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2016年10月13日

【早期の治療が大事】皮膚科医が教えるにきび治療方法とは?

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皆様こんにちは。

にきびでお悩みの患者様は、当院でもたくさんいらっしゃいます。
数年の間に、にきびの治療薬(保険適応)が増えました。

以前は抗菌薬、ビタミン剤といった薬しか保険適応がなかったのですが、2008年にアダパレン(商品名ディフェリン)が登場し、面ぽうに対して治療ができるようになりました。

その後2016年に過酸化ベンゾイル(べピオ)、過酸化ベンゾイル+抗菌薬(デュアック)が登場いたしました。そして今後アダパレン+抗菌薬も登場いたします。
現在、面ぽうに対する外用が3種類ありますが、使いわけを簡単にお話します。

にきびを、急性炎症期、維持期と分類いたします。

急性炎症期の炎症性皮疹は、抗菌外用薬と過酸化ベンゾイルの配合薬を推奨いたします。
最大3ヶ月間を目安として、維持期の治療に移行します。

維持期とは炎症性皮疹軽快後の時期で、面皰を主体とします。
面皰主体のときはディフェリン、もしくはべピオですが、面皰が主体ならディフェリン、炎症性皮疹が主体ならべピオ外用が基本になります。

以上のようににきびびは、皮疹によって適切な外用薬を使用することで、今後は悪化して瘢痕化するかたも少なくなると思います。当院でも外用、内服と併用してフォトフェイシ
ャルの照射をいたしております。にきびに特化した光を照射することで炎症、紅斑を軽減することができます。

にきび痕を残してしまうと治療が困難になりますので、早めに皮膚科医の指導のもと適切な治療することが大事です。

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