特集「私ってもしかして「不安定肌」?チェックリストで肌診断しよう」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。
■私ってもしかして「不安定肌」?
冬の寒さもゆるみ、春はもうすぐそこ。けれど、もし「肌の調子が悪くなるから春が来るのが心配」と思っているなら、「不安定肌」の可能性があるかもしれません。
■不安定肌とはなに?
不安定肌と聞くと、敏感肌のことだと思う人もいるかもしれません。不安定肌とは、"一時的に"敏感になりやすい肌のことです。敏感肌は慢性的に肌が敏感であるのに対し、不安定肌は肌の調子がいいときもあれば敏感になる時もあるという点が違いです。
まずは下記をチェックしてみてください。3個以上あてはまる場合は「不安定肌」、1~2個あてはまる場合は「不安定肌予備軍」の可能性が高いです。
□花粉症の時期になると肌の調子が悪くなる
□季節の変わり目はメイクのノリが悪くなる
□季節の変わり目になると肌がムズムズ、チクチク、ヒリヒリすることが多い
□肌の赤みやかゆみが気になるときがある
□化粧水やクリームがしみる時がある
□マスクによる肌荒れが気になる
■春先は最も肌が不安定になりやすい季節
肌の最も外側の層(角層)には、異物が肌の内部に侵入するのを防ぐ「バリア機能」が備わっています。しかしこのバリア機能が低下すると、バリアに隙間ができて花粉や黄砂、PM2.5などの異物が侵入し、肌に炎症などを起こす不安定肌の原因となります。
バリア機能は、食事、睡眠、運動、排泄、ストレスコントロールといった体内バランスの乱れや、紫外線、タバコ、空気の乾燥や冷えなどの外的要因が多く重なるほど低下してしまいます。春は新年度を迎えるためにストレスが多く、空気が乾燥し、紫外線が増え始め、花粉などの微粒子が多く飛散し、1年で最も肌が不安定になりやすい季節です。しっかりとした対策が必要です。
■不安定肌のケアは「バリア機能アップ」と「微粒子の付着予防」がカギ
バリア機能を高めるためには、体内バランスを整えることを心がけたうえで、美肌づくりの基本となる(1)"洗顔"する時、こすらずにやさしく洗うこと。(2)しっかりと"保湿"すること。(3)"紫外線対策"をすること。以上の「スキンケアの三本柱」が大切です。その中でもバリア機能の修復に欠かせないのが"保湿"です。間だらけになった角層を助ける保湿ケアには、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸といった水分を抱え込む効果のあるモイスチャライザー使用し、バリア機能を強化しましょう。当院では、天然セラミド配合の『セラミドバリアクリーム』が不安定肌に寄り添う優しい処方で人気です。バリア機能を高め、肌をやさしく守ります。微粒子の付着を防ぐケアとしては、微粒子が肌に付着しにくいコスメを選ぶことがポイントです。肌が不安定になりやすい春を快適に過ごすためにも、"バリア機能を高めるケア"と"微粒子の付着を防ぐケア"を意識してコスメを選んでみてください。