特集『誰にも言えないデリケートゾーンのお悩みを解決 デリケートゾーンストレスフリー宣言』(P32、33)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。
デリケートゾーンについてのお悩みは、恥ずかしくて人にはなかなか相談しにくいですよね。だからこそ、正しい知識を身につけて、トラブルを未然に予防し、トラブルに直面したときに適切な対処をしましょう。
■VIOのムダ毛の正しい自己処理の仕方
毛抜きやワックスなど抜くタイプは肌に負担がかかるので、4枚刃やVIO専用のカミソリやシェーバーで剃るのがベター。
自己処理をする時は、ジェルやフォームを途中で流したり、シェーバーを洗ったりしやすいので、お風呂場で自己処理するのが一番いいでしょう。ただし、使い終わったシェーバーをお風呂場に置きっぱなしにしておくと、雑菌が繁殖しやすく、刃がさびやすいので、よく水気を拭き取って乾燥させ、別の場所で保管してください。また、カミソリの切れ味が落ちたら、新しいものに交換することも大切です。
ちなみに、「毛を剃ると濃くなっている気がする」という人もいますが、毛を剃ると毛の断面が大きく見えるなるため、毛が濃くなったように感じるだけで、毛の太さがが変化しているわけではないので安心してください。
■正しい自己処理の方法
① まずは長い毛をハサミでカット
毛が長いまま剃毛しようとすると、カミソリやシェーバーの刃に毛が引っかかってしまうので、毛を少しずつ束にしてねじり、皮膚ギリギリではなく、根元から1~1.5cmくらいの長さに切ってください。それを何カ所か行ってから剃りこむようにしましょう。
② 専用のジェルやフォームをつける
肌滑りをよくし、刃と肌の接触刺激を最小限に抑えるためにも、カミソリを使う場合はジェルやフォームをつけてください。カミソリはできれば4枚刃で、おろしたての切れ味のいいものを使うことが大切です。
③ まずは広い面からシェービング
椅子に座り、鏡を前に置き、まずはVラインから毛流れに沿って剃ります。肌の表面がピンとなるように、適宜、風呂桶のふちに片足をのせたりしながら剃っていきましょう。一回剃ったらカミソリを水の中で軽く振り洗いをして、刃と刃の間にはさまった毛を取るようにしましょう。
④ IOの細かい面はゆっくり丁寧に
Iラインを剃るときは、風呂桶のふちに片足をのせてM字開脚のような状態で皮膚を引っ張りながら毛の流れに沿って剃りましょう。OラインはIラインのポーズからさらに片方のお尻を持ちあげながら、先端が小さい顔そり用のシェーバーを使って剃ると良いです。
⑤ 剃り終わった後は保湿を忘れずに
シェービング後の肌は、角層も少し削れているため、肌のバリア機能が低下して、乾燥しやすい状態です。ローションやジェルだとしみることがあるので、バームやクリームなど少しこってりとしたテクスチャーのものでしっかり保湿をしてください。
■デリケートゾーンだからこそ、効果も安全性も高い医療レーザー脱毛がおすすめ
頻繁に自己処理を繰り返していると、傷口から雑菌が入ったり、刺激による毛嚢炎や黒ずみなどの肌トラブルをおこしやすくなります。また、肌が傷つき、バリア機能が低下した状態で性行為を行うと、ヘルペスや梅毒、水いぼ(伝染性軟属腫)、尖圭コンジローマなどの性感染症にかかるリスクが高まるという研究論文も発表されています。行為の直前に剃ることは避けましょう。
効果や安全性を考えると、デリケートゾーンのムダ毛処理は医療クリニックでのレーザー脱毛がおすすめです。
★おすすめの施術:『ジェントルレーズ・プロ(Gentle LASE Pro)』
当院で使用する『ジェントルレーズ・プロ』は、日本で初めて『医療レーザー脱毛』の効能で薬事承認を受けた医療機器で、デリケートゾーンなど、生理的に色素の濃い部位の脱毛も安全に短時間で照射できます。強い熱エネルギーによって毛と毛を作る器官(毛母)、毛のもとになる細胞を壊すため、半永久的に毛が生えてこなくなります。さらに、レーザーの美白作用に加え、熱作用で皮膚も引き締まるので、継続すると肌のハリと透明感が高まります。
痛みを心配される方も多いですが『ジェントルレーズ・プロ』は、照射の直前に冷却ガスが噴射されるため、痛みが格段に軽減されます。さらに、VIOに関しては、事前に麻酔クリームも塗るので、部分的にほんの少しだけ熱く感じる程度で恐れることはありません。
■VIO脱毛の形はどうする?
