皆様、こんにちは。土屋佳奈です。
dirty neckとは、いったい何でしょうか?
成人期アトピー性皮膚炎の患者さんに見られる特有の皮膚変化を指す言葉です。
慢性・再発性の炎症により、さざなみ様の褐色色素沈着、色素脱失、皮膚萎縮などが混在する局面が、主に頸部、鎖骨上窩、上胸部などにかけて見られます。
慢性・再発性に炎症が起こると、皮膚の内部では一体どんな変化が起こるのでしょうか?
実際に皮膚生検といって皮膚を一部採取し顕微鏡で観察すると、表皮基底細胞の変性と、それに伴う真皮へのメラニンの滴落が見られます。これが色素沈着の原因です。
アトピー性皮膚炎の患者さん以外でも、入浴時のナイロンタオルによる機械的刺激などで同じ様な皮膚の状態を生みだし兼ねないので、注意が必要です。入浴時はナイロンタオルは使用せず、泡をよく立てて手で優しく洗うようにしましょう。
さて、dirty neckの治療についてですが、今まで有効な治療方法はなく、非常に難治とされてきました。
しかし、当院にてフラクショナルレーザーで治療した結果、非常に良好な結果が得られました。長年、お悩みだった方には自信をもって、オススメしたい治療です!
フラクショナルレーザーの詳細につきましては、是非、当院のHpも御覧ください。