【美しい背中を目指す】背中ニキビ・ザラつきの原因と予防法~有効なクリニックでの治療法とは

【美しい背中を目指す】背中ニキビ・ザラつきの原因と予防法~有効なクリニックでの治療法とは

本格的な夏が到来し、暑さがピークを迎えます。おでかけの際には、透ける素材や襟ぐりの開いた、涼し気な洋服を選びたくなります。そこで気になるのが、背中のザラつきやブツブツではないでしょうか。せっかくステキな洋服を着ても、ボディにニキビがあると気分までどんよりしてしまいますよね。今回は、体ニキビの基本知識から、自宅でできるセルフケア、さらにできでしまったニキビを効果的に除去するクリニックでの施術など、今すぐ実践すべきボディケア情報をお届けします。

    目次
  1. 1.そもそも体にできるニキビとは? 顔のニキビと違うの?
  2. 2.背中ニキビができる原因は毎日の生活習慣にあります
  3. 3.予防するには毎日のセルフケアが大切
  4. 4.できてしまった背中ニキビやザラつきには、クリニックでの施術が効果的

1.そもそも体にできるニキビとは? 顔のニキビと違うの?

背中やデコルテには皮脂腺が大きく発達した「脂腺性毛包(しせんせいもうほう)」があり、これは顔も同様です。一般的に「ニキビ」というのは、この脂腺性毛包の中で「アクネ桿菌(アクネかんきん)」という常在菌が増えて炎症を起こした状態を指します。つまり、顔も体も、ニキビの種類としては同じものといえます。

ただし、顔にできるニキビと体にできるニキビとは、きっかけとなる毛穴詰まりを引き起こす要因が少し異なります。背中やデコルテは顔と同じく皮脂量が多い部位なので、そもそも詰まりやすい部位であるうえ、衣類の刺激や日焼けなどから肌を守るために角質が厚くなりやすいパーツでもあります。また体は保湿ケアを怠りがちなので、うるおい不足での乾燥状態をきっかけに角層が厚くなることでも、毛穴が詰まってしまいます。このように毛穴が詰まった状態を「コメド」といい、これがニキビの始まりです。さらに毛穴が詰まり無酸素状態になることで、アクネ菌が増え、ニキビの炎症が起きてしまいます。

2.背中ニキビができる原因は毎日の生活習慣にあります

角質が厚くなる、皮脂量が多くなることで毛穴が詰まり、ニキビやザラつきができてしまいます。ではどうして、毛穴が詰まったり皮脂量が多くなったりするのでしょうか?衣類の刺激などで角質が厚くなる以外にも、実は日々の暮らしの中にたくさんの要因があるのです。

たとえば体を洗うときに力を入れてこすっている、カミソリやシェーバーで誤った剃り方をしてしまった、などの経験はありませんか? とくに大人ニキビに関しては、そういった誤ったスキンケアやこすりすぎなどが原因と考えられます。そういった刺激から肌を守ろうと角層自体が厚くなってしまうと、毛穴の入り口を塞いでしまいます。また日焼けや体の乾燥でも角層が厚くなり、毛穴詰まりをおこします。

皮脂量に関しては、糖質過多な食事と過剰なストレス、ホルモンの影響が大きいといわれています。とくにバランスの良い食事は、肌にとっても重要な要素です。つまり食事や睡眠、排せつ(腸内環境)、運動習慣、ストレスコントロールといった普段の生活習慣の乱れは、肌のターンオーバーや皮脂量に大きく影響するのです。

3.予防するには毎日のセルフケアが大切

体のニキビは一度できてしまうとセルフケアで治すのは難しいため、できる前の予防がとても大切です。ではどんなケアをすればよいのでしょうか。

肌にやさしいタオルを使い、たっぷりの泡で洗いましょう

汗をかく夏はしっかり体を洗おうとゴシゴシこすってしまいがちですが、洗いすぎは厳禁です。肌あたりのいいタオルを使って、たっぷりの泡を動かすようにやさしく洗うことを心がけましょう。使うソープは脂をとりすぎない、泡立ちがよいものがおすすめです。とくに腕は皮脂がほとんど出ない部分なので、なでる程度に洗えば十分です。そして入浴後の肌はしっかりと保湿しましょう。

食事は1日3食に分けて、バランスよく

運動量にもよりますが、食事は3食分散させて、たくさんの種類をバランスよく摂ることが理想です。とくに豆や乳製品、魚や肉などの「たんぱく質(アミノ酸)」は1日のうちにすべて摂りたいところです。そのほか雑穀も含めた多彩な穀類(炭水化物)・野菜・海藻・油(オメガ3系脂肪酸)などもしっかりと摂りましょう。

そのような食生活を送ることで腸内環境が整い、便通もよくなります。さらに角層の水分量も高くなり、ニキビができにくい肌になります。また細胞膜や細胞間脂質の原料である「油」は、角層のバリア機能を保つ役割を担っています。そのため、適量かつ良質な油を摂ることはニキビケアにも効果的です。反対に、ジャンクフード・スナック菓子・甘いお菓子などの過剰な糖質、チーズやスキムミルクの摂りすぎは、ニキビを誘発するので避けた方がよいでしょう。

ストレスもニキビの大敵!

