雑誌『&ROSY/アンド ロージー』2017年5月号(3月23日発売 掲載ページP96~104)

特集「たゆまぬ予防とケアが必須です 35歳からはにごり肌を"ブライトニング"」
に慶田院長の監修記事が掲載されました。

大人の肌色の変化、その原因は根深く、かつ複雑です
「昨日寝不足で顔色が悪い」「洗顔を適当にしていたら肌の透明感がなくなってきたかも」。そんな、若いころの一時的な"くすみ"とは違い、なんとなく日々肌がどんよりして、調子が出ない感じ。化粧水で潤しても透明感が出ないし、明るく軽やかな春の服も決まらない...。そんな大人が感じている肌色の変化を、&ROSYでは"にごり肌"と命名。
その原因について、皮膚科専門医の慶田院長が解説しました。

紫外線はもちろん、ハードワークによる疲れや日々のストレス、加齢による代謝の低下など、30代後半の肌は様々なことでダメージを受けがち。悩みのタネである肌色の変化にも、いくつかの要因が考えられます。
具体的には、「まずは、紫外線などによって肌の中で褐色のメラニン色素が過剰に作られた"メラニンにごり"。冷えや体調不良で血行が悪くなり、肌に栄養が行き届かない"血行不良にごり"や、肌の乾燥や代謝の乱れによって肌表面にくすんだ古い角質が滞る"角質肥厚にごり"も、この世代は多いですね。さらに40歳前後になると、肌の奥にあるコラーゲン線維が過剰な糖によって黄ばむ"糖化にごり"も気になり始めます」
少し聞いただけでも、普段の生活に思い当たる節がありませんか? 大人の肌では複数のにごりが折り重なっているケースも多々。自分はどの"にごり肌"なのかを把握して必要なお手入れを取り入れ、曇り空を晴らすように肌の"ブライトニング"を始めましょう!

<解決すべきは"にごり肌">
そもそも"にごり肌"って何?
「肌が常にどんよりとして色だけでなく、見た目全体に悪影響を与えている状態」
加齢によって様々なダメージが積み重なり、慢性的にどんよりとにごっている肌。透明感がないので年齢より老けて見え、ナチュラルメイクが思うように仕上がらず厚塗りになりがちです。また、ファッションにも色濃く影響してしまいます。淡いパステルカラーやベージュ、グレーなどでは肌色がよりにごって見え、どんより疲れた印象に。つい、パッキリとした色の服ばかり手に取るようになったら、"にごり肌"が進行している証かも......!

< "にごり肌"の中では、こんなことが起こっている!>
肌は表皮とその奥の真皮の2層に分かれていて、真皮の最も表面を「角層」と呼びます。それぞれ、にごっているときの状態を解明!

●角層
水分をサンドイッチ状に挟み込みながら細胞が重なり、肌を外敵から守っている部分。角質細胞の接着が悪いと、水分を抱え込めず透明感が失われます。乾燥や代謝の乱れによって角層が厚くなると、その分肌はにごって見えます。

●表皮
紫外線などの刺激を受けると、表皮最下層の「基底層」にあるメラノサイトでメラニン色素が作られ、表皮細胞へと受け渡されます。メラニンが過剰に作られ続けると、シミや表皮のにごりにつながります。

●真皮
肌の奥で、コラーゲンやエラスチンといった線維が弾力を支えている部分。これらの線維に糖が結びつく(糖化)と、線維の弾力が低下し薄茶色になり、なんとなく黄ぐすんだにごり肌になります。

その他、体内のトラブルも"にごり肌"の一因に!

●血管
ストレスや冷えなどによって血管が収縮すると、新鮮な血液が肌の毛細血管まで届かず、血行不良によるにごりが発生。肌に栄養が行き渡らないので、放っておくと乾燥やたるみなどの原因にもなり、さらににごり肌が悪化します。

●腸
腸内環境の悪化により便秘になると、血中の腐敗産物が増え、それによる悪影響で肌が乾燥しやすくなることが分かっています。すると、角質肥厚で肌がにごり、ニキビや肌あれの原因にも。便秘は肌にも百害あって一利なし!

