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2012年10月27日

ケミカルピーリング

皆様こんにちは、高山有由美です。

なんだかお肌がくすんでゴワゴワしている、お化粧のノリがいまいち・・・という方におすすめなのが「ケミカルピーリング」です。

 

使用する薬剤には、グリコール酸や乳酸などのαヒドロキシ酸(AHA;フルーツ酸とも呼ばれます)、サリチル酸、トリクロロ酢酸等様々な種類がありますが、各々pH、濃度によってピーリングの深度が異なります。白人と違って炎症後色素沈着を起こしやすい東洋人には、角層、もしくは表皮のごく上層までの浅層ピーリングがダウンタイムもなく、多く行われています。この部分をピーリングすることにより、遅れたターンオーバーをもとに戻し、シミやくすみ、毛穴のつまりを改善するだけでなく、間接的に真皮の上層のコラーゲンを増やし、皮膚のハリを出して美容的な効果を得ることができます。

 

ただし、一時的に表皮が持つ本来のバリア機能や水分保持機能が失われますから、ピーリング施術前後は、いつもより十分な保湿を行うこと、摩擦や産毛剃り等肌に刺激になる行為を避けること、紫外線対策にいつも以上に気をつけることが大切です。

 

エステなどでのピーリング剤は、安全性のため濃度が低いものを使用している(効果もマイルド)のですが、それでも誤った前後処置によりピーリングに伴うトラブルなども増えています。そのような背景を踏まえ、日本皮膚科学会では「ケミカルピーリングガイドライン」を作成し、皮膚およびピーリングの正しい知識を持った医師による施術を推奨しています。

 

当クリニックでは最も使用頻度の高いグリコール酸を使ってケミカルピーリングを行っています。1度でも効果を実感することができますが、お肌の状態に合わせて、24週間ごとに5,6回繰り返すとさらに御満足いただけます。その後も数ヶ月に1回の頻度で継続なさるとよい状態をキープすることができます。美容皮膚科のメニューの中ではやや地味な印象ですが、ダウンタイムもなく、実は優れた施術です。

当クリニックでは肌質改善治療のジェントルレーズやフォトセラピーとセットで行っていますが、単品での施術も可能ですので、どうぞお気軽にご相談ください。

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銀座Ks Skin Clinic
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