特集「"抗酸化"こそ、大人肌に効く!エイジングケアの2大スター『レチノール』と『ビタミンC』に大注目」(P146~147掲載)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。
シミ、しわ、たるみなどのエイジングサインに確かな手応えをくれると皮膚科医が太鼓判を捺すのが、抗酸化成分。その美容効果について解説しています。
若い頃からの継続ケアがカギ!
シミやしわ、たるみなどのエイジングサインを引き起こす大きな原因となるのが酸化ストレスです。40代で肌の抗酸化力が急速に低下することで老化サインも深刻化します。大事なのは、酸化ストレスをいかに消去するかということ。レチノールとビタミンCはそのスター的存在です。美容施術前に集中的に取り入れて予防的に使うのもおすすめです。
■「レチノール」
肌の新陳代謝を高めて、コラーゲンを増やす働きもあります。肌表面を整えながら、シワ改善や弾力アップにも尽力。
●選び方
製品は高濃度で浸透処方にこだわったものを選んで下さい。短期&長期の両方で効果が期待できるレチノールは、朝晩使うのがポイントです。朝は日焼け止めを重ねることも忘れずに。
●注意点
まれに敏感肌や使い始めはレチノイド反応(粉ふきや赤みなど)が起こりやすいです。保湿剤をたっぷり塗り、2~3日休みを入れながら少しずつ慣らしていきましょう。
●適切な頻度で塗り続けるのがコツ
ビタミンAの一種で高い抗酸化力を発揮し、ターンオーバーを高める作用があります。速効的に不要なメラニンなどのくすみを代謝しつつキメを整え、長期的にはコラーゲン繊線維に作用し、ちりめんジワシワを改善したり、表皮の厚みを増す効果も。夜はもちろん、朝のUVの下に塗っておくとより効果的です。
『ナノメッドVA(高濃度レチノールクリーム)』価格:16g/¥6,500 (税別)医療機関専売
高浸透型純粋レチノールを0.1%と高配合。さらに、浸透サポート成分ナノキューブが基材なので、角層を越えて表皮内の奥まで浸透します。濃度が市販品の数倍高いので、保湿クリームをたっぷり塗った後に薄く塗り重ねれば十分な効果があり、費用対効果が良いのも人気の秘訣。
さらなる効果を求めるなら薬効の高いレチノイン酸もご用意しています。
『トレチノインナノエッグ(レチノイン酸クリーム)』 価格:5g/¥4,000 (税別)医療機関専売
ナノカプセル化されたレチノイン酸で、従来品で問題になっていた、赤み・ひりつき・皮むけなどの炎症反応が大幅に軽減されて使いやすくなりました。通常のレチノイン酸よりも高い力価を持ち、低用量でも高い表皮層のターンオーバー促進効果が得られます。
■「ビタミンC」
毛穴、透明感、キメ、ごわつき、シミなど様々な肌悩みにマルチにアプローチをする、エイジング万能薬的成分。
●選び方
ビタミンC製品も有効濃度とデリバリー技術の高いものを選んで下さい。敏感肌でなければ、こちらも朝晩、毎日の使用が基本です。朝の使用後は、レチノール同様日焼け止めもマストです。
●注意点
高濃度ビタミンCでのケアは乾燥肌の方の場合、肌が乾きやすくなることもあるので、優秀な保湿剤とセットで使用しましょう。
●インナーケアでもぜひ取り入れて
酸化ストレスから肌を守りながら肌荒れを防ぐと同時に、黒化メラニンを白く戻す還元作用があります。さらに、コラーゲンの合成を助ける作用も。スキンケアで使うだけでなく、サプリメントなどインナーケアとのW使いで、内と外からケアするのがより効果的です。
『巡活ローション(プロラヴィッシュローション)』 価格:30g/¥5,000(税別)
高浸透型ビタミンCとコラーゲン・エラスチン・セラミドなど保湿成分もリッチな化粧水。Ph(酸性度)が中性の処方だからピリピリカサカサしないので肌が弱い方でも安心です。
■その他オススメの抗酸化成分
アスタキサンチンやフラーレン、話題のファーンブロックなど、注目の優秀抗酸化成分もチェック。
●色々ある中から何を選ぶかが肝
紫外線の酸化ストレスを除消去するファーンブロックや、アスタキサンチンなど、優秀な抗酸化成分はいろいろありますが、しっかり効くレベルまで落とし込める濃度や浸透処方がポイントになります。そういう意味でも研究の裏打ちのある信頼のコスメを選ぶことが大切ですね。
■ビタミンA,C,Eは抗酸化のエース
ビタミンA(レチノール含む)やビタミンC、さらに体内の脂質の酸化を防ぐビタミンEはビタミンのエースと呼ばれる高い抗酸化成分の代表。この3つは普段の食事で意識的に取り入れましょう。
アーモンド・ナッツ類、シャケ、卵、鶏と豚のレバー、色とりどりの旬の野菜など、スキンケアやサプリだけでなく、毎日の食生活から抗酸化成分を摂取することも大切です。
皮疹を正確に診断したうえで、基本的なスキンケア、適切な外用薬の処方をさせて頂いていますので、是非一度ご相談くださいませ。