雑誌『saita/咲いた』2018年8月号(7月7日発売 掲載ページP100~103)

特集「最新&即効!真夏の鉄壁UVケア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

UVケアが美肌を育む!日焼け止めを毎日の習慣に
肌が老ける最大の原因は紫外線ダメージによるもの。肌老化の80%が光老化であるとの報告もあります。レジャーやアウトドアシーンだけでなく、日常生活の中でも紫外線対策は必須です。
紫外線はシミの素であるメラニンの過剰生成を引き起こすだけでなく、肌の奥の真皮にもダメージを与えます。コラーゲンやエラスチンが破壊されてシワができやすくなったり、毛穴が開いたりと徐々に肌老化が目立つように。また、紫外線はからだの免疫力も低下させます。美容だけでなく健康のためにも、紫外線対策は毎日欠かさず行いましょう。

【日焼け止め編】~朝のひと手間でシミを防ぐ!~
紫外線ダメージはシミのもと。一度できてしまうとそのケアには根気が必要です。
まずは正しいUVケアを身につけて予防美容を徹底。

Q1.日焼け止めは毎日塗らないとダメ?
A. はい。季節や天候によらず日焼け止めは毎日塗りましょう
日焼けの原因であるUV-Bはピークが6月終わりから7月くらいですが、UV-Aは年間を通してそれほど量に変化がなく、1年中降り注いでいます。日焼け止めまでが一連のスキンケアだと意識しましょう。
地上に届く紫外線には2種類あります。波長が短いUV-Bは肌が赤くなる日焼け(サンバーン)を引き起こし、炎症やシミの主な原因に。
一方、 UV-Aは肌の奥深くまで到達して肌の弾力、ハリを低下させます。UV-Aは窓ガラスも雲を突き抜けるため、一日屋内にいる日でも紫外線対策は必須。

Q2.正しい塗り方を教えて!
A. 表示の量の3倍を2回に分けて塗るのが理想的
たとえば、SPF50+・PA++++と紫外線防御力の高い日焼け止めでも、使用量が少なかったり、塗り漏れがあったりするとその効果は十分に得られません。表示の量より多めに取って重ね塗りしましょう。

POINT1
顔・首・デコルテまで塗るのであれば、表示の3倍くらいの量が必要。まずは半量を手に取り、まんべんなく伸ばすのがコツ。

POINT2
ベタつきが落ち着いたところで残りの半量を全体に重ね塗り、気になるところに重ね塗りする。焼けやすい頬や鼻筋は念入りに。首の後ろなど塗り忘れには注意。

Q3.日焼け止めで美白ケアもできる?
A. 美白成分配合の高機能なUVケアを取り入れましょう
ビタミンC誘導体などのスキンケア成分が配合されたものや、シミにつながる外部刺激から肌を守る処方のものなど、プラスαの機能がある日焼け止めを試してみましょう。

Q4.親子で同じ日焼け止めを使ってもいい?
A. はい。低刺激タイプがベター
親子で同じ日焼け止めを使う場合は、子どもが使えるものに合わせましょう。肌がかぶれさえしなければUVカット効果の高いものを使っても問題ありません。また、衣類などで物理的に紫外線から守るのもひとつの手です。

Q5.塗り直しが面倒で結局焼けちゃう...
A.メイクの上から使えるスティックタイプが便利
汗や皮脂で日焼け止めが流れるとムラ焼けの原因に。こまめに塗り直すのが最良ですが、化粧のヨレが気になる方にはスティックタイプの日焼け止めがおすすめです。

Q6.日焼け止め選びのポイントは?
A. 用途はもちろん、塗り心地も大切です
海やプールにはウォータープルーフタイプ、通勤時はファンデーションを重ねることを考えてSPF30前後のものというように用途で使い分けるとベター。日焼け止めは毎日使うものなので、塗り心地のよさやお手軽感など継続しやすいものを選ぶのもポイントです。

Q7.髪や頭皮は帽子で守るしかない?
A. スプレータイプの日焼け止めを取り入れてみて
最近は髪や頭皮など広範囲にさっと使えるスプレータイプの日焼け止めがたくさん出ています。仕上がりや香りで使い分けてみるのもおすすめです。

Q8.メイクでUV対策をするなら?
A. 紫外線をはね返すパウダーをこまめにオン!
日焼け止めだけを塗るよりも、パウダーだけを塗ったほうが紫外線防御効果が高いというデータも。お粉に含まれる顔料には紫外線をはね返す効果があるので、メイクの仕上げやお直しで使うといいと思います。

Q9.レジャー前にできる日焼け対策って?
A. 飲む日焼け止めでカラダの中から抗酸化力を高めておきましょう
紫外線ダメージからのディフェンス力を強化する日焼け止めサプリがおすすめです。抗酸化力が高まるので、顔だけでなくボディや目の日焼け予防にも最適です。

【アフターケア編】~日焼け後の3日間が勝負!~
紫外線を浴びてからメラニンが生成されるまで、72時間の猶予があるといわれています。ただし、紫外線に当たって一旦入ったスイッチは止めることは出来ません。早め早めのケアを心がけましょう。
Q10.日焼けして肌がヒリヒリ。すぐ美白しないとシミになる?
A. まずは炎症を鎮静する。美白はそのあと!
肌のバリア機能が低下しているときに美白をすると刺激になるのでNG。肌に痛みや熱がある場合は、まず濡れタオルなどで冷やして炎症を鎮めましょう。そのあとはクリームやバームなど低刺激のもので保湿を。

Q11.うるおいも美白も両方ケアしたい!
A. うるおいを与えつつ、クリアな肌をサポートするアイテムを投入!
日焼けの炎症が落ち着いたら、とにかく保湿をして肌のバリア機能の回復を図りましょう。保湿力が高く、さらに美白有効成分が配合されているアイテムは透明感アップにも効果的です。

Q12.シミが濃くなった気がします。どんなケアが有効ですか?
A.  肌の代謝を高めてシミを排出させましょう
一度できてしまったシミは排出することでしか薄くなりません。そのためには肌の代謝を上げることが必要です。代謝が上がると美容成分の浸透がよくなるので、保湿や美白などのコスメの効きもアップします。

Q13.夏の終わりは肌がゴワゴワ...
A. 古くなった角質をオフしましょう
肌のゴワつきはターンオーバーの乱れが大きな要因です。酵素洗顔などで古い角質をやさしくオフして代謝を促しましょう。乾燥が大敵なので保湿も念入りに行って。

日差しが急激に強くなるこれからのシーズンは"肌がもっとも老けやすい"時期でもあります。今こそ正しいUVケアを身につけて、シミやシワなどのトラブルを未然に防ぎましょう。
是非、ご一読ください。

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