特集「毛穴レス肌」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
これからの季節のお悩みとして、夏の美人度を下げる毛穴目立ちがあります。
化粧品のタイアップ企画記事ではありますが、毛穴の役割や目立つ理由、対策などを監修させていただくことが出来たのでご紹介いたします。
≪ドクターに聞いた毛穴について知っておきたいこと≫
Q、そもそも毛穴の働きって?
A、体毛を育てる器官です。付属器として皮脂腺があります。
毛穴とは、体毛を育てて守る器官で、皮脂を作る皮脂腺や、フェロモンや汗を出すアポクリン汗腺がついています。頭髪以外の体毛自体は現代人にとって不要になりつつありますが、皮脂由来の皮脂膜には各層のしなやかさを保ったり、皮膚を弱酸性に保つ役割があります。
(皮脂腺から分泌された皮脂は、皮膚にすんでいる常在菌によって皮脂酸とグリセリンに分解され、汗と混ざって皮脂膜の材料となります)
Q、毛穴が目立つのはなぜ?
A、さまざまな原因が考えられます。
顔の中でも、額・鼻・頬の毛穴は、入り口が広く、巨大に発達した皮脂腺を持っています。そのため元々目立ちやすいという弱点があります。さらに、皮脂が過剰に分泌される・毛穴入り口の各層が厚くなるなど、毛穴が目立つのにはさまざまな原因があります。
◆たるみ毛穴
紫外線の影響などで皮膚が老化すると、毛穴を支える土台の力が衰えます。そのため毛穴の入り口が落ち込み、毛穴が広がったように見えてしまいます。
◆ゴワゴワ毛穴
肌の洗いすぎ、汗による刺激などが原因で、顔全体の角層が厚くなる角質肥厚している状態。毛穴の周囲がボコボコして、手触りもゴワゴワしています。
◆ベタベタ毛穴
遺伝的に皮脂腺が大きく活発で、皮脂が多いタイプです。毛穴の入り口の角層が、酸化した皮脂の刺激で厚くなり、毛穴が目立つ原因になってしまいます。
Q、夏は毛穴が目立つって本当?
A、本当です。
夏の紫外線や暑さによる寝不足は、毛穴の入り口の角層を厚くしてしまいます。また、夏は皮脂腺が活発に働くので、皮脂の分泌量がちょっとだけ増えてしまいます。そのため、夏は毛穴が目立ちやすくなるのです。
Q、毛穴は一度たるんだら、もう手遅れ?
A、徹底的な保湿をすれば緩和できます。
たるみ毛穴の原因である真皮の老化は、レーザーや光による治療が一番効果的です。さらに徹底した保湿や紫外線カットなどのスキンケアも必須です。丁寧なスキンケアは毛穴入り口付近の角層が厚くなるのを防ぎ、たるみ毛穴を目立ちにくくする効果があります。
●当院での『毛穴の開き・黒ずみ治療』
毛穴が目立つ原因は皮脂だけでなく、乾燥や年齢に伴うたるみなど様々です。若年層では皮脂分泌量が多い場合に目立つのに対し、30代以降では加齢に伴うたるみにより、特に頬部がたるみ毛穴として目立つことがあります。また、酸化した皮脂と角質などが混ざり、黒くポツポツした黒ずみ毛穴となります。皮脂の酸化、紫外線の影響、乾燥などでダメージを負った肌はターンオーバーが乱れ、さらに凹みが目立ってきます。
毛穴目立ちをスキンケアで改善することは、至難の業です。
毛穴改善の近道として、まずクリニックで正しい診断を受け、お肌に合った治療を始めることをおすすめいたします。
是非、ご一読ください。