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戦後生まれのいわゆる「団塊の世代(昭和22年~昭和24年生まれ)」が65歳以上となる2015年は、高齢化率(総人口に占める65歳以上の人口の割合)は26.0%、75歳以上人口後期高齢化率は12.5%となる見通しだそうで、4人に1人が高齢者という時代です。健康な高齢者が多い一方で、様々な病気を抱える方も増えてきます。
その中でも最近話題に上ることが多い認知症ですが、アルツハイマー型が約60%、脳血管性が約20%、その他(レビー小体型など)が約20%程度と言われています。アルツハイマー型、脳血管性ともに糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病との関連がわかってきて、食生活の改善が認知症の予防につながるとして注目されています。
その認知症予防に話題のえごま油ですが、不飽和脂肪酸のαリノレン酸が豊富でこれをDHA・EPAに変換し、脳細胞を刺激することによって脳を活性化します。αリノレン酸は酸化しやすく熱に弱いため加熱調理には不向きで、飲み物や味噌汁、ヨーグルトにかけたり、ドレッシングとしてサラダにかけたり、風味をいかして和え物などで摂取するのが簡単でおすすめです。一日ティースプーン1~2杯で十分ですが、いくら健康によいといってもプラスにするとカロリーオーバーになってしまいますので、ドレッシングやバターのかわりなど、普段使用している油をえごま油に置き換えるのが賢い使用方法です。
えごまはシソ科の植物で、しそ油として売られているものもえごま油と同じものだそうです。また、同じくあまに油もαリノレン酸が豊富で、熱に弱いタイプです。
院長監修レシピ集「認知症を防ぐ!えごま油レシピ」もぜひご覧下さい!!