皆様こんにちは、慶田淳子です。
月経前後は、にきびがでたり、肌が荒れたりトラブルが起こりやすいですよね。
それは女性ホルモンが関係しているからです。
皮膚に対する影響が多いのは、月経直前1週間ぐらいの間です。
特に2,3日の間に目立ちます。
皮膚は不安定になっていてアレルギーを起こしやすいのです。
ツベリクリン反応(結核菌に対するアレルギー反応)が陰性の方でも、月経直前
に行うと陽性にでることもあるようです。
そのため、例えばお化粧品など購入される際は、この時期は避けた方がいいかと思います。
また月経前にはうっ血がみられます。
皮膚に出血をみたり、眼、歯ぐきから出血する人もいます。
眼の周りの皮膚は、一番うすいところなためうっ血がみられることがあります。
月経時に眼のくまが目立つ人がいるのはこのためで、色の白い人ほど目立ちます。
またアポクリン腺も働きが盛んになるので、わきがの臭いも目立ってきます。
また更年期もお肌にトラブルが起こりやすいです。
月経の量が減ったり、不規則になりイライラしたり動揺しやすかったり頭痛肩こりが現れます。
皮膚はかぶれやすくなり、白髪染めをしてかぶれるのもこういった年齢の人に多いのです。
更年期には、ホルモン補充療法といってエストロゲンと黄体ホルモンを組み合わせる治療が効果的です。
虚血性心疾患、脳卒中などのリスクが高いと最近いわれていますが、
QOLが著しく低下するようなら選択肢の一つだと思います。
生涯を共にする女性ホルモンと上手に付き合っていきたいですね。