過度のストレスもニキビの原因のひとつです。私たちはストレスを受けることで交感神経が優位になり、いわば戦闘モードに入ります。その状態が続いてしまうと、食べたものがうまく消化吸収されず、肌のターンオーバーが乱れ、ニキビができやすくなります。肌にとっても健康にとっても、日々のストレスコントロールはとても重要なのです。

すぐに実践できるストレスケアの方法としては、深呼吸がおすすめです。呼吸をゆっくり吸って吐くだけでも、瞬時に緊張状態がほぐれます。ほかにも休日には好きな映画を観る、好きな香りを楽しむなど、自分に合ったリラックス法を探してみてください。会社の休憩時間にコーヒーを飲む、ガムを噛む、癒し系動物の写真を見るなど、日常の中で簡単に取り入れられることで十分です。

質の高い睡眠を心がけましょう

睡眠不足もニキビができる原因のひとつであるストレスに影響しています。就寝直前にスマホをみたり、神経を高ぶらせるような映像を観たり、仕事のメールをチェックするなどといった行動は交感神経を高めてしまうので、控えるべきです。眠るときはベッドリネンや室温などの環境を整え、暗く静かな部屋で寝るのがベストです。またお気に入りのパジャマに着替える、軽いストレッチやマッサージをする、好きなアロマを嗅ぐなど、自分なりの入眠儀式を作ることでも睡眠の質は向上します。目安としては、7時間は熟睡感のある睡眠をとるようにしてください。

肌着は縫い目のないやさしい素材のものを

衣類の刺激は角層を厚くして、ニキビの原因となります。肌にとって常にやさしい素材のものを身に着けるようにしましょう。縫い目が目立たない、また縫い目がないシームレスタイプの下着がおすすめです。

夏は外側と内側から、ダブルで日焼け止めが効果的

夏は体温が上がることで皮脂量が一気に増え、ニキビやザラつきができやすい季節です。また紫外線から肌を守るために角層が厚くなり、毛穴が詰まることでもニキビができやすくなります。そのため夏は日焼けを防止する意味でも、体ニキビへの対策としてもUVケアが必須です。顔だけでなく、背中や首、デコルテなど肌を露出している部分はしっかりと日焼け止めを塗りましょう。

さらにおすすめしたいのが、塗る日焼け止めと飲む日焼け止めのダブル使いです。中でも「ヘリオケアウルトラD」は、UVAとUVBを確実にブロックしながら、有害なブルーライトからも肌と眼を守ってくれる、頼れるサプリメントです。夏のレジャーシーンや旅行でも積極的に活用してください。

4.できてしまった背中ニキビやザラつきには、クリニックでの施術が効果的

このようなセルフケアで、ボディのザラつきやニキビはある程度予防できますが、一度できてしまうとセルフケアだけで治すのは難しいものです。即効性があり、確実にキレイなボディを手に入れるためには、クリニックでの施術をおすすめします。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリング』は、フルーツ酸によって皮膚の角層をごく薄く溶かし、毛穴のつまりを解消することで、ニキビ肌を改善する施術です。ニキビだけでなく、シミやくすみの改善にも効果的です。痛みはほとんどなく、施術中に多少ピリピリした刺激感がある程度です。それも、薬剤を拭き取り、冷却した後にはなくなります。ダウンタイムもほぼありません。

ボディ1ブロック(20㎝角) 1回¥16,500

※照射治療と同日施術
ボディ1ブロック(20㎝角) 各1部位 ¥5,500

アクアフェイシャル

アクアフェイシャル』は、美容成分豊富な2種類のピーリング剤(乳酸とサリチル酸)を使用し、洗顔では落とし切れない毛穴の奥の汚れや余分な皮脂、古い角質をスッキリ取り除く施術です。ターンオーバーが正常化することで、毛穴の改善だけでなく透明感も高まります。また皮脂分泌のコントロール作用もあり、大人世代のくすみ、デコルテや背中などのザラつきにも効果的です。

デコルテ(鎖骨下~バストトップ)・上背部
下背部・両上腕外側 各1部位 初回トライアル¥22,000

フォトフェイシャルM22(光治療・IPL)

フォトフェイシャルM22』の光が肌トラブルの原因となるターゲット(メラニンや毛細血管など)に当たると、熱に変わり、ターゲットにダメージを与えます。色むらの改善に加えて、肌のターンオーバーを促進し、シミやニキビなどのトラブルを予防します。炎症期のニキビの治癒が早まるだけでなく、新しくできるニキビも減らすことができます。

デコルテ(鎖骨下~バストトップ) 初回トライアル¥30,800

※施術は全て税込表記(料金は登録時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。)

背中の上部や胸は皮脂の分泌が多く、ニキビやザラつきができやすいゾーンです。ですが正しいスキンケアや生活習慣の見直しをすることで、かなり予防できます。まずはセルフケアでの予防を心がけながら、いざトラブルが起こってしまったときは、信頼できる皮膚科専門医に相談しましょう。