VIO脱毛を希望される患者様の中には、「形はどうしたらいいですか?」と減らし方をご相談される方が多くいらっしゃいます。
【 I(会陰部)&O(肛門周囲)ゾーン】
IOに関しては、清潔、臭い対策、性行為で毛の巻き込みによる痛み予防、ナプキンかぶれ予防、はみ出しリスクゼロなどを考慮し全脱毛がおすすめです。ちなみに膣口近くまで照射できるのは医療機関だけです。
【 V(ビキニ)ゾーン】
アンダーヘアをすべて無毛の状態に仕上げることを"ハイジニーナ脱毛"といいます。ハイジニーナとは"清潔"という言葉が由来となっており、海外では一般的ですが、日本では初回からご希望される方はまだ少ないです。
脱毛経験がなく、毛量が多い場合は、初回から2回目の処理まではVの毛も全て処理することを推奨しています。ある程度毛量を減らして毛を柔らかくしてから、形を整えていくのがおすすめです。
照射の間隔としては、1か月ほど毛が生えない時期があり、休止期の毛が生えそろう1ヵ月半後が次の照射のタイミングです。レーザー脱毛の施術期間中は、毛抜きはせず、シェーバーで剃るようにしてください。
個人差はありますが、3回の施術で毛量は半分以下になり、毛も細く変化します。6~8回の施術で、ほぼ無毛状態になります。ちなみにレーザーは黒い毛のメラニンに反応するので、白髪にレーザー脱毛はできません。永久脱毛を考えるなら40代までに済ませたいですね。
<脱毛料金>
Vライン 1回¥20,000 5回¥80,000(¥16,000/1回)
Vライン 全体オプション +¥3,000
Iライン 1回¥20,000 5回¥80,000(¥16,000/1回)
Oライン 1回¥10,000 5回¥35,000(¥7,000/1回)
V I Oラインセット 1回¥45,000 5回¥180,000(¥36,000/1回)
■VIOのニオイのお悩み
デリケートゾーンのニオイは、汗や拭き残した尿や便、経血やおりものが原因です。さらに下着やナプキンを長時間つけていることから蒸れやすく、雑菌の繁殖が加わりにおいやすくなります。生理になるとニオイが気になる人は、タンポンとナプキンを併用するのがおすすめです。タンポンに経血を吸わせてナプキンを使うと、表に出てくる経血の量が減るのでニオイも抑えられます。なお、タンポンは、日中は3~4時間毎、夜は起床時に必ずタンポンを交換してください。長時間入れっぱなしは感染症のリスクが高まり危険です。
また、デリケートゾーンでワキガ臭がする人は、体質による「すそワキガ」の可能性があります。通常おりものは乳酸菌の一種、デーデルライン桿菌と呼ばれる細菌により少し酸っぱいニオイがして、透明から微かな乳白色です。いつもと違うニオイがしたときに気づけるように、普段から健康な状態のおりもののニオイを知っておくことが大切です。
ニオイを抑えるための対策法としては、デリケートゾーンを常に清潔に保つことが大切です。汚れが付きにくいよう脱毛したり、ウェットティッシュで汗や汚れを拭き取ったり、夏場など汗をたくさんかいたら昼間に一度下着を替えるなどして、雑菌が繁殖しにくい環境を作りましょう。すそワキガの人は、ワキガ治療として人気のボトックス注射で、ニオイと汗量を軽減する手もあります。
★おすすめの施術:『VIOのレーザー脱毛』×『すそワキガボトックス注射』
レーザー脱毛は汗腺だけでなく皮脂腺の働きも抑制する効果があります。さらに、『すそわきがボトックス注射』は、外性器周辺と陰毛部に注射を打つだけなので施術時間が15分程度と短く手軽でありながら、におい軽減の効果は半年~10ヶ月程持続します。
■VIOの黒ずみのお悩み
デリケートゾーンの黒ずみには、ハイドロキノン、ルミキシル、シスペラといった医療機関専門の美白クリームをもらってケアするのがおすすめです。また、顔のシミ取りに使用する美白マシンのピコレーザーでメラニン微粒子を粉砕する施術は、一回でもほのかに肌のトーンが明るくなります。
★おすすめの施術:『ピコレーザー』
顔のシミ取りに使用する美白マシンの『ピコレーザー』でメラニン微粒子を粉砕する『ピコトーニング照射』は、痛みもダウンタイムも無く、3回で平均約2トーンアップします。
より早い結果を求める場合は、1~2日間は細かな点状の赤みが出ることがありますが、トーニングとフラクショナル照射を同時に行う『ピコフラクショナル照射』がおすすめです。レーザー脱毛と並行して行うこともできます。
安全なレーザー照射を行うためには看護師の高いテクニックも必要になります。デリケートゾーンの美白レーザー照射は医師の目利きと照射技術がポイントです。デリケートゾーンだからこそ、トラブルが起きたときにすぐに対処できる医療クリニックでの脱毛が安心です。お気軽にご相談くださいね。