夏の疲れをインナーケア(食事)でリカバリー。タンパク質と抗酸化食品がカギ!
1. タンパク質は女性の守り神
毎年、真夏日が多くなり、体がだるい、食欲不振、疲れやすいといった症状を訴える女性たちが増えています。夏バテすると料理を作るのも面倒で、食べるのもおっくうになってしまいますよね。でも、そんな時だからこそ身体の内側から夏の疲れを治していかなければなりません。まずは食事の面から見直していきましょう。
余りに暑くて毎日そうめん、冷やし中華など、冷たい料理を摂る機会が増えますが、そのメインは糖質です。糖質過多になると、だるさや疲れを助長することになります。また、のど越しの良いものに目がいき、魚や肉などの固形物を避けるようになります。しかしこれらの食品に含まれるタンパク質は筋肉や皮膚、髪を作るだけではなく、ホルモンや免疫力にも影響する、生きていくのに欠かせない成分です。
タンパク質は、ほかにも豆腐や納豆などの大豆製品や乳製品にも多く含まれますます。毎日食品からバランスよく摂取してください。特に大豆に含まれるイソフラボンは、更年期の女性に効果があるといわれているので積極的に摂りたいところです。不足した日は、プロテインパウダーを水や豆乳で溶かして補うと良いでしょう。筋トレや美容医療を受けた後は特に意識して摂取したい成分です。
2. 抗酸化成分のビタミンで防御力アップ
抗酸化作用があるビタミンCやE、疲労回復にはB1をはじめとするB群がおすすめです。また暑さによる発汗や夏冷えといった体温調節トラブルにも食事が役立ちます。スイカ、キュウリ、ナス、ゴーヤ、モロヘイヤなどの夏野菜には体温を下げる効果があり、スパイスを使ったカレーなどの煮込み料理は、体を温めて冷房による夏冷えにすぐに効果を発揮しきます。
ビタミンB群には8種類あり、B1、B2、B6はエネルギー代謝に関わる栄養素です。特にエネルギー不足による肉体的な疲労を感じたらビタミンB1を積極的に摂りましょう。B群はニンニク注射やエナジードリンクにも配合されており、元気回復が見込めます。
ビタミンCとEは、抗酸化作用を持続させる働きがあります。ビタミンCは、老化や動脈硬化など体のさびの引き金になる活性酵素の除去やコラーゲン合成に役立ちます。ビタミンEは皮脂の酸化を予防したり、疲労物質の排出の手助けになります。CとEは一緒に摂取すると効果が増大します。
私は、夏場の食欲がない時は、夏野菜をサッとゆでただけの温野菜サラダと肉や魚をお弁当で持っていきます。赤、黄、緑、彩りよいサラダを見ると、疲れていても食欲が増進して完食しちゃいます。
3. 夏老けしないための肌ケア
紫外線や夏疲れの影響で、古い角質が溜まって肌がごわついたり、メラニンのせいで、くすみやシミも目立ちやすくなります。
また夏は汗のせいで湿疹、肌荒れを訴える人が多くなります。最近の研究で、湿疹やニキビなどの炎症を繰り返すと老化が加速することが分かっています。肌荒れは放置せず、早めに皮膚専門医に相談しましょう。