフトのコンビネーション治療で、若い時の様に健康なコラーゲン線維、エラスチンを再生することが可能になりました。
銀座ケイスキンクリニックでは、タイタンやスマスアップ、スカーレットRF(スカーレットS)、ショッピングスレッドリフト、CO2フラクショナルレーザーなどを用いて、タイトニングし、弾力や張りを取り戻す施術を行っております。