2018年(1月〜3月)のメディア掲載情報
雑誌『アッププラス』(旧ビーズアップ)2018年4月号(3月12日発売 掲載ページP86~87)
特集「『まなざし効果』を上げるなら、目元ケアです」に慶田院長の監修記事が掲載しました。
「最近、目ヂカラが落ちてきたかも...」そんなオンナゴコロを解決!
人の顔を見た時、「どう感じるか」を思い出してみてください。。目元がどんよりしていたら、どんなキレイなアイメイクをしていても好印象には映らないはずです。メイクの威力を発揮させ、まなざし力を上げるためには、目元ケアが必要不可欠です。
≪好印象を与えるためには目元をケアしましょう≫
目元のシワやたるみは、クリニックでも特に多いご相談内容です。人間の顔は、「コミュニケーションツール」としての役割があるため、もともとよく動くようにできています。それは同時に「スペースがあって柔らかい」ということです。目周りは組織が緩く、薄く、極端に言えば、もともと構造上スカスカなのです。また、まぶたは顔の中でもっとも皮膚が薄く、それに伴って角層もとても薄い部分です。こういった理由から、花粉やアイメイク、クレンジングによる摩擦などの外的刺激をダイレクトに受けてしまいます。それらが多くのトラブルの原因になるため、日常生活や普段のスキンケアなど正しい方法をしっかりと心にとめておきましょう。トラブルを防ぐためのケアを今のうちから初めておけば、断然お得でキレイが長続きしますよ。
Q、クマが気になって仕方ありません!どうしたら改善できますか?
A、目元はできるだけ触らない。メイクでもケアでも低刺激にこだわりましょう!
10~20代に多い青グマは、目元の静脈や筋肉が透けている状態です。目元を温めるなどの対策が必要です。茶グマは、メイクによる色素沈着や紫外線ダメージが蓄積して増えたメラニンが原因です。目元に刺激を与えないよう、優しいクレンジングを選びましょう。クリニック施術では、成長因子や機能性ペプチド、アミノ酸やビタミン、ヒアルロン酸など肌再生に役立つ成分を針を使わずに真皮まで導入し、クマを改善する『エレクトロポレーション』がお勧めです。当院では、まぶたの際まで導入でき、直後からふっくらすると人気です。
Q、目元をイキイキさせるために取るべき栄養素は?
A、皮膚の材料になるタンパク質やビタミンCなどをバランスよく摂りましょう!
きちんとした食生活は言うまでもありませんが、なかでも皮膚にとって重要なのはタンパク質とコラーゲンの生成率を上げるビタミンCです。また、各層のバリア役を担う皮脂膜・角質細胞間脂質・天然保湿因子は、どれも原料は脂質なので適度な油分も必要です。ダイエットを頑張りすぎて油分をカットせず、青魚やえごま油などオメガ3系の良質な油も摂取しましょう。
Q、シワって絶対できちゃうの⁉できないようにする方法はある?
A、「老化を遅らせる」のが最善策です。早めのシワ対策をしましょう!
気になりだしてからケアするよりも、20代後半くらいからケアを始めましょう。「予防こそが最大の攻撃」と思って、少し早めに、スキンケアにアイクリームを取り入れてください。早めに始めた方が、結果的にお得です。
Q、目元の特別なケアは、未経験!初心者が手軽に始められることは何ですか?
A、手持ちコスメの使い方を変え、コットンだけを上質にしてみるのも手です!
目元用の新しいコスメを投入するのは手間的にも、お金的にもハードルが高いなら、今使っているクリームを目元だけ重ね塗りしてみましょう。また、スキンケア時に使用するコットンをできるだけ肌に優しい素材のものを選ぶだけで摩擦が防げ、目元のトラブル回避になります。
Q、入浴時、洗顔時のメイク落としで気をつけるべきことはありますか?
A、クレンジングは極力短時間で!そのためにアイテムを厳選しましょう。
入浴や洗顔は気持ち良いけれど、濡らすことで肌バリアは弱まります。クレンジング剤をのせると、肌バリアはさらに弱まるので短時間で終わらせることが大切です。特に、入浴中はうっかりマッサージしすぎることが多いので注意しましょう。約1分優しくなじませることでメイクをしっかり乳化させて、すっきり落とせるものがおすすめです。ふっとメイクが浮いた感じがしたら乳化完了のサインです。
Q、よくやりがちなクセや行動で、目元に悪影響なことは?
A、引っかく・叩く・こするなどすべてが炎症の原因になります!
スキンケア時の摩擦は気にしていても、たとえば花粉などのアレルギーが原因でかゆみがある時は、無意識に引っかいたりこすったりしています。寝ている間に枕でこすれたり、顔を拭くときのタオル類の刺激も影響します。枕カバーやタオルを滑らかな布地やガーゼなどの柔らかい素材に変えましょう。また、皮脂や垢が付くと細菌が繁殖しやすくなります。。定期的に選択して清潔に保ちましょう。
Q、手があいた時にすぐできる目元に効くマッサージは?
A、頭頸部の血流を促進させるツボ押しや肩甲骨回しがおすすめです。
目周りに、目元に関わるツボがあります。また、首の付け根は頭頚部全体の循環に関わるツボがあります。ここをグーッと指圧していくと目元がスッキリします。肩甲骨を大きく、しっかり回すのも効果的です。目元と一緒に頭もクリアになるので、休憩ごとに取り入れてみてくださいね。
Q、マツエクは苦手なのですが、まつ毛をフサフサに濃くしたい!
A、まつ毛に効果的なアイテムを毎日のケアに取り入れましょう。
特に敏感肌の場合はグルーでかぶれることもあるので、まつ毛エクステではなく「地まつ毛を増やすこと」をおすすめします。最近ではまつ育を目的としたアイテムが充実しています。当院では『まつげ美容液 ビマトプロスト』が確実な効果があるので人気です。
是非、ご一読ください。
リンク
まつげ美容液 ビマトプロスト
エレクトロポレーション
雑誌『美ST』2018年5月号(3月17日発売) 掲載ページP55)
53ページ大特集!『40代、若く見せたいなら「シミを取る!」「くすみを晴らす!」』 美白特集の2つのコーナに慶田院長の取材記事が掲載されています。特集①『顔が白くなると他のパーツが悪目立ちしてしまいます。上級者は極めます「く美白」「て美白」「は美白」「め美白」「ちく美白」』
年をとってくすむのは顔だけではありません。顔のシミやくすみ取りだけに躍起になっても、そのパーツが黄ばんでいては、かえってガッカリです。真の美白賢者は、見落としがちな〝あのパーツ″まで、丁寧に磨き上げていいます。
職業柄、顔以外の美白ケアも気を配っています。ニップルケアを始めたのは2人目出産後。妊娠中はメラニンが活性化し、肝斑が出たり、生理的にメラニン量が多い部位が濃くなります。私の場合は、わきの下とニップルが自分でも驚くほど黒ずみ、出産1か月後に〝ジェントルレーズ″を照射しました。同時に顔に使う美白外用剤を時々ボディーにも塗るようにして、マメにケアをしています。
関連リンク:
・『ジェントルレーズ プロ』
また白肌を目指すなら眼球の黄ばみも要注意。主な原因は日焼けと糖化です。過剰な糖質の摂取はコラーゲン線維の糖化に直結し黄色く変化してきますます。スマホの影響で近年急増するドライアイで軽い炎症を繰り返すことも白目が濁る一因です。今のところ眼球の色を元に戻す方法はなく、日々のケアが不可欠だと思っています。
●「目」黄ばんだ瞳は予防第一!炎症も糖化もこまめにケア
黄ばみの主な原因は日焼けと糖化です。日傘やサングラスのほか、飲む日焼け止め"ヘリオケア"を365日服用して紫外線を防御し、ヒアレインをマメに差して乾燥による摩擦刺激も予防します。「白目が充血している!!」そんな炎症には抗炎症効果の高いステロイド剤のフルメトロン点眼液で緊急的な対応も出来ます。多方面からの対策が肝心です。
関連リンク:
・『ヘリオケア』
●「乳首」医療とコスメの複合ケアで黒ずみ消去。温泉も恥ずかしくない
出産後に黒ずみが加速したと驚き、乳輪と乳頭にアレキサンドライトレーザーの〝ジェントルレーズ″を照射、1回で薄く皮が剥け元に戻りました。以降、ターンオーバーを高め過剰なメラニンを排泄させるレチノール高配合のエンビロン〝モイスチャーACEオイル″と、メラニン合成をブロックする美白剤〝ルミキシル″または〝ナノメッド HQエッセンス″を週2〜3回塗ってケアしています。ナノメッドHQはナノ化された導入促進剤と混合された低濃度で高吸収のハイドロキノンで、刺激性皮膚炎を生じないので敏感な乳首にも安全にお使いいただくことが出来ます。
関連リンク:
・『モイスチャーACEオイル』『ルミキシル』『ナノメッド HQエッセンス』
・『ジェントルレーズ プロ』
特集②「娘に伝えたい美白の読み聞かせ」(3月17日発売 掲載ページP78)
慶田院長自身が16歳と5歳の女の子のママとして、乳児期からのUVケアを実践しています。今回、皮膚科専門医直伝の『お子様向けのUVケア』を紹介します。
親愛なる娘へ。
ママが赤ちゃんのころは母子手帳に「日光浴のすすめ」という内容が書かれていたけれど、今はありません。日光の肌へのダメージは大きく、特に成長期の子供たちは細胞分裂が盛んである分、紫外線による皮膚ガンの発生率が高くなりやすく、とても危険なのです。オゾン層が破壊されつつある現代はとくに注意しなくてはなりません。一生に浴びる紫外線の80%は20歳までに浴びてしまうと言われています。外出の前には日焼け止めを塗りましょう。スプレー式の日焼け止めは、全身に使えて、汗をかいた時の塗り直しにも便利だから、鞄に忘れずに入れておきましょうね。肌がキレイなころからしっかりケアすることで、10年後、20年後、もっと先まで後悔しない肌でいられますよ。太陽の下で過ごしたときは、乾燥しないように、ビタミンC配合でシ予防ミに効果がある化粧水を習慣にしましょう。将来、あなたがお母さんになるころ、みんなに褒められるような美肌になることを願って。ママより。
本来UVケアは0歳から始めるべき。細胞分裂のスピードが速い乳児期~小児期は、特に紫外線のダメージが大きく、シミ・しわ・たるみなどの光老化に加え、老人性イボや皮膚がんのリスクも高く、赤ちゃん時代から抜かりない紫外線対策が肝心です。
日焼け止めは、夏だけでなく、天候に関わらず日の出から日没まで1年を通して塗りましょう。雨の日でも晴天の30%程度の紫外線は降り注いでいます。
お子さんの場合は、外遊びや体育の授業の時にも日焼け止めを常備したいもの。特に夏は毎日、そして効果を保つために2~3時間ごとに塗り直すべきです。
赤ちゃんの頃は、石鹸で落とせるノンケミカルタイプが使いやすいでしょう。
幼稚園以降は、刺激が少なく肌に合うものであれば、紫外線吸収剤が含まれるもので問題ありません。化粧をしない子供の場合は、顔とボディ兼用のものでOK。
特にこれからの時期は、UVカット効果が高いものを選びましょう。薄くしか塗れていないし、流れたりもするのでSPF35~50、PA+++以上は欲しいところ。
具体的には、自分の娘たちには、SPF50+、PA++++、ノンケミカル、ウォータープルーフ、抗酸化成分ファーンブロック配合、UVA、UVB、ブルーライトに加え、近赤外線までカットしてくれる『ヘリオケア360°ミネラル』を塗らせています。
長女は学校のロッカー、バックの中のポーチにも1本ずつキープし塗り忘れた時、汗で流れた時の塗り直しをしています。ラロッシュポゼ UVイデアのスプレータイプの日焼け止めも、便利です。美白化粧水の使用は、抗酸化効果で紫外線の酸化ストレスを防ぐという意味では、早くから始めた方がおすすめです。抗酸化効果のあるレチノール(ビタミンA)やビタミンC配合の化粧品(プロラビッシュローション、エンビロンモイスチャーACEオイル)は小学校高学年から使わせると良いでしょう。
物理的な遮断方法としては、熱中症にならない程度に、帽子や衣類などでがっちり覆うべきです。『帽子をかぶらなければ、外遊びはしないNO HAT NO PLAY!!』と教育すると子供は守ります。ポイントは例外を作らないこと。ルールを破れば速やかに撤収する怖いママですが、将来きっと感謝するはずです。特に6月~9月の日本では、紫外線の強い10:00~16:00は屋内で過ごし、それ以外の時間帯もなるべく日陰で遊ばせます。
体の内側からのケアも習慣にしたいものです。飲む日焼け止めヘリオケアは4歳以上から内服可能な天然成分でできています。大きなカプセルですが、小学校高学年以降は飲めると思います。長女は中1から毎朝飲んでおり、体育祭などアウトドアの時には、昼に飲み足しています。
サプリメントを飲むなら、抗酸化力が高くビタミンのACEエースと呼ばれているビタミA・ビタミンC・ビタミンEを一緒に飲むと、相乗効果がありおすすめです。
また、抗酸化作用の高い食べ物は、離乳食の始まる5ヶ月ごろから摂取すべきです。
野菜を食べられる子供に育てる食育は、肌育の一環。食べさせるときに、「紫外線に強くなるのよ」「循環を良くするのよ」「お腹の調子を良くしてお肌を強くするのよ」など効能を話して聞かせていました。わが家の娘たちはびっくりするほどたくさん野菜を食べます。
ただし、柑橘類・せり科野菜などソラレン高含有食品は、紫外線への感受性を高めてしまうので、日没後に食べましょう。
実は、シミになりやすい体質(抗酸化能力の低さ)が遺伝することが分かっています。
遺伝子検査で、抗酸化能が低い場合は、より一層シミ対策をすると良いでしょう。
部活や体育、外遊びなど、子供の頃に焼いた肌は、確実に将来シミになり、皮膚がんのリスクも高まります。短期間に大量の紫外線も、少量長期間の紫外線も両方影響します。娘の一番身近なアドバイザーとして、今からUVケアの大切さを伝えていきましょう。ちなみに、息子さんにも同じようにしてあげてくださいね。男の子の方がお外で遊ぶ時間が長いので、UVケアは女子以上に必要なのです。
是非、ご一読ください。
関連リンク:
・院内調合オリジナル化粧品
ヘリオケア360°ミネラル、プロラビッシュローション、エンビロンモイスチャーACEオイル
・肌質関連遺伝子検査
雑誌『'eclat/エクラ』2018年4月号(3月1日発売 掲載ページP148)
特集「麗しマダム美容NEWS」に慶田院長が紹介されました。
美容業界のマダムたちがこっそり教える、ホンネ情報の一つとして『フォトフェイシャルM22』を紹介しています。
多くの美容情報の中から、肌を変える力をもつ"効くコスメ・施術"を鋭く見ぬき、それらを駆使して美肌をキープしつづける美容業界のマダムたちが、私的にハマっている美容法を紹介しています。
【若々しさも美肌もキープできるお手頃施術、フォトフェイシャルに接近!】
美容通たちが口をそろえて、「結局、いい感じに若々しくきれいな人って、定期的にフォトフェイシャルを受けている人だと思う」といいます。その理由は、肌を一気に底上げできるから。
有名美容ジャーナリストO様のイチ押しとして、当院をご紹介いただきました。
「慶田朋子院長がアトピー肌だったこともあり、先生自ら個々に合った出力を選択し、照射してくます。通い続けていると、肌のトーンもなめらかさもハリもずっとキープできるから、やめられません。」
『フォトフェイシャルM22』は、ルミナス社の最新IPL技術と8種類の高性能フィルターによる8種類の光で、シミ(肝斑)・ニキビ・色ムラ・ハリケアなど様々な肌トラブルを一台の機器で治療可能です。ダウンタイムがなく、施術直後からメイクが可能なため、気軽にお受けいただける点も人気の施術です。
是非、ご一読ください。
雑誌『saita/咲いた』2018年4月号(3月7日発売 掲載ページP90~95)
特集「今からが肝心!"とにかく忙しい人"の焼かない24H ながら&ついでの紫外線0秒ケア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
≪春の紫外線に要注意!時間がなくても、工夫次第で肌は守れます≫
紫外線には、日焼け止めなど外からのケアと、食事による内側からのWケアが大事。浴びる紫外線を防ぎ、体内のメラニン生成と酸化を抑えることで、健康な美肌を保つことができます。
紫外線によるダメージは光老化ともいい、肌を老化させる大きな原因。今のうちからSPA50・PA++++の日焼け止めでしっかりとガードすべきです。また、食事については、食材を変えたりちょっと足したりするだけで、紫外線からカラダを守る効果がアップ。日焼けによって大量に発生する活性酸素を抑え、「肌サビ」を防いでくれる抗酸化作用のある食材を積極的に取り入れましょう。いつもの食事も、手間や時間をかけなくても食材を工夫したり一品プラスしたりするだけで、美肌食になりますよ。
「変える」「足す」だけの簡単UVケア、ぜひ実践してみてください。
≪まずはここから!究極の0秒ケア毎日の食事で焼けない肌づくり≫
紫外線ケアや美肌に効果的なのは、どんな食事?まずは栄養素と食材をチェック。
いつものメニューに「変える」「足す」で取り入れましょう。
「とにかくカラフルな野菜を選ぶ」
色鮮やかな緑黄色野菜は、体内でビタミンAに変わるカロテンや活性酸素を除去するポリフェノールを多く含んだものばかり。肌だけでなくカラダの老化や生活習慣病予防のためにも積極的に摂取しましょう。
●おすすめの緑黄色野菜
パプリカ、トマト、なす、小松菜、おくら、さやいんげん、かぼちゃ、ピーマン、にんじん、ほうれんそう など
●朝のスムージーに要注意!
