特集『「変化」を味方につける私のトリセツ100問100答』に慶田院長の監修記事が掲載されました。
【1ヶ月:女性ホルモンの変動に合わせて大きな変化が】
Q1 .1ヶ月で肌はどう変わる?
A .ホルモン変動による4つの時期ごとに変わります。
女性ホルモンの分泌周期に合わせて、月経、卵胞期、排卵、黄体期に分かれ、このサイクルに合わせて肌の状態は大きく変わります。知識を持ってあらかじめ心構えしておくことが、肌のゆらぎ対策になります。ホルモンの変動を小さくするのもおすすめです。現代女性は、月経開始年齢が早く、閉経が遅く、出産数が減っているため、傷害の月経回数が戦前の倍以上とも言われています。体に負担の大きい排卵&月経を無駄に起こす必要はありません。低用量ピルの内服をぜひ検討してください。ヘビースモーカーは内服できないので、禁煙とセットで取り入れるのが美肌の近道です。
◆低温期
◇月経:生理中は肌が敏感になりやすく、かぶれや湿疹などがでることもあります。生理後半には肌も比較的に安定します。丁寧な保湿ケアをとくに心がけましょう。
◇卵胞期:肌にハリやツヤが出て、1ヶ月の中で最も肌の調子が良い状態に。新しい美容液を試してみるなど、スキンケアも積極的に楽しめる時期です。
◆高温期
◇排卵後:排卵後はエストロゲンの分泌が低下し肌の調子も不安定になり、黄体期に突入します。皮脂分泌が増えてニキビが出やすくなる時です。刺激しないように注意をし、必要に応じてニキビ用の抗生剤外用・内服を行いましょう。
◇黄体期:体が水分をため込むため、肌もむくみやすく、便秘がちになります。腸内環境をよくする食事を心がけて。ニキビやシミ、そばかすが出現します。また血行不良でクマやくすみが目立ちやすくなります。
【1日:自律神経のリズムに合わせて心身が変化】
Q2 .日中のメイク直し時に気を付けることは?
A .マスクを外した瞬間が実は1番乾燥します!
マスクは油とり紙のように保湿成分を奪いとります。崩れたところは乳液で潤いを与えたり、バームで集中保湿をしたり乾燥に注意しましょう。
Q3 .夜のスキンケアで気をつけることは?
A .クレンジングを丁寧に!
ほこりやちり、花粉に大気汚染など肌への悪影響は計り知れません。与えるケアも大切ですがまずは落とすケアを丁寧にしましょう。
【20代:エネルギーに満ち溢れた女性ホルモンの青春期】
Q4 .体型維持におすすめの方法は?
A .筋肉量を増やすこと。
ボディラインを維持するためには、ある程度の筋肉量が必要です。20代は全身運動をすれば、特に工夫をしなくても痩せやすい時期です。
Q5 .20代から老化がはじまるって本当?
A .本当です。
20歳のコラーゲン密度を100と考えると10年毎に10%ずつコラーゲンが減っていきます。紫外線ケアを怠れば質も低下し弾力のないスカスカ肌になってしまいます。
Q6 .20代のスキンケアの賢い選び方は?
A .過剰な投資は必要ナシ!
スキンケアにお金をかけるなら、上質なお肉など食べるものに投資をしましょう。
Q7 .30代で挽回しにくい肌トラブルは?
A .ニキビ跡
ニキビができやすい人はニキビケアを最優先するべきです。
肌荒れやニキビのお悩みだけでなく、肌全体のコンディションを底上げする肌質改善治療の『フォトフェイシャルM22』がおすすめです。計8種類の波長変更フィルターが搭載されていて、シミ(肝斑)、くすみ、ちりめんジワ、赤ら顔といったさまざまな肌トラブルを一台の機器で改善することができます。当院では『フォトフェイシャルM22』は、ケミカルピーリングで角質を滑らかにし、毛穴の詰まりを解消してから施術します。ニキビもできにくくなりますし、肌のバリア機能も高まります。
Q8.美容と健康のために絶対NGなことは?
A .タバコと紫外線
光老化だけではなく、タバコは吸うのはもちろん、煙がふれるだけでも肌にダメージが。副流煙を避けるためにもタバコを吸う人とは付き合わない!くらいの気持ちをもって過ごしましょう。
Q9.今のうちに投資するべき美容は?
A .全身脱毛
特に顔の産毛とVIOの処理は若いうちに済ませておくのが得策です。アメリカの研究では、VIOの毛を自己処理すると、バリアが弱まって性感染症のリスクが高まるとの結果もあります。
Q10.20代のときに痩せすぎないほうがいい?
A .極端なダイエットは将来の不妊や骨粗しょう症、認知症にまで影響します。
多くの若い女性が抱く痩せ願望。実はそのほとんどが痩せる必要がないのに、偏った食生活や極端なダイエットを繰り返し、健康を損なうケースもあります。適度な運動で筋肉の質をあげ、正しい食習慣を身につけましょう。
【30代:ライフイベントが多く、仕事に子育てに大忙し!】
Q11.髪がうすくなってきた気が...
