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2014年9月 2日

近赤外線とお肌の関係②

先日「近赤外線とお肌の関係①」近赤外線についてお話ししましたが、

今回はお肌への影響についてお話ししたいと思います。

近赤外線は、水とヘモグロビン(血液の赤い色素)に吸収されるため、
強い近赤外線に暴露されると
血管が拡張して紅斑が出たり、
水とヘモグロビンを皮膚表面に集積させ、
さらに汗をかいて皮膚の水分量を増加させ、
それでも水分が足りなければ水疱をつくって深部の組織を防御しようとします。

また、筋肉のミオグロビンにも吸収されるため、
日常的に太陽光の強い近赤外線に暴露されると皮下の筋肉が菲薄化します。

その他、光線過敏症を悪化させたり、
毛細血管拡張(赤ら顔)光老化によるしわやたるみなどをひきおこす可能性があると言われています。

強すぎる太陽光の近赤外線は様々な悪影響を及ぼす一方で、

波長や照射条件の工夫によっては
生体深部にまで光を到達させ、強い生物学的作用を及ぼすことが期待できます

銀座ケイスキンクリニックでも、フェイスラインの引き締めで大人気のタイタンですが、
実はこれは近赤外線を利用したたるみの治療機です。

近赤外線が深部に到達する特徴を活かして、
真皮の中層~下層の深い部分に熱を加えることにより、
線維芽細胞を活性化して、コラーゲン線維やエラスチン、ヒアルロン酸の産生を促します

組織学的にもこの所見は確認されていて、
ゆっくりとした変化ではありますが、実際お肌にハリが出て、リフトアップ感が得られます。

お肌にとって悪とされがちな近赤外線ですが、
それは強すぎる太陽光の近赤外線のお話です。

タイタンのように、波長や照射条件を工夫した機器によっては、
逆にお肌の再生が可能であり、光老化によるしわ・たるみの治療ができるのです。

ぜひ一度お試し下さい。

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