皮膚は表面から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造に分けられます。皮下組織は真皮と骨や筋肉の間にある結合組織で、大部分が脂肪細胞で占められます。
脂肪細胞の集塊は脂肪小葉と呼ばれ、コラーゲン線維やエラスチン線維などの結合組織の隔壁によって分かれ、そこに血管・神経が多様に通り、汗腺と神経終末小体も存在しています。皮下組織は血管やリンパ管を介して、皮膚に栄養を届けたり老廃物を運び出す役割があるため、血行を良くすることでお肌のくすみが解消され、イキイキとした健康的な肌につながります。
また皮下組織はクッションの役割をしていて、外部からの刺激や衝撃をやわらげたり、熱を伝えにくい性質から断熱・保温の働きをしたり、エネルギーを脂肪のかたちで蓄える役割もしています。たるみの主な原因は、真皮内の線維成分であるコラーゲン線維とエラスチン線維が緩んでしまうことにあります。皮下組織には真皮を支える役割があるため、皮下組織の弾力低下もたるみの一因になります。男性より女性のほうがよりたるみやすい傾向があるのは、皮下組織が厚いことにも起因しています。
銀座ケイスキンクリニックでは、たるみの治療としてコラーゲン線維の再生を促すようなサーマルトリートメント治療(リフトアップ系照射)をオーダーメイドで組み合わせるコンビネーション治療をご案内しています。