雑誌『anan』2016年6月1日号 (5月25日発売 掲載ページP40)

特集「すべての夏トラブルの悩みに答えます!夏の肌と髪Q&A」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
夏は紫外線、肌の露出、汗、体臭、エアコンなどの冷え...肌や頭髪はトラブル続きで、あちこち気をつけないといけないことばかりです。今回の特集では、つい見逃しがちなこともピックアップして、夏の様々なSOSに専門家が回答しています。慶田院長は薄着の時期に気になる、お肌の黒ずみについて解説しました。

ボディの黒ずみは基本的に、ひじやひざ、かかと、Vゾーン、ヒップなど、関節部や圧迫を受けやすい部分にできやすいもの。摩擦、こすれといった物理的な刺激から肌が自身を守ろうとして、メラニン生成量が増えたり、角質の硬さや厚さを増したりすることで発生します。そのため、固めのスクラブが入った角質ケアコスメでゴシゴシこすりすぎると、逆に悪化することもあるので注意しましょう。毎日のボディケアできちんと潤いをあたえると、肌のバリア機能が高まるうえ、肌の生まれ変わりの周期も整い、黒ずみができにくくなります。
肌が生まれ変わる周期は、約28日。きちんと保湿をすれば、その間に硬い角層が柔らかくなって自然と剥がれ落ちます。朝晩2回、顔のスキンケアのついでに黒ずみが気になる部分も保湿しましょう。
黒ずみは、もともと肌が黒いタイプほど、残りやすい傾向があり、すでに日焼けしている人には、美白タイプのボディケアがおすすめです。インナーケアの美白剤は飲むだけで手の届きにくい部分を含む全身へアプローチできるのがいいところ。保湿or美白のボディケアと併用しましょう。
けれども、効果を得るには最低1ヶ月必要。水着を着る日まで時間がない人は、クリニックでのお手入れがおすすめです。
"クリニック=敷居が高い"と思われがちですが、ボディの黒ずみケアは意外とリーズナブルです。黒ずみができた部分や期間、原因、症状を医師が診察し、それぞれに合ったトリートメントを施すので、余計なコストや時間がかかりません。施術の内容によっては、肌にハリ感も生まれたり、黒ずみを落とす以上に美しいボディになれます。
クリニックで行う黒ずみ治療は、レーザーピーリングで二の腕などのザラつき(毛孔性苔癬)にも効果的なジェネシス、黒い部分に反応してくすみを改善するジェントルレーズ、黒ずみや古い角質をグリコール酸でオフして肌のターンオーバーを促すケミカルピーリングなどがあります。
3回くらい行うと効果的です。クリニックでケアする場合も、最低2週間前までには治療を始めましょう。
また、ホームケアを怠ると黒ずみが再発するので、ご自身でのメンテナンスもお忘れなく。クリニックなら高い美白効果が得られるホームケア製品も充実しています。
全身からすると小さなパーツでも、ひじやひざなどの"黒ずみ"は意外と目につきやすく、「清潔感がない人」といったマイナスイメージを与えてしまうことも。露出が増える夏本番を迎える前に、きちんとケアしておきましょう。
是非、ご一読ください。

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