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2014年2月15日

花粉皮膚炎

皆様こんにちは、土屋佳奈です。

今年は、東京では記録的な降雪が見られ、まだまだ寒い日が続いておりますね。

コートの下にたくさん着込んで、おしゃれとは程遠い防寒に徹する日々にもそろそろ嫌気が差し、

はやく春のファッションを楽しみたい今日この頃です。

しかし、春といえば忘れてはならない、皆様のお悩みの一つが『花粉症』ではないでしょうか?

スギ花粉は、気温にもよりますが、関東ではだいたい2月上旬~中旬頃より飛散が始まります。

すでに気候の暖かかった日に鼻がムズムズしたり、くしゃみが止まらなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか??

一般的に、スギ花粉症くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの鼻炎症状涙目・充血といった眼症状などが代表的です。

しかしそれ以外にも、皮膚にかゆみが出ることがあり、花粉皮膚炎と呼ばれます。

大気中の花粉が付着しやすい顔(とくに眼囲)や首などの露出部に好発しますが、ご自身では花粉が原因と気付かないこともあるため注意が必要です。

花粉皮膚炎の特徴は・・・
①花粉の季節に起こり、他の時期には症状がない
②顔とくに眼囲や、首など露出部に生じる
③赤く腫れぼったい皮膚になり、痒みが生じる、などです。
スギ花粉は、分子量が大きく本来皮膚の角層を通過できないのですが、皮膚の角質に障害がありバリアー機能が壊れていると侵入してしまいます。

アトピー性皮膚炎の患者さんでは、このバリアー機能が元来弱いために皮膚症状の悪化が見られることがあります。

また、女性はクレンジングや洗顔料によって、皮膚のバリアー機能が障害(主に皮膚の乾燥・肌荒れ)されることも多いため注意が必要です。

花粉皮膚炎を予防するためには・・・
①顔をこすりすぎず、保湿をしっかりする
②帰宅時に洗顔する
③外出時にはなるべく肌の露出を少なくする

④洗濯物を屋外に干さない、などです。

治療法は、花粉症に準じ抗アレルギー剤の服用が主になりますが、皮膚に症状が出た場合にはステロイド外用剤が必要になります。

お心当たりのある方は、是非一度、皮膚科専門医に御相談ください。

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