皆様こんにちは。
寒い日と暖かい日を交互に繰り返し、日に日に紫外線が強くなってきている今日この頃。紫外線対策には日焼け止めの使用はもはや当然ですが、この他に最近見直されているのが、抗酸化作用のある物質を摂取したり、外用したりする方法です。
紫外線照射に伴う活性酸素は、細胞にダメージを与えてシミを作ったり、コラーゲン線維を壊したりします。これらを防ぐために、抗酸化物質も併用して利用するのがおすすめです。
その抗酸化物質の中で抗酸化作用の強いものがビタミンA(レチノール)です。ビタミンAは皮膚に蓄積され、紫外線のみならず、ブルーライト、近赤外線、タバコ、大気汚染物質(PM2.5~10)、花粉など日々私たちの皮膚の脅威となる酸化ストレスから守ってくれる力強い味方です。ビタミンAを積極的に塗り、イオン導入で補給することで、様々な美容医療後のダウンタイムの軽減(かさぶたが早く取れる、炎症後のシミが出来にくいなど)にもつながります。
また、皮膚のターンオーバーを促し、くすみのない新しい肌に生まれ変わる手助けをしたり、表皮細胞の成長を促し、厚みのある丈夫な表皮になります。自らの力でNMF(天然保湿因子)や角質細胞間脂質が作られるので、角質のバリア機能も強化され、肌自体の保湿力が高まり、刺激に強いお肌に変わっていきます。さらに、コラーゲンやエラスチン、グリコサミノグリカンの生成を促し、お肌のハリを保ちます。
レチノイン酸に比べ、レチノイド反応(皮むけや赤み、刺激感)はかなり軽度でありながら、その効果はしっかりと継続できれば同じくらいとも言われています。
是非クリニックでのいつものケアにプラスしてイオン導入や毎日のケアにビタミンA,C,E配合のオイルをお試し下さい。
2016年3月16日
ビタミンAの効果
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