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2014年8月 5日

唇のくすみの原因と改善方法

刺激を受けやすい唇

唇は角質層が薄く、皮脂腺・汗腺もないので、常に乾燥しがち。冬になると皮が剥けて、リップカラーが上手に塗れないという人も多いのではないでしょうか。唇のターンオーバーは他の部分よりも早く、3~5日で生まれ変わります。また、唇は他の部位に比べてメラニンを作る力が弱く、紫外線のダメージをダイレクトに受けやすいという特徴もあります。

唇のくすみの原因は?

唇は非常にデリケートなので、くすみなどのトラブルが起こりやすい部分。

唇のくすみの原因は、次のようなものがあります。

血行不良

肌寒い日にプールに入って、唇が紫色になった。そんな経験を誰もが一度ぐらいはしているのではないでしょうか。唇は皮膚が薄いので、血流の状態が目に見えやすく、血行がよいと赤く、悪いと紫色がかったくすんだ色になります。

色素沈着

唇は本来、メラニンができにくい部分ですが、紫外線による刺激やリップカラーの色素が残ったままの状態が続いたり、アレルギー反応などで炎症を起こすことなどによって、色素が沈着し黒ずんで見えるようになります。また、喫煙の習慣がある人は、タバコのタール色素が皮膚に沈着し、くすみの原因に。UVカット効果のあるリップを塗る、クレンジング時はゴシゴシこすらずにやさしくマッサージするようにリップカラーを落とすなど、毎日のケアでくすみ対策をしましょう。赤ちゃんの頃はピンク色だった唇が年齢とともにくすんでくるのは、メラニンくすみのため。美白剤の外用がやレーザー治療で生まれ変わったように明るい色に変わります。

糖化による黄ぐすみ・茶ぐすみ

糖化による黄ぐすみは、原因となるAGEsを作らないために、糖質過多の食生活を見直すことが大切。甘いお菓子を控えるだけでなく、ご飯・小麦・トウモロコシなどの糖質を控えめにする、食事の際に葉野菜を最初に食べるなど、食べ方も工夫しましょう。

疾患

まれに疾患によって唇に色素沈着が起こることがあります。アジソン病という副腎皮質ホルモンの低下によって起こる自己免疫疾患は、低血圧、全身のだるさ、胃腸症状といった症状のほかに、全身の皮膚や粘膜などに色素沈着が起こります。不安なときは、まず皮膚科に相談し、診断がつけば内分泌科で治療を受けることになります。

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