特集「脱毛初心者ライターJが自腹でVIO脱毛挑戦 結果は~恥ずかしい! 怖い! 揺れるココロと脱毛プロセス一部始終」に慶田院長の監修記事が掲載されました。今回はライターJさんの体験記事になります。
◎日経ウーマンオンライン記事で「読者の4割が脱毛経験者である」ということに驚愕したライターJさん(36歳)。エステでもクリニックでも脱毛自体を経験したことのない、脱毛初心者です。そんなライターJさん、久しぶりに妹と温泉に入ったときのこと、何気なく妹を見るとなんとあそこがツルツル! よくよく聞くと、4年前から脱毛に通い、今は体だけでなく、顔の細部の脱毛にまで通っているとか。
もしかして......と編集部周辺でも聞き取り調査。すると、みんなしれっと「ワキと腕はもう5年前に終わってるかなぁ」「実は私、VIOも終わってます!」知らない間にみんな『スミ』になっているなんて!!
【脱毛経験者に聞くととにかくVIOを勧められた】
このヒアリング調査をして気になったのが、脱毛経験者たちの特に「VIO」脱毛についての熱弁を振るう姿です。
◆「え? なんでやんないの? ほんっとうにラクだよ。みーんなやってるよ! パートナーが喜ぶよ!」(30代後半/推しがすごかったです)
◆「脱毛が終わってから妊活するつもり。私にとってはそれくらい大事なんだよね」(30代前半/計画的なプランでした)
◆「彼と別れたので、今このタイミングで始めて全身きれいになっちゃおうと思って」(30代前半/失恋記念で始めたそうです)
◆「介護をする立場になって分かったの。今のうちにやっとかなきゃ、次世代や介護スタッフに迷惑がかかるなって......」(40代前半/深みが違いました)
当初は、脱毛は見た目のためにやるものだし、ワキや腕、膝下くらいから始めてみてもいいかなと、軽い気持ちでいましたが、VIO脱毛がまさか未来の自分の介護にまでつながるとは思い及びませんでした。介護経験者に聞いてみると「年齢を重ねるとホルモンの分泌量も減るのか、全身の毛は薄くなるみたい。ただ、体が弱ると尿路感染なども起きるので、毛がない・薄いはメリットにはなる」とのこと。数十年後、自分の体が(ましてや毛が)どうなるか分からないけれど、経験者がそこまで勧めるならば試しにやってみよう。こうして脱毛初心者Jは覚悟を決めたのです。「まずは、VIO脱毛やろう」と!!
【VIO脱毛スタート!】
「脱毛するなら露出の少ない季節に始めるのがいい」ということで、 クリニックを訪れたのは、真冬の2016年12月でした。また、経験者や医師からも「色素の濃いVIOは痛みを感じやすい」「医療のレーザー脱毛は回数が少なくて済む」と聞いていたので、麻酔をしてレーザー脱毛をしてくれるクリニックでの施術を選びました。
〇初診ではカウンセリングを行います。毛周期から始まり、実際レーザー脱毛ではどんな機器を使うのか、どんなデザインがいいのか、など医師のアドバイスを聞き、施術の予約を入れます。このとき、麻酔のクリームを処方してもらいました。
※初診カウンセリング当日の施術も可能です。
◎VIO脱毛には、超えなくてはならない二つの関門がある
【施術前夜】
VIO脱毛初心者の私にとって、脱毛に至るまで二つの関門がありました。まず、第1の関門は自宅での剃毛(ていもう)です。そもそも、そんなにのぞき込むことのなかったデリケートゾーンと私は浴室で30分も向き合うことになりました。トライアングルのデザインにしようと決めていたので、まずハサミである程度カットし、剃っていきます。初めは潔く外側からT字のカミソリを使ってジョリジョリと......。次第にそのスピードは遅くなり、不安になっていきます。
"うまく剃れたか分からない、どこまで剃ればいいのか分からない、そもそも、剃るのが怖い......。"
いろんな角度から攻めるため、浴室での格好は普段しないような体勢を。IとOは完全には剃りきれません。いや、正直にいうと完全にそるのを諦めました...入浴後30分も格闘して既に汗がダラダラ。すごい体勢が続くので首も凝りました。腰も痛い。「もう、お金払うからプロにやってもらいたい。それで、どこまでやればいいのか一度学ぼう!」と観念しました。多少そり残しがあっても、下着をはくとスースーするほど毛量は減りました。ここまでそったのは初めてです。毛量がうんと減っただけでも、恥ずかしさと誇らしさと安堵感が入り混じった、大人への一線を越えたような感覚です。施術当日はクリニックに向かう足取りも、気持ち軽やかでした。
【施術当日】
