くすみとは、肌がなんとなく暗く見えたり、疲れたように見える状態のことで、肌に透明感や明るさ、つやがない状態を指すイメージが強いと思います。実はこのくすみは単一の要因によるものではなく、角層の水分量低下や肌荒れによる肌理の乱れ、角層の重層化、メラニン量の増加による明度の低下などの様々な要因が複雑に関連して引き起こされているのです。
さらに、肌のくすみには一時的な体調不良や精神的ストレスのほか、紫外線の蓄積による影響、加齢による機能低下や食生活・喫煙などの生活習慣なども複雑に関与しています。また、クレンジングや洗顔不足で化粧品や皮脂が十分に落とされずお肌に残ったままの状態や、軽微な刺激性・アレルギー性皮膚炎が慢性的に続くことで色素沈着を引き起こすこともあります。
特に紫外線は、メラニンを生成させ肌色を黒くしたり、シミを作るため、肌のくすみに大きく影響します。長い年月をかけ、年齢とともに少しずつ顔全体の肌色が暗くなったり、ハリがなくなったりした結果、『くすみ』が現れますが、生活習慣や間違ったスキンケアなどによっては20代半ばから感じ始める人もいます。
若さと美しさのバロメーターでもある白く透明な肌をキープし、出来てしまったくすみを改善するには、保湿剤による角層の水分保持や、美白剤によるメラニン量の低減、日焼け止めによる紫外線対策、溜まってしまった角層・メラニンを排泄させる(メラニン代謝を上げる)ために、表皮の正常なターンオーバーを促すことなどが効果的です。
銀座ケイスキンクリニックでは、美白作用が非常に強いハイドロキノン、ルミキシルクリームやトレチノインナノエッグ(レチノイン酸)の外用薬に加え、内服薬の処方、ケミカルピーリングやフォトセラピー、ジェントルレーズを使用した肌質改善治療により、メラニン代謝アップをさせ、お肌のくすみ(茶ぐすみ)が治療できます。