朝のスムージーを飲むときは、ソラレンを含むセロリなどのセリ科野菜やかんきつ類は避けて。
朝にとると紫外線の感受性が高まりメラニン形成を活発化。シミや色素沈着の原因に。
これらは夜に食べましょう。
(セリ科)
セロリ、パセリ、みつば、青じそ、パクチー、あしたば など
(かんきつ類)
オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライム、ゆず など
「"ビタミンエース"が肌を救う」
抗酸化作用の高いビタミンA・C・E。ビタミンAは肌代謝をアップ、ビタミンCには肌の弾力やハリを保ち、シミを防ぐ効果が。ビタミンEはシミやくすみをできにくくするなど、ACEはまさにエース、美肌の救世主なのです!
(ビタミンA)
にんじん、ほうれんそう、卵黄、バター、レバー、銀だら、すじこ、緑黄色野菜 など
(ビタミンC)
ブロッコリー、いちご、かんきつ類、アセロラ、パセリ、かぶ、レンコン、カリフラワー など
(ビタミンE)
あなご、かぼちゃ、ナッツ類、食物油、うなぎ、たらこ、イクラ、卵、モロヘイヤ など
「肌を強くする"タンパク質"をたっぷりと」
タンパク質は、肌だけでなく筋肉や骨、血液の材料にもなる重要な栄養素。皮膚のコラーゲン線維もタンパク質でできています。肉、魚、大豆などを組み合わせ、動物性と植物性のタンパク質をバランスよく摂取しましょう。
(タンパク質)
鶏ささみ、まぐろ、かつお、いわし、牛乳、豆乳、卵、豆腐、高野豆腐、牛肉、豚肉 など
<紫外線0秒ケア 朝>
●6:05 朝食
そのままパクっと食べるだけ!
「時間のない朝は、プチトマトをほおばる!そのままパクっ!と食べるだけ」
強い抗酸化作用のあるリコピンを多く含むトマトは、美容効果のほか生活習慣病の予防や改善など健康効果もあるスーパー食材。時間のない朝はそのまま食べたり、サラダやスープに入れるだけでも◎。
●6:35 スキンケア、メイク
塗り方を変えるだけ!
「日焼け止めは裸で塗ると、ムラなく時短」
服がずれると、紫外線は服の内側にも入り込みます。日焼け止めは、露出する範囲より内側まで塗りましょう。着替える前の裸の状態で塗ると、塗りムラ、塗り漏れがありません。また、薄塗りでは十分な効果を得られないので、規定量を守った厚塗りが基本。首の後ろや胸もとなども忘れずに。
直接肌に線状に出してから、手のひらで円を描くように伸ばしていくのが、ムラなく塗るコツ。日焼け止めは「SPF50・PA++++」を使用しましょう。
「UV下地ならメイク時間はぐっと短縮」
下地を変えるだけ!
スキンケア効果も期待できるアイテムを選べば、さらに時短に。UV下地は、肌に密着して厚塗りできるものを選びましょう。クリームやしっとりした乳液タイプは、重ね塗りできて使いやすくおすすめです。
1.UV下地を顔全体、首やデコルテ、それぞれ500円玉くらいの量を目安に、肌にのせる。
2.すり込んで浸透させるのではなく、指の腹でやさしく伸ばすように塗る。
「ファンデーションは迷わずSPF入りをチョイス」
ファンデーションやパウダーを変えるだけ!
先に塗った日焼け止めをこすり取ってしまわないよう、塗り方にも注意!ミルフィーユのように、日焼け止めの上にファンデーションを重ねて層をつくり、紫外線をWブロックします。仕上げにUVパウダーを使えば、汗や皮脂による化粧崩れも防げて◎。
<紫外線0秒ケア 昼>
9:10 外出
「外では"日陰の存在"で」
歩く場所をかえるだけ!
外出するときは、日陰や地下を歩きましょう。日陰がないときは、遮熱・遮光タイプの日傘やUVカットのつば付き帽子を。どちらもふりそそぐ紫外線を防げても反射する紫外線は防げないので、日焼け止めは忘れずに。
「外では手を汚さずに瞬時に紫外線をカット」
スティック、スプレータイプの日焼け止めを持ち歩くだけ!
汗で日焼け止めが流れたときや、頻繁に洗う手などは日焼け止めが取れやすいため、外出先でもその都度日焼け止めを追加しましょう。髪や顔、カラダにはスプレータイプの日焼け止めをひと吹き。スティックタイプは、どこでも簡単に塗れて便利です。
1.肌はこすると摩擦によるダメージを受けるので、強く押し当てず、軽いタッチでオン。
2.スプレーは肌から離して吹きかけます。変色や乾燥を防ぐため、髪のUVガードも必須。
●お出かけ前に「飲むUVケア」
外から紫外線を防げないときは、飲む日焼け止めを。抗酸化成分が体内の酸化ストレスを軽減、活性酸素からカラダを守ってくれます。紫外線を浴びる30分前の服用がおすすめ。
12:00 昼食
一品プラスするだけ!
「ランチは肉を。コンビニの高タンパク質食をプラスするのも手」
コラーゲン繊維や皮膚の再生のために欠かせない、タンパク質。女性は不足しがちなので意識してとりましょう。1日に必要なタンパク質量は体重50㎏の女性でおよそ60g。ランチに迷ったら、肉を選ぶとよいでしょう。
一品追加するには、コンビニが便利。サラダチキンやゆで卵など簡単に食べられる高タンパク質食材が揃っています。
15:20 間食
食べるものを変えるだけ!
「おやつはナッツかベリーを選べば間違いなし」
美肌効果の高い栄養素を含むナッツ類は、かむことで満腹感も得られて、おやつに最適。おやつが食べたくなったら、抗酸化作用のあるベリーを数粒。保存できる冷凍タイプも便利です。
(ナッツ類)
カシューナッツ、くるみ、アーモンド、落花生、ヘーゼルナッツ、ひまわりの種、かぼちゃの種 など
(ベリー系)
いちご、ブルーベリー、ラズベリー、クランベリー など
<紫外線0秒ケア 夜>
19:10 夕食
サラダやスープに入れるだけ!
「美肌食材のちょい足し&生で食べられる旬野菜を」
旬の野菜は栄養価が高いので積極的にとりましょう。生で食べられる食材も多いため、夕食のプラス一品にもピッタリ。ちょい足しにおすすめなのは豆類。皮膚や粘膜を正常に保つビタミンB1やポリフェノールを含んでいます。スープやいため物に入れるだけで美肌食に。
食物繊維を含む豆は、美腸にも◎。水煮の缶詰やレトルトを使えば、調理時間もグッと短縮。
(春野菜)
キャベツ、春菊、かぶ、新玉ねぎ、レタス、貝割、オクラ、菜の花 など
●肌のさび止め、L--システインはアラフォーのくすみ肌に◎
玉ねぎやにんじんに含まれるL-システインは美肌の強い味方。ビタミンCと一緒に摂ることでメラニンの生成を抑え、黒色メラニンを無色化。ターンオーバーを促し、肌細胞の生まれ変わりをサポートします。
(おすすめの食材)
玉ねぎ、にんにく、ブロッコリー、芽キャベツ、赤唐辛子、小麦胚芽 など
20:00 スキンケア
使うコスメを変えるだけ!
「いっそのこと美白ラインに全部変えてしまう」
メラニンの蓄積によるシミや肌のくすみには、美白有効成分が配合されたアイテムのライン使いが効果的。日中の紫外線ダメージを貯め込まないよう、その夜のうちにケア。この積み重ねが、健康な美肌をつくります。
1.乳液やクリーム類は指の腹でのばし、なじませる。圧を加えたり肌をこすらないよう注意。
2.スキンケアの最後は、両手のひらで顔全体をやさしく包み、なじませまる。
●日焼け止めはしっかり落とすこと!
皮脂や化粧品などの汚れは酸化して肌を刺激するので、洗顔は肌にやさしい洗顔料でしっかり&やさしく行いましょう。毛穴の汚れや、古い角質を定期的にオフするも忘れずに。
22:00 就寝
リラックスしてあとは寝るだけ!
「リラックスして深く眠る」
睡眠時間は、肌の再生を促す成長ホルモンが分泌される、美肌育成タイム。6~7時間はしっかりと眠りましょう。
≪意外と知らない?間違ってる?UVケアQ&A≫
日焼け止めに美肌食材でUVケアは完璧!いえいえ、紫外線はそんなに甘くありません。「実は知らない」や「間違った思い込み」を解消し、紫外線に負けないカラダづくりを。
Q.できたシミは一生消えないの?
A.残念ながら、完全には消えません。
一度できてしまったシミを、化粧品や食事などの生活習慣で完全に消し去るのは不可能です。レーザー治療などで消し取ることはできますが、紫外線を浴びれば再びシミになることも。このため、シミを作らないようなUV対策が重要なのです。
Q.くちびるのUVケアって必要?
A.メラニンが沈着しやすいパーツのため、必ず必要です。
くちびるは皮膚膜が薄く、紫外線のダメージを受けやすいパーツ。乾燥からハリが失われ、縦ジワの原因にも。メラニンが少しずつ色素沈着してくすみの原因にもなるので、しっかりケアしましょう。
Q.インナーケアは、どんなものを摂ればいい?
A.肌の回復機能が期待できるサプリが効果的。
日焼け防止には飲む日焼け止めを、紫外線を浴びてしまった後は、抗炎症効果のあるトラネキサム酸や、過剰なメラニン色素産生を抑制するビタミンCを配合したサプリメントを選びましょう。L−シスレチンやビタミンEなども美白効果が期待できる成分です。
Q.肌が敏感で日焼け止めで肌が荒れることも。でも塗らなきゃだめ?
A.日焼けぐらいと考えないで、皮膚科に相談を。
紫外線はDNAを傷つけます。皮膚には傷を回復するしくみが備わっていますが、修復能力を超えたり、突然変異を起こすと皮膚がんの原因になるとも言われています。日焼けぐらいと甘く考えないこと。肌がかぶれて日焼け止めが塗れないなど、困ったときには皮膚科に相談しましょう。
Q.アウトドアやバカンスは、いつものUVケアでいい?
A.場所によってアイテムを変えましょう
野外フェスやバーベキューに行くときは、害虫などからも守ってくれる日焼け止めを。海やプールに行くときは、ウォータープルーフタイプの日焼け止めを選び、まめに塗り重ねましょう。サングラスや長袖の衣服などで、カラダを紫外線から守るような心がけも大事です。
まだ肌寒い日もある3月。ですが、降り注ぐ紫外線の量は残暑厳しい9月とほぼ同じ。UVケアは夏のもの、なんて楽観は禁物!早速今日から紫外線ケアをスタートしましょう。
クリニックでは、美容成分を微弱電流で高浸透させるイオン導入がおすすめです。食事だけではなかなかお肌まで十分に届かないビタミンAをはじめとした抗酸化力の高いビタミン類やアミノ酸など、肌力アップに欠かせない成分をチャージしましょう。飲む日焼け止め(ヘリオケア)お取り扱いもございますので、ご相談ください。
是非、ご一読ください。
・イオン導入(イオントフォレーシス)
・ヘリオケア(飲む日焼け止め)
雑誌『&ROSY』2018年4月号(2月23日発売 掲載ページP44~51)
特集「アンチエイジングも美肌も叶える最新ブライトニングNEWS」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
35歳からの美白は、"白くする"のではなく"明るくする"のが正解!今年の傾向を分析していくと「ブライトニング」というキーワードが浮かんできます。くすみを払って明るさを引き出すことで美肌力を底上げすれば、アンチエイジングも美肌も叶えられます。
◎35歳からの『にごり肌』に、ブライトニングは必須ケア!
30代半ばになると、小じわやたるみ、肌の色々なトラブルが気になってくる世代。あれもこれも使わなければ、という中で、美白ケアの優先順位が下がってしまう人も多いかもしれません。時代とともに、美白ケアも変遷しいます。数年前までは"シミ"に焦点を当てた美白ケアでしたが、昨年くらいから徐々に、目指す方向がシミよりも"肌全体の明るさ"="ブライトニング"へと変化してきました。
ブライトニングを取り入れると、にごりがちな大人の肌は大きく変わります。最近のコスメは、美白にとどまらず、保湿力や抗酸化力も高いので、キメが整ってふっくらしたり、ハリがでたりと、総合的な美肌力がアップします。シミを薄くするのは時間がかかりますが、ブライトニングは保湿やハリなどの総合効果ですぐに結果が見えやすいのもうれしいところ。まずは自分の肌のにごりの原因を探り、それに対応するケアを取り入れてみましょう。
【ブライトニングは年間通して必要なケア】
大人の肌は若いころに比べて代謝が遅いので、古い角質やメラニンが蓄積し、潤いも抱え込めなくてにごりがちです。保湿や美白効果で、肌のトーンを上げると、それだけで若々しく見えます。
≪大人の肌をにごらせる4つの原因≫
原因①代謝の遅れ
不要になった細胞の滞りが肌色をにごらせます。肌の細胞は代謝を繰り返しながら上っていき、最後は最も表面の「角層細胞」となって肌を外敵からガードします。そのあとは、垢となってはがれ落ちます。加齢などによって代謝が遅れると、肌表面に不要な角質細胞が蓄積して、肌色のにごりやゴワつきの原因になります。
原因②乾燥
乾燥によるキメの乱れが透明感や艶を妨げます。肌色の明るさや透明感には、表皮の潤いも大きく関わっています。不透明な乾いた紙もぬれると透明になって透けるように、表皮の細胞が潤っていると透明感がアップするのです。乾燥していると透明感がなくなるだけではなく、光を綺麗に反射できず、にごった印象に見えます。
原因③紫外線
細胞の自衛機能でメラニンが大発生します。日焼けとは肌細胞の防御反応です。紫外線による肌ダメージを防ぐために、表皮の細胞がメラニンを傘のようにして、内側を守るのです。そのメラニンが過剰に作られ続けたり、肌の中でメラニンの分布に偏りがあったりすると、にごりや色むらの原因になります。
原因④内外ストレス
ストレスによってもメラニンが増えます。今注目されているのが「精神的なストレスが過剰なメラニン生成のきっかけになる」という研究発表がされました。ストレスにより活性酸素が発生したり皮膚温が低下したりすると、それによりメラニン生成が活性化するというルートが明らかになりました。また、花粉や大気汚染物質などの外的ストレスも同じようにメラニン生成を活性化させます。
【解決策】
原因①の解決策「肌表面をにごられる代謝の遅れには角質ケアがマスト」
古い角質を取り去ることはブライトニングの基本です。年を重ねると肌が薄くなると言いますが、それは肌の奥で弾力を保っている真皮層の厚みのことです。肌表面の角層は、代謝が遅れることで古い角質が積み重なり、ゴワゴワと厚く、硬くなっていきます。すると肌は光を通しにくくにごり、真皮層も薄いので奥行きのある透明感が出にくくなるのです。肌をブライトニングするには、まずこの状態から脱却することです。肌表面の不要な角質を取り去ることで、代謝が高まり、健康で潤いを保つ力のある角層になります。酵素洗顔か拭き取り美容液などを取り入れてみましょう。
原因②の解決策「高機能なブライトニング化粧水でにごりのもとの元凶、乾燥を解消!」
水分補給&キメふっくら効果ですぐにワントーン明るくしましょう。乾燥した手の片方に化粧水をつけると、つけたほうだけが見違えるほど明るくなります。それは、水分を含んだことによる透明感アップ効果と、同時に保湿成分がしぼんだキメをふっくらさせてくれるので、凹凸による影がなくなり、アイロンでシワを伸ばした白いシャツのように、明るさと清潔さが出るのです。成分のほとんどが水である化粧水は、使わなくても問題ない...?なんていう議論もありますが、ブライトニングにおいては絶対に欠かせません。
原因③&④の解決策「紫外線や内外ストレスで溜まったメラニンには、パワフルな美白美容液を」
角質ケアや保湿を十分にしても肌のにごりが晴れない場合、肌の奥に蓄積したメラニンが原因である可能性があります。肌の奥からメラニンの排出を促し、新しいメラニンを作らせないようコントロールすれば、本来の明るさがよみがえってきます。ブライトニングを目指すなら保湿力も高いものがおすすめです。
「美白クリームやマスクもプラスし、ブライトニングをさらに強化!」
シミや色むらも気になるのなら、メラニンの合成をブロックするような化粧品など併用も効果的です。
≪ブライトニングとUVケアは、必ずセットで取り入れましょう!!≫
肌の老化は、その原因の70%が紫外線といわれます。しっかりスキンケアしても、たった1回、無防備に紫外線を浴びただけで台なしになってしまいます。少しの外出でも、必ず日焼け止めをつける習慣を身に付けましょう。
是非、ご一読下さい。
雑誌『リンネル』2018年4月号 (2月20日発売 掲載ページP112~115)
特集「普通肌さんも春は要注意!敏感肌にならないための肌じたく」
に慶田院長の監修記事が掲載されました。
春先になると、いつもと同じ化粧品を使っているのに突然、刺激を感じたり、不快なザラつきを感じることはありませんか。
その症状、実はスキンケアや生活習慣の見直しで事前に回避できることもあるのです。そこで、肌のバリア機能を守るスキンケア法や、環境が変わりやす春に気をつけたい生活習慣について、皮膚科専門医の慶田院長が解説しました。
<すべての基本は"保湿" 肌バリアを整えましょう>
気温が少しずつ上がり、春の訪れを感じるとともに、突然、肌に赤みや湿疹ができて、敏感肌を自覚するという人は少なくありません。しかし、なぜ春先にこういった敏感症状が現れることが多いのでしょう。
この季節は、バリア機能の要である細胞間脂質の量が低い慢性的な乾燥肌の人やアトピー体質の人はもとより、普段肌トラブルを経験しない人も不調を感じやすい時季。本来、花粉や黄砂は、肌に付着した程度では刺激になりません。ところが、冬の乾燥した空気にさらされ、水分を奪われると、肌のバリア機能は弱まった状態になってしまいます。そこに花粉や黄砂、最近話題のPM2.5などの大気汚染物質が付着すると、アレルギー反応が生じ、湿疹などの炎症が生じてしまうのです。
では、どうしたら良いのでしょうか?バリア機能を高める手立ては、とにかく保湿を怠らないことが何よりも大切です。
ファーストステップとして、潤いキープを意識した洗顔に見直しましょう。次に、化粧水をじっくり2度塗りし、上からクリームやバームで保護することで潤いを逃さない肌に変わっていきます。
さらに、毎日の睡眠や、食事などのライフスタイルも実は肌に大きく影響します。毎年おきる仕方のないこと......と諦めていた不快な症状でも、生活をちょっと見直すことで、回避することができるのです。
●Check List
知らず知らずのうちにやっていることが、敏感肌を引き寄せているかも?
