特集「出直し!洗顔虎の巻」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
‟「乾燥肌だから洗顔はパパっと...」は大間違い"など、改めて洗顔を見直すことで肌が変わります!スキンケアの中では最も地味なステップだけれど、実は美肌のカギを握っているのが"洗顔"です。この特集では、改めて洗顔にまつわる様々な疑問にQ&A形式で簡潔にお答えします。
Q、「美肌のカギは落とすこと」といわれるのはなぜ?
A、間違った洗顔法が、さまざまなトラブルの原因になるからです!
健康で美しい肌のカギはバリア機能ですが、洗顔のしすぎなど間違った洗顔方法で角質層がダメージを受けバリア機能が低下すると、乾燥肌や敏感肌、脂性肌、毛穴の目立ち、シミなど、さまざまな肌トラブルを引き起こす原因となります。
とはいえ、逆に洗顔が不十分だと残った汚れが酸化して毛穴詰まりや肌荒れ、乾燥の原因になります。洗顔がきちんとできていれば、肌トラブルはある程度回避されます。
Q、たくさん種類がある洗顔料。何をどう選んだらいいですか?
A、肌状態に合わせて複数を使い分けるのがベストです!
最も一般的なのは、固形やフォームなど泡立てて使うタイプの洗顔料です。泡に汚れを吸着させて落とすので、摩擦の負担が少ないのが魅力です。それ以外にも疲れたときや時間のないとき、また肌の状態に合わせて、使い勝手の良い形状を用意しておくと便利です。
【フォームタイプ】
ペーストやクリーム状の洗顔料。ぬるま湯を加えながら泡立てて使う。様々な肌タイプに対応。
【固形タイプ】
いわゆる石鹸。濡らした手で転がして表面を溶かし、さらによく泡立てて使う。洗い上がりはさっぱり。
【拭き取りタイプ】
ローションや美容液状。コットンにたっぷり含ませて、汚れを拭き取る。すすぎの手間がいらないのが便利。
【パウダータイプ】
多くは酵素配合の洗顔料。軽く泡立てて使う。酵素が水と反応して活性し、肌表面の古い角質を落とす。
【泡立たないタイプ】
乳液やジェル状。泡立てず肌になじませて汚れを浮かせてすすぐ。洗い上がりは製品によってさまざま。
【泡で出てくるタイプ】
ポンプや缶タイプの容器に入った洗顔料。容器から出るときに泡立つので、手早く洗顔できるのがメリット。
Q、乾燥肌なので、朝は洗顔料を使わなくてもいい?
A、皮脂の分泌がほとんどない人のみ、ぬるま湯洗いでもいいでしょう。
肌に付着したホコリなどはぬるま湯で落ちますが、脂分は落ちません。皮脂や化粧の油脂成分は酸化すると肌に刺激を与えます。また、不要な角質も代謝の乱れの原因になるので、かえって乾燥を招くこともあります。乾燥していても皮脂がある程度出る人、オイル美容が好きな方は洗顔料を使用しましょう。皮脂の分泌がほぼない乾燥肌の人で、洗顔料を使うと肌が乾くという実感があるのなら、ぬるま湯洗いでもいいでしょう。
Q、洗顔料の泡立ては、どのくらいやればいい?
A、両手に軽く1杯程度の緻密な泡をつくってください。
洗顔料の泡立ては意外と時間がかかり、難しいです。両手に1杯程度の、キメ細かい泡が作れれば理想的ですが、泡立てが苦手なら、泡立てネットを使用しましょう。泡立てることで肌に触れる界面活性剤の量は少なくて済み、洗浄力が高まります。泡が少ないと汚れを吸着しきれず、汚れが残り摩擦の原因にもなります。
当院で患者様にご利用いただいている泡状洗顔料、肌に優しいアミノ酸系洗浄成分を配合
『アクセーヌ リセットウォッシュ』¥3,000(200ml)
Q、泡立つ洗顔料と、泡立たない洗顔料、肌に優しいのはどっち?
A、どちらとも言えません。洗い上がりの好みや肌の状態で使い分けましょう。
洗顔料に入っている汚れを落とすための界面活性剤は、同時に肌の潤いを奪ってしまうという側面もあります。泡立つ洗顔料は泡の表面で汚れを吸着する分、界面活性剤の量が少ないというメリットがありますが、保湿成分が多いのは泡立たない洗顔料です。どちらも一長一短です。
Q、「酵素洗顔パウダー」って、どうやって使うの?
A、手で軽く泡立てて、古い角質を優しく除去します。
肌のごわつきやザラつきを解消したいときに使うのが酵素洗顔パウダーです。表面のたんぱく汚れを分解して落とします。ピーリング系より刺激が少なく、乾燥肌の人でも負担なく毎日使用できます。
Q、洗顔しても毛穴の詰まりが取れません。どうしたらいい?
A、角質ケアを取り入れれば、汚れが取れやすくなります。
毛穴の詰まりの正体は、古い角質と皮脂や汚れが混ざったものの蓄積です。酵素洗顔や酸配合の美容液、クリニックのケミカルピーリングなど、角質を除去するお手入れを取り入れると、洗顔の時に詰まった汚れが取れやすくなります。
クリニックの施術ならより確実な効果があります。
『ケミカルピーリング』
『アクアフェイシャル』
Q、洗顔ブラシって手で洗うのと何が違うの?
A、毛穴や凹凸の中の汚れもかき出せるのがメリットです。
洗顔ブラシを使うと、毛先が毛穴やキメの凹凸の中まで入り込み、汚れをかき出すことができます。洗顔をさぼってしまい、毛穴の汚れやザラつきが気になるときには便利ですが、ブラシを肌に強くあてると刺激になり、より角質肥厚につながるので注意しましょう。
Q、日焼け止めだけでノーファンデの日は、洗顔のみでもOK?
A、ウォータープルーフタイプでなければ洗顔のみでもいいでしょう。
日焼け止めにもさまざまな種類がありますが、ウォータープルーフタイプの場合は密着力が高く、クレンジングを使わないと落ちないものも多いです。クレンジングと洗顔量のダブル洗顔でしっかり落としましょう。
洗顔はスキンケアの原点です!「肌を守りながら汚れをおとす」ことを念頭に、肌に負担をかけずに優しく行いましょう。毎日行うからこそ、洗い方次第で未来の肌が確実に変わってきます。
是非、ご一読ください。