シルファームXの効果と特徴
シルファームXによる肌再生のメカニズム
針傷による創傷治癒作用極細針(マイクロニードル)を皮膚に刺し、微細な傷を多数作ることで、傷孔を修復しようとする人体に備わった「創傷治癒力」を利用して肌の再生を図ります。線維芽細胞の働きが活発になり、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸が増産され、ターンオーバーが正常になり、肌のハリや質感が高まります。使用する針(チップ)は、正規販売店から輸・。入した純正品です。使い捨て仕様で、患者様ごとに毎回新しいものを開封しておりますのでご安心ください。
高周波の熱によるタイトニングとコラーゲン生成効果
マイクロニードル(極細電極針)から真皮内に直接高周波(RF)を流し、劣化したコラーゲン線維に適度な熱損傷(55~60℃に加熱)を与えます。この熱刺激により、真皮~皮下組織にかけてのコラーゲンの収縮(引き締め効果)が起こり、同時に創傷治癒作用で代謝機能が活性化して、太くて強度の高いコラーゲン線維が増産され肌を再構築します。また、高周波には、過剰な皮脂分泌を抑え、アクネ菌を殺菌する作用があるため「炎症性ニキビ」を改善し、継続治療により「ニキビができにくい肌質」へと導きます。従来機『スカーレットS』に比べて、高周波のパワーが強力になり、より深くまで熱エネルギーが届くので、効果と即効性が高まり、満足度が格段に高まりました。
目的に応じて針が刺さる深さ(長さ)や高周波のモードを切り替え、幅広いお悩みを改善
お悩みや施術部位に合わせて、針が刺さる深さ、高周波のモード、照射強度を細かく調整することで、「小ジワ」「たるみ」「毛穴の開き」「炎症性ニキビ」「ニキビ跡」「肝斑」「赤ら顔・酒さ」など様々なお悩みに応えることができます。
針の長さ
針の深さ | ターゲット層 | 効果 |
---|---|---|
0.3~0.5mm | 表層【基底膜(真皮-表皮接合部)・真皮乳頭】 | 肌のキメ・小ジワ・肝斑 |
0.8~1.2mm | 中層【真皮中層】 | 毛穴・色素沈着・肝斑・目周りのたるみ |
1.5~2.5mm | 深層【真皮深層~脂肪組織】 | 赤ら顔・酒さ・皮膚引き締め・首のシワ・ニキビ・ニキビ跡 |
3.0~4.0mm | 最深層【脂肪組織~筋膜】 | 頬、口周り、フェイスラインのたるみ・二重あご・深い傷跡 |
高周波の照射モード
■連続照射するシングルロングパルス(CWモード)
照射ターゲット:表皮~真皮全層~脂肪組織
効果:シワ・たるみ・毛穴の開き・二重あご・ニキビ跡・傷跡
従来のRF治療における一般的な照射方法です。真皮および脂肪組織の再構築と熱凝固による皮膚のタイトニング効果が得られます。
■短い照射時間を繰り返し行うマルチショートパルス(PWモード)
照射ターゲット:基底膜~真皮上層
効果:肝斑・くすみ・色ムラ・赤ら顔・酒さ・炎症性ニキビ
マルチショートパルス(PW)は、『シルファームX』独自に開発された世界初の波長です。表皮と真皮の間にある「基底膜」と真皮の「異常毛細血管」だけに選択的に作用します。もろくなった基底膜を厚く健康な状態に再構築して、真皮層の異常毛細血管を除去し、肝斑や赤ら顔の根源的な原因にアプローチします。
まぶたや目の際にも施術できる頬やフェイスライン、首への照射以外に、アイガード不要で目の下ギリギリやまぶたの上、鼻、生え際など、顔の細かい部分にも照射できるのが魅力です。特に目周りのちりめんジワ、目の下の膨らみやたるみといったお悩みには1ヶ月毎に2~3回の集中治療がおすすめです。
肌表面へのダメージが少なく、ダウンタイムが短い針電極は自動制御で皮内に刺入し、針周囲に正確に高周波が照射される安全設計です。狙った部分にのみ熱エネルギーが入り、表皮に余計なダメージを与えないため、治療による痛みや施術後のダウンタイムを最小限に抑えることができます。
銀座ケイスキンクリニックの『シルファームX』メニューフルカスタマイズ治療(医師照射)お悩みや施術部位に合わせて、針が刺さる深さや高周波のモードを切り替え、照射強度も細かく調整することで、1回の治療で「小ジワ」「たるみ」「毛穴の開き」「炎症性ニキビ」「ニキビ跡」「肝斑」「赤ら顔・酒さ」など様々なお悩みにアプローチすることができます。「肝斑があるので施術を控えていた」という方にも、小ジワ・たるみ・毛穴などの美肌治療を同時に受けていただけます。
肝斑集中治療(看護師照射)肝斑の原因は未だはっきり分かっていませんが、女性ホルモンのバランスやメラノサイトの活性、様々な炎症刺激への過敏性などが関係していると考えられています。肝斑の問題は、メラノサイト(メラニン色素を作る細胞)が常に活性化され、メラニン色素が過剰に生成されていることにあります。そのため、紫外線や頻回な皮膚への摩擦刺激、レーザー治療の刺激などで悪化や再発を繰り返すことがあります。また、近年の研究で、「基底膜」や「真皮」の老化によってメラニンを持続的に作り続けてしまうことも分かりました。