あてはまる数が多いほど敏感肌を誘発するリスク大! いつもの習慣を見直してみましょう。
□毎日ふき取りクレンジングを使っている
□クレンジングはシャワーで大胆に洗い流している
□クレンジング料で念入りにマッサージしている
□朝は顔を洗わない
□スキンケアの時、コットンを使っている
□毎年、日焼け止めは気温が高くなってから塗る
□すっぴんが好きで、ベースメイクは塗らない派
□屋外で活動する機会が多い
□便秘がちである
□睡眠不足だと感じている
□気付くと体に力が入っている
□ダイエット中でオイルはかなり控えている
Care Step1 毎日のスキンケアを見直す
肌が敏感に傾いている時期は、毎日の洗顔やスキンケアをいつもより丁寧に行いたいもの。刺激の少ない、肌に負担をかけにくいアイテムを揃えましょう。
Point1 クレンジングや洗顔料など"落としもの"を見直す
拭き取りタイプのクレンジングで肌を毎日こすったり、清潔志向が強すぎて、肌がキュッとなるまで洗ってしまうのは、結果的に肌を痛めてしまうので、この時期はとくにNG。摩擦の負担が少ないジェルタイプや、やわらかい泡で洗うポンプタイプのもので、肌へのやさしさを重視しましょう。
Point2 洗い流す時はぬるま湯で溜め洗いを
熱いシャワーで洗顔する人は多いですが、バリア成分である角質細胞間脂質まで洗い流してしまうことに。洗顔時は、36℃程度のぬるま湯を洗面器に溜めて、パシャパシャと掛け流しするように洗うのがベスト。クレンジングは長時間肌にのせず、肌になじませたら1分以内で素早く落としましょう。また、夜の間にクリームなどの油分が酸化するので、朝も軽めの洗顔は必要です。
Point3 スキンケアは保湿成分を含む"モイスチャライザー"を選ぶ
モイスチャライザーとは、セラミドやアミノ酸、多糖類など、水分保持作用のある保湿成分が含まれる保湿化粧品のこと。バームやオイルなどは水分の蒸発を防ぐ効果はありますが、それだけでは不十分。必ずモイスチャライザーを1品組み込みましょう。また、化粧品を塗るときはコットンではなく、手でのばす方が肌にとって低刺激。もしコットンを使う場合は肉厚で肌あたりのやさしいものを選び、擦らないようにしましょう。
●メイクするときにはここに注意!
パウダーファンデーションはパフでスタンプ塗りが◎
付属のスポンジではなく、お粉用のふかふかしたパフに替え、肌にスタンプするように押さえましょう。肌への摩擦を軽減できます。
指を使う時は力が入りにくい薬指で
人差し指はどうしても力が入り、肌をこすってしまいがち。メイクする際は、ほかの指より力が入りにくい薬指で、やさしくタッチを。
メイクブラシは素材にもこだわって
毎日使うブラシの素材が悪いと、こすれた部分が刺激となり、シミの原因になることが。肌当たりのよい獣毛タイプがベターです。
Care Step2 花粉、大気汚染、紫外線から守る
素肌では肌老化を進行させる紫外線や、有害物質が含まれる大気の刺激がダイレクトに受けてしまいます。ベースメイクとの重ね塗りで刺激に負けない肌を作りましょう。
Point1 有害物質をブロックするベースで肌を刺激から守る
この季節のUVケアアイテムは、紫外線から肌を守るだけでなく、花粉、黄砂、PM2.5などの微粒子物質や、たばこの煙、排気ガスといった有害物質から皮膚をガードしてくれる多機能なものを選ぶのがベター。さまざまな外的要因から肌をプロテクトしましょう。
Point2 メイクの上から使えるアイテムを活用して日中もガード
朝のメイク時、どんなに肌をプロテクトしても、時間の経過とともに効果が薄くなり、日中の汗や皮脂で成分が流れてしまうことは否めません。日中は、ベースメイクの上から手軽に塗り直せるスプレータイプやパウダーを常備して、適切に重ね塗りを。
Point3 UVケアは年中行って室内でも要注意
クレンジング、洗顔、保湿と並んで、UVケアはスキンケアの基本。日差しの強い時期だけでなく、1年中行いましょう。また、窓越しの太陽光にもしっかり紫外線は含まれています。軽めのUVカット機能が含まれたベースメイクでもいいので、外出がない日も日焼けケアを忘れずに。
Step3 生活習慣を整える
環境が変わりやすい春は、自分でも気がつかないうちにがんばりすぎて、プチ不調に陥りがち。そんな体の不調が、実は肌にも大きく影響するのです。
Point1 発酵食品を食べて腸内環境を整える
「花粉症にはヨーグルトがいい」と、言われます。それは、発酵食品に含まれる善玉菌で腸内環境を整えることで免疫調整ができ、鼻や目の粘膜系、肌にもアレルギー反応が起きにくくなることが分かってきています。特に、日頃から便秘がちという人は腸内環境が悪い証拠なので、積極的に取り入れましょう。同時に食物繊維を摂ると相乗効果が。
Pont2 適度な運動、睡眠が肌のバリア機能を高める
ストレスや睡眠不足は、成長ホルモンの分泌を下げ、肌バリアの機能も低下させてしまいます。きちんと食べて、体を動かし、睡眠をとるという基本的な生活習慣を整えるだけでも、体の抵抗力を高めることができます。肌の不調は、体から発信されるSOSと捉えて。
Point3 リラックスタイムを意識して設けストレスコントロールを
春は環境の変化や、冬から春への季節変化で自律神経が不安定になりやすい時季。心身のストレスや、自律神経の乱れは肌のゆらぎにつながります。夜はアロマを焚いたり、お風呂にゆっくり浸かるなど、意識的に安らぎ時間を作って、交感神経をオフモードに切り替えましょう。
Point4 良質なオイルを取ってセラミドの生産を促す
肌の潤いの元となる細胞間脂質の成分の半分は、セラミド。そのセラミドの材料はコレステロールなので、毎日の調理に使う油にこだわってみましょう。サラダにはオメガ3が豊富なエゴマ油や亜麻仁油、加熱にはコメ油やオリーブ油など、用途別に良質な油を摂取して。過剰なオイルカットは肌の保湿力低下につながるため、気をつけましょう。
早め早めの"肌じたく"で、敏感肌の季節に備えましょう。
是非、ご一読ください。
雑誌『25ans/ヴァンサンカン』2018年4月号(2月28日発売 掲載ページP294~295)
特集『エレ女の「ハッピーSMILE」の秘訣Vol.4』に当院のボトックス注射治療が紹介されました。
今回、奥田雅子さん、沖野真紀さんの2名の『エレ女(エレガントな女性)」が、ボトックス注射を体験されました。
●エレ女 File 07 奥田雅子さん
施術内容:目尻のメソボトックス、オトガイのボトックス注射
マナー講師をされていている奥田さん。特に就活ヘアメイク講座を得意として、内外両面の美容に広く精通していらっしゃいます。「エレガントな女性」の佇まいが生涯の目標とのことです。
ボトックス治療は、今回で3回目。
「初めての施術前は"ボトックスが効きすぎて表情がなくなるのでは..."という心配が無かったと言えば嘘になりますが、私と同年代の美しい友人たちはみんなボトックス治療を受けていたので、不安よりも"もっとキレイになれる!"というワクワクした気持ちのほうが大きかったですね。」
疑問がクリアになってからでないと、やっぱり不安になりますから、カウンセリングはとっても大事です。今回は、目の下のシワについてとことん相談し、自然な表情をキープできるよう筋層に深く打たないメソボトックスを選択。また、噛み締める力が強く梅干しジワが目立っていたので、あごのボトックスも併せて行いました。
そうして2つのボトックス治療に挑んだ奥田さん。お悩みはどのように改善されたのでしょうか。
長い時間メイクをしていても目元にシワが寄らない、口角を思いっきり上げても表情に自信が持てると、効果を実感いただきました。
"自然な表情をキープした理想の仕上がり。シワにとらわれず毎日笑顔でいられます"
「より自然な表情を残せるメソボトックスのおかげか、喜怒哀楽の表情はバッチリ表現できるのに、真顔になった時にあったシワが目立ちにくくなりました。あごも梅干しジワが寄らなくなってなめらかに。あごのラインもすっきりしました。今まで以上に表情に自信がもてるようになって大満足です!」
●エレ女 File 08 沖野真紀さん
施術内容:眉間~鼻根部・バニーラインのボトックス、目尻のメソボトックス注射
化粧品開発アドバイザーや美容家としても活躍する沖野さん。ボトックス治療の頼もしさに目覚め、2年ほど前から3〜4ヶ月に一度くらいのペースで施術を受けているそう。前回の施術から4ヶ月半経過。目尻のシワの効果が少し薄れてきたため、リピート治療を考えているところでした。
「施術を受ける前は、不自然な顔になるんじゃないかとか、痛みが出るんじゃないかとか不安がよぎりましたが、施術を終えると、思いっきり笑ってもシワがよらないし、痛みも感じなかったので、これなら続けられると思いました。」
もともと目尻にシワが寄りやすく、笑うと目尻に深い3本ジワが刻まれてしまうことがお悩みでした。そこで、これまで以上にもっとしっかり目尻のシワを改善したいと慶田院長に相談されました。
目尻のボトックスは、左右1箇所ずつ筋肉のポイントに注射して表情筋の働きを抑え、それ以外は周囲の表層に浅く注射することで、肌表面のハリを出し、浅いシワの改善効果を狙った方法で施術。解剖学に基づいた医師の知識、美容センス、技術力が必須の注射テクニックです。
結果は、自然な笑顔が作れるのに、シワだけがさらに薄くなって感動!ますますボトックス治療がお気に入りに。
これまで目尻のシワが気になって、人前で笑うとシワがすごい、と思われていないかと、ついネガティブな気持ちになっていたという沖野さん。しかし、ボトックスという選択肢が増えたことで、素直に楽しい気持ちで笑顔を作れるようになったそうです。
"最近楽しそうだねって言われるほど笑顔が増え、毎日をハッピーな気持ちで過ごせるように"
「夫にも"最近なんだか楽しそうだね"と言われるようになりました。きっと澱みのない笑顔になって、ハッピーオーラが出ているのかもしれませんね。加齢や乾燥からくる小じわやちりめんジワは、アイクリームなどで日々お手入れをし、それだけでは難しい深い表情ジワはボトックスというふうに使い分けるのがベスト。自然にかつ確実にシワを目立たなくしてくれるので、シワに悩んでいるのなら、ぜひ取り入れてみるべきだと思います。」
額や眉間・目尻にできる表情ジワは、老けた印象と、不機嫌な印象を与えます。
そこで、表情筋に微量のボトックスを注射すると、シワの原因となる筋肉の動きを弱め、思いっきり笑っても深いシワが寄らなくなります。
また、長いままシワを放置すると、折りジワのようにくっきりと刻まれて元に戻らない程の跡になってしまいますが、その予防効果があります。
ボトックスは、「予防と治療」二つの意味がある注入治療です。シワが深く刻まれる前の30代から治療をはじめることをおすすめします。
ボトックス注射は、比較的手軽な治療ですが、製剤や注入テクニックを誤ると、表情が不自然になったり、目元の印象が大きく変わったりする恐れがあり、信頼できる医療機関で施術が大切です。
当院は、厚生労働省認可のアラガン社製のボトックスビスタ🄬を扱うクリニックです。
また、当院の医師は全員VST認定医(アラガン社が定めている認定医制度)であり、高い技術力で施術を行います。ターゲットとする表情筋を解剖学的にしっかりと理解し、「表情の癖」「皮膚たるみの程度」「肌年齢」「眼瞼下垂の有無」など、様々な点を考慮してボトックス注射を行っています。34Gの特殊な極細を使用し、痛みが少ない点も人気です。
是非、ご一読ください。
雑誌『おとなスタイル』2018年春号(2月25日発売 掲載ページP70~71)
特集「乾燥、小じわ、不安定...ととのえたい、春のゆらぎ肌」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
乾燥が止まらない、くすむ、小じわが増えた、いつも使っている化粧品がチリチリする、化粧のりが悪いなどの、肌状態がゆらいでしまう"春"、大人ならではの不調を招く原因と対策をお伝えします。
<4つの原因が絡み合うおとなの春のゆらぎ肌>
木々が芽吹く3月。寒さが和らいできて、心地よい季節を迎えるこの時期に、肌の乾燥や小じわ、不調を感じる人が増えてきます。
5 月のゴールデンウイークが明ける頃まで、こうした"ゆらぎ肌"に悩む方が多くなります。ではなぜ、肌はゆらいでしまうのでしょうか? おとなの肌に不調が起こる原因は4つあります。
1つ目は、バリア機能の低下。湿度、気温ともに低い冬のあいだ、肌は乾燥により水分量が低下し、さらに冷えによる血行不良で栄養や水分が肌に巡らない状態 が続いてしまいます。そのため、春先の肌はバリア機能が脆弱になっていて、ちょっとした刺激でも肌は反応してしまい不調に傾きます。
2つ目の原因は、この季節多くの人が悩まされる"花粉"の刺激です。花粉は、人によっては花粉性皮膚炎という疾患を引き起こすほどのダメージになります。最近では、PM2.5を含む黄砂などの大気汚染物質と結合して飛散して、花粉単体よりも肌に大きなダメージ を与えていると言われています。そのため、花粉症でなくても肌が影響を受けてしまう人は多く、微弱でも炎症が続くことで肌はよりもろくなり、刺激により小じわが増えることもあるのです。
3つ目は、自律神経の乱れの影響です。春先は生活環境が変わりやすい時期で、知らず知らずに体も心も疲れてしまっていることが多いようです。そのため自律神経が乱れやすくなりがちで、心と密接につながっている肌の調子も不安定になります。
4つ目は、最大かつベースとなる原因おとなスタイル世代が更年期を迎えていること。これは春に限ることではありませんが、女性の肌は40代に突入すると肌のターンオーバーが遅くなり、肌本来が持つ水分を保持する力が低下してきます。さらに、更年期に入ると女性ホルモ ン"エストロゲン"の低下により、肌の水分保持力はさらに弱くなり、乾燥スパイラルに陥ってしまいます。
つまり、女性は年齢を重ねるほどに、春のゆらぎ肌に悩まされてしまうのです。
<ゆらぎ肌の主な症状>
●小じわ
水分を保持できず乾燥が進んだ肌に現れる。放置すると深いしわの原因に。
●くすみ
血行不良や肌のターンオーバーが乱れていることで起こる。
●チリチリ刺激
バリア機能が低下している状態で、かゆみや刺激を感じる。
<こんなケアを心がけましょう!>
1.紫外線ケアは早めに
シミはもちろん、肌の乾燥やシワ、たるみを引き起こす紫外線の量は、春先の3月頃から急に増えはじめます。SPF30程度の日焼け止めをヨレないよう均一に塗り、そのうえにパウダーを重ねて、紫外線防止効果を高めましょう。肌があれてしまっていると、日焼け止めの刺激が気になるという人は、ノンケミカルのタイプを選んで。
2.基本ケアを見直して
肌がゆらいでいるときは、化粧水、乳 液、クリームの基本のケアを見直してみましょう。高機能化粧品などは、脆弱な肌には刺激となる成分が配合されていることもあるので注意が必要なことも。保湿力が高く、老化を促進する肌サビを除去する抗酸化成分や、肌のターンオーバーを整える成分が配合されたスキンケアであるとなおよいです。
3.保湿力が高いアイテムを
肌がゆらいでいるときは、保湿ケアが何よりも大切。水分を補うだけでなく、水分を抱え込む能力の高い保湿成分が配合されたスキンケアを選びましょう。保湿成分のなかでも、ヤシ科の植物、ビンロウ樹の種子から抽出したアレカカテチュエキスは、保湿効果はもちろん優れた抗酸化作用もあり、おとなのゆらぎ肌にはおすすめです。
4.スペシャルケアよりも基本のケアを
肌の不調を感じると「何かしなくては!」と慌てて、スペシャルケアを投入したくなりますが、そこは我慢!そうしたお手入れは肌の刺激となって、より悪化することがあります。むしろ、化粧水、乳液、クリームの基本のケアを朝晩きちんと行ってバリア機能を高め、日焼け止めで紫外線や大気汚染物資の刺激から肌を守ることが大切です。
春は特に肌がゆらぎやすい季節です。おとなならではの不調を招く原因と、その対策を学びましょう。
是非、ご一読ください。
WEB『@PRESS』『SankeiBiz』『excite』『サンスポ.com』『BIGLOBE』 (2018年2月26日配信)
特集「20代の3割は、メイク落としの時間が30秒未満、30秒未満のメイク落としは、肌の"くすみリスク"に!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
当院監修で20代の女性を対象にメイク落としにかける時間の調査を実施しました。
その結果、20代女性の3割以上がメイク落としにかける時間が30秒未満であることがわかりました。30秒未満の簡単なメイク落としでは、顔の凹凸部分にメイクが残り、お肌の「くすみリスク」を生じさせる要因となります。
【メイク落としにかける時間】
今回の調査は、働く20代女性を対象に『生活習慣と肌への影響』について実施したもので、その中で「しっかりメイク」(平日・仕事のある時にするメイク)のメイク落としの時間を調査した結果、20代女性の32.9%がメイク落としにかける時間を30秒未満と回答しています。また、20代女性の約23.1%が「メイクを落とさずに寝てしまうことがある」と答えており、メイクが残ったままの状態が長時間続く生活をおくっていることが明らかになりました。
【雑なメイク落としによる「くすみリスク」とその対策】
実は、30秒未満の簡単なメイク落としでは、小鼻や目の下など顔の凹凸部分にメイクが残っていることが確認された実験結果があります。肌に残ったメイクは、メイクの油脂が酸化し、肌への刺激となって炎症を誘引します。そして、炎症をきっかけとして、肌を守るために大量に産生・放出されるメラニンはくすみの原因になるのです。それだけでなく、肌の炎症は角層機能の低下や乾燥を招いてさらなる「くすみリスク」となります。この実験結果からも、30秒未満のメイク落としは、顔の凹凸部分に「メイクぐすみ」を生じさせる可能性が考えられます。
当院では、診察の前に患者様ご自身でメイクを落としていただくのですが、ミルククレンジングを使っていた頃は、メイク汚れが残っている方が案外多くいらっしゃいました。オイルクレンジングなら高い洗浄力があり、こする必要もなく短時間で乳化するので、毛穴の奥や目周りもメイク残りなくスッキリ洗うことができます。メイクやご自身の肌に合った『正しいクレンジング』で、「メイクぐすみ」を予防していきましょう。
【働く20代女性の3割が、メイク落としを30秒未満で済ませている】
