皆さまこんにちは!院長の慶田朋子です。
年齢と共に出てくる、様々な症状を「老徴(ろうちょう)」と呼びます。嫌な言葉ですね~。
具体的には、しわ、たるみ、しみ、老人性脂腺増殖症、老人性血管腫、アクロコルドン(スキンタッグ)、そして、脂漏性角化症(老人性いぼ)が多く見られます。
「しみと思って高級美白化粧品を塗っているのに全然効かないわ」とお思いのあなた、もしかしたら「いぼ」かもしれません!
写真は脂漏性角化症(老人性いぼ)と呼ばれる良性腫瘍です。
初期は平らでしみと紛らわしいのが特徴。早ければ30歳代から、主には中年以降に発生し、加齢とともに増えて、ゆっくりと盛り上がってきます。主に紫外線などが原因で、皮膚の老化現象のひとつとされています。顔面・前胸部・背部・頭部によく見られますが、全身どこでも発生します。色は肌色~褐色調~黒色調のものまで、様々な濃さのものがあります。大きさは数㎜から2~3㎝くらいで、わずかに盛り上がるものからドーム状に突出しているものまで、様々な形状があります。ごくわずかしか盛り上がっていないものは、一見しみのように見えます。
治療法としては、液体窒素による冷凍療法もありますが、冷凍火傷ごの色素沈着(しみ)が強く残ることがあります。特に顔面で傷跡やしみが残らないようにきれいに治療するには炭酸ガスレーザーを使った治療が最適です。炭酸ガスレーザーで脂漏性角化症を蒸散させ、皮膚表面からごく浅く削り取ります。傷はすりむいた程度の浅さなので、傷跡をほとんど残さずにきれいに治すことができます。
この治療は当院でも大人気治療の一つですので、お気軽にご相談ください(^^)
ご料金は小さいものは5個以上まとめると1個1000円です。直後の炎症後色素沈着の状態で、この後2~4カ月かけて薄くなってまいります。