●神経
ストレスの肌への影響に直接関わっているのは、自律神経。過剰なストレスを感じると自律神経の「交感神経」が優位になり、代謝が乱れ、皮膚温も下がって肌に悪影響。ストレスをなくすのは無理でも、減らすことを意識して。

<35歳以上の私たちはこの4大"にごり肌"に注意して!>

●メラニン
紫外線や外的刺激が引き起こす
01.メラニンにごり肌
【こういう状態】
☑肌が浅黒くくすんでいる
☑シミや、頰のモヤモヤした肝斑が目立つ

外歩きが多かったりアウトドアスポーツが好きだったりと、紫外線を浴びている人に多い"メラニンにごり肌"。
紫外線から肌の細胞を守る傘の役割を持つメラニンが過剰に生成され続けている状態です。紫外線を浴びた記憶は肌の中に残るので、昔アウトドアスポーツをしていたという人も要注意。また、両頬にモヤモヤと左右対称にある『肝斑』も、同じくメラニンの過剰生成。原因は紫外線ではなく、ホルモンや物理的刺激などによる炎症の一種です。

●血行
血液の循環不良が主な原因
02.血行不良にごり肌
【こういう状態】
☑顔色が青白く、元気のない印象
☑下まぶたをめくると粘膜が白っぽい

美肌にとって最も大切なのは、体内から届く栄養です。太い血管から毛細血管を通して肌に受け渡され、肌の再生や生き生きとした顔色を作る源となります。ストレスや冷え、睡眠不足などによって血行が悪くなると、肌に栄養が届かず、青白いにごり肌に。また食事の栄養が不足していたり、生理が重かったりすると貧血になり、肌の調子も悪くなります。
"あっかんべー"をして下まぶたの粘膜が白っぽかったら、血行不良や鉄欠乏性貧血の証。

●角質肥厚
乾燥や紫外線などによる
03.角質肥厚にごり肌
【こういう状態】
☑肌に触れるとゴワゴワ、キメも粗い
☑透明感がなく、メイクのノリが悪い
肌表面にある「角層」は、角質細胞が層状に重なったもの。その内側の生体を紫外線やホコリなどの外敵(アレルゲン)から守る、大切なバリアです。表皮の生まれ変わる過程で水分を保持する成分が作られないと透明感が低下し、必要以上に厚くなってしまうと、にごり肌の原因になります。肌が乾燥していたり、強い紫外線を浴び続けたりすると、古い角質を留めてバリア機能を強化しようという力が働き、角層は重層化します。すると、肌はくすんでしまうのです。

●糖化
体内の糖が肌の中で悪さをする
04.糖化にごり肌
【こういう状態】
☑肌色が黄色っぽく、不健康な感じ
☑ハリや弾力もなくなってきた

30代後半〜40代になり、代謝機能が低下してくると、少しずつ気になり始めるのが"糖化"。体内の過剰な糖がタンパク質に結びつき、変性させる現象です。肌の中では、真皮の弾力を支えるタンパク質=コラーゲン線維に糖が結びつき糖化最終産物(AGEs)となり、古びた輪ゴムのように弾力のない線維へと変性します。同時に色も黄~褐色に変わってしまします。いわゆる老化であり、一度糖化してしまうとお手入れでは元に戻すことができないので、予防が肝心です。

<ブライトニングの基本をおさらい 4大にごり肌の原因と対策>
35歳以上の4大にごり肌、あなたはどれに当てはまりましたか? それぞれのにごりの解消法について、さらに詳しく知っていきましょう。複数のにごり肌に心当たりがある人は、できることからなるべく多く取り入れてみて。

紫外線や外的刺激が原因
01.メラニンにごり肌
肌が浅黒く、シミが目立ったり、頰に左右対称にモヤモヤした肝斑がある"メラニンにごり肌"。紫外線はもちろん、最近は大気汚染や物理的な刺激によってもメラニンが増えることが分かっているので、インドア派も要注意!