調査の結果、3割の方が「しっかりメイク」した日でもメイク落としに30秒未満の時間しかかけていません。メイクをしっかり落とすためには、数十秒を惜しまずしっかりメイクを落とすことが大切です。
Q.あなたが普段、お顔のメイク落としにかける時間は、平均してどれくらいですか。
※ポイントメイク落としと、メイクを落とした後の洗顔を除いた時間をお答えください。メイク落としにかける時間(しっかりメイクの日)
⇒30秒未満 32.9%
【メイクを落とさずに寝る経験がある 23.1%】
2割以上の方が「メイクを落とさずに寝てしまうことがある」と回答。これは、朝メイクをして出勤してから翌朝までの長時間、肌をメイク漬けにすることになり、大きな肌ダメージにつながっています。
Q.あなたは普段、お顔のメイクを落とさずに寝てしまうことはありますか。
メイクを落とさずに寝る経験
⇒ある23.1%
⇒ない76.9%
【短時間の雑なクレンジングでは、顔の凹凸部分にメイクが残りやすい】
頬のメイクは落ちていますが、小鼻や目の下など凹凸が部分ある部分には、一部にメイク残りが見られます。この状態で眠りにつくことは、皮脂やメイクの油脂成分が酸化する原因となり、「くすみリスク」につながります。
【「くすみリスク」に配慮したオイルクレンジングのススメ】
●理想的なクレンジング方法
アイホールと鼻の毛穴にはメイクが残りがちになるため、クレンジング剤を手のひらで温めしっかり乳化させる様なイメージで、くるくる円を描きながら馴染ませます。まつげや目回りは、力の入りにくい薬指を使うようにすると良いでしょう。
その後、微温水(36℃)で20回程度すすぎます。すすぎ残しは生え際と首に多いため、特に丁寧に洗うことを心がけてください。お風呂で洗う場合は、熱いシャワーを勢いよく顔に当てるなどせず、洗面器に張ったぬるま湯で洗い、最後に弱流水のシャワーでしっかり流してください。
●オイルクレンジングのメリット
オイルクレンジングは、擦らずとも短時間で乳化し、毛穴の奥や目周りもメイク残りなくスッキリ洗うことができる高い洗浄力があります。近年のクレンジングオイルは、潤い成分を落とし過ぎる心配も少なく肌への負担を軽減します。また、オイルクレンジングは、テクニック不要でサッと落ちるので、不器用さんがミルクやジェルクレンジングで長時間擦るよりも肌の負担が少なくて済むという点もメリットの一つです。
雑誌『美ST』2018年4月号(2月17日発売 掲載ページP88)
特集「不調なときはイクしちゃダメって現実的じゃないから『ゆらぎ肌』、すべてをやりつくした私の結論」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
肌が敏感に傾いていると時、「メイクもスキンケアも中止して皮膚科へ行く」のが正解なんて皆さま百もご承知の事と思います。とは言っても、メイクは社会人としての礼節とも言える行為、日々、メイクしなければならないのが現実でしょう。そして、皮膚科へ行くほどでもない症状だけれど、肌が不調という時もあります。様々な状況で、具体的に「どうすべきか?」を徹底検証していきましょう。
≪敏感肌のタイプを探れば対処の仕方がわかります≫
酷い肌荒れをおこしているなら、メイクもスキンケアも、使用中の化粧品の一切を一旦中止し、皮膚科専門医の診察を受けて加療することが肌荒れ改善の早道です。
「皮膚科にかかるほどでもない肌のゆらぎが生じている」、「仕事などがありメイクが不可避」、という状況は多いと思います。一口に敏感肌と言っても、個々の症状や重症度は異なり、もともとの肌質・体質も違います。まずは、自分が『どんなタイプの敏感肌』なのかをある程度見極め、低刺激かつタイプに合った化粧品を使うのが大前提です。それに加え、ストレス対策や規則正しい食生活など、ライフスタイルの見直しも肝心です。
{あなたの「ゆらぎ肌」タイプはどれ?}
チェック項目:多いものが該当する肌(下記のA~Eに振り分け)
☑春先や秋の終わりに肌の調子が悪い→A
☑乾燥や紫外線にさらされると赤みやかゆみが出る→A
☑花粉症だ→A
☑生理前になると吹き出物が出たり、肌がごわつく→B
☑体調が悪化した時、一番に肌に出る→B
☑PMS症状が重い→B
☑合わない化粧品を使うとすぐ赤くなる→C
☑食品や薬などにアレルギーがある→C
☑パッチテストをして赤くなったことがある→C
☑子供の頃アトピー性皮膚炎があった→C
☑寒かったり、走ったりすると、頬や鼻の赤みが目立つ→D
☑肌をこすると真っ赤になる→D
☑肌がつっぱりやすい、乾燥しやすい→D
☑自分の皮脂でかゆくなったことがある→E
☑オイリー肌だと思う→E
☑くすみがちだ→E
☑吹き出物が出やすい→E
☑Tゾーンが脂っぽいのにカサカサする→E
☑毛穴が目立つ→E
☑父親が禿げている→E
敏感肌のタイプ
【A】 季節の変わり目に肌が揺らぐ「季節性敏感肌」
【B】 体調や生理周期に左右されやすい「ホルモンバランス敏感肌」
【C】 化学的な刺激に弱く、かぶれやすい「アレルギー肌、アトピー肌」
【D】 摩擦など物理的刺激に弱い「薄い肌」
【E】 皮脂と水分バランスが悪い「オイリー敏感肌」
≪ゆらぎタイプ別、それぞれの肌に合う化粧品の選び方、基準は?≫
チェックリストで自分がどのタイプかを調べたら、実際にどんなスキンケアを使用すればよいかをチェックしましょう。複数のタイプが該当する場合は、よりチェック項目が多くついたほうを優先し、少ないほうも参考にしてください。基本的には刺激が少なく、保湿力が高いものをおすすめします。添加物フリーやセラミド入りなど、敏感肌・乾燥肌向けと書かれているものが安心です。一見安全そうなオーガニック処方でも、肌に合わないこともありますので、目立たない部位でテストし、万一赤み・かゆみが出たら洗い流してください。
【A】 季節性敏感肌
⇒アレルゲンに触れさせない!イオンバリアや粒子バリア機能を強化
【B】 ホルモンバランス敏感肌
⇒アロマやマッサージ、テクスチャー重視でリラックスして体調を整える
【C】 アレルギー肌、アトピー肌
⇒セラミドやヒアルロン酸含有かつ成分数が少ないシンプルコスメでアレルゲン接触の可能性を低減
【D】 薄い肌
⇒肌の底力を上げて揺らがせない!コラーゲン生成を高める機能性化粧品
【E】 オイリー肌
⇒たっぷり水分を与えつつ抗酸化作用&ターンオーバー促進するものを
自分の肌タイプを知り、正しいゆらぎ肌ケアをしましょう。
迷ってしまった時は、ご相談にいらして下さいね。
当院では、天然セラミド配合の『セラミドバリアクリーム』がゆらぎ肌に寄り添う優しい処方で人気です。
肌バリアを強化し、ゆらぎにくくする施術『エレクトロポレーション』もおすすめです。
是非、ご一読下さい。
関連リンク:
院内調合オリジナル化粧品『セラミドバリアクリーム』
雑誌『週刊女性』2018年2月20日号(2月6日発売 掲載ページP160~163)
特集「寒さ、乾燥で肌ストレスは最高潮 冬のゆらぎ肌は老け顔のもと!」に慶田院長の監修記事が紹介されました。
肌のバリア機能の低下がゆらぎ肌の原因に
「いつも使っている化粧品なのに、つけると肌がピリピリする」、「保湿をしているつもりなのに、肌がカサカサ」、「吹き出物や化粧ノリの悪さが気になる」etc。
今の時期にそんな症状に悩んでいる人は、もしかしたら「ゆらぎ肌」 になっているのかもしれません。
〝ゆらぎ肌〞とは医療用語ではなく、女性の生活の中から発生してきた言葉です。皮膚疾患として病名がつくほどの症状ではないものの、明らかに普段よりも肌の調子が落ちている。そんな肌の状態が〝ゆらぎ肌〞と呼ばれています。
例えば、花粉や汚れといった外部からの刺激があっても、肌が健康であれば跳ね返すことが可能。これを肌のバリア機能と呼びます。ゆらぎ肌は、肌のバリア機能が通常よりも落ちている状態です。その要因にはさまざまなものがありますが、今の時期は大気の乾燥や室内と外気の温度差による乾燥、花粉やホコリの付着などによる影響が特に大きいといえます。
また、女性ホルモンのバランスが崩れやすい更年期は、肌がゆらぎやすい年代でもあります。
スキンケアの三要素は、洗浄、保湿、紫外線対策。でも、この三要素と同じくらい大切なのが日ごろの生活習慣。
スキンケアの三要素の土台となるのは、食事、睡眠、腸内環境(排泄)、ストレスコントロール、運動の5本柱です。この柱のうち2〜3本がガタついてしまうと、 必然的に肌もゆらいでしまうのです。この状態を放置してしまうと、深刻なダメージを招いてしまう可能性もあります。しっかりケアをしましょう。
―ゆらぎ肌の症状-
●赤み肌
肌のバリア機能や免疫力が落ちているときに、気温差や花粉、紫外線といった外部刺激にさらされると肌内部で微弱炎症が起きることも。赤みは微弱炎症の症状のひとつです。
●かゆみ
赤みと同様、かゆみも肌の微弱炎症の症状です。また、アレルギー体質の人の場合、春先に増える花粉に肌が過剰に反応し、かゆみや赤みが引き起こされている可能性もあります。
●大人ニキビ
肌のバリア機能が低下して乾燥がひどくなると、自衛反応として角質が厚くなり、毛穴の入り口が詰まります。するとニキビ菌が炎症物質を放出しニキビができてしまうことも。
<ゆらぎ肌後の セルフケア>
保湿成分を含む モイスチャライザーを 使ったケアを
肌のバリア機能が低下している状態のゆらぎ肌は、できるだけ早くバリア機能を立て直すことが大切です。病院へ行くほどの症状ではないものの、赤みやピリピリといった肌のゆらぎが気になるときには、バームを使うのがいいでしょう。まずは刺激の少ないバームを塗って肌を保護して回復させることが 肝心です。
また、バリア機能の修復に欠かせないのが保湿です。
保湿化粧品にはオイルやバームなどの油脂類からなるエモリエントと水分保持作用のある保湿成分を含むモイスチャライザーの2種類があります。セラミドやヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸といった保湿成分を含むモイスチャライザー使ったお手入れは、確かな保湿効果をもたらすので、おすすめです。
お肌をいたわるケア方法
1. 肌への刺激をおさえるためにも、化粧水は手で塗るようにしましょう。
500円玉硬貨くらいの量を2~3回にわけてたっぷり塗ります。
2. 化粧水を両手でなじませてから、肌を軽く押さえるように塗っていきます。
目のまわりなど細かい部分は薬指の腹でやさしく塗りましょう。
3. クリームは、中指と薬指の腹を使い、肌をこすらないようにしてやさしく塗り広げていきます。美容液など、とろみのあるものも同じ塗り方を。
危険 !!
ゆらぎを放置した老け顔サインとは
●老け1 毛穴の開きが目立つ
ゆらぎ肌に適切なケアをしないままでいると、真皮層にあるコラー ゲンやエラスチンといった弾力成分がゆるんで毛穴がたるみます。 その結果、毛穴が目立つ老け顔に。
●老け2 顔全体のくすみやクマ
角質肥厚や血行不良などによって肌の老化がすすむと、顔色がくすんでしまいます。
くすみはしわ、たるみといった老化現象以上に老けた印象を与えてしまうことも。
●老け3 ちりめんじわが目立つ
水分が枯渇している状態を続けると、お肌のバリアが低下した状態となり、目元口元などに、ちりめんじわが目立つようになります。
まずはバームケアで肌の鎮静化を
ゆらぎ肌は、肌のバリア機能が乱れている状態です。肌の刺激になりにくく、じっくりと保湿ができるバームを使って肌を鎮静化し、バリア機能と免疫力を強化しましょう。
肌が弱っているときにはしっかりケアを
乾燥したり刺激に対して敏感になっている肌は、保湿アイテムでケアを。クリームやパックでしっかり保湿をしながら肌をいたわることがバリア機能回復への近道です。
<ゆらがせない肌づくり>
正しいお手入れ方法で肌の水分量を維持
肌をゆらがせないためには、バリア機能を強化することが大切です。
最近の研究では、皮膚が寒気に触れて皮膚温度が低下すると乾燥肌に傾きやすいことがわかっています。実際、皮膚科の外来にみえる患者さんのうち、1月から2月にかけては乾燥性の皮膚炎の方がほとんどです。健やかな肌を保つためにも、寒い時期はしっかりと保湿をすることが最も大切です。
保湿の効果を最大限に生かすためにも、正しいお手入れ方法を実践したいもの。
例えば、更年期の年代の方の夜のお手入れは、さっぱりしたジェルタイプのものではなく、こっくりとしたクリームなどで保湿をしたほうが効果的です。量はケチらず、しっとり感を感じるくらいまで塗りましょう。
―ゆらがせない肌への3つのアクション―
●正しい洗顔
強こするのは厳禁。こすらず短時間でメイクが落とせるので、オイルクレンジングがおすすめ。すすぎは33 ~36度のぬるま湯で行います。その後、洗顔料をしっかり泡立てて汚れを泡に吸着させたら手で優しくすすいで、洗顔料が肌に残らないようにしましょう。
●加湿を意識
加湿器を利用して部屋の湿度を高めることも乾燥対策には効果的。
寒い部屋では 加湿効果が得られないため、加湿器は部屋を暖めながら使用します。アロマディフューザーを使えば加湿とともにリラックス効果も得られておすすめです。
●しっかり保湿
肌の表面にある角層には、肌の保湿を担っている三大要素「皮脂膜」「天然保湿因子」「角質細胞間脂質」がそろっています。保湿によってこれらの三大要素をサポートすることで、うるおいのある肌を保つことができるのです。日中も保湿を意識しましょう。
クレンジング料は オイルタイプを
メイク落としは基本中のキホン。クレンジング料は30秒から1分程度は肌になじませてから洗い流しを。
しっかり保湿で 乾燥知らずに
ゆらがせないためには、まずはローションでしっかり保湿してすこやかなバリア機能をキープ。
濃厚クリームをたっぷりと
化粧水や必要な皮脂が蒸発しないよう、クリームでフタをしてうるおいを閉じ込めて。
紫外線から肌を守ってゆらぎを防ぐ
紫外線はしみやしわといった肌の老化を促進してしまう大きな要因のひとつ。
毎日のUVケア 習慣も忘れずに。
<ゆらがせない生活習慣とは>
限られた時間の中で優先すべきは睡眠
ゆらぎのないすこやかな肌のためには、毎日のお手入れはもちろん、バランスのよい食事や適度な運動、質のよい睡眠といった正しい生活習慣が不可欠です。
睡眠時間が5時間以下の日が5、4日続くと脳は酩酊状態になり、心身ともにガタついて肌の調子も低下してしまいます。睡眠時間を削ってお肌のお手入れに時間をかけるくらいなら、化粧水とクリームだけで済ませてとにかく早く寝ることを心がけたほうが得策です。
家事に仕事に育児にと慌ただしい毎日を送っている女性は、睡眠時間を確保するために時短ケアの実現も視野に入れて。
歳を重ねるごとに、回復力は弱まりますから、日々の生活習慣を見直すことが美肌への近道です。
●バランスのいい食事ですこやかな身体を作る
セラミドの材料となるのは油分。そのため、ダイエットで油の摂取量をおさえてしまうと肌がカサつきがちになってしまいます。また、身体の再生や修復にはタンパク質が必要なので、肉や魚、豆や大豆 といったタンパク質の摂取も必須。 バランスのよい食事を心がけつつ、 ヨーグルトなどの発酵食品を積極的にとって腸内環境を整えて、健康な肌を維持しましょう。
●血行を促進すれば栄養が全身に巡りやすく
血行がよくなると身体が冷えにくくなり、食べものから摂取した栄養分が巡りやすくなります。軽いウォーキングやストレッチ、水泳、ヨガなど、ストレスなくゆるゆると続けられる運動を週に2~3回行うと、体調はもちろん美肌の維持にも効果的。また、ゆっくりと湯船に浸かって血行を促進すると肌に栄養が行き渡りやすくなり、乾燥やゆらぎ肌の予防にもつながります。
●質のいい眠りの時間で肌の代謝をアップ
人間の身体は眠っている間に成長ホルモンが分泌され、再生や修復が行われます。
肌の健康のためにも、毎日6~7時 間は眠るのが理想的。
また、質のいい睡眠をとるためにも、 寝る直前にはスマホやパソコンなど脳を刺激するものを見るのは避けましょう。ゆっくり入浴する、アロマを焚くなど自分なりに眠りに入りやすい習慣を続けたいものです。
●心地いい方法で上手にストレス解消
ストレスがかかると、脳の司令塔である視床下部が疲弊してしまいます。その結果、視床下部が指令を出すホルモンや自律神経の働きが乱れ、免疫のバランスも崩れて肌のゆらぎにつながります。ゆっくりと休んだり、リラックスした状態でくつろいだり、好きなことに熱中したりなど、自分が心地いいと感じる方法で上手にストレスを解消しましょう。
―ボディクリームを塗れば 2週間で肌が変わる―
寒い季節には、顔はもちろん、手足のかさつきも気になります。
手や足は顔と比べると角層は厚いのですが、代謝が悪いのでどうしても乾燥してしまいがちです。それだけに、毎日、全身にしっかりとボディクリームを塗り続けると、2週間でかなり手触りが変わるはずです。ボディケアの際には、人さし指の第一関節にのる程度の量を手のひら 大に伸ばすのが塗布量の目安です。
肌の赤みやかゆみ、大人ニキビなど、季節の変わり目に乾燥や環境の変化が原因で起こる肌の「ゆらぎ」。そのうち治ると放置しておくと、症状が長引くばかりか肌老化の原因にもなります。
取り返しのつかなくなる前に、即刻ケアが肝心です。
是非、ご一読ください。
雑誌『日経ヘルス』2018年3月号(2月2日発売 掲載ページP20~39)
特別付録「顔が5歳若返る・パーフェクトケアBOOK」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
(掲載ページP20~)
Method2:毛穴目立ち、乾燥肌を改善
【皮脂量を調整して毛穴目立ちも乾燥も改善、こすらない!触らない!3分!エアリー洗顔】
少なくても多すぎても厄介な皮脂、2タイプの肌質に応じて「取る」「残す」「補う」を使い分ければ、コントロールできます!スキンケアをちょっと変えて、自分史上最高の美肌を目指しましょう。
〇皮脂が少ないモモ肌(普通肌・乾燥肌)
・思春期のニキビが軽かった
・子どものとき、アトピーだった
・冬は、すね・ひじ・目元がカサカサになる
長所:キメが細かい、ニキビができにくい
短所:肌荒れしやすい、乾燥小ジワができやすい
〇皮脂が多いミカン肌(脂性肌・混合肌)
・Tゾーン以外もテカる
・洗顔後、10分放置しても乾燥しない
・思春期のニキビがひどかった
長所:シワができにくい、外的刺激に強い
短所:毛穴が目立つ、ニキビ・ニキビ跡ができやすい
◎お風呂で3分!エアリー洗顔
両タイプとも「こすらず落とす」がキモ!!
