皆様こんにちは、慶田淳子です。
脂腺母斑とは、表面がごつごつした少し盛り上がりのあるあざです。
皮膚の色々な成分が混ざって黄色~茶色のごつごつした面をつくります。
脂腺母斑は頭部に出来ることが多く、生まれたときはやや赤みのある髪の毛が生えない斑状ですが、
年齢とともに見た目の感じも変化して、じょじょに盛り上がっていぼ状になり、茶褐色へと変化していきます。
脂腺母斑の上に皮膚癌が出来る可能性があるため、ある程度の年齢で切除してしまうことが必要です。
近年は、以前より脂腺母斑が悪性腫瘍を伴うという考えかたが、変わってきているようです。
二次的に腫瘍を併発するには、10%以下ではという報告もあります。
しかし、最近のお話しですが、私の知人の60近い方が、脂腺母斑を将来癌化を防ぐために
切除したのですが、その後の組織検査にて基底細胞癌が発見されました。
もちろん手術で切除できましたが、術後の痛みは想像以上に長く、辛かったようです。
やはり、成人になればなるほど皮膚の進展が悪くなるため、思春期までの適切な
時期に切除してしまったほうがいいのではと思います。