●原因
1紫外線が最大の敵!
最も注意すべきは紫外線。たとえ日焼け止めをつけていても、塗る量が薄すぎたりくずれて薄くなっていたりすると、紫外線が肌を刺激し、メラニンの生成が促されて肌がにごった印象に。まずは紫外線をしっかり防ぐことが大切。
 
2ブルーライトもメラニンの生成を促す
一般的にほとんどの日焼け止めは、400nmより短いUVAとUVBしかブロックしません。実は400~420nmの短波長のブルーライトは、紫外線同様メラニンの生成を促します。

3炎症によってもメラニンが増える
こすったりニキビをつぶしたりといった刺激は、肌の炎症につながり、防御反応としてメラニンが生成されてしまいます。肌を優しく扱うことが、にごりの防止になるのです。
・摩擦
化粧水をつけるときコットンで拭き取ったり、ゴシゴシ洗顔したりという動きがNG。
・合わない化粧品
気づかず使い続けていると、肌に合わない成分が刺激となって炎症を起こし、メラニン生成を誘発します。
・ニキビや湿疹、傷など
強い炎症によってメラニンが過剰に生成され、ニキビ痕や黒ずみとして残ってしまいます。
・大気汚染
花粉やPM2.5などの大気汚染物質が肌の微炎症を引き起こすことも分かっています。

●対策
メラニンの生成を抑制&スムーズな排出を促して
スキンケアでは、美白有効成分が入ったコスメを日々のお手入れに取り入れ、過剰なメラニン生成を抑えつつ、メラニンの排出を促しましょう。肝斑には、トラネキサム酸を配合した内服薬が有効的です。
通常メラニンは表皮の最下層にあるメラノサイトで作られて表皮細胞に受け渡されますが、強い炎症をおこすと真皮に落ち込んでしまう場合があります。こうなるとコスメや薬での改善は無理。美容医療の力を借りましょう。
≪フォトフェイシャルM22≫
最新の光治療『フォトフェイシャルM22』照射が効果的。肌のターンオーバーを活発にし、真皮の線維芽細胞の働きを活性化させる光治療。続けることでシミや赤ら顔も徐々に薄くなり、肌質がアップします。銀座ケイスキンクリニックではケミカルピーリングもセットで、ドクター照射のため、美肌効果が高いと評判です。
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血液が巡っていない!
02.血行不良にごり肌
顔色が青白く元気がなかったり、下まぶたをめくると粘膜が白っぽかったり。血行不良や貧血などにより、毛細血管にまで栄養が行き届かないことが原因です。肌は生死に関わる臓器ではないため、体調や栄養不良を反映しやすいのです。

●原因
1女性に多い、隠れ貧血にも注意
偏った食生活を続けていたり生理が重かったりすると、貧血に陥りやすいもの。自分では気づかない"隠れ貧血"の場合もあるので、定期的に"あっかんべー"チェックを。

2血行不良
ストレスや冷えで血行不良になるのはもちろん、体の筋肉量が少ないと、血液を循環させるポンプが弱いので循環が滞りやすくなります。運動やストレッチをする習慣のない人は要注意。

●対策
1体を動かして血液循環。ストレッチでもOK!
デスクワークが中心の人は、お茶を入れるついでに肩を大きく上げ下げしたり、肩甲骨を寄せたりするストレッチを。通勤で早歩きするだけでも血行アップにつながります。

2温めて血行促進
背中やお腹など、体幹部を温めると全身の血流が効率よく促されます。慶田先生は蒸気の温熱シートを愛用しています。

乾燥や刺激に要注意
03.角質肥厚にごり肌
乾燥肌でにごりが気になる、さらに肌に触れるとゴワゴワするなら、角質肥厚に陥っている可能性が。刺激やストレスなどによっても悪化するのでご注意を。とはいえ厚くなった角質を無理に落とすのは逆効果。優しいケアを心がけましょう。

●原因
1保湿不足
夜は化粧水だけつけて寝てしまった、乾燥肌なのにクリームを使わない、など、お手入れで与える潤いが足りないと肌が乾燥に傾きます。すると肌がバリア機能を保とうとして角質肥厚に傾きます。

2強すぎる洗顔
乾燥肌でも皮脂や化粧品の油分が酸化すると刺激になるので洗顔は必須。でもゴシゴシこすり洗いはバリア破壊の原因になるのでNG。同様に、洗浄力の強すぎるクレンジングや洗顔料も×。