皮脂量を調整するカギは洗顔にあり!"こする"刺激は乾燥や毛穴目立ちを悪化させる原因になります。肌タイプ別にこすらず不要な皮脂だけを落とす方法をマスターしましょう。
皮脂の分泌量には個人差があり、皮脂量が少ない人はキメ細やかで刺激を受けやすい"モモ"のような肌、皮脂量が多い人はシワができにくく毛穴が目立つ"ミカン"のような肌になりやすいのです。ただし、ケアの仕方で今の肌タイプを招いている人も多いのです。
洗いすぎは乾燥を悪化させます。皮脂分泌にかかわる男性ホルモンは、10~20代をピークに緩やかに減るため、女性は30歳ころから皮脂量が不十分となり、乾燥傾向になります。ですから、以前と同じ洗い方では洗いすぎになりがちです。皮脂量を調整するには、スキンケアを見直しましょう。洗顔は不要な皮脂を落とすために必要ですが、洗いすぎると、肌荒れや毛穴目立ちを悪化させる要因にもなります。肌タイプにあった洗顔方法を試してみましょう。
≪肌タイプは皮脂量で判断!≫
肌タイプは皮脂の分泌量に加えて、スキンケアの状態にも左右されます。現状の肌タイプに合わせたケアをしましょう。
●乾燥肌⇒モモ肌のエアリー洗顔を
もともとの皮脂分泌量が少ないタイプ。洗顔のし過ぎや、湿度が低い時期や環境で保湿ケアを怠ったりすることなど、誤ったスキンケアが誘発している場合もあります。
●普通肌⇒モモ肌のエアリー洗顔を
皮脂が適量なタイプ。表皮の潤いが保たれ、角質細胞の生まれ変わりは正常であり、バリア機能や皮膚再生能力も保たれます。
●混合肌⇒ミカン肌のエアリー洗顔を
Tゾーンは皮脂が多いものの、頬などは水分量が少ないタイプです。丁寧な洗顔や保湿を行っているつもりが、洗い過ぎや油分過剰になっている場合も。
●脂性肌⇒ミカン肌のエアリー洗顔を
もともと皮脂分泌量が多いタイプ。クリームやオイルなど油分を多く含む化粧品を使い過ぎの場合もあります。毛穴を埋めるメイク法も悪化を招きます。
【こすらず落とし過ぎを防ぐ、モモ肌のエアリー洗顔】
◎モモ肌は1分間置くのがポイント!!
「皮脂のとりすぎ」と「こすりリスク」を防ぐのが大切です。メイク落としは、クレンジング剤が乳化するまでに十分な時間をとることが重要です。クレンジング剤をのせて1分ほど待ちましょう。入浴時なら、温度と湿度で乳化しやすくなります。こするのはもちろん、マッサージする必要もありません。
① メイク落としを顔に5点置きして広げる
ジェル、オイル、ミルク、クリームなど好みのメイク落とし剤を額、鼻、頬、顎の5点に置いてから顔全体に広げ、手のひらで温めるように、軽いタッチで広げます。
②1分放置してなじむのを待つ
そのまま1分置いて、メイク落とし剤とメイクが馴染むのを待ちます。湯船につかりながら待つのがおすすめです。蒸気による温め効果も加わり、馴染みやすくなります。
② 軽くくるくるして乳化させる
指で軽く、くるくると円を描くようにして、メイク落とし剤を乳化させます。こすっても落ちやすくはならないので、絶対に肌をこすらず、指は浮かせるようにしましょう。
④こすらないように流す
37~38℃くらいのぬるま湯で、肌をこすらないように流しましょう。熱い湯は必要な皮脂まで落ちてしまい、水は乳化したメイク落とし剤が落ちません。
(掲載ページP30~)
美白コスメの効果が上がるスペシャルケア
密閉ケアで即、肌が明るく!
【2分美白ラップマスク】
美白シートマスクは、密着させることで有効成分の浸透を高めます。タオルスチームでやわらかくなった肌なら、より成分が浸透しやすくなります。さらに、シートマスクの上にラップを張って密閉力を高めると効果的です。ラップマスクを置く時間は、1~2分で十分です。長時間マスクを肌に密着させると刺激性皮膚炎のリスクが高まるので、長くても5分以内にしましょう。
≪用意するもの≫
美白有効成分が配合された市販のシートマスクか、市販のパック用のシートに手持ちの美白化粧水を含ませて行ってください。シートマスクを使用する場合は、商品の説明書きの使用時間や回数の範囲内で行ってください。
≪美白ラップのポイント≫
◎時間の置き過ぎは禁物!
シートマスクを長時間密着させると、逆に肌の乾燥を招くこともあります。
◎マスクの美白成分もチェック!
ビタミンC誘導体やトラネキサム酸など美白有効成分が配合されたマスクを選びましょう。
ラップマスクなら2分でOK!潤いが満ちて透明度アップ!!
●顔全体にシートを密着させる
あらかじめ化粧水で肌を整えてから、シートマスクを顔にのせ、手のひらでやさしく押さえながら密着させます。
「ポイントケア」目元ローションをなじませる!
皮膚の薄い目元が乾燥しないように、シートマスクの液を指で延ばします。
●ラップは顔の上下に分けて張る
ラップはマスクを完全に覆るよう大きめにカットし、必ず呼吸できるように鼻の穴を避けて、顔の上下に分けてはります。
●2~5分、密着!
ラップで密閉することで浸透力がアップします。5分以上は置かないように気をつけましょう。
「デコルテケア」シートマスクに残った分を首筋になじませる!
シートマスクに残った液は、保湿を怠りがちな首やデコルテになじませましょう。
●パック後はしっかり保湿
パックで肌が潤っているうちに、乳液やクリームなどの油分でなるべく早く保湿をしましょう。
(掲載ページP36~)
カサカサ、肌荒れ、くすみ、の原因はお風呂の入り方にあった!?
【やってはいけない入浴法】
美容の為に毎日の入浴は欠かさない!という女性は多いはずです。でも、肌に良かれと思って行っている入浴法が、実は肌に対して悪影響をもたらしているかもしれません。
≪お風呂に入ることは美肌にとってメリットとリスクがある≫
●リスク
・時間や温度を間違えると、乾燥肌を招く
・水道水の塩素が肌に刺激になることも
●メリット
・毛穴が開くのでこすらなくても汚れが落ちる
・血行を促進させて美肌度がアップ
・自律神経が整い、肌荒れやくすみが改善
やってはいけない入浴法①「全身を毎日石鹸で洗う」
⇒肌荒れ、くすみ、乾燥の原因に
毎日、石鹸で全身をごしごし洗うのは、実は肌に良くありません。体には皮脂腺が多くて皮脂分泌が多い部分と、そうではない部分があります。皮脂腺が多い部分には酸化した皮脂汚れが付きやすいので、毎日石鹸で洗っても問題ありません。ただし、二の腕や脚などは毎日石鹸で洗うと乾燥を招くので1日おきにしましょう。また、体を洗うのは入浴の最後にしましょう。体を洗った後はバリア機能が低下するので、その後に湯船につかると、細胞間脂質などが漏出して肌がカサカサになります。
●毎日洗ってもよい部分:皮脂腺が多いのは胸の上部、両脇、背中上部です。
洗浄剤をしっかり泡立てて短時間でなでるように洗い、十分にすすいでください。その他の部分は、すすぐときに流れる洗浄剤だけでも十分です。
●さらに美肌になるポイント:洗浄剤はしっかり泡立て、手のひらで洗うとしっとり肌になります。
やってはいけない入浴法②「肌がふやけるほど長くつかる」
⇒乾燥肌の原因に
やってはいけない入浴法③「髪や体を乾かすのに10分以上かける」
⇒乾燥肌の原因に
●さらに美肌になるポイント:ドライヤーは低温設定とし、出来るだけ顔に当てないようにしましょう。
肌の乾燥を進めないためには、ドライヤーの温度は低めにして、風が顔や体にできるだけ当たらないようにしましょう。
やってはいけない入浴法④「肌が弱いのに、さら湯に入る」
⇒肌荒れ、かゆみの原因に
やってはいけない入浴法⑤「入浴中にスマホを見る」
⇒肌荒れ、くすみの原因に
(掲載ページP39)
【美肌と見た目年齢に関するQ&A】
Q、甘いものはやっぱり肌に悪い?
A、食べ過ぎると、糖化による黄くすみになりやすくなります。
甘い物がやめられない、パスタやパンが大好きな人は、糖質の摂取量が多くなりがちです。摂り過ぎて代謝できなかった糖が体内でコラーゲン線維やエラスチンなどのたんぱく質と結びつくと変質します。この"糖化"作用によって肌の弾力性や柔軟性が下がり、肌のたるみなどにつながります。
是非、ご一読のうえ、スキンケアにお役立て下さい。
雑誌『BAILA/バイラ』2018年3月号(2月12日発売 掲載ページ別冊付録 逆転女子のためのアンチエイジングBOOK P61)
特集「CHAPTER4 NTJ(眠い 疲れた 時間ない)な大人のための美容医療」に当院のケミカルピーリングが紹介されました。
『NTJ』(眠い 疲れた 時間ない)とは、『TKG』(卵かけご飯)に次ぐ、新Wordになりそうな予感がいたします。日本人は世界でも群を抜いて、平均睡眠時間が短い国民と言われていますが、中でも30代~40代の女性は、仕事と家族のケアなどで自分の睡眠時間を削っているのが現状です。そんな中で、スキンケアだって『時間帯効果を意識した効率スキンケア』が欠かせません。「長時間かけてだらだらスキンケアするくらいなら、30分でも多く寝てほしい」というのが医師の本音だからです。
そんな分単位でスケジュールをこなす、忙しい女性には、『美容医療の即効&効率美容』がおすすめです。当院にいらっしゃる患者様はみな、お忙しい時間を割いて、いえ、忙しいからこそ、確実な結果を求めて受診されます。
今回、美容ジャーナリストの小田ユイコ様が信頼をよせるクリニックとしてご紹介いただきました。小田ユイコ様は、多数の有名美容雑誌、ファッション誌のコラム執筆や監修、正しい美容知識の啓発活動などで知られる重鎮です。美容クリニックのご取材経験が多い小田様がプライベートで通うクリニックということで、編集部よりお声がけいただきました。いくつもある肌質改善治療メニューの中で、小田様もハイリピートされている当院一番人気『ケミカルピーリング』と『フォトフェイシャルM22照射』のゴールデンコンビをご紹介いただきました。(誌面の都合で、ケミカルピーリングのみ掲載されています。)
ケミカルピーリングは、角質の表面を穏やかに溶かすことで、肌の代謝を高めたり、毛穴の詰まりを改善したりする効果があります。銀座ケイスキンクリニックで行うのは、『ミルクピール』とも呼ばれる乳酸を使用したケミカルピーリング。乳酸のマイルドなピーリング作用で、ターンオーバーがとどこおり、くすんでしまった肌に刺激を与え、溜まったメラニンを排出して明るくみずみずしい肌を再生することができます。また、皮膚の角層をごく薄く溶かし、毛穴のつまりを解消することで、ニキビのはじまりである白ニキビをできにくくします。
施術直後から、なめらかな肌触りになり、見た目の透明感や化粧ノリもアップする、脂性肌、乾燥肌、ノーマル肌、ほぼ全ての肌質の方にお勧めできる施術です。
医師が個々のお肌の状態に合わせてピーリング剤の濃度を選び、塗布する時間を調整します。施術中は少しむずむず~ピリピリする程度で、赤みや皮むけなどのダウンタイムがなく、撮影でお忙しいモデルさんにも人気。Dr.施術の安心メニューです。
最新の光治療フォトフェイシャルM22照射や、レーザーフェイシャルと呼ばれるジェントルレーズプロ照射、イオン導入、無針メソセラピーと呼ばれるエレクトロポレーションなどと組み合わせると、よりキメの整った透明美肌へと導きます。
この取材で、実際に当院のケミカルピーリングをお受けになったスタイリストI様は、くすみがちで、シミと小鼻のぽつぽつ毛穴がお悩みでした。施術直後から肌がなめらかになり、ワントーン明るさがアップ、シミもほんのり薄くなったと、その効果にご満足いただきました。
是非、ご一読ください。
関連施術:
・ケミカルピーリング(乳酸ピーリング)
・フォトフェイシャルM22(光治療・IPL)
・ジェントルレーズプロ(Gentle LASE Pro)
・イオン導入(イオントフォレーシス)
・エレクトロポレーション(無針メソセラピー)
雑誌『MAQUIA/マキア』2018年3月号(1月23日発売 掲載ページP176~177)
特集「なんとなく不調から、ニキビ、敏感肌まで転ばぬ先の化粧品、おまもりコスメ100名鑑」に慶田院長監修記事が掲載されました。
過酷な乾燥シーズンを迎え、春先に向けて肌が揺らぎがちな季節です。お困り肌のケアや予防も、賢く選べば、もう不快症状に悩まなくなります!
【ゆらぎ、敏感、大人のニキビetc..."肌の困った!"はなぜ起きる?どうケアする?】
ゆらぎ肌や敏感肌が増えていると言われている昨今、なぜ肌はカサついたり、かゆくなったり、大人のニキビができたりするのか?原因がわかれば、正しいケアが見えてきます!!
◎ほとんどの"困った!"は細胞間脂質の量と質に原因が...
バリア3大要素の潤いへの役立ち度合いは、「細胞間脂質80%、天然保湿因子17%、皮脂膜3%」
皮膚の潤いには水分を抱える力が重要です。肌の潤いを保持する3大要素ののうち、水分保持は、セラミドなどの細胞間脂質が大きく担っています。細胞間脂質の量や質が低下すると、バリア機能が乱れ、少しの刺激で炎症を起こしてしまうのです。
●ゆらぎ肌を侮るなかれ。放っておけばエイジングに!
