毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)集中治療のよくある質問

【Q】
どのような方が悩んでいますか?

【A】
毛孔性苔癬は東洋人の若年層に好発する皮膚病ですが、特に気にしてご相談にいらっしゃるのは、20 代から30 代前半の女性やブライダル前の女性です。「夏でも必ず腕を隠しています」「水着になるのが嫌です」とコンプレックスを感じていらっしゃる方が結構いらっしゃいます。若く美しい女性が、ファッションを制限してしまうのはとても残念なことです。治らないとあきらめずに、クリニックにご相談下さい。

【Q】
どのくらいで効果が実感できますか。目安を教えてください?

【A】
1 ヵ月~1 ヵ月半毎に3 回でほとんどの方が質感の改善効果を実感されます。角化の程度と日焼けの有無、肌の色にもよりますが、6 回お受けになるとかなり滑らかになって、色も白くなります。自己処理で黒ずんだ肌も、美白剤外用との併用で1 回毎に目立ちにくくなってきます。

【Q】
どのような併用治療が必要ですか?

【A】
毛孔性苔癬は毛穴周囲が黒ずみやすいという特徴があります。また、埋まった毛を自己処理でほじくったり、剃毛の刺激で黒ずんだりしている方も多く、ホームケアのピーリングや美白剤をご使用いただく必要があります。具体的には、ピーリング効果のあるGAローションとトレチノインナノエッグ(レチノイン酸)、美白効果の高いハイドロキノンクリームとルミキシルクリームの併用がおすすめです。また、治療効果を高め、日焼けによる角化を防ぐため、治療中は美白に効く内服薬(ビタミンC とトラネキサム酸)、日焼け止めクリームの外用と飲む日焼け止めヘリオケアも併せてお願いしています。これらは医療機関でのみ処方できる医薬品です。詳しくは「院内処方外用薬・内服薬」をご覧下さい。