高齢の女性の外陰部に、痒みや痛み、灼熱感などを伴って、
やや硬く、萎縮した象牙色の白っぽい変化がみられることがあります。
「硬化性萎縮性苔癬」といい、
女性の陰部に発生することが多いと言われていますが、
うなじや背中の上方、上腕や亀頭、肛囲にもできることがあります。
陰部に生じる場合は、閉経後の女性に好発する事から、ホルモン説が考えられています。
外陰部の症例の数パーセントに有棘細胞癌という悪性腫瘍を発症することがあり、
気になっている方は、是非一度皮膚科専門医にご相談下さい。
当院は女性ドクターのみですので、デリケートゾーンの診察もお気軽にお声かけください。