ゆらぎ、敏感、大人ニキビができる時は、いくら潤いを与えても乾燥します。それは、角層細胞のあいだの細胞間脂質が乱れているからです。いくら水分を与えても、細胞間脂質が整わないと逃げていってしまいます。化粧水やジェルなどで水分を一時的に補っているだけでは効果を感じにくいはず。細胞間脂質が乱れると外的刺激を受けて炎症を起こしやすくなります。また、間違ったケアで炎症を長引かせてしまうと、それがエイジングの引き金になり、シワやくすみにつながるため、ゆらぎ肌を侮ってはいけません。潤いを逃がさないようにするには、角層が自らの力で水分を抱えこめるよう、ターンオーバーを整えることが肝心です。ゆらいだ肌に余計な刺激を与えないよう、肌にやさしく適したコスメに切り替えることも必要でしょう。ただし、炎症がひどい場合は、皮膚科に受診し、敏感肌は炎症を長引かせないことが何より大事です。
【根本から肌を立て直したい!原因を徹底究明】
≪冬ならではの原因5つ≫
① 毛足の長いニット
チクチク刺激が負担に!異物が触れるのは肌にとってストレスです。髪の毛と同様、ニットの毛先は肌にとっては硬いものです。乾燥でバリア機能が弱まった肌にチクチクと刺さると、バリア機能低下を助長します。
② 空気の乾燥
角層の水分量が大幅にダウン!夏は70%以上あった大気の湿度が、冬は30%以下になります。この様な乾燥した大気に肌の水分が奪われるとバリア機能低下が加速。外的刺激を受けやすくなり、スキンケアで潤いを与えても抱えていられなくなります。
③ 寒さ
角層が隙間だらけに!寒気にさらされると、角層の細胞と細胞の接着部であるタイトジャクションが弱くなり、細胞と細胞の間に隙間ができてしまいます。皮膚温の低下により皮膚内部の潤いが蒸発しやすい肌になってしまうのです。
④ 免疫力ダウン
風邪をひいてもゆらぎ肌に!風邪やインフルエンザにかかると、免疫をつかさどるリンパ球や白血球の数が減り、免疫力が低下します。このような状態では肌の免疫力も低下しやすく肌も荒れがちに。免疫力の回復までに1カ月ほどかかることもあります。
⑤ 運動不足
巡りが悪くなり代謝ダウン!寒さのせいで運動はおろか、歩く時間も減るなど運動不足になりがちな季節です。血流が悪くなると酸素や栄養不足で代謝が滞り、角層細胞が未熟になると、バリアのもとである細胞間脂質が減少してしまいます。
≪1年を通じての原因5つ≫
① 女性ホルモンの乱れ
生理前は角層が重層化!生理前、プロゲステロンが優位になると皮脂線が活性化し、過剰な皮脂が刺激となり毛穴部分の角層が厚くなって毛穴が詰まります。毛包内に皮脂がたまりやすい状態になると、大人ニキビも悪化する可能性があります。
② 栄養バランスの乱れ
肌の材料は「食べ物」!コンビニや外食ばかりだと、肌再生に必要なたんぱく質、ビタミンA・C・B群が不足します。腸内環境が悪いと肌の水分量も低下します。ヨーグルトなどで乳酸菌を摂ることも大事です。
③ ストレス
自律神経の乱れで肌が脆弱に!ストレスで交感神経が優位になり末梢の血液循環が低下し、肌の再生を妨げてしまいます。また、ストレスがかかると、細胞と細胞のタイトジャクションももろくなり、バリア機能が低下します。
④ 血流の低下
細胞が栄養失調に!末端の血流が悪くなると、血液から栄養や酸素が肌に運ばれない状態になり、未熟な角層細胞が生まれ、ゆらぎやすくなります。古い角層が代謝されず、ゴワつきや大人ニキビを招きます。
⑤ 花粉や大気汚染
バリア機能ダウンに追い打ち!花粉や黄砂、PM2.5、大気汚染物質が、乾燥などでバリア機能の弱った部分に付着すると、肌がSOS状態になり、赤みやかゆみ、粉をふくほどの乾燥肌になることもあります。
【根本から肌を立て直したい!症状別ケアのポイント】
≪かさつく≫
●セラミドを補い徹底保湿
隙間だらけになった角層を助ける保湿ケアをしましょう。セラミド系の成分や、水分を抱えこむ機能を持つセラミド系の成分や、水分を抱えこむ機能を持つ加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸、アミノ酸などの成分をしっかりと補いましょう。
≪ムズがゆい≫
●刺激を減らし、興奮状態の神経をなだめて
ごく軽い炎症でも、かゆみが出ることがあります。神経刺激で神経が興奮するので、毛先が肌に当たらないよう髪の毛をまとめたりするほか、クレンジングや保湿時に摩擦刺激を与えないことも大切です。
≪ひりつく≫
●炎症が進んでいる証拠。水もののコスメを避けて
しみやすい化粧水やジェルなどの水分の多いコスメは避けて、刺激の少ないバームかオイル、ワセリン系の軟膏を選び、ひどい場合には皮膚科を受診しましょう。時には悪化させないため、ステロイドの塗り薬で炎症を抑えることも大事です。
≪赤み≫
●室内外の気温差で血管拡張の場合も
ひりつきと同じく、炎症が進んだ状態、または、屋外と屋内の気温差で血管が拡張している可能性も、また乾燥による湿疹で赤みを帯びている場合もあります。まず敏感肌コスメで鎮静を心がけましょう。
≪大人ニキビ≫
●若いころと違い、乾燥が原因。バリア機能を高めて
過剰な皮脂分泌が原因の思春期ニキビと異なり、大人ニキビは肌がゆらいでバリア機能が落ちて毛穴が詰まることが原因です。ピーリングや酵素洗顔などでターンオーバーを促し、バリア機能を高めましょう。
≪なんとなく不調≫
●常にうるおわせ、厚すぎず薄すぎない各層に
くすむ、化粧ノリが悪い、ツヤがないのは、各層のバリア機能が低下しているからです。心が前向きであることもはだに現れるので、香りやテクスチャーが心地よいと感じるコスメをおまもりに使用するのもおすすめです。
是非、ご一読ください。
雑誌『Domani/ドマーニ』2017年3月号(2月1日発売 掲載ページP54~63)
特集<エイジング=ほぼほぼ乾燥。STOP!老けない潤いケア>に慶田院長の監修記事が掲載されました。
お手入れしても肌が乾く...ドマーニ世代の多くが感じている悩みではないでしょう。赤ちゃんの体の水分量は75%以上なのに、老人になると50%まで減るといわれています。老化し、乾いてゆくのが人間の宿命。そして肌が乾くとさらに老けて見える...。この悪循環を断ち切るのは、年齢に合わせた保湿ケアです。
今回のドマーニは、働くアラフォー女子に向けた美容・健康の大特集。アラフォー世代が今始めるべきケアをたっぷり紹介しています。
慶田院長は皮膚科専門医として、乾きのメカニズムや潤いケアについて解説しました。
肌表面の角質には、セラミドやNMFといった潤いを抱え込む因子があり、乾燥を防ぎつつ、外部刺激からバリアする役目も果たしています。これらの保湿因子が少ない状態が乾燥肌ですが、同時にバリア機能も低下するので、外部刺激による小さな炎症が起こりやすくなります。これはいわゆる未病(注:病気の手前)。自覚症状がなくても、肌の組織を少しずつ傷つけてシワやたるみを悪化させたり、敏感肌の原因になったりします。
大人の肌には、十分な量の保湿剤を使用することに加え、その潤いをキープできるように、肌自身の基礎力を育てるアプローチなどが重要です。乾きを感じながらも、ただ漠然とお手入れを続けているだけでは、肌のエイジングが進行していきます。
老けない潤いケア1:【肌を乾燥させないために、とにかく優しく扱う】
大人の肌は少しずつ弱くなっていて、ちょっとした刺激がバリア機能を低下させがち。無意識の刺激をなくすだけで、肌の潤う力はぐんと高まります。
大人の肌は、常に炎症と隣り合わせ
昔は大丈夫だったのに、最近は春先になると肌がムズムズしたり、何となく肌の調子が悪かったり...ということはありませんか?それは、乾燥によってバリア機能が低下しているサインかもしれません。
角質の保湿因子が減っている大人の肌は、少しの刺激にも敏感に反応。それが〝ゆらぎ〟です。敏感肌とは異なり一時的なものですが、さらに乾燥が悪化したり、炎症によるエイジングにつながったりするので注意が必要です。
肌は摩擦に弱いので、力を入れずに優しく扱うようにしましょう。いつもより乾燥や不調を感じるときは、低刺激なコスメを使ったシンプルケアに切り替えるのもおすすめです。また、冬の終わり~春先は花粉やホコリなど刺激となりうる要因が多いので、肌に触れさせないことも意識しましょう。
●<ブラシやコットンより、基本は〝手〟を使う>
洗顔ブラシやコットンといったアイテムは、やみくもに使うと摩擦を起こして肌にダメージを与えがちです。すべて手で行うのがお手入れの基本。肌に負担をかけず、毎日手で自身の肌の状態を確認しながらお手入れすることもできます。
●<ゆらぐ肌のために、専用の美容液を用意する>
いつもより乾燥したり不調を感じたりするときは、低刺激なコスメに替えるとよいでしょう。肌がゆらいでいるときは、いつものお手入れを一旦中止。特に化粧水がしみたりして刺激になりやすいので、調子が戻るまでお休みしましょう。
●<目元エイジングの原因は乾燥!アイケアで優しく保湿を>
目周りは特に乾燥しやすく敏感です。目元専用のコスメでしっかり保湿するとよいでしょう。アイクリームを使うときは、十分な量をこすらないようにやさしく伸ばしましょう。
●<日中の肌は、マルチプロテクトが常識>
外出から戻ったら、その日のメイクや汚れは、早めにオフするようにこころがけて。
花粉や大気汚染物質から肌を守る機能を備えた日焼け止めやミストなどもでています。積極的に取り入れて、肌を刺激による乾燥から守るとよいでしょう。
老けない潤いケア2:【基礎代謝を上げて、潤いが逃げていかない肌に】
アラフォーの肌を乾かさないために必要なのは、代謝を促すための<角質ケア>。
肌が乾燥しそう...というのは間違ったイメージ。むしろ乾燥肌こそ必要なお手入れなんです。
与えても乾くのは角層の代謝の遅れが原因
これは、水分や油分を与えて潤すケアとは異なり、肌自体の潤いを抱え込む力を育てるお手入れです。肌の表面にある角層は日々少しずつ、最も上にある細胞が自然に剥がれ落ちて下から新しい細胞が押し上げられるという代謝を繰り返しています。
この過程でセラミドやNMFといった潤いの元がつくられるのですが、加齢によって代謝が遅れると、それらの生産量も減ってしまいます。
そこでおすすめなのは、拭き取りなどの角質ケア。肌のターンオーバーを上げることで、みずみずしい肌を育みましょう。
●<洗顔後の「拭き取りケア」を朝晩のルーティーンに>
忙しいアラフォーが最も手軽に取り入れやすいのは、洗顔後の「拭き取りケア」。角質柔軟成分が配合された美容液などを、コットンに含ませて拭き取ります。量が少ないと摩擦を起こすので、たっぷり使うのがコツ。朝晩2回、もしくは夜のお手入れに組み込んで。
●<ほかに、こんな代謝アップケアを取り入れて>
拭き取りの代わりにプラス
・洗顔しながら角質ケアができる「酵素洗顔パウダー」
いつもの洗顔料に代えて、毎日もしくは週に数回取り入れて。たんぱく質に反応しても肌の潤いは奪わないので、洗い上りはしっとり。
・穏やかな効果で安心感あり「角質柔軟美容液」
古い角質が次の洗顔で剥がれやすくなるようにするもの。
・内からの巡りケアでくすみも晴れる!「炭酸ケア」
角質ケアとは異なりますが、肌の血行を促して、代謝を底上げするので、滞りがちな大人の肌におすすめ。
老けない潤いケア3:【水分は普段の3倍つけて、キメと透明感を復活】
化粧水、1か月に1本を使い切っていますか?答えがNOなら、つける量が少ないかも。水分をたっぷり補って、子供の〝キメふっくら肌〟を目ざして。
大人の肌はたっぷりの水分で見違える
理想の美肌は、キメがふっくらピチピチとした子供の肌。大人は皮膚内部の水分量が減っているので、その分だけ上から与えるケアは必要です。
化粧水はコットンよりも刺激の少ない手でつける方が肌に優しくておすすめですが、問題は量。少量をパパっと広げて終わりではなく、手のひらをくぼませてたっぷりの量をとり、2回重ねづけしましょう。
保湿成分がきちんと入った良質な化粧水をたっぷりつけ、さらに美容液などを重ねれば、肌の水分量はさらにアップするはずです。
老けない潤いケア4:【仕上げは必ず油分を仕込んで、やわツヤ肌に】
乾燥した大人の肌に艶やかな潤い感をくれるのは、油分の力。ゴワついた角質をしなやかにする効果もあるので、代謝アップにも効果的です。
皮脂の代わりにクリームでツヤを
大人の肌が乾燥して老けて見えるもうひとつの原因は、皮脂不足。
40代は閉経にむけて少しずつホルモンバランスが変化し、さらに皮脂腺の働きも衰えてくるので、皮脂の量が減ります。油分には潤いを守り、健康的なツヤを出す効果があるので、スキンケアで補いましょう。大人の肌には乳液よりも油分が多いクリームがおすすめです。
クリームをつけても乾いてしまう人は、さらにオイルなどをプラスすると良いでしょう。
スキンケアは、日々のお手入れですが、意外と思い込みケアが多いもの。今いちど保湿ケアを見直し、乾燥に負けない潤い美肌と自信をキープしましょう。
是非、ご一読ください。
雑誌『美しいキモノ』2018年春号(2月20日発売 掲載ページP235)
特集『3つの「元」が素敵の分れ目 視線を集める、パーツ美容』に慶田院長の監修記事が掲載されました。
印象の残る端正なきもの姿は、自分では意識が届きにくい意外なパーツに鍵があります。着物姿で人の目に触れ、印象に留まる「首元」「衿元」「手元」の効果的なケアを紹介する特集です。
和装を纏う時に是非気にかけていただきたいのが、美しく重ね合わされた半襟の先にのびる白く美しい首元。そこで今回、キモノ愛好家でもある慶田院長がネックケアについて解説しました。
油断しがちな「首」は、きもの姿では視線に晒される場所であることを自覚して!
顔と同様、皮膚の薄く、乾燥しがちな首は、実は顔以上にお手入れを必要としているはず。しかし「ネックケア」を日課にしている人はまだまだ少ないのが実情です。弾力やハリのなさ、シワといったエイジングサインには、パソコンやスマホなど下を向く動作による影響も大きく、姿勢の悪さも加わって、若い人でも首の横ジワを気にする人が増えています。
普段は髪で隠れているけれど、きもの姿で髪をアップにすると露わになるのが、首回りや耳からあごにかけてのエリア。首回りは、きもの姿ではむしろ視線に晒されるパーツであることを自覚して、顔と同じようにネックケアも日課にしましょう。皮膚が薄く、顔と同じくらい紫外線の害を受けるので、日中のUVケアも忘れずに。
実は、クリニックにシミが気になると来院する人の9割が、シミではなく脂漏性角化症・アクロコルドンといった、いわゆる「老人性イボ」と診断されます。
過去に浴びてきた紫外線の蓄積された影響で、30歳を過ぎると少しずつイボが増えてきます。
イボはホクロよりも皮膚の浅い部分にでき、削ってしまえば1回で消せるため、治療はずっと簡単です。CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)で浅く削り取るように除去でき、小さな物では数日で傷がふさがります。
美容皮膚科は身近なお肌のよろず相談所。敷居を高く感じず、ぜひ、美容医療も賢く利用してみてくださいね。
「銀座ケイスキンクリニック」のCO₂レーザー手術(炭酸ガスレーザー手術)
老人性イボは皮膚の浅い部分(表皮)にあるため浅い傷で済み、1回の施術で取り切れることがほとんど。ホクロやシミより簡単です。
炭酸ガスレーザーというレーザーメスで除去部位のみを蒸散させ、周囲の肌を傷めずに治療が可能。直後は赤みが出ますが、4~7日ほどでピンク色の新しい肌に生まれ変わります。傷跡も残りません。
●首のイボ CO₂レーザー手術(炭酸ガスレーザー手術)
[1~2ミリ未満 5個以上まとめて]1,500円/個
[1~2ミリ未満 20個以上まとめて]1,000円/個
[6ミリ以下 5個以上まとめて]2,500円/個
[6ミリ以下 20個以上まとめて]2,000円/個
詳しくはHPの料金表をご覧ください。
是非、ご一読ください。
関連リンク:CO₂レーザー手術(炭酸ガスレーザー手術)
雑誌『LARME/ラルム』2018年1月17日発売号(掲載ページP92~96)
特集:Moisture Skin Lesson「うるおい肌を叶える20の方法」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
しっとり潤った素肌は、いつだって女の子の憧れです。1月中旬から3月まで、乾燥がピークを迎えるこの季節でも、うるうるのお肌をキープできる、とっておきの方法を紹介します。
【乾燥肌対策にはセラミド補給!】
セラミドは水分をキープする角質細胞間脂質の主成分です。角層の間に水を抱え込む働きがあり、肌に欠かせません。逆に、セラミド不足の肌は炎症を起こしやすい状態になってしまいます。
化粧水は一度に入れ込もうとしても浸透しません。洗顔後の肌がやわらかい状態で、少量を2、3回に分けて入れ込みます。
【うるおい成分入りのファンデーションを使おう】
乾燥する季節は少しの刺激が肌あれの原因になります。肌に密着するベースメイクには、保湿成分が含まれているクリームファンデがおすすめです。皮脂が出がちなところにだけパウダーを重ねましょう。
【洗うだけでOK!酵素パウダーでつる肌ゲット!】
乾燥することで角質が硬くなり、肌のくすみやごわつきの原因になります。また、化粧水などの栄養も届きにくくなります。酵素パウダー洗顔は、毛穴の入り口の古くなった角質を溶かしてくれるので、つるっとした肌になれます。
【ベタつくのが苦手ならオールインワンコスメを!】
化粧水をつけたら上から乳液やクリームでうるおいを密封するのが理想ですが、若い世代にはベタつきが苦手で化粧水だけで終わらせるという人も多くいます。それならオールインワンタイプで効率良くケアしてみましょう。
【ポンプタイプの泡洗顔でうるおい守ってスッキリ洗う!】
もちもちの泡は角層のバリア機能を守りながら、すっきり洗い上げます。35度前後の体温に近いぬるま湯で、肌に洗顔料が残らないよう、しっかりすすぎましょう。
【真冬のパサパサ肌はとろみ化粧水液で解決!】
化粧液はさまざまなテクスチャーがありますが、乾燥肌におすすめなのはヒアルロン酸やグリセリンを配合したとろみタイプです。保湿効果が高く、乾きにくい肌にしましょう。
【電気こたつで乾燥が加速!?】
エアコンで肌が乾燥するということは知られていますが、冬は電気こたつも大敵です。高温で使うとこたつ内の湿度が下がり、熱がこもって肌の乾燥が加速するので要注意です。
【シートパックのあとはうるおいを密封!】
肌にのせている間にシートパックが乾くと、一緒に肌の水分も蒸発してしまうので装着は10分以内にし、うるおいを逃さないよう、最後はクリーム類で密封しましょう。
【うっかり唇がガサガサ...リップクリームを怠らないで!】
乾燥する季節はいつもの口紅も刺激になって唇あれの原因になります。メイク前や就寝前には必ずリップクリームを塗りましょう。また、「う」ではなく「い」の口で塗り、唇のしわをのばして塗り残しがないようにしましょう。
【女子たるもの、ハンドクリームを持ち歩きましょう】
平均気温が10度を下回ると肌が乾燥してしまいます。指の間や手首までむらなく、優しく塗りましょう。家事は薄手のゴム手袋をするなど濡らさないことも大事です。
【ヨーグルトで美肌になれる】
腸の不調はお肌にも影響します。ヨーグルトを食べ続けることで腸内環境が整うと、角層の状態も整い、肌のバリア機能が改善されることが研究されています。肌に自信がない人はヨーグルトを習慣にしてみてください。
【メイクはやさしめクレンジングで、ゆる〜くオフ】
乾燥が気になる人ほど、メイクオフには保湿力の高いクレンジングを使いましょう。アイメイクはコットンにたっぷりポイントメイクリムーバーを含ませて浮かせて、肌をなるべくこすらないようにするのが鉄則です。
【5分入浴がベストタイム!】
寒くなると熱いお風呂にゆっくりつかりたくなりますが、長時間の入浴はかえって皮脂や保湿成分が失われやすい状況になります。乾燥が気になるときは、41度前後のお湯で5分程度を目安に、入浴後はすぐに保湿が必須です!