『シルファームX』は、真皮上層の「毛細血管」と表皮と真皮の間に存在する「基底膜」に選択的に作用して、肝斑の根本原因であるメラノサイト自体の活動性(暴走)を安定させ、メラニンの過剰生成を防ぎます。また、同時に真皮のリジュビネーション効果も発揮します。『ピコトーニング』とのコンビネーション治療が、より効果的に肝斑を改善へと導きます。
赤ら顔・酒さ治療(看護師照射)『シルファームX』は、赤ら顔(毛細血管拡張症)や紅斑毛細血管拡張型の酒さの原因となる〝真皮層の異常な毛細血管を排除"して、毛細血管の新生を促す〝血管内皮細胞増殖因子(VEGF-A)の働きを抑制"するなど、根源的な原因にアプローチができる治療です。また、繰り返し施術することで、毛細血管が拡張する原因となる炎症物質を大量に発生させる〝老化細胞も減少"させます。
施術後の導入サービスあり!薬剤との相乗効果でより高い美肌効果が得られる銀座ケイスキンクリニックでは『シルファームX』の施術後に、薬剤の導入をサービスで付けています。高密度に開いた針孔から、症状や目的に応じた薬剤を浸透させることで、より高い美肌効果が得られます。薬剤を導入するデバイスを『ドラックデリバリーシステム(DDS)』と呼び、薬理作用で肌質を改善するメソセラピーの意味合いも持っています。
■フルカスタマイズ治療 / 赤ら顔・酒さ治療➡『BENEV(べネブ)』導入で再生・修復『BENEV』の最高ラインMPF Rejuvenation Complex(MPFリジュビネーションコンプレックス)は、FGF(線維芽細胞成長因子)、EGF(上皮細胞成長因子)など8種類の成長因子をはじめ、ヒアルロン酸などの保湿成分、20種類のアミノ酸、2種類の機能性ペプチド、11種類のビタミン等が贅沢にブレンドされています。成長因子には、線維芽細胞を刺激し細胞の修復・再生を強力に促す働きがあります。高密度に開いた針孔から塗布することで、成長因子が肌の奥深くまで浸透し、細胞レベルで肌の老化を修復しより高い美肌効果を得られます。
■肝斑集中治療 ➡『トラネキサム酸』+『白雪注射』で美白・抗酸化
抗炎症作用のある『トラネキサム酸』と「肌再生」「美白」「保湿(潤い)」の3つの効果に特化したオールインワンカクテル『白雪注射』を導入します。加齢・紫外線・乾燥などのダメージを受けた肌を修復・再生し、潤いと透明感の高い肌に導きます。
シルファームXの痛み効果の高い外用麻酔クリームを十分に効かせてから治療を行います。頬外側や額など、部分的にチクチクした軽い痛みとわずかな温感を生じることがあります。痛みの感じ方には個人差がありますので、施術中は痛みの様子を伺いながら治療をすすめていきます。
シルファームXのリスクとダウンタイム<痛み>チクチクする程度 <腫れ> 無し <内出血> 無しマイクロニードルによる微細な針孔は2時間程度で閉じます。『シルファームX』は針を刺しますが、RFの止血効果で内出血もありません。高周波の熱による軽いほてり感は、施術後の導入(トラネキサム酸・白雪注射・BENEV)と冷却でほぼ治まります。赤みは個人差があり、肝斑集中治療で数時間、他のモードで数時間~半日程度続きますが、施術翌日にはほぼ消退します。一部目周りなど針痕が赤く残ることがありますが、メイクでカバーできる程度です。
施術6時間後から洗顔、洗髪も可能です。ただし、施術後は肌が敏感になっているので強く擦らないようにし、当日のみ入浴は短時間にしてください。飲酒も控えてください。ほてりが辛い場合は、保冷剤で冷やして下さい。翌朝から通常のスキンケア、メイクが可能です。数日間は新しい化粧品の使用を控えて下さい。
シルファームXの施術頻度や持続について肝斑集中治療の場合、2週間に1回の頻度で、『ピコトーニング』治療とのコンビネーションを推奨しています。また、アンチエイジングやリジュビネーション目的の場合、1ヶ月に1回の頻度で5回をワンクールとしておすすめしております。ご案内しています。6回程度施術を繰り返すことをおすすめしています。1回でもキメの改善効果を実感出来ますが、繰り返し治療を行うとより効果的です。施術前の状態・肌質・目的とする状態により必要回数は異なりますのでご相談ください。
シルファームXの禁忌事項について下記に該当される方は、この治療を受けることが難しい場合がありますのでご相談ください。
*キシロカインにアレルギーのある方は事前にお知らせ下さい。
・真性ケロイドの方(肥厚性瘢痕の既往はご心配ありません。)
・ご希望部位に無治療の皮膚炎や感染がある方
・重症の糖尿病・膠原病・精神疾患の方
・ペースメーカーや植え込み型除細動器を挿入されている方。
・施術部位にアートメイクをしている場合、色素の一部が反応する可能性があるので、施術が出来ない場合があります。必ず事前に医師に申告ください。
また、安全のため、他院での美容医療の治療歴を担当者にお伝えください。
※レチノイン酸等のピーリングを行っている方は治療前後1週間程使用をお控えください。