デリケートゾーンに関するトラブルは、なかなか人に相談できないものですが、実際に悩んでいる方が沢山いらっしゃいます。中でも多いお悩みが、デリケートゾーンの黒ずみです。他人とは比較しづらい場所ですし、自分の黒ずみを目にすると、イヤな気分になってしまいますよね。
そもそも、デリケートゾーンはお肌が薄くてトラブルを起こしやすいため、色素沈着を起こしやすい部位です。人種や肌質によって黒ずみやすい方もいらっしゃいます。日々のケアである程度は解消できても、透き通るように白い肌とまではいきません。あまり神経質になりすぎず、のんびりとケアしていきましょう。
【デリケートゾーンの黒ずみ改善法 ~日常生活での刺激を軽減する~】
まず、簡単にできるのが、日々の刺激をできる限り軽減することです。デリケートゾーンは入浴時を除けば、24時間ずっと下着や衣類による刺激を受けています。そのため、自分に合った下着のサイズや形状、そして素材を見直してみることは大切です。サイズがきつく、締め付けの強い形のものでは、強く当たるところが黒ずんできてしまいます。
そして、素材も、綿(コットン)や絹(シルク)、吸湿速乾加工を施した線維が、お肌への刺激が少なく通気性もいいのでオススメです。形状もビキニラインの黒ずみが気になる場合は、ボクサータイプのショーツがこすれにくいのでオススメです。
【デリケートゾーンの黒ずみ改善法 ~美白クリームやクリニック~】
デリケートゾーンは解剖学的に、メラニン活性が高く、黒ずみが生じやすい部位です。市販の美白クリームなどを使用しても、お顔と違って、すぐに効果が出ません。根気よく続けると良いでしょう。
確実な効果を出すには、美容皮膚科に相談するのもおすすめです。クリニックには、メラニンの合成を強力にブロックする、ハイドロキノンクリームやレチノイン酸クリームを処方してもらえます。また、ビキニラインや外性器周りのレーザー脱毛は、メラニンも減らしてくれるので、ムダ毛だけでなく、気になる黒ずみも解消できて一石二鳥です。
外性器周囲のムダ毛がすっきりすると、生理の経血が付いて、ナプキンかぶれや湿疹を繰り返すといったトラブルも減り、炎症後色素沈着が出来にくくなることで、デリケートゾーンの黒ずみが徐々に出来にくくなるというメリットもあります。他人に相談しづらいお悩みではありますが、女性皮膚科専門医なら、気軽に相談できるのではないでしょうか。