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2016年6月17日

まぶたへのヒアルロン酸注入の効果と注意点

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まぶたへのヒアルロン酸注入の効果と注意点をまとめて解説しました。


老けた印象を与える「くぼみ目」とは

「くぼみ目」は、上まぶたを持ち上げる筋肉の低下(眼瞼下垂)や、上まぶたの脂肪の減少などによって生じます。くぼみ目になると、上まぶたに影ができるため、やつれた印象を与えたり、年齢よりも老けてみえたりするなど、女性にとってはうれしくない変化です。また、二重まぶたのラインが曖昧になるケースもあります。


ヒアルロン酸注入による「くぼみ目」治療

くぼみ目を改善するためには、美容外科や美容皮膚科などの医療機関で「ヒアルロン酸注入」を行うことで悩みを解消することができます。

ヒアルロン酸注入治療とは、気になる部分にヒアルロン酸を直接注入し、肌にふくらみを持たせて、くぼみやシワを改善する治療です。まぶたに行えば、自然なふくらみのあるまぶたになり、二重のラインもハッキリするため、目もと全体が若々しく華やかな印象になります。


まぶたへのヒアルロン酸注入の注意点

まぶたへのヒアルロン酸注入でもっとも多いトラブルは「内出血」で、ごく軽いものを含めると全体の半数近くに現れるといわれています。これは注射針が毛細血管に偶発的にあたったしまうことで生じます。軽い内出血なら1週間程度、出血量が多めの場合は2~3週間程度で自然に回復していきます。

もう一つのトラブルは、まぶたの重さと腫れです。目周り用の柔らかいヒアルロン酸を使用しても、皮膚と皮下組織が非常に薄い部位へ注入するので、ヒアルロン酸が吸水している間は、まぶたが重く感じたり、むくんだりします。なじむまで少なくとも2~4週間かかります。この変化を最小限にするため、一回の注入量は少なめにします。ボリュームが足りない場合や左右差がある場合は、吸水期が落ち着く1~1か月半後に、追加注入する必要があります。ですから、大事なイベントがある場合は2か月半前に受診すると良いでしょう。

ヒアルロン酸注入では施術直後からメイクが可能とされていますが、針傷からの細菌感染のリスクもあるため、まぶたへのメイクは控えるようにしましょう。まぶたの内出血や腫れが気になる方は、長期休暇前などに施術を受けるとよいでしょう。

また、施術後しばらくの間は、注入した部位を強くこすると、「まぶたの腫れがひどくなる」「注入したヒアルロン酸が移動する」などの可能性があります。注入部位のフェイスマッサージは、施術を受けて1か月経ってからにしましょう。


治療を受ける際に気をつけておきたいこと

ヒアルロン酸注入で用いる製剤は、医療機関によって異なります。長期間効果が持続する薬剤には、ヒアルロン酸以外の成分が含まれている場合があるため、アレルギーによる副作用のリスクが高くなることもあります。まぶたへのヒアルロン酸注入を検討する際は、かかりつけの医療機関でどのようなヒアルロン酸を使用されているのかを確認することも大切です。






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