A .まずは鉄分不足をチェック!
貧血やダイエットによる薄毛で悩む人が増えています。貧血が進んでいると気づかず薄毛で気づく人もいらっしゃいます。鉄分不足がわかる貧血検査を受けましょう。
Q12.スキンケアはどうえらんだらいい?
A .再生スイッチをオン!
再生スイッチを入れるという意味でエイジングケアをスタートしましょう。保湿をしつつ、レチノールなどターンオーバーを高めるアイテムを組み込みましょう。当院では医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有『ナノメッドVAエッセンス』が人気です。メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、明るくつるんとした新しい肌が生まれる力をサポートします。
Q13.最近、リカバリーが効かなくなりました。
A .ビタミンCを積極摂取しましょう。
ストレスを軽減し、疲労回復効果が明確なビタミンCサプリを集中的に服用するのも手です。より即効力を求めるなら高濃度ビタミン点滴もよいでしょう。
Q14.肝斑やイボが出てきました...
A .抜かりない紫外線対策を。
皮膚の老化現象でもある脂漏性角化症といった、年を取ることでできるイボがアラサーでも出てくることがあります。日に当たる部分に数多くできるのでUVケアは万全にしましょう。
Q15.美容医療でやっておくといいことは?
A .タイタンなどのたるみ治療を開始!
効率的に再生力をたかめるため、たるみに有効な『タイタン』『スマスアップ』『サーマクールFLX』などのエネルギーを用いて熱を加える各種タイトニング照射治療を始めるのにちょうどよい頃です。肌再生のスイッチを入れ、弾力を回復させましょう。例えば年に1回サーマクール、フォトフェイシャルを2回受ければ土台崩れのケアは完璧です。
【40代:女性ホルモンが減少。体調管理の見直し期】
Q16.40代の肌の変化とは?
A .シワやたるみなどのエイジングサインが顕著に
シワやシミ、たるみなどが一気に進みます。また日常的な姿勢や遺伝的要素、紫外線や栄養状態など日々の過ごし方で個人差が顕著になります。
Q17.やっぱり攻めのスキンケアをするべき?
A .YES!
何もしなければ肌はどんどん衰えていくだけです。ホームケアは透明感を高める保湿に特化し、たるみやシワは美容医療で攻めるというのも手です。
Q18.プチプラは40代には力不足?
A .そんなことはありません!
大事なのは使い方です。肌に合っているのであれば問題ありません。
Q19.40代が見逃しがちな美容ポイントは?
A .輪郭ケア
姿勢が悪く首が前に出ている人は首や顎下にたるみが発生。フェイスラインがもたつくと顔の印象を一気に老けさせてしまうのでリフトアップケアを取り入れましょう。
■こけた部分にふっくら感を与える『ヒアルロン酸注入』
ボリュームが不足している部分にヒアルロン酸を注入することで、ふくらみを持たせ、若返りを図る治療法です。ほうれい線や、ゴルゴライン、頬のこけ、目まわりや口まわりなどのシワ、へこみや影を改善します。
また、たるんだ顔面靭帯を補給するように注入する『True Lift Methodトゥルーリフト注入法』は、皮膚と脂肪組織を骨につなぎとめる杭のような役割を果たす靭帯の補強し、リフトアップを図るとともに、顏揺れを抑えます。
✓持続期間は製剤の分子量により異なりますが、通常1~2年程度。
✓費用は1本¥80,000~100,000が目安。
■筋肉の収縮による表情ジワを改善『ボトックス注射』
過剰な筋肉の収縮によってできる表情ジワ(額の横ジワ、眉間の縦ジワ、目尻のシワなど)をのばす効果があります。
目尻や額など表情を大きく左右する場所は、筋肉より浅い部分にある真皮内に少量ずつ点状にボトックス注射を行うテクニック『メソボトックス(マイクロボトックス)』で、筋肉の動きを大きく止めすぎることなく、筋肉の表面繊維だけの働きを弱めることによって、自然にシワを改善し、肌を引き締めることができます。
さらに、首の全面にひろがる広頚筋の収縮が強く、首の筋張りが目立つ方には、顎下~首全体に『メソボトックス(マイクロボトックス)』行うと、スジっぽさが解消され、さらには日に日にフェイスラインのたるみが改善されます。
✓通常翌日から効果が表れ、3~4カ月持続します。シワの原因となる筋肉が使われなくなり徐々に縮小するので、一般的に2回目以降から持続期間が長くなります。
✓額の場合で¥30,000~50,000が目安。
Q.20若さを目指す目安は?
A .年齢のマイナス10%を目指すと魅力的に!
やみくもな若返りは不自然になります。見た目が年齢のマイナス10%ぐらいの若返りが理想的です。つまり40歳なら30歳半ばのヘルシーな肌を目指すと美しさが際立ちます。
是非、ご参考になさって下さい。