【カチコチのひじ・かかとには尿素配合クリーム】
尿素はもともと肌が持つ天然保湿因子のひとつで、たんぱく質を分解する働きがあります。角質はたんぱく質でできているので、1週間ほど塗り続ければ、次第にやわらかい肌になります。
【くすみ、ゴワつきは専用アイテムでくすみケア!】
どんなにいい美容液でも、硬く厚くなった角層では浸透率が悪く効果も半減してしまいます。ピーリングや角質ケアアイテムで、角層の乱れを整えることがうるおい肌の近道です。
まだまだ乾燥する季節は続きます。参考にご一読下さい。
雑誌『オレンジページ おとなの健康vol.6』2018年2月号(1月16日発売 掲載ページP54~63)
特集「若いころと同じではダメ!50代からは肌をいたわるスキンケア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
<おとな世代の肌はこう変わる!>
乾燥、小ジワ、敏感肌、角質肥厚などトラブルが続出!
加齢に伴う肌トラブルの一つが乾燥です。肌のうるおいは、皮膚のいちばん表面の角質層という部位に、汗と皮脂が混ざった「皮脂膜」と、水分を蓄えて保つ「NMF(天然保湿因子)」、角質細胞同士のすきまを埋めて水分蒸発を抑える「角質細胞間脂質」があることで保たれています。ただ、これらは加齢とともに減るため乾燥が進み、小ジワも増えるのです。角質層には刺激から肌を守るバリア機能がありますが、これらの物質が減るとこの機能が落ち、敏感肌になることも。
一方、肌はバリア機能を補おうと角質を厚くしますが、加齢によりターンオーバーの速度は遅くなるので、古い角質がたまって肌がゴワつきやすくなります。
また、肌の奥の真皮層では長年の紫外線などのダメージから、コラーゲンやエラスチンなどの肌の弾力を保つ物質が劣化し、これによってたるみが生じます。皮膚を支える顔の靭帯(骨と骨をつなぐ組織)もゆるんでいくため、強くこすると切れる可能性も。
ですから、おとな世代には刺激の強いケアは禁物。肌をいたわるケアを心がけることがポイントです。
<50代からの肌をいたわる化粧品選び&スキンケアテクニック>
充分な保湿は必須!角質ケア、エイジングもプラスして
50代からのスキンケアで大切なのは、まず、若いころ以上にしっかりと保湿をすることです。化粧水などはしっとりした感触の保湿力の高いものを選び、必ず乳液やクリームなどの油分も与えてふたをし、水分の蒸発を防ぎましょう。また、洗浄力が強い洗顔料の使用洗いすぎは、潤いが奪われるのでNG。洗浄力が穏やかなものを選び、やさしく洗いましょう。
肌が敏感に傾いた場合には、低刺激の化粧品を使うこともおすすめです。また、角質が厚く肌が硬くなりやすいので、定期的に古い角質を取り除く化粧品も取り入れて柔らか肌の維持を。
さらに、シミやシワ、たるみなど自分の悩みに合った美容液やクリームなどのエイジングケアコスメも取り入れましょう。
おとなのスキンケアここがポイント!
●水分だけでなく必ず油分も補給して、潤いを逃さない
化粧水やジェルなど水分が中心の化粧品で済ませてしまう人がいますが、水分はすぐ蒸発し、乾燥してしまうので、必ず乳液やクリームなど油分を多く含むものでふたをすること。
●ピーリングコスメや酵素洗顔料で週1回は角質ケアを
おとな世代になると、ターンオーバーの速度も遅くなり、角質がどんどん厚くなっていき、肌がゴワついて化粧品の浸透も悪くなります。週1回は古い角質を取り除く化粧品でケアを。
●悩みに合わせたエイジングケアコスメもプラス
シミやシワ、たるみなど加齢に伴い、さまざまな悩みが増えます。最近は、こういった悩みに対応する優秀な商品が増えているので、積極的に取り入れましょう。
<クレンジング>
クレンジングにはさまざまなタイプがありますが、一般的に洗浄力の高い順でいうと、オイル、クリーム、ミルクとなります。オイルタイプで洗浄力が強めと感じる場合は、クリームやミルクタイプを使い、目元は専用のリムーバーと使い分けるのも良いでしょう。
ただし、洗浄力は製品によってさまざまなので、ご自身の肌質やメイクの濃さにあったものを選びましょう。肌の負担になる、こすりすぎや洗いすぎは厳禁です。
<洗顔>
洗顔アイテムでおとな世代におすすめなのは洗顔フォーム。保湿剤が配合され、一般的な洗顔石鹸よりも潤いを奪いすぎません。泡で出る洗顔フォームまたは、泡立てネットを活用し、たっぷりの泡で洗いましょう。朝も寝ている間の皮脂や汚れを落とすため、水洗いだけでなく洗顔フォームの使用を。酸化した汚れが付着したままだと、乾燥や肌荒れなどのトラブル原因になることがあります。洗顔料は洗った後につっぱり感がないものや敏感肌用を使い、しっかり泡立て、肌への摩擦を極力少なくして優しく汚れだけを落とします。小鼻などのすすぎ残しやすい部位は指で優しく触れてすすぎましょう。
洗い流す時の温度は、高すぎると水分が蒸発して乾燥の原因となり、冷水で肌温度が下がると、角質細胞同士の接着力が弱まり、細胞間に隙間ができ、バリア機能が乱れて水分が逃げていってしまいます。適温は、冷たすぎないぬるま湯(36℃前後)がベスト。洗顔後は化粧水やクリームなどで、速やかに保湿しましょう。
また、角質が厚くなりやすいおとな世代は、週1回程度のペースで酵素洗顔料を使うと効果的。たんぱく質分解酵素や脂肪分解酵素などの力で、古い角質を除去することができます。
<化粧水>
化粧水も選び方がポイントです。収れんタイプのものは、乾燥しやすいおとな世代には向いていません。しっとりした感触の保湿力の高い化粧水を選びましょう。
化粧水が浸透しにくいと感じたら、拭き取り化粧水がおすすめです。古い角質を除去でき、浸透が高まります。または、肌を柔軟にする成分が配合され、化粧水や美容液の浸透を高める効果がある、ブースターも良いでしょう。
<美容液>
美容液は、肌悩みをケアする成分が多く配合されたアイテム。シワやシミ、たるみをケアするものなど、さまざまな種類があります。自身の悩みや目的に合わせて取り入れましょう。特に目元は皮膚が薄いので、アイクリームを使うときは、十分な量をこすらないようにやさしく伸ばしましょう。
化粧水や乳液、美容液などが1つになったオールインワン化粧品は、時短になり人気ですが、油分が少ないものが多く、おとな世代はこれだけでは乾燥しがち。見た目が透明でないものは油分が多めの傾向なので、選ぶときに参考に。
<乳液>
乳液は、水分と油分をバランスよく含んでいるのが特徴です。さっぱり系のものとしっとり系のものがあるので、乾燥しやすい人はしっとり系にするなど、自分の肌に合わせて選びましょう。油分には化粧水や美容液で与えた水分を逃さないようにするふたの役割があるので、水分が蒸発しないうちにすばやく塗りましょう。手のひらでやさしくなじませればOK。
<クリーム>
乳液よりもさらに油分を多く含んでいるのがクリームです。水分の蒸発を防ぎ、保湿効果の持続も期待できる、おとな世代に加えたいアイテムです。
乾燥がひどい人は、さらりとした感触のものでなく、しっかりと硬めの感触のクリームを選びましょう。目の周りや口の周りなど乾燥しやすい部位には、重ねづけするのがおすすめです。
肌がゴワつく場合は、美容オイルもおすすめです。スキンケアの1番最後に使うと、肌を柔らかくする働きがあり、潤いを閉じ込め乾燥を防ぎます。メイク前は、化粧がくずれやすくなるので、夜のお手入れがおすすめです。
<スペシャルケア>
ベーシックなスキンケア以外に、おとな世代が加えるとよいのがシートマスクやホットタオルパック。
シートマスクは、化粧水や美容液などがたっぷりしみ込んだシート状のマスク。成分がよいのものを上手に活用すれば、肌に密着させることでの浸透が高まり、肌が柔らかくなって高い保湿効果も得られます。乾燥がひどい人は毎日使いもおすすめです。ただし、製品に記載された使用方法をしっかり守りましょう。製品に定められた時間以上に肌に付けていると、肌荒れなどのトラブルになる可能性があります。
くすみが気になる場合は、ホットタオルでのパックを。血流がよくなって、くすみや目の下のくまの改善に役立ちます。
<日焼け止め>
紫外線は年中降り注いでいるので、日焼け止めは毎日塗るのが鉄則。数値の効果を確実に得るためには、必ず2度は塗り、さらにシミができやすい頬などには、重ねづけしましょう。紫外線が強い時期に屋外で長時間過ごすときは、SPF50以上の、PA+++のものがおすすめですが、秋冬の日常生活ではSPF20~30、PA+++程度のものでもOK。
肌が敏感に傾いてきた人は、負担が少ない低刺激のものを選びましょう。
肌にムラなく均等に塗るために、パール大を手に取り、額、左右の頬、鼻の頭、あごの5点にのせ、そこから全体に伸ばします。再び同量を手に取り、同じように塗ります。頬の高い部位や、こめかみなどシミができやすい部位は、さらに重ね塗りしましょう。全体に2度塗りする時間がない時は、全体塗り1回+シミができやすい部分への重ね塗りを。
おとな世代は、乾燥やシミ、シワと悩みが増えてきます。これからは、"肌をいたわるスキンケア"へ切り替えを。その方法と、化粧品選びの参考になさってください。
ぜひ、ご一読ください。
雑誌『GLITTER』2018年2月号(1月7日発売 掲載ページP57)
特集「新年から始める自分改革!究極美人の7セルフ:3サロン美容」に当院の新メニュー「アクアフェイシャル」と「エレクトロポレーション」が紹介されました。
「アクアフェイシャル」は「美容液で毛穴を洗う」という新発想のピーリング治療です。
乳酸&サリチル酸の2種類のピーリング剤に加え、レチノールやビタミンの他、抗酸化・抗炎症作用のある成分を配合した専用の美容液を用いて、洗い流します。
スパイラル構造で滑らかなエッジのある特殊なトルネードチップで皮膚を優しく磨くことで、皮膚や汚れを浮かし毛穴の奥まで綺麗に洗浄します。
脂性肌で小鼻や眉間、顎などの毛穴の汚れ、詰まりが気になる方、ニキビにお悩み方。逆に乾燥や肌荒れが気になる方も、肌の滑らかさや透明感が増し、化粧水の浸透がグンとアップするのでおすすめです。
これまでのピーリング治療でしつこい角栓がなかなか改善せずにあきらめていた方や、ボディのニキビ、毛孔性苔癬にお悩みの方も是非、お試しください。
ジェントルレーズプロやフォトフェイシャル、イオン導入やエレクトロポレーション前に行うことで、施術の効果もよりアップします。
エレクトロポレーションは、「無針メソセラピー」、「電気穿孔法」ともよばれ、皮膚表面に特殊な電気パルス(低電圧)をかけることにより、一時的に皮膚のバリアに細かな隙間をあけて通り道を作り、そこからダイレクトに美容成分を浸透させていく方法です。
針やレーザーで傷をつけないと浸透できなかった高分子の成分を、お肌に一切傷をつけずに導入できます。
当院では、使用する導入剤にこだわり、最高品質メソ薬剤を採用。
肌の老化やダメージを修復する8種類の成長因子、ヒアルロン酸などの保湿成分、20種類のアミノ酸、2種類の機能性ペプチド、11種類のビタミン等が豊富にブレンドされていて、安全で高い効果が期待できます。
先が細い専用の導入器で、目のキワや口周りにも導入するので、気になるパーツのたるみ、ちりめんジワ、小鼻の毛穴にも効果的です。
どちらも麻酔不要、痛み、赤み、腫れなどのダウンタイムが無く、美容初心者の方でもノンストレスでお受けいただけます。
是非、ご相談ください。
雑誌『steady. ステディ.』2018年2月号(1月7日発売 掲載ページP75~79)
特集「真冬の乾燥肌レスキュー!Q&A」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
なんだか肌がガサガサ、ヒリヒリ、ゴワゴワ......。その症状、全て乾燥が原因です!乾燥に伴う肌の不調に合わせた正しい保湿ケアを知って、プルンとツヤめくうるおった肌を手に入れましょう!
●1rescue
≪砂漠級の乾燥肌を レスキュー!≫
カラカラに肌が乾いて何をしてもダメ、ひどいときには粉をふくこともある砂漠肌。いかに肌のうるおいを守るかが命題!
皆さん乾燥に悩んでいます!
Q、冬の肌悩みで 一番気になるのは?
・乾燥 69.1%
・開き毛穴 小ジワ18.5%
・テカリ ゴワつき6.8%
・赤み・ヒリつき2.8%
・くすみ2.8%
この時季の肌の悩みは乾燥が圧倒的多数!乾燥から開き毛穴などのエイジングサインや、「乾くのにテカる!」と複合的な悩みを持つ人もいます。
Q 、乾燥と併発する肌悩みは?
・1位 粉吹き 51.1%
・2位 開き毛穴・小ジワ 34.8%
・3位 赤み・ヒリつき 28.7%
・4位 テカリ・ゴワつき 23.0%
・5位 くすみ 18.0%
さまざまな肌トラブルの原因となりうる乾燥。「白く粉をふいて化粧がのらない」「いつもの 化粧品がしみる」などの声も多くあります。
Q1、どうして冬は乾燥するの?
A、一年で一番湿度が低くなるからです。
湿度が20%くらいまで下がり、乾燥を感じやすくなります。また、最近では冷気にさらされて皮膚温が下がることで、肌のバリア機能が低下することも分かってきています。
Q2、生活習慣と肌の乾燥って関係ある?
A、もちろんあります!
生活の5本柱である食事、睡眠、排泄、ストレスコントロール、運動すべてが肌に影響します。バランスよく食べているか、疲れが溜まっていないかなど、一度自分自身に問いかけてみましょう。
Q3、しっとりするオールインワンを使っているのにしっとり感が得られません。
A、化粧水と乳液をわけて丁寧なスキンケアを心がけましょう。
エイジングのサインかもしれません。20代の頃はオールインワンで十分だったかもしれないけど、うるおい不足を感じるなら化粧水と乳液両方塗りましょう。
Q4、どのくらい保湿すればいいのかわからない。保湿完了のサインって?
A、ハンドプレスして、肌が手にしっとり吸い付けば十分です。
美容液や乳液を塗ったあと、ハンドプレスしてしっとり感があればOKです。「メーカーが推奨する適量を守って使用し、乾燥が気になる部分には重ねづけをしましょう。」(水井さん)
Q5、うるおいキープにはオイルとクリーム、どちらがベスト?
A、クリームです!!
オイルを塗ったからといって肌に水を抱えられるわけではありません。セラミドやヒアルロン酸など、肌に水を抱え込む成分を含んで適度に油分のあるクリームのほうがおすすめです。
Q6、普段は美白美容液を使っていますが、冬は保湿美容液に切り替えたほうがいい?
A、美白したいならそのまま使い続けてもOKです。
Q7、化粧水と乳液の他に、ブースター、シートマスク、美容液、エイジングケアクリームを使っても肌がガサガサ。これ以上何をしたらいいのかわかりません。
A、 何かが肌に合っていない可能性があります!
シートマスクは浸透がよい分、合わない成分が入っている場合はトラブルが起こるリスクも高いです。美容液などの機能性化粧品も、刺激になるので使用を控えましょう。とにかくシンプルなケアで肌の立て直しをしましょう!
Q8、乾燥肌にも美容液は必要ですか?
A、ぜひ使ってみてください!エイジング予防にも効果的です。
湿疹を生じていないのなら、是非使ってみてください。
乾燥ケアとしてはもちろん、エイジング予防の意味でも、steady.世代はいつものお手入れに美容液をプラスしてみるといいと思います。
Q9、冬は乾燥対策をしていれば紫外線対策は必要ない?
A、紫外線ケアも必要です。
光老化の予防のためにも、日の出から日の入りまでは、365日、必ず日焼け止めは塗ってください。日常生活であれば、冬はSPF20~30のものを薄く二度塗りすれば十分です。
Q10、ガサガサの肌は化粧水の浸透も悪い気がします。どうしたらよいですか?
A、角質ケアを取り入れてみましょう!
冬は冷えて代謝が落ちやすいので、古い角質が溜まっている可能性があります。
角質美容液などの角質ケアを取り入れて、やさしくターンオーバーを促しましょう。
Q11、乾燥肌の人が控えたほうがいいお手入れって?
A、ダブル洗顔は控えましょう。
洗い過ぎると肌に必要なバリア物質が漏出して過乾燥の原因になることもあります。今は高機能のクレンジングが多く、オイルでもダブル洗顔不要なものはたくさんあります。
Q12、オフィスでの乾燥対策におすすめのアイテムを教えて!
A、デスクで使えるパーソナル加湿器がおすすめです。
エアコンが効いていると思うので、パーソナルスペースで使える加湿器で大気の湿度を上げてみましょう。
Q13、口まわりは乾燥するのに額とあごはニキビができやすい。どんなスキンケアをすればいいですか?
A、 保湿にプラスαで角質ケアをしましょう。
大人ニキビは、乾燥によってできることが多いので、保湿は必須です。
毛穴を詰まらせないように週に1回、酵素洗顔を取り入れてみても良いでしょう。
A、ピーリング効果のあるレチノール配合コスメをお手入れに加えてみるものもおすすめです。
ビタミンAの中でも穏やかなレチノールで肌の代謝を底上げしてあげましょう。角層の状態がよくなって毛穴が詰まりにくく、ニキビもできにくくなります。
Q14、夜用クリームを毎日使っていても、翌日、乾燥が気になります。保湿が足りない?