3紫外線
初夏〜夏の強い紫外線を浴びると、肌は角層を厚くすることで内側を守ろうとします。これは日焼け止めをつけていても起こる自然現象なので、夏場はどんな人でも角質肥厚を意識して。

4油抜き食生活
過剰な油脂や酸化した油を避けるに越したことはないのですが、油を極端に減らすと肌の潤いの元が補われず、乾燥肌を招きます。肌の材料となる、タンパク質が少ない食事もNG。

5睡眠不足・ストレス
このふたつは、すべての肌トラブルにつながるといっても過言ではありません。ターンオーバーがうまくいかなくなり、肌の潤いバランスや代謝も乱れて角質肥厚の原因に。

6便秘
直接的な原因ではありませんが、便秘になると血中の腐敗産物が増えて肌が乾燥することが分かっています。角質肥厚を起こし、さらには毛穴が詰まって乾燥ニキビの原因にも。

●対策
正しい洗顔で古い角質を優しくオフ

しっかり泡立てるのがコツ
洗顔は泡が命。泡のひとつひとつに古い角質や汚れを吸着させて落とすので、よく泡立てましょう。洗顔料の実使用量が減り、肌への負担も減ります。
デイリーには通常の洗顔料でOKですが、週に1〜2回、酵素など古い角質の結びつきを緩める成分が入った洗顔料を取り入れると、肥厚した角質を優しくオフできます。

丁寧保湿でターンオーバーを正常に
たっぷりの潤いで角層を柔軟に
肥厚した古い角質を優しく自然に剥がすのに、何より効果的なのは保湿ケア。化粧水や美容液は手で優しく、たっぷりなじませて。
良質な美容液や化粧水などで潤いをたっぷり重ねることで、古い角質も自然に剥がれやすくなります。

体内の糖が原因
04.糖化にごり肌
30代後半以降に見られる糖化にごり肌は、いわゆる"黄ぐすみ"。肌のコラーゲン線維に体内の不要な糖が結びついて黄色っぽく変化。一度糖化してしまうと元に戻すことは難しいので、日常生活でできるだけ糖化を防ぐよう心がけましょう。

●原因
コラーゲンに糖が結合、変性させる
肌奥の真皮層で弾力を保っているコラーゲン線維。それに糖が結びつくと「AGEs」(糖化産物)という物質に変化します。色は黄ばみ、古びたゴムのように弾力がなくなって、大人の肌を老化させる大きな原因に。

●対策
ベジタブルファーストの食事
体内で急激に血糖値を上げないことが、糖化の予防になります。食事は"葉野菜→豆→魚→肉→根菜類や主食"の順に食べ、血糖値の上昇を穏やかにしましょう。

美容医療に頼るという手も
糖化したコラーゲンをどうにか元に戻したい場合は、肌をリニューアルする感覚のレーザー治療が効果を発揮します。
≪フラクショナルCO2レーザー≫
炭酸ガスレーザーを小さなドット状に照射し、ダメージを極力抑えながら新しい肌の再生を促す治療。6〜10回で新しい皮膚が再構築され、ピンキッシュなベビースキンに生れ変わります。
HPリンク ≪フラクショナルCO2レーザー≫

UVケアはブライトニングの基本です
紫外線を浴びると肌の中で活性酸素が発生します。その活性酸素がメラニンの生成を促したり、肌を乾燥させたり、コラーゲン線維の分解を促したりという"悪さ"をするのです。メラニンにごり肌や角質肥厚にごり肌を防ぐにはUVケアが欠かせないのですが、それ以外の様々なトラブルを未然に防ぎ、ブライトニングケアの効果を発揮させるためにも、UVケアは基本中の基本! 

<もはやただの日焼け対策にあらず!「マルチプロテクター」でにごり肌予防>
ブライトニングを目指すならもうひとつ、必ず取り入れたいのが今年大豊作の「マルチプロテクター」。紫外線はもちろん、赤外線やブルーライト、大気汚染もカットする、にごりのない肌のための基本中の基本です。選び方、使い方をしっかりおさえましょう。

なぜUVケアだけじゃダメなの?
マルチプロテクトのきほんの"き"
赤外線ってそもそも何? ブルーライトや大気汚染も肌に悪いの......!?
そんな素朴な疑問にお答えしました。

Q今、なぜマルチプロテクトなの?
Aエイジングの要因の約80%は環境であるという事実が!
遺伝子研究により、肌のエイジングサインの約80%は、紫外線や赤外線、大気汚染といった環境によって引き起こされていることが明らかになりました。空気中のチリやホコリが肌に刺激を与え、酸化の一因となることがわかっています。美肌の鉄則は守りです!

