ボトックス修正(アセチルコリン塩化物注入)のよくある質問
【Q】ボトックス修正注射の効果はどれくらい続きますか?
【A】ボトックス修正注射の効果は、数時間~1日かけて徐々に出現し、動かなかった筋肉が少しずつ動くようになり、可動域が広がります。しかしこの効果は3~4日間程度経過すると薄れてきます。症状の回復度合いにより、1~2週間程度の間隔で2~3回繰り返していただく場合もあります。そしてご自身でも筋肉を動かし続けることで動きがよりスムーズになります
【Q】治療時の痛みはありますか?
【A】十分に冷却した上で、34Gナノニードルという極細針を使用し注射いたしますので、痛みはもちろん、施術後の内出血などのダウンタイムもかなり軽減されています。薬剤の特徴として、注射部位にピリピリする感じが生じますが、すぐに消えていきます。痛みに敏感な方や心配な方は、麻酔クリームを十分に効かせてから施術しますので、ご安心ください。
【Q】赤みや腫れ、内出血が心配です
【A】注射部位に一時的にピリピリ感・蕁麻疹反応が出現することがありますが、数分~数時間程度で消褪します。通常は、赤みや腫れなどはありません。注射の治療ですので、針跡・内出血などのリスクがありますが、当院では極細の注射針を使い、さらにStat Veinにて血管の走行を確認して出来るだけ血管を避けて注射し、内出血のリスクを最小限にしていますが、避けられない場合もあります。内出血が出た場合でも、比較的程度が軽くお化粧で隠せる程度のものです。10日~2週間かけて消褪します。
※内出血を早く目立たなくさせるフォトフェイシャル(IPL)の部分照射が有効ですので、早めにご相談ください。
【Q】アセチルコリン塩化物を短期間に何度も注入して問題ないですか?
【A】アセチルコリンはもともと生体内に存在する物質です。局所に少量を注射するだけなので問題ありません。
【Q】ボトックス注射はドクターによって差が出るものなのですか?
【A】ボトックス注射はドクターの技量によって結果が大きく左右されるので、治療を受ける際には十分に注意が必要です。
ボトックス注射は「表情筋」を緩めることで、シワを改善させる治療です。この表情筋は首から上に30以上もあります。表情筋は読んで字のごとく顔の表情をつくる筋肉なので、少しでも注入部位や量を間違えると表情の喪失や形態の変化などを引き起こしてしまいます。
「どこの部位のどの深さにどの程度の量を注射すれば、どのような変化が起きるか」というのは、表情筋の機能(起始と停止)を解剖学的にしっかりと理解していることはもちろん、経験とテクニックがあれば、調節が可能です。「表情の癖」「皮膚たるみの程度」「肌年齢」「眼瞼下垂の有無」など、様々な点を考慮してボトックス注射を行うことが求められます。