A、部屋の湿度が低いせいかもしれません。
お部屋が乾燥して、寝ている間に肌の水分が奪われているのかもしれません。加湿器をつけるなど、環境の見直しをしましょう。
Q15、目もとの乾燥はどうケアすればいいですか?
A、クリームの重ねづけor アイケア専用コスメを使用してください。
アイクリームは 高価なイメージがあるかもしれませんが、最近は3000円前後のものもありますね。顔全体につけるクリームを重ねづけするのも効果的です。
●2rescue
≪赤み・ヒリつき肌をレスキュー!≫
赤みが出たり痛みを感じたりと乾燥で揺らぐ肌。保湿もさることながら正しい方法でケアしないと症状が悪化する可能性があります!
Q16、いつもの化粧品が突然合わなくなることがあります。何が原因?
A、その日の体調や免疫力の低下で肌が敏感になっているのかもしれません。
体調や免疫力の低下でも肌が敏感に傾くことがあります。
食事や睡眠を見直してみましょう!
また、少しでも肌がピリつく化粧品があったら、症状が悪化する前に使用を控えるのも大切です。
Q17、ひりつき肌にNGなスキンケア法って?
A、 肌を擦ること。コットン使いやシート系クレンジングはお休みしましょう。
肌を擦ることはとにかくNG。
コットン使いやシート系クレンジングは一旦お休みしましょう。スキンケアは手でつけ、なじませます。赤みが出ているなら、美容液やアイクリームなど高機能な化粧品の使用も控えましょう。
Q18、赤みを簡単に鎮静させる方法ってありますか?
A、精製水を浸したコットンで水湿布です。
コットンを精製水に浸して水湿布をしてみましょう。
化粧水はノンアルコールが◎
Q19、赤みが出る=敏感肌ですか?
たまになら揺らぎ、毎日なら敏感肌です。湿疹による赤みの可能性もあります。早めに皮膚科を受診しましょう。
Q20、乾燥で荒れて肌がピリつくときに控えたほうがいいスキンケアって?
A、新しい化粧品の投入は肌が安定するまで控えましょう。
新しい化粧品をおろすのは肌の調子が落ち着くまで待ちましょう。また、肌が揺らいでいるときは自分に合う化粧水とクリームだけのシンプルなケアに切り替えてください。
Q21、敏感肌におすすめのスキンケアを教えてください!
A、肌に優しい処方のものを選びましょう。
Q22、朝の泡洗顔は必要ないですか?
A、長時間、肌に洗顔料をのせなければOKです。
夜の間に出る皮脂やスキンケアの油分が酸化すると刺激になるので、朝の泡洗顔で肌をリセットしましょう。たっぷりの泡で、肌をなでるようにやさしく洗いましょう。
Q23、乾燥や赤み対策をしたいけれど、乳液やクリームのベタつきが苦手です。
A、 ベタつきの少ない、軽め質感のクリームから肌を慣らしてください。
質感の軽いものから徐々に試して、慣らしてみてください。ベタつき=うるおいだと思う、考え方の切り替えも大事ですよ!
A、湿疹による赤みの可能性もあります。早めに皮膚科へ受診してください。
赤みが出ているのであれば、乾燥性の湿疹を起こしている可能性があります。一度皮膚科で診てもらいましょう。
●3rescue
≪開き毛穴・小ジワを レスキュー!≫
乾燥すると、毛穴の開きやちりめんジワといったあらゆるエイジングサインが出現。スキンケアとメイクの双方向で対策をしましょう!
Q24、乾燥で毛穴が目立ち、化粧ノリも最悪。どうすればファンデが密着しますか?
A、リキッドファンデは密着性があり、毛穴も目立ちにくくなります。
Q25、ファンデが毛穴落ちしたときのお直し方法を教えてください!
A、指でヨレをなじませてから広めにお粉を付けます。
ヨレた部分を指でやさしく叩き込むようになじませてから、ファンデやフェイスパウダーをくずれた範囲より広めにのせればお直し完了です。
Q26、保湿を重視するとファンデが浮きがち。どうしたら改善できますか?
A、皮脂が出るところはパウダリー系でカバーをしましょう。
化粧浮きが気になる部分はパウダリー系のもので皮脂を吸着してあげましょう。「スキンケアのあと、3分置けばメイクのヨレも少なくなると思います。」(水井さん)
Q27、美白美容液を使っているけどなかなかくすみが改善されません。
A、 体の内側から巡りをよくするケアをしましょう。
寝不足や血流が悪いことが原因かもしれません。体のケアに目を向けてみましょう。
A、美白は焦らず、根気よく続けましょう!!
美白ケアは長い目で見る必要があります。少なくとも3~4ヶ月続けて、様子を見ましょう。
Q28、きちんと保湿をしても肌色がどんより。スキンケアの問題じゃないのかな?
A、メイク時の摩擦もくすみにつながります。なるべく指でメイクをしましょう。
ブラシやチップで肌を擦ると刺激になり、防御反応でメラニンが作られているのかもしれません。練り状のチークなど、指で塗れるメイクアイテムを使うのも手です。
Q29、乾燥ぐすみが気になります。冬でも拭き取り化粧水は使ってもいい?
A、必要ありません!拭き取りより保湿に力を注いでください。
乾燥しているなら必要ないです。
Q30、アイクリームを使っているけどちりめんジワが消えません。効果的な塗り方ってある?
A、ピアノタッチで優しくなじませるのが正解です。
●4rescue
≪テカリ・ゴワつきをレスキュー!≫
冬なのにテカる、ゴワつくという悩みを持つ人は多いのに、きちんとケアできていない人が多数。今こそ正しい混合肌ケアをしましょう!
Q31、乾燥するパーツとテカるパーツのギャップがすごい。どちらに合わせてケアすればいい?
A、乾燥に合わせたスキンケアをしましょう!
皮脂で肌がうるおうわけではないので、テカる部分にも保湿は必要です。また、毛穴を詰まらせないためにノンコメドジェニック処方のアイテムを使うのもおすすめです。テカりを気にして洗い過ぎるのは厳禁です。
Q32、乾燥してゴワつく肌を手っ取り早く柔らかくする方法はありますか?
A、週に1度程度ならスクラブ洗顔するのもよいでしょう。
Q33、スキンケアをなじませているとポロポロと消しゴムのカスのようなものが出てきます。保湿が足りない?
A、化粧品同士の相性がよくないのかもしれません。
化粧品同士の相性が悪いと、成分が消しゴムのカスみたいに固まることがあります。香粧品の世界では「ヌードル現象」と呼ぶそうです。角質がポロポロと落ちているわけではありません。
Q34、乾燥もテカりも気になります。食生活で気をつけるポイントを教えてください。
A、現代人が不足しがちなタンパク質と良質な脂を積極的に摂りましょう。整腸作用のあるヨーグルトも積極的に摂りましょう。
大切なのはバランスよく食べることです。特に、不足しがちなタンパク質と良質な脂は積極的に摂取しましょう。また、腸内環境が悪いと肌が乾燥するというデータもあるので、発酵食品やヨーグルトもおすすめです。
●番外編rescue
≪ボディの乾燥をレスキュー!≫
乾燥しているのは顔だけではありません! 唇やかかと、背中など、ボディの乾燥悩みをまるっとレスキューします!
Q35、背中にボディクリームがうまく塗れません。何かよい方法はありませんか?
A、背中ケア用の便利グッズがあります!
背中ケア専用のツールを使うのもひとつの手です。また、いい運動だと思ってストレッチで体を柔らかくするのもアリですね。
Q36、かかとが一年中ガッサガサです。どんなケアをすればいいですか?
A2、週間に1回、角質を削りそのあとはきちんと保湿をしましょう。
お風呂で十分にふやかしてから角質を削り、アフターケアの保湿は必須です。また、水虫の可能性もあるので、皮膚科の受診が必要な場合もあります。
Q37、乾燥しにくいリップメイクを教えて!
A、粘度の高いグロスで保護膜をつくりましょう。
唇に残っている時間が長い、こっくりとした粘度の高いグロスを使ってみて。唇が荒れて いるならラメ入りは避けましょう。
Q38、冬はタイツやセーターで肌を覆っているのに乾燥するのはなぜ?
A、化学繊維が肌の水分奪っているのかもしれません。
化学繊維は肌の水分を奪うことがあるので、直接肌に触れるインナーはコットンやシルクなどの天然素材を選びましょう。乾燥した肌には縫い目さえも刺激になるので、無縫製のものがおすすめです。
Q39、入浴後はいつも肌がカサカサになります。
A、お湯の温度が高すぎるのかもしれません。冬場の適温は40℃~41℃です。
Q40、顔は基礎化粧品で保湿できるけど、頭皮の乾燥はどうすればいいですか?
A、頭皮用のローションや美容液があります!
頭皮専用のローションなど、スカルプケアアイテムもたくさんあります。脱脂力の弱いシャンプーに切り替えるという手もあります。
乾燥が特に気になる季節のケアは重要です!毎日のケアの参考に、ご一読ください。
WEB『mammemo/マムメモ』(1月16日掲載)
特集:『10年消えない「シミ」が1日で消えた!頑固な「シミ」は、専門医に聞くべき!』に慶田院長の監修記事が掲載されました。
『mammemo』は祥伝社が発信するママの知りたい!に応えるWEB版ニュースサイトです。ライフスタイル・ファッション・ビューティなど子育てママ向けの情報を掲載しています。
年齢を重ねると、老化のサインが忍び寄ります。急に目立ち始めた「シミ」が気になるママも多いのではないでしょうか。また、何年も美白ケアをしているのに、消えないと悩んでいたりしませんか?一般的に「シミ」と呼ばれる症状には、いろいろな種類があります。
実は、自分の「シミ」の種類を知らずに、自宅ケアをしても消えないのです。
今回は、10年間「シミ」に悩んでいた実例から、皮膚科専門医による診断の大切さをご紹介します。
●シミを消すために、お金をいくら使っているの?
今回、筆者の方も10年間、消えないシミに悩まされたひとりだそうです。頬の中心部に約1cmの「シミ」があり、市販の内服薬をはじめ、美白化粧水、ネットの口コミ、アメリカ製の濃度が高い美容液など...あらゆる方法で自宅ケアを試していました。
また、ネットで検索したお手頃キャンペーンのクリニックで数万円をかけても消えずに悩んでいました。
「シミ」といえば、高級品もしくは濃度の高い美白化粧水などでお手入れをすれば消えると思っている方は要注意です。「シミ」は種類によって、治療法がまったく異なります。
まずは、自分がどんな「シミ」なのか、専門医に診てもらいましょう。
●シミの種類はたくさん!適切な治療法も大きく異なります!
「シミ」にはさまざまな種類があり、それぞれの性質や濃さなどによって治療法も大きく異なります。
たとえば、肝斑、そばかす(雀卵斑)、日光性色素斑(老人性色素斑)、炎症後色素沈着などがあります。一方、表皮内腫瘍の一つである脂漏性角化症(老人性いぼ)も初期は隆起が目立たず、「シミ」と間違えやすい状態です。
このように、種類が多いため適切な治療方法の診断が必要です。
●専門医の適切な診断は、メンタル的にも大切!
何をやっても消えないと諦めていましたが、慶田院長が診断した結果、脂漏性角化症(老人性いぼ)と診断がつきました。つまり、「シミ」と間違えやすい種類のものだったので、これまでの治療で全く消えなかったのです。
その翌週には、適切な治療(CO2レーザー手術)により3度の通院で「脂漏性角化」を除去できました。
これまで、ずるずると悩んでいたり、いろいろな化粧品を買ったり...かかった総額費用と負担を考えるだけで、悔やんだことは言うまでもありません。
便利な時代ゆえ、「シミ」の種類をたくさん知ることができます。
しかし、信頼ある皮膚科専門医の診断には敵いません。お金をかけないと、自分の「シミ」の種類をしらないまま自宅ケアをしたりせずに、適切な診断を受けましょう。一度、原因をはじめ予算から術後のケア、予防まで相談できる専門医に相談することをおすすめします。
何より、原因と解決策を知ることで、クヨクヨした気持ちが太陽のように晴れやかに消え去ります。
是非、ご参考になさってください。
雑誌『bea's up/ビーズアップ』2018年2月号(1月12日発売 掲載ページP24~43)
特集「2018MY BEST美白コスメ」慶田院長の監修記事が掲載されました。
"最新美白"、"鉄板美白"、"守り美白"、"ピンポイント美白"で、自分にぴったりのケア法&アイテムで褒められ素肌を目指しましょう!
2018年のスタートは、美白スキンケア情報からチェックしましょう。今すぐ試してみたい高機能美容液から、デイリー使いに最適なプチプラアイテムまで、今期は幅広いのが魅力です。最新&定番まで、自分にぴったりの美白を見つけましょう。
PART03:1日中紫外線ケアをしていた【守り美白】
紫外線シャットアウトが美白への近道!
◎色白肌アを徹底的にキープする"UV&ベース"
与えるだけでなく、日々の守るケアも両立してこそ、美白の効果を最大限に発揮します。日焼け止めやUVカット力のあるベースアイテムが必須です!
●慶田院長流!"UV CARE"ワンポイントアドバイス!
量が少ない、ムラがある、首を塗り忘れる...この3点に要注意です。日の出から日没まで、天候に関わらず塗ることが大切です。
① 顔だけでなく、首からデコルテまでしっかりのばして徹底防御!薄く2度塗りしましょう。
② まぶたや手の甲にも忘れずに日焼け止めを塗りましょう。ここも焼けやすいパーツです。
UVカット+αの機能を搭載したアイテムが急増中です。ジェルやミルクタイプなど、自分に合う質感を見つけましょう。
●慶田先生流!"BASE MAKE"ワンポイントアドバイス!
必ず日焼け止めを塗った上でベースメイクを塗りましょう。パフでこすると日焼け止めが薄れてしまうので、スタンプ塗りがおすすめです。
① 顔全体に日焼け止めをしっかり塗った後、リキッドファンデなどを全体に塗って肌色補正します。
② 上からルースパウダーを薄く重ねるのがベスト、日焼け止めがヨレないように、ポンポン押さえるようなスンタプ塗りをしましょう。
ベースアイテムもSPF&PA値をチェック、今シーズンは肌なじみやカバー力の高いものが増えています。
PART06:お悩みに合わせて選びたい【ピンポイント美白】
症状に合わせた成分&アイテム選びが決めてです!
◎お悩み別に始める的確"ホワイトニングケア"
ひと口に「美白」といっても実際には色々な原因で症状が発生しているため、それらに合ったアイテムを使うのがお悩み解決への近道です。
●お悩み01:メラニンによるシミ
美白成分配合のスポッツケアを味方にしましょう!
紫外線によってできるシミは、1度濃くなると消すのは難しいため、先手のケアが大切です。
CHECK!【症状】
紫外線が当たり日焼けしやすい部分(特に頬骨〜こめかみ、鼻背など)にできやすく、境界線がはっきりした、スポット状の茶色い斑点が特徴です。
WHY?【原因】
子供の頃から浴び続け、今まで蓄積されてきた紫外線の影響です。メラノサイトが不要な時も、メラニンを作り続け、排泄も滞った状態です。
LOOK!【予防】
新たなシミ予防として紫外線対策の徹底と、トラネキサム酸やコウジ酸、ビタミンC誘導体など美白成分がきちんと配合されたケアを徹底しましょう。
●お悩み02:メラニンによるくすみ
どんより曇る肌をすっきり明るい肌を目指しましょう。
日焼けからくるくすみの他にも、摩擦でくすむ、実は肝斑だったという場合もあります。
CHECK!【症状】
①日焼けによるくすみ。
②肌を擦る刺激や湿疹の炎症によるくすみ。
③両頰にグレーがかった茶色いモヤモヤのくすみ=肝斑。メラニン起因でもタイプあり。
WHY?【原因】
①は紫外線対策が不十分。
②は炎症後の色素沈着。
③の肝斑は体質や擦る刺激が多いことや、妊娠、ピル内服などのホルモンの影響も。
LOOK!【予防】
基本の紫外線対策は必須です!湿疹や摩擦で肌が荒れている時以外は、美白成分入りのケアをしましょう。顔全体に塗りやすい美容液やクリームもおすすめです。
●お悩み03:糖化などによる黄ぐすみ
加齢と共に肌が黄ばんでくる現象です。
高血糖にならない食事と運動習慣がまず大事になります。糖化は予防に尽きるので、スキンケアも早めに対策をしましょう。
CHECK!【症状】
美白や角質ケアをしても、黄ばみや茶色みがかった感じが残り、日焼けしていないのに、二の腕内側や白目が濁って見えるのも糖化による症状です。
WHY?【原因】
過剰な糖がコラーゲン線維などのタンパク質と結合し、糖化最終産物(AGEs)に変化し、食後の急速な高血糖も黄ぐすみ進行の原因になります。
LOOK!【予防】
野菜を先に食べるベジタブルファーストな食事や、炭水化物を摂り過ぎないようにし、糖化、カルボニル化による黄ぐすみ対応のスキンケアをしましょう。
●お悩み04:角質だまりによる汚れぐすみ
肌表面のゴワつきを感じたらご用心です!
このタイプのくすみは、美白成分より肌表面の角質をオフして滑らかにするアプローチが適切なケアです。
CHECK!【症状】
全体的に肌がゴワついていたり、手触りが悪いなどの、肌表面のキメが乱れ、透明感がないのもこのタイプのくすみに該当する症状です。
WHY?【原因】
保湿不足で肌が乾燥し、バリアを補うために角層が厚く、さらにクレンジング不足でメイク汚れと皮脂が酸化し、刺激で角層肥厚することもあります。
LOOK!【予防】
洗浄力のあるクレンジングを使用してすすぎはしっかりとしてください。不要な角質が落とせる美容液やピーリング、タンパク分解酵素配合の洗顔も効果的です。
当院では、医療機関専用の高機能美白クリームやピーリング効果で毛穴目立ち解消効果のある拭き取り化粧水など、肌状態に合わせてご案内致します。是非ご相談下さい。