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2014年1月30日

痤そう(ニキビ)の実態調査

皆様、こんにちは。土屋佳奈です。

先日、とある医学雑誌に20歳代女性の痤瘡(ニキビ)と痤瘡瘢痕(ニキビ痕)の実態調査という興味深い記事が載っておりました。

無作為に抽出された20歳代女性ボランティア104人を対象に行われた調査では、全体の98.1%に何らかのニキビの皮疹を認め皮疹のない患者は実に1.9%に過ぎないという結果でした。

また、ニキビの皮疹を認めた98.1%の患者のうち、炎症性ニキビの患者が軽症を含め90.4%面ぽう(炎症のない毛穴の詰まり)のみの患者が7.7%となっていました。

ニキビは昔から青春のシンボルとされています。今では青春時代のみならず、20歳以降もニキビに悩まされる思春期後痤瘡の患者様が非常に多いことは認識しておりましたが、皮膚科医として普段診察に当たっている私自身も、この数字をみて非常に多いことに驚かされました。

さらに、患者自身の回答では、全体のおよそ28%が現在ニキビはないと答えていたようですが、皮膚科医の診察によると、そのうちの約90%に炎症のない面ぽう(隠れニキビ)の患者が含まれていたというのです。この結果から、患者自身は面ぽうをあまり認識していないということが窺い知れます。面ぽうは、炎症がないため自覚症状もなく、肌色の微小な皮疹であるため、治療の対象とならないと思っておられる患者様もたくさんいらっしゃるようですが、面ぽうは立派なニキビの初期疹です。

ニキビの治療においては、ニキビ痕を残さずに治すことが重要な治療ゴールです。今回の調査結果では、全体の65%に瘢痕(ニキビ痕)が見られ、かなりの高い頻度で痕を残しうることが明らかになっています。ニキビ痕は炎症性ニキビから生じますが、元に戻すのはなかなか難しく、フラクショナルレーザーなどによるレーザー治療を複数回要します。ニキビ痕を残さないためには、早期診断と治療、さらには予防が非常に重要となります。

今日では、外用薬であるアダパレンの使用や、ケミカルピーリングなどにより炎症性ニキビのみならず、面ぽうの治療も可能となりました。ニキビの原因となる毛穴の詰まりを解消するため、徐々にニキビの出来にくいお肌へと導きます。

当院では、ニキビの治療として、フォトフェイシャルGentle Laseによる肌質改善治療を行っております。いずれも照射の前に、ケミカルピーリングをサービスで行いますので、より高い治療効果を実感頂けます。ダウンタイムもなく、ニキビのみならず、お顔のシミやくすみにも効果的で、徐毛効果もありますので、当院でも非常に人気の施術となっております。

ニキビでお悩みの方のみならず、幅広い年代の皆様にお勧めです。お気軽に御相談ください。

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