雑誌『美的』2016年7月号 (5月23日発売)

今回2つの特集に慶田院長の取材監修記事が掲載されました。

その1
特集「女医さんのUVケアには、ヒントがいっぱい!!」(掲載ページP94)
肌にダメージをもたらす有害光線は、紫外線だけではありません。太陽光のブルーライト、新しいところでは、紫外線や可視光線よりも波長が長く皮下組織や筋肉まで届きダメージを与える近赤外線の存在が注目されています。これらの有害光線によるダメージは『光老化』と呼ばれ、美肌はもちろん健康のためにも、きちんと対策をすることが必要です。心がけたいのは、徹底的に有害光線を浴びないようにすることです。日傘やサングラス、日焼け止めで物理的に光を遮さえぎるのが一番。さらに、防ぎきれない光で生じる酸化ストレスへの抵抗力を高めることも大切なポイント。抗酸化成分を内から外から補いつつ、体と肌をダメージに負けない健全な状態に保ちましょう。慣れてしまえば、これも生活の一部となり、歯磨きをするのと変わらない習慣になります。未来の美しさと若々しさは、今のほんのわずかな努力を積み重ねた先にあるのです。

朝の日焼け止めは、3段重ねとお粉で有害光線を跳ね返しましょう
理想は、ファンデーションをつけなくても美しい肌。朝のケアでは有害光線をカットするクリームをつけた後、ルースタイプのお粉で仕上げています。現状では近赤外線、ロングUVAなどの有害光線すべてを1品で防げるものはないので、複数の重ねづけが効果的です。
日焼け止めは、いかにたっぷりの量を、くずれないようにつけるかがポイント。まず、さっと薄く伸ばして塗った後、指の腹にクリームをとり、指を押さえるように置いていく『スタンプ塗り』がおすすめ。隙間を作らないよう、少しずつずらしながら重ねづけをしていくことがコツ。
夜はダメージを回復するスキンケアをこころがけています。
スキンケアは、医師向けに効果の実証データが示されているものから吟味。抗酸化効果に優れ、シミだけでなくコラーゲンなどの生成を高めるビタミンCを始めとするビタミン類が配合されているもの中心に選んでいます。夏場のシミ対策やブライトニング目的で愛用しているのは、超浸透型ビタミンC配合化粧水のプロラヴィッシュローション、酢酸レチノール高配合で肌の防御力をアップさせるモイスチャーACEオイル、敏感肌にも安心して使用でき、高いブライトニング効果があるルミキシルクリーム。全て自身で使用して良いものだけを患者さんにもご紹介しています。
免疫力アップケアには、βカロチンなど抗酸化効果がある成分が豊富な色の濃い野菜を始め、アスタキサンチンを含むサケや良質なたんぱく質がとれるササミを積極的にとっています。サプリメントは食で摂取しきれないものを補う、それが基本と考えています。いつもオクラ・小松菜・パプリカ・人参・スナップエンドウなどを冷蔵庫に常備していますよ。
「飲む日焼け止め」と呼ばれるヘリオケアは、抗酸化作用の高いビタミンC、E、D、ルテイン、リコピンも配合され、様々な原因で発生する活性酸素から体を守ります
物理的に太陽光線を遮断するグッズとして、自宅、クリニック、車の窓ガラスにUVカットフィルムを取り入れています。
有害光線の遮断を徹底し、ホームセンターで手に入るものよりも透明度が高いフィルムを選べる専門の業者に依頼。生活空間すべての窓にUVカットフィルムを貼っています。ちなみに年式が新しい車のフロントガラスは既に、UVカット率99%のタイプが多数。ところがサイドとリアはそれよりも低いのが一般的で、家の透明な窓ガラスは厚みにもよりますが、UVA波の40%程度しか防げない場合もあるのでご注意を。もう一点注意しなくてはならないのは、工業用製品は380nmまでの紫外線までしかカットしないという事実。香粧品では400nmまでカットするのが基準です。できれば、工業製品、香粧品ともに皮膚柄の有害性が確実視されている420nmまでカットされるよう法改正が望まれます。日傘は大まかに2種類に分かれます。ひとつは生地に後からUVカット加工をしたもので、紫外線遮光率99%などと表示される。もうひとつは生地そのものがUVカット機能をもつ100%完全遮光のもの。購入時は、どちらのタイプか確認しましょう。
生地そのものがUVを弾くタイプは100%完全遮光。その効果は生地が破れるまで続く最強の1品。
本誌では、慶田院長が実際に愛用している「光老化対策グッズ」が紹介されています。

biteki20160530.jpgbiteki_title01.jpgbiteki_kiji01.jpg


その2
特集『不調の始まり「デスクワーク尻」は矯正すべし!(掲載ページP230)
イスの座面に長時間押し付けられた皮膚には、接触による皮膚トラブルのリスクがあります。普段は見えないお尻の黒ずみ、ブツブツなどに気になるケアを学びましょう。
下着のこすれによる色素沈着・黒ずみ、接触刺激による乾燥・ザラつき、汗や皮脂の刺激によるニキビの湿疹...いつの間にか肌ダメージが進んでいませんか?
お尻の色素沈着、乾燥やザラつき、ニキビや湿疹は、「デスクワーク尻」の宿命。座っている時間が長いほど、お尻は刺激を受け続け、トラブルが深刻化します。座位時間の短縮だけでなく、スキンケアも重要です。
言うまでもなく、〝肌をこすらない、刺激しない〟は、スキンケアの鉄則。お尻の皮膚についても同様です。ところが、イスに座っている間は、その禁断行為をずっと続けているようなもの。体重による圧迫、下着のこすれ、汗の蒸れなど、実は物理的な刺激の嵐なのです。普段見逃しがちですが、皮膚が黒ずんでいたり、毛穴がザラついていたり、湿疹やニキビができていたり...。水着の季節になって悲鳴を上げる女性は少なくありません。そうなる前に、お尻の皮膚も顔同様、角質ケアや保湿、美白など、スキンケアをきちんと行うことが大切です。さらに、皮膚をこすったりかいたりしない、肌当たりや吸湿性のいい下着を選ぶなど、極力刺激を与えないように心がけましょう。
入浴後、腕や脚にはボディコスメを塗るものの、お尻が盲点になっている人は結構多いものです。対策として、下着を着ける前に、お尻までしっかりクリームやオイルを塗ってスキンケアを。下から上へお尻をもち上げるように塗ると、ヒップアップにもなって一石二鳥です。
下着では肌当たりが優しいシームレスの下着をセレクト。アンダーウエアの縫い目は、座位時に肌が擦れる一要因です。美尻のためには、シームレスがおすすめ。素材は吸湿性のいい綿やシルクが◎。総レースなどのビジュアル系パンツは勝負時のみにして、普段はシンプルに!
クリニックで行える美白の「ジェントルレーズ」、弾力UPの「ジェネシス」・「スマスアップ」など、レーザー照射はお尻の皮膚にも有効です。ザラつきを改善する「ケミカルピーリング」と組み合わせた「美尻集中治療」メニューがおすすめです。
顔同様のスキンケアで美尻を目指しましょう!
是非ご一読ください。

biteki2016_bijiri.jpgbijiri_bijiri02.jpg

カウンセリング予約

文字サイズの変更