麻酔クリームを自宅で塗り、塗布した部位にラップを当てて行きます。最初は違和感がありますが、そのうち慣れてきます。ここで、下半身だけ洋服を脱いで、紙パンツとタオルスカートにはき替えます。最初に、スタッフが「ちゃんと剃れているか」確認します。昨晩、諦めた私はやはり剃り残しがたくさんあったようで、スタッフの方が電動ハンドシェーバーで5分ほどかけてそってくれました(剃毛料金はV・I・Oそれぞれ各1回3000円)。剃るとき、O部分はくすぐったくて体が震えました。
◎第2の関門は紙パンツ1枚でこんな格好をすること
ここが第2の関門です。あの心もとない紙パンツ1枚でベッドの上で足を開いて確認してもらうため、瞬間的に「恥ずかしい!」が最高レベルに達します。しかし、こちらのドキドキをよそに、スタッフの方は慣れた手つきで手順良く作業を進めます。この手際よさが恥ずかしさの熱を静めてくれ、そり終わる頃には、こちらも「あ・うん」の呼吸で体勢を変えられるほどにハートが強くなっています。体勢はV・I・Oごとに異なります。体勢を変えながら照射します。
※剃毛時に一つだけ気になることが。私は前日の夜、VIOに気を取られ、VIO部分しか剃っていませんでした。足の指、膝下、膝上は季節柄手入れを怠けていたため毛が伸びている部分も。スタッフの方は全く気にしないと思いますが、気になってしまってモゾモゾしそうな人は脚も剃っておいたほうがいいかもしれません。下半身は丸裸ですからね。
〇次に医師がやって来ます。肌の状態を確認し、部分ごとにレーザーの出力レベルを決めていきます。この数値は高ければ高いほど、脱毛効果も高くなりますが、通常、最初は低い数値から始め、回数を重ねるうちに肌の色や毛の濃さも薄くなるため、出力を上げていくそうです。ちなみに2回目は、V・I・Oともに出力を上げて施術しました。
クリニックで使う機器の名前は、ジェントルレーズ。シミ、くすみ、毛穴の黒ずみなどの高い美白効果もあり、肌の治療にも使われています。レーザーと冷却ガスを同時に照射するので、痛みが軽減されます。
『ジェントルレーズ』
先ほどの看護師が介助しながら、医師が照射します(混雑時には医師の指導の下、看護師が担当することもあるそうです)。V→I→Oの順番に先端のハンドピースを肌に当てると、冷却ガスが一瞬冷たく当たるとほぼ同時にレーザーが照射されます。まずはVから、「バチッ、カシャッ! バチッ! 」カメラのシャッターを切るような強い音とともにレーザーが照射されます。焦げたようなにおいもします。痛みは、輪ゴムを引っ張ってパチン!とはじかれたような瞬間的な痛みです。目隠し用に当てたタオルの隙間から、カメラのフラッシュのような光も見えます。
【正直なところ、痛いのか?】
麻酔クリームを塗っていても多少痛みは感じました。痛みがひどいときは、手を挙げてスタッフに伝えます。すると、「数回連続照射→保冷剤を当てて休憩」を繰り返すので、無理なく進められます。初めての施術時には休憩なしでどんどん照射ができましたが、出力レベルを上げた2回目はやはり痛みを感じ、5回ほど休憩しました。
※事前に塗布する麻酔クリームは、やや広めにまんべんなく塗っておくのがいいと思いました。私は塗った部分が狭かったようで、塗り忘れた部分に照射されたとき、不意のちくっとした痛さに体が少し浮きました。
慶田院長によると「色白の人と浅黒系の人では感じ方も相当違う」そうです。色の濃い部分に反応するので、色白の人のほうが痛みを感じにくいということですね。そうした個人差もあると思いますが、私の痛みの感じ方は、I>O>Vでした。心積もりしていくだけで、痛みへの恐怖感は薄れると思います。
〇20分ほどですべての照射が終了しました。照射後は肌がかなり熱を持っているため、湿らせて凍らせたガーゼを当てて、20分くらいベッドの上で休みます。照射直後の肌を見てみると、赤みはほんの少しだけ。鳥肌が立ったような部分もありましたが、20分後にはだいぶん落ち着きました。最後に、炎症止めのステロイドのクリームを塗って、終了です。施術後すぐでも部位の違和感はほとんどありません。仕事帰りやランチタイムを利用している人が多いのも納得です。
〇私は5回セットのコースを選んだので、次回の予約を入れます。毛周期を考えると、1カ月半~2カ月空けて予約を入れていくのがいいとのことで、2回目以降は、2カ月間隔で予約を入れました。医療クリニックでのレーザー脱毛は大体5回くらいでかなりきれいになるそうです。回数が少ないのは、忙しくて定期的に通いづらい人にはぴったりですね!
