WEB『MYLOHAS/マイロハス』2017年6月24日掲載

マイロハスは「意識する」をキーワードに、カラダと心にいいものやいいことを展開し、ボディケアや脳活用法、 スキンケアのヒント、健康的な食事、掃除、睡眠、お風呂などを掲載する、美容意識の高い女性に人気のウェブサイトです。

特集:SKIN&HAIR 「"頭皮の健康"を色でチェック!あなたは青白と赤色どっち?」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
シャンプーの基礎の基礎をお届けした前編に続き、夏ならではの不快なトラブルを防ぐための頭皮のチェック方法や頭皮ケアに潜む勘違いを解説しています。

Q1.頭皮のベトつきが気になるなら、頭皮のクレンジングは必要?
A1.頭皮は男女ともに皮脂の分泌が盛んな部位です。頭皮クレンジングは、余分な皮脂を落としすっきりするので、女性も時々取り入れるとよいでしょう。
シャンプー前に頭皮になじませ、皮脂やスタイリング剤を落とすのが頭皮クレンジングです。頭皮ケアというとまだ男性のものという意識がありますが、女性も週に1~2回ほど取り入れ頭皮をしっかりクレンジングしましょう。質の高い洗浄成分を使っているものがたくさん登場し、使うとやはりさっぱり感、すっきり感があります。頭皮がかなりべとつくと感じる方なら、顔用のクレンジングオイルをプレシャンプーがわりにするのもアリです。その後は丁寧にすすいで、普段と同じシャプーをきちんとしてください。女性は乾燥しやすいので、肌質に合わせて頻度は調整してくださいね。

Q2.抜け毛が気になります。どんなヘアケアを選べばいい?
A2.ヘアケアよりもまず、食事を見直しましょう!
エイジングによって毛髪の再生力は低下してしまうので、どうしても抜け毛は増えてきます。抜け毛を気にする女性にまずお願いしているのが、ヘアケアよりもまず食生活の見直しです。特に若い世代の薄毛は過剰なダイエットによる栄養不足や、貧血が隠れている可能性があります。体は脳や心臓、肝臓といった重要な臓器にまず栄養を巡らせようとするものです。どうしても髪や肌、爪への栄養補給は後回しになってしまうため、食生活が大切になります。できれば年1回ほどのペースで、貧血検査をしてチェックしましょう。また、あっかんべーをして瞼の裏が白っぽくないかも目安になります。健康的な血色の赤ではなく薄ピンクだったら鉄欠乏性貧血の疑いがあるので注意しましょう。

Q3.サロン専売のシャンプーのほうが効果ある?
A3.髪の悩みが深い方にはおすすめです。
ドラッグストアなどで販売されている手頃な価格のものでも、汚れを落としたり保湿する目的では充分ですが、サロン専売のものはヘアケアへの意識が高い人用に開発されています。スタイルにこだわりのある方、髪や頭皮悩みが深い人はサロン専売のもののほうが細分化されているので自分に合うものが見つかるかもしれません。

Q4.髪ダメージが悩みです。トリートメントの効かせワザはありますか?
A4.ひと手間で効果がぐんとUPします。
シャンプー後、手で髪の水気を絞っただけでトリートメント剤を塗っている人が多いようですが、タオルで水気をしっかりおさえてからトリートメントを塗るだけで、仕上がりがかなり違います。ヘアサロンでも、きちんと水分をおさえてからトリートメント剤を塗布し、タオルで巻いて蒸しながら放置しています。その手順を真似て、トリートメント後はタオルで巻いて2〜3分放置します。お風呂に浸かるのなら、その間をトリートメントタイムにしてしまいましょう。ひと手間で同じトリートメントでも効果がぐんとアップします。さらに、トリートメント剤はヌルつきがなくなるまできちんとすすぎましょう。

Q5.自分の頭皮が健康か、見分け方はある?
A5.かきわけてじっくり観察しましょう。
髪をかきわけて、頭皮をチェックしてみてください。乾燥している頭皮の場合、よく見ると細かい粉をふいていることが少なくありません。また、オイリーな頭皮なら脂漏性皮膚炎などで赤みを帯びていることもあります。基本的には頭皮のコラーゲン(白)と静脈の色(青)が透けるため、健康な頭皮は青白く見えます。色がくすんでいたり赤みを帯びてみえるのは、くすみや炎症が隠れている証拠です。シャンプーやトリートメントなど、毎日の正しいヘアケアで頭皮環境を整えましょう。

夏を快適に過ごし、サラサラで美しい髪と頭皮をキープするコツを、ぜひご参考になさってください。

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