電話にメール、テレビに音楽ソフト、カメラ、インターネットと多機能を融合したスマートフォン。
現代社会の中ではなくてはならない存在になってきていますね。
そんな便利なスマートフォンですが、少し気をつけたいことがあります。
最近の学会誌に、スマートフォン充電中の就寝時におこった低温やけどによる潰瘍の症例報告がありました。
充電中、機器がとても熱くなることがありますよね。
メーカーによると、40度程度で安全装置が作動するようになっているそうですが、
ある実験では、58度にまで上昇していました。
人体においては44度で6時間以上、43度で10時間以上の接触で低温やけどの発症につながるようです。
ベッドサイドで充電しながらメールをしたり、ブログを読んだりしているうちに
そのまま就寝してしまうことがある、という方も少なくないのではないでしょうか?
低温やけどと言えば、カイロや湯たんぽ、電気アンカ、電気毛布などによるものが一般的ですが
現代社会ではスマートフォンも熱源になり得ます。
就寝時など、熱さに気づかない状況下で熱くなったスマートフォンに長時間接触するのは危険です。
なるべく、ベッド上以外の場所で充電し、就寝時に触れないように注意しましょう。
万一やけどになり、発赤、水疱、潰瘍などになってしまった場合には、
早めに皮膚科専門医を受診下さい。