◎施術後の驚きは、主にこの3つ
【施術後】
1週間もすると徐々に毛が伸びてくるのですが、①伸びるスピードが遅い、②伸びてくる毛が細くて柔らかい、③伸びてくる毛が減っていくのです。これはとにかくラクです。
これまでアンダーヘアを自己処理した数日後は、伸び始めた短い毛が下着の繊維と絡まってチクチクして不快感がありました。今回は全くそんなこともなく、伸びるスピードが実感値では3倍ほど遅くなり、毛1本1本は細く、柔らかい糸のようになっていました。2回目の施術を終えて3カ月経った今、もっと驚くべきことが。お風呂で体を洗っているとき、伸びてきた毛がポロポロと取れていきます。おかげで2回目以降は、照射した部分の毛は4mm以上伸びることもなく、伸びてもポロリと落ちていくため、ある程度毛がない状態をキープすることができています。もちろん、照射していない部分は何もしなければ伸び続けます。回数を重ねて照射部分はほとんど生えなくなったとしても、残した毛のケアは定期的に必要ですね。また、生理中は感動的にラクでした。何がいいってビデ洗浄を使うとトイレに行くたびに毎回スッキリキレイになることです。これまでは、ビデ洗浄をしたとしても、長めの毛に付着してしまった血液をペーパーで拭き取らなければならなかったり、ナプキンの粘着部分に毛が絡まって、皮膚ごと引っ張られるような痛みがあったり。脱毛してからはこれが一切ないわけです。もちろん、毛が引っ張られることによる性交痛もありません。VIOは外からは見えないし、誰かに毎日見せるような場所でもないのであまり気にしていませんでしたが、毛がなくなって初めて、トイレに行くとき、生理のとき、性交渉のとき、水着を着るとき......毛があることによる「嫌だな」「面倒だな」「痛いな」という不快感が日常的にあったのだと気付きました。
【お金はどれくらい?】
海外では、専用アイテムでケアをするのが当たり前のようですが、日本でも「2年ほど前からデリケートゾーンケアを訴求する商品が増えてきています」(アットコスメ広報)とのこと。「デリケートゾーンケア関連の商品へのクチコミは右肩上がりで増加。今では9000件以上のクチコミが投稿されている」そうです。なかなかオープンにしづらいテーマではあるものの、関心が高まっているのが分かりますね。海外国籍の彼と付き合っている方が、あるとき彼にアソコを「Bush(しげみ)」と言われたそうです...世界基準で考えると、妙齢の女性にとってデリケートゾーンをケアすることはエチケットなのかもしれませんね。
〇支払いは、5回セット一括払いを選びました。
なので、大きな額を支払いました。かかった金額は約24万円です(詳しくは記事末を参照)。5回セットにしたのは、支払っておかないと忙しさにかまけて通院を怠けそうだったので。しかも、コースの方が1回当たりの金額が安くなります。毎日の快適さを思うと、後悔はありません。とにもかくにも、今、私の背中を押した経験者の言葉の数々が身に染みています。これを機に夏に向けて他の部位の脱毛にもチャレンジしようと思っています!
【VIO脱毛をやってよかった点】
◆毛が伸びたときのチクチク感がない
◆突然の水着需要に慌てない
◆生理中はビデ洗浄でいつも清潔でいられる
◆下着の繊維やナプキンに毛が絡まって引きつれることがない
◆自分が介護される立場になったときに対する安心が一つ増えた
◆下の抜け毛を部屋で見つけるという不快感が減った
【かかった金額】
銀座ケイスキンクリニックで施術
【Vライン】(5回セット)70,000円/1回当たり14,000円(税抜)
【Iライン】(5回セット)100,000円/1回当たり20,000円(税抜)
【Oライン】(5回セット)70,000円/1回当たり14,000円(税抜)
今回は実際体験され、事細かにお伝えしております。是非、参考にご一読ください。
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