肌に影響を与える主な光線
●UVB
紫外線の中でも波長が短く、肌の表皮に影響を及ぼす。UVBの刺激によって表皮のメラニン生成機能が活発になり、日焼けやシミ、くすみの原因に。
●UVA
紫外線の中でも波長が長く、肌の奥まで届いて真皮に影響を及ぼす。コラーゲンやエラスチンといった線維を変性させ、弾力を失わせてシワ・たるみの原因に。
●ブルーライト
人の目で見ることができる「可視光線」の中でも、最も波長が短い光。太陽光に含まれるものは肌に影響が強い。PCやスマートフォンなどのLEDディスプレイの波長は眼を傷害します。
●赤外線
紫外線より波長が長く、肌奥の皮下組織や筋膜にまで到達。エネルギーは弱いものの太陽光線の約50%を占め、肌にじわじわとダメージを蓄積させ、たるみと赤ら顔の原因となります。

大気汚染も肌に刺激を与え、酸化の原因に!
チリやホコリ、排気ガスなどは肌内部に活性酸素を発生させ、肌の酸化を引き起こすことがわかっています。にごりにつながる肌あれや乾燥、代謝の乱れを招き、毛穴やシワを目立たせます。

Q.「SPF」と「PA」ってどういう意味?
A.紫外線から肌を守る指標です。
SPFとはSun Protection Factorの略で、UVBの防御値を示すもの。50+が最高値です。PAとはProtection Grade of UVAの略。+の数で示され、4つがUVA防御指標の最高値。

Q.SPF・PAが最高値のものを選ぶのがベスト?
A.適材適所で選びましょう。
日焼け止めは肌の健康を守るために欠かせないものですが、紫外線吸収剤が合わないは肌の負担にもなるので、シーンに合わせて使い分けましょう。日常生活ならSPF30、PA+++程度のもので充分です。

Q.プロテクターを塗るコツは?
A.使う量が大切!少ないと表示通りの効果が発揮されません。
日焼け止めの数値は、1平方㎝あたりに2mg、つまりかなり厚塗りした状態のもの。実際にはその1/4程度しか使っていないと言われ、すると効果も激減。しっかり量を取り、まんべんなく塗りましょう。額、両頬、鼻、顎と顔の5か所においてから塗ると塗り忘れ防止に。二度塗りが肝心です。

Q.プロテクターを怠るとシワができるって本当?
A.UVAがシワの原因になります!
肌の奥に到達するUVAは、コラーゲンやエラスチンといった弾力線維にダメージを与え、機能を低下させます。UVケアをせず無防備に過ごしているとシワ・たるみの原因になります。
UVAは波長が長く、肌奥の真皮まで到達。ヒリヒリ日焼けの原因になるUVBに比べて実感しにくいのですが、活性酸素を発生させ、コラーゲンやエラスチン線維にじわじわとダメージを与えます。

Q.プロテクターは朝しっかり塗れば大丈夫?
A.日中、必ず塗り直しをしましょう。
プロテクターやUVカット効果のあるベースメイクを塗っていても、くずれれば効果は減っていきます。肌を守るためには必ず塗り直しを。お直しには重ねやすいスプレータイプも活用して。

Q.去年の日焼け止めって使っていいの?
A.開封したら速やかに使い切って。
よい状態で使うためにはシーズン内で使い切るのが理想。プロテクトの研究や技術もどんどん進化しているし、大切な肌を守るためには最新のものを使うのがベスト!

ニュアンスカラーのトップスを着ると顔がくすんで見える、「疲れてる?」と聞かれる回数が増えた......。それは、加齢に伴う肌色の"にごり"が原因かもしれません。紫外線がますます強くなるこの時期、自分にぴったりのブライトニングケアをスタートしましょう!

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