特集「顔、全身のUV対策から夜の保湿ケアまで!美白気合い度別!この夏日焼けしない15の暮らしのケア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
肌老化の主な原因は、紫外線など「光」によるもの。ということは、日に焼けなければ肌老化にブレーキがかけられ、白さをキープできます。そこで、暮らしの中の対策方法を15項目ご紹介しました。
<今すぐケア!肌老化の原因の8割は紫外線によるものです!>
健康のためにも光対策は万全に!
老化のスピードを早め、見た目印象をより老けさせてしまう主な原因が"太陽の光"。中でも圧倒的に害が大きいのは、紫外線B波とA波です。
B波は肌表面のシミや皮膚がんを、A波はシワやたるみを引き起こします。これらの光は肌に当たると遺伝子を傷つけ、細胞レベルでイレギュラーを起こします。南国の強い光はハイリスクですが、日常の肌が赤くならないレベルの光でも影響は積み重なり、老化が進行します。
でも、光対策を万全にすれば、シミやシワなどのダメージを8割防げるということ。
肌年齢をかなり若くキープでき、長期的には光発がんの予防にもつながります。美容だけでなく、健康のためにも日々のケアで光老化を防ぎましょう。
=紫外線が肌に与える影響=
紫外線A波は真皮まで届き、肌の弾力を保つエラスチンやコラーゲン線維を変形させ、シワ・たるみの原因に。紫外線B波は表皮に作用して、黒い色素「メラニン」を大量に生成さしてシミに。さらにDNAに直接吸収されて傷をつけ、皮膚がんの原因にもなります。
=美白気合度★=
「とりあえず顔は守りたい!今すぐ始める紫外線ブロックワザ」
最優先はやっぱり顔まわり。メイク&ファッショングッズでしっかりガードしましょう。
1.朝はUV下地をミルフィーユ塗り
日焼け止めは"1つ塗ったから大丈夫"ではありません。下地→ファンデーション→パウダーと、何層も重ねると崩れにくく、焼けにくくなります。特に最初に塗る下地は薄く重ねておくとUVブロックのいい土台に。
●UV下地の塗り方6ステップ
下地=土台をていねいに作ると、UVブロックの強度とメイクのキープ力が高まります。
① まずはたっぷり3点置き
手のひらに広げてからだとムラになりやすいため、多めの量をダイレクトに額と両頬へ置くと良いでしょう。
②外側へまんべんなく広げる
額はT字を描くように、頬はあごを含め放射状に外側へ、ムラができないよう塗り広げましょう。
③首とデコルテも追加して
首からデコルテの面積は顔より広いので、十分量をしっかり広げます。
④いったん、ティッシュオフ
テッシュを軽く肌に押し付けて余分な油分を取っておくと、メイク崩れを防止できます。
⑤焼けやすい部分を重ね塗り
頬や鼻筋など顔の中の高い部分、特に光が当たりやすい部分に、さらに下地を薄く重ねます。
⑥リップにもUVクリームを
唇は意外にシミができやすい場所。紫外線をブロックするリップクリームを塗ると万全です。
2.紫外線よけに粉ファンデを持参
日焼け止めは"塗り直し"が必須条件。ただ、顔はメイクをしているので上から塗り足すことを推奨しています。ふだんの外出ならファンデーションの粉をスタンプ式に重ねるだけで十分効果があります。
余分な皮脂をティッシュオフしたら、粉ファンデをスポンジにとって肌にポンポンのせてください。
3.大きめサングラスで目をガード
肌だけでなく、実は目も紫外線でダメージを受けています。外出時はサングラスをかけましょう。コンタクトならUVカット仕様のものを。サングラスは大きめサイズを選べば目周りのシミやシワを防げるので一石二鳥です。
4.つば広帽子で顔全体に影を作る
顔に光を当てないためには、やっぱり帽子が一番です。おすすめは、つばが10cm以上あるハット型のもの。焼けやすい顔の横側や首の後ろまでしっかりカバーできます。かぶったらつばの角度は少し下へ向けるのがコツです。
=美白気合度★★=
「手足も全部日焼けしたくない!服や小物で全身を徹底ガード」
顔だけ白くて他は真っ黒......にならないよう、手軽にできる全身UVブロック法を伝授。
5.服を着る前にハダカで日焼け止め
"肌が出ているところだけに塗る"という概念をいったん消し、肌が露出する服を着る時は、服を着る前に全身に日焼け止めを塗りましょう。ボディクリーム感覚で塗っておくと、デコルテなどの日焼け痕を防げます。
●忘れやすい3大パーツは
デコルテ、首、足の甲
焼けやすいのにUV対策を怠りがちなのがこの3パーツ。手足の甲は1度塗りではなく、最後にもうひと塗りのダメ押しを。
6.ポリエステル黒服で紫外線の通過をブロック!
服選びで紫外線の通過度合いは変わります。ナイロンやポリエステル糸で密に編まれた素材の黒い服は、UV加工なしでも紫外線を8割以上カットします。白っぽい色の服を着るならUV加工された服を選びましょう。
同じ繊維・太さ・編み方で比べた場合、UVブロック率は色で変化します。生地は編み目が細かいものほどブロック率が高くなることが研究でもわかっています。
7.素足よりUVストッキング
気がつけば"ひざ下だけが日に焼けて黒い"なんてことありませんか?
