L-カルニチン
L-カルニチンとは脂肪代謝を促すアミノ酸の一種です。
体内におけるLカルニチンの生成は20代をピークに減少していきます。加齢と共に太りやすい体質になる原因の1つにLカルニチンの減少が考えられます。1日に必要とされるLカルニチン量は300~500㎎ですが、体内では肝臓で1日約10㎎しか作ることができません。1日許容摂取量は体重1㎏あたり20㎎(50㎏の人であれば1000㎎)で、毎日生涯にわたって摂り続けても安全と言われており、一度に大量摂取しても過剰分は尿中に排泄されます。Lカルニチンは野菜や果物にはほとんど存在せず、主に肉類の赤身に含まれている成分です。和食中心の日本人の場合、食事からは十分に摂ることは難しいといわれており、日本人の平均摂取量は1日あたり75㎎です。
最近では、サプリメントやクリニックでの点滴などで補うこともできます。また脂肪溶解注射の際にホスファチジルコリンと共に脂肪層に直接注入し、部分痩身の補助薬剤としても使用されています。