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2016年6月23日

性感染症

皆様こんにちは。
最近になり梅毒が増加傾向にあるようです。
梅毒とは性感染症の一つです。
現代社会は性活動が多様化していますし、中国人などの海外からの渡航者の急激な増加も関係しているのではという推測があります。
実際私も今年になり数人診察いたしました。
性感染症ですが、梅毒は皮疹にも症状が出現いたしますのでお話しをいたします。
初期は外性器に症状がでるため、婦人科の受診が多いようです。皮膚良性腫瘍を切除するため感染症の採血をしたら見つかったかたもいらっしゃいました。
初期(第一期~3か月)の症状は外陰部にしこりができ、場合により潰瘍化するのですが無痛で自然治癒します。第2期(感染後3カ月~3年)は皮膚症状や口腔粘膜症状など多岐にわたるます。皮膚では、梅毒性バラ疹といって両側手掌に1cmまでの紅斑が出現致します。ばら疹の2~3週間後に、体幹を中心にして5mm~1cm程度の鮮紅色の丘疹が多発します。診断が難しいこともありますが、パートナー以外との性交渉を持ち、上記の症状を認めた場合は梅毒も念頭にいれ、医療機関でに採血をおすすめします。

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