UVカット加工ストッキングと日焼け止めと組み合わせるのもおすすめです。
8.くもりの日も必ずUV日傘
天気が悪ければ紫外線も無視してよいほど少ない、というのはウソ。紫外線は曇っていても晴れの日の8割、雨で3~4割降り注いでいます。日傘は常にさしましょう。
9.ブルーライトカット眼鏡で目の日焼け対策
実は、老化の敵は紫外線だけではありません。ブルーライトも紫外線同様の酸化ストレスを誘導し、光老化を促すことが分かっています。体内リズムを狂わせてうつや肥満、不妊などの害を起こすといわれます。スマホやPCを使う際は注意しましょう。
10.外出中は3時間に1回日焼け止めを塗り直し
日焼け止めがその効果を発揮しているのは3時間くらいです。汗や服などの摩擦で時間が経つとどんどん取れてしまうので、外出のたびに塗り直すことを心がけましょう。
11.家の中でもブロック!カーテン&窓フィルム
窓際にいれば日なたの8割くらいの紫外線に当たることになるので、部屋の中にいても日焼けはします。窓ガラスは紫外線を透過させるため、UVカットフィルムを貼る、UV加工付きのカーテンを選ぶなどで対策を。
=美白気合度★★★=
「浴びても黒くなりたくない!夜のスキンケア&食事で日焼けをなかったことに!アウトドアやリゾートなど、1日中外にいた日は帰宅後のスキンケアで美白を死守!」
12.コットンパック保湿で日焼けダメージを鎮静化
日焼けによるダメージをなかった事にはできませんが、その後のケアで早くリカバーできます。日焼け直後の肌は水分と油分バランスが大きくくずれ、敏感な状態になっているので、肌に優しいさっぱり系のローションで肌を落ち着かせながら"水分補給の道"を作ってから保湿をすると良いでしょう。
13.ハイスペック美白美容液も味方に!
日々進化を遂げている美白美容液は、紫外線による色ムラをいち早く修復したり、シミをできにくくしたりしてくれます。美白のためには保湿とビタミンCなど抗酸化成分の補給が大切。季節問わず心がけましょう。
14.カラフル野菜で抗酸化力UP
食品に含まれるビタミンA・ビタミンC・ビタミンEは、抗酸化作用のあるビタミンエースと呼ばれます。紫外線を浴びて増加した体内の活性酸素の除去を助け、シミ・シワ・たるみの防止に役立ちます。中でもビタミンAは、体内で紫外線吸収剤の働きをしてくれるのでシミ対策に効果があるといわれています。
●ビタミンACEをまんべんなく食べて
・ビタミンA
紫外線の盾になって細胞が傷つくのを防いだり、皮膚や粘膜のターンオーバーを正常に保ったりする働きも。緑黄色野菜のほか、レバーやうなぎにも含まれる。
―良質な油と一緒に―
ビタミンAはそのままだと吸収率が10%なのに対し、油と一緒だと80%までアップ。キャロットラペなどにすると効果大。
・ビタミンC
コラーゲンを生成し、肌にハリや弾力をもたらす働きも。赤パプリカなどの野菜やフルーツに多く含まれる。水溶性で熱に弱いが、ゴーヤは加熱しても壊れにくい。
・ビタミンE
血行促進作用で肌代謝をアップ。メラニン色素を含んだ古い角質をスムーズに落とす働きも。ナッツ類やツナ、卵などに含まれる。
・ビタミンACEをすべて含む夏野菜
3種のビタミンは、同時に摂取すること抗酸化力を発揮。トマト、かぼちゃ、ピーマンは特にバランスよく含むので積極的に食べて。
15.糖化を防ぐ食べ方で白さをキープ
肌全体が茶や黄色にくすんでくるのは、過剰な糖がタンパクと結びついた"糖化"のせい。1度起こると元に戻せないので、血糖値を急激に上げない食べ方が重要です。野菜→タンパク質→炭水化物と、GI値の低いものから順にゆっくりと食べましょう。
まずは「ベジタブルファースト」を徹底。野菜の中でも根菜類は炭水化物の部類に入ります。タンパク質は豆→魚→肉の順番で食べて。
●白より茶の食材を選んで
炭水化物は、精製された白いものより未精製のものがおすすめ。食物繊維が多く含まれているので消化吸収に時間がかかり、血糖値の上昇がゆるやかに。糖化を防ぎます。
●サプリで日焼けストップ!
塗る手間が省けて塗り忘れの心配もない「飲むだけ」の日焼け止めで全方位紫外線をブロック!クリニックでは「ヘリオケア」の取扱いがございます。
朝昼1カプセルずつ飲むだけ。シダ由来のファーンブロック、ルテイン、ビタミンEなどを配合しています。
最優先はやはり顔周り。メイクやファッショングッズでしっかりガードしましょう。日差しが強くなる季節は、抗酸化力の高い食品をたっぷりとり、インナービューティーも積極的に